夏越の大祓
2018.06.30
弥生神社の夏越の大祓に次女と参列してきました。
人形に息を吹きかけて、「千と千尋~みたいだね。」と。
いろんな気持ちを落ち着かせることができました。
今年もあと半年、頑張っていけそうです。
2018.06.30
弥生神社の夏越の大祓に次女と参列してきました。
人形に息を吹きかけて、「千と千尋~みたいだね。」と。
いろんな気持ちを落ち着かせることができました。
今年もあと半年、頑張っていけそうです。
2018.06.29
私は、先日無事にお引き渡しを受けたAさんのところに、入荷したパーツを持って伺ってきました。
これで完成ですね。
Aさんは、何度もリフォームを重ねながらこの家を住みやすいものにしてきたのです。
この度ご縁があって、こうしてキッチンを作らせて頂くことができまして、本当にこの出会いに感謝しております。
「少し懐かしい印象の調理道具を置くとよいね。」とご主人とお嫁さんとお話しする様子を聞いていて、うれしくなりました。
今回は、キッチンをメインにリフォームを行なっているので、懐かしい印象の内装がそこかしこに残っていて、このチェリーのキッチンが新しいのにもうすでに馴染んでいるのが面白いのです。
2018.06.29
今日は二手に分かれて納品です。
コバヤシ君とノガミ君とで大倉山のSさんのところにテーブルと小さなカップボードの納品です。古いマンションをリノベーションしてお引っ越し後のこのタイミングで納品。
6月なのに梅雨も明けちゃって、この時期心配だったお天気は味方してくれました。
しかし、私が会社から戻ってコバヤシ君から報告を受けると、「実はテーブルがエレベーターに入らなくて、天板と脚をバラバラにして階段から運んだのです。」
そうですか・・、今回は設計士さんでもあるSさんに甘えてしまって、また置くだけの家具ということもあって、事前の現地確認をしなかったのがいけなかったです。
でもこの脚部のデザインだと、組み立て式にするとこの滑らかさが感じられなくなっちゃうから、やっぱり階段から運ぶことになっていたかなあ。でも、事前に知っていれば気持ちの準備が整ったはず。
この暑さで大変苦労を掛けました。二人ともご苦労様でした。
おかげさまで無事きれいに納まりましたね。
テーブルの滑らかさとカップボードの表面素材と取っ手のコントラストが今回のSさんのテーマでもありました。
2018.06.28
どこか懐かしい思い出を大切にかたちに表現したナラのキッチンを作らせて頂いたFさんの記事と、
どこか懐かしい声を持つNさんのキッチンとまた内田雄介さんと一緒に作らせて頂いた記事と、
チェリーで作らせて頂いたSさんのリビングボードの記事の3つのお話を掲載しました。
もし、よろしければご覧になってくださいね。
2018.06.28
世田谷 N様
design:内田雄介設計室
planning:内田雄介設計室/Nさん/daisuke imai
producer:kouhei kobayashi
painting:kouhei kobayashi
内田雄介さんから「新しくキッチンを作りたいのです。」というご連絡を頂きました。たしか、内田さんとは1歳違い(私がおじさん)ですので、感覚がとても近いように感じていて、内田さんも素直にいろいろな意見をおっしゃってくださるので、いつもとても楽しく仕事をさせてもらっております。
今回のNさんは「世田谷のちょっとコンパクトなおうちなので。」ということで、どんなにしてゆけるのか楽しみなのでした。
内田さんのアトリエは、稲城の駅から坂をふんわり上ったところにあります。
まさに長く長く日暮れ夕暮れが楽しめる丘の町ですね。
インターフォンを押すと、いつもよりも髪が長くなった内田さんがにこやかに迎えてくださいました。
「こんにちは、いらっしゃい。」
このアトリエに来るのは初めてで、それまでは内田さんのご自宅で打ち合わせをしておりましたので、また新しい内田さんの色が見えてとても新鮮です。
あれこれ見渡していると、Nさんが到着。
「こんにちは、初めまして。」
と良く響く声のNさん。
誰の声だっけ・・・、と考えていた頭に浮かんだのは武田鉄矢さん。
おぉ、これほど似ている声のかたがいらっしゃるとは。
あぁ、もう金八先生が目の前でしゃべっているようにしか聞こえない。
Nさんはとてもタイトなスーツをパリッと着こなされていて、見る限り私たちと同じくらいの世代の方に見えます。
でも、Nさんのお顔からちょっと視線を話して下を向いてメモを書き留めたりしていると、耳に入ってくる声は金八先生だ!(すみません、Nさん。)
でも、その身なりやお話しぶりように、Nさんの家に対するイメージや伝えてくださる意見はとても的確で、また内田さんのスムーズな対応もあって、キッチンのプランはあっという間にまとまりました。
今回、Nさんのお住まいはNさんがお一人でお住まいになる家ということもあって、リズムよくお話がまとまり進んでいったのでした。
でも、おひとりのキッチンだからと言っても内田さんの色は良く出たかたちになりました。
キッチンの工事が完了して、あらためてご挨拶に伺わせて頂いた時も、「何しろ男ひとり住まいだから、あまりきれいにしていなくてごめんなさい。」とNさんがそうおっしゃってましたが、いえいえ、全くきれいなキッチンで、それに揃えられている持ち物もとても魅力的なものばかりです。
Nさんらしさがよく表れています。
そして、魅力的な内田さんの設計。玄関がとてもコンパクトにまとめられているのですが、ふと左を向くと冒頭の写真のように細い洞窟のようにして階段があるのです。視線は自然と上に向かっていき、半2階に上がるにつれてゆっくりと視界が開けていき、コンパクトなダイニングとキッチンが現れるのです。でも、それがとても広く豊かに見えるのは玄関からの導入部のおかげでしょうか。そしてキッチンからダイニングを見ると、さらに半壊上ったところにあるリビングの足元が見えるのです。風が抜けるような感じで自然が導かれて広がりが生まれている。これがおもしろいように気持ちよい。空間の見せかたって不思議です。
良く図面で見ると広く見えたのに実際に見ると狭く感じたり、また、土地で見るとなんだか狭く感じるのに、建物と成った時にはかえって広く感じる。感覚的にきちんと分かるものもあれば、何かを頼りにして初めて測ることができるものもある。人の尺度って不思議です。
そういう空間を見ていて気持ちよくなりました。
キッチンもそう、1年たった今でもきれいにお使いくださっていることに大変うれしくなったのでした。
いつまでも豊かな気持ちでいられるようにNさんと暮らしを支えてください。
天板 | ステンレスヘアライン |
---|---|
扉・前板 | ナラ板目突板練り付け |
本体外側 | ナラ板目突板練り付け/ナラ板目無垢材 |
本体内側 | ポリエステル化粧板「ホワイト」 |
塗装 | オイル塗装仕上げ |
費用につきましては、お問い合わせくださいませ。
2018.06.28
杉並 S様
design:Sさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:yasukazu kanai
painting:yasukazu kanai
「リビング収納、キッチン収納について一度ご相談させていただけたらと思っております。
新築マンションに2月上旬に引越す予定でマンションの内装を担当している業者さんに相談していたのですが、家具の素材感や質感に違和感がありまして、家具屋さんをまわったりネットでも調べているうちに、貴社のウェブサイトに たどり着きました。製作例を拝見し、家具そのものもそうですが、それぞれ使い手と作り手の思いがたくさんつまった家具が出来上がるまでのストーリーがとても素敵で、何より丁寧なお仕事ぶりにこちらなら安心してお任せできると思いました。」
と素敵なお便りを頂きました。
でも、まだ自身でどのような形にされたいのかがまとまらない、ということで食器棚のイメージはおおよそまとまってきたのですが、リビングの家具は自分の好きな家具をそろえておく形にするかどうしようかと迷われていたのでした。
まずは食器棚。
お持ちのダイニングテーブルがチェリー材でできているということで、その素材からお話を広げていくことに。
個人的には、全面的にチェリー材を使った形で食器棚を作り上げたいなと思うところでしたが、Sさんとしては、床も建具も色が濃いのでキッチンの印象が重くならないように、というお考えもあって、いろいろ悩んだうえで、白く塗装をして仕上げる部分をメインに、部分的にチェリーを使う形でお話がまとまりました。
白くするのも、方法としてはメーカーで作られている白い化粧板をそのまま使う方法もありますが、今回はひと手間掛けて塗装で仕上げることにしたのです。
化粧板のままと塗装だとそれほど違うのですか、とよく言われるのですが、これは写真だとちょっとわかりにくくて、実物を見て頂けるとなるほど、と皆さん納得してもらえます。
化粧板も一般的なポリエステル化粧板を使ったオーソドックスな仕上げと、メラミン化粧板を使って角を曲げて作る方法や、薄い化粧板を3次元で折り曲げて作る方法などいろいろなものがありますが、塗装仕上げの一番良いのは、やはり表情が柔らかく仕上がるという点だと思います。
食器棚の本体まで塗装仕上げにするとかなり手間がかかって費用が高くなってしまうので、本体は化粧板を使い、扉や引き出しの前板を塗装して仕上げることにしたのでした。
扉や引き出しの前板は角を少しだけ丸めることで塗膜がのると、とても滑らかな面が取れた仕上がりになります。
また、今回のSさんのように手掛けの仕上げにすると、その部分も滑らかに塗り包むことができますので、お豆腐のように滑らかに仕上がるのです。
そして、色も真っ白ではなく、壁が少しグレー掛かったクロスでしたので、トーンを少し落とした白で仕上げています。
そして、天板とオープン棚だけチェリーを使う形にして、とても明るい印象でまとめることができたのでした。
それから、今回ちょっと面白い試みだったのは、この食器棚が間仕切にもなっていることです。
写真だとその感じが分かりづらいのですが、実は、Sさんの間取りはキッチンから洗面室に抜けられるようなになっていたのです。
でも、その出入り口を使わなくても、キッチンから一度廊下を経て洗面室に入る形でも不便が全くない、ということで、この通路を塞いで、その分食器棚を広く作りたい、という希望だったのでした。
通路を生かす形にすると、この食器棚の幅の2/3ほどの幅しか取れなくなってしまいそうでしたので。
そこで、通路は塞いで食器棚を大きくして、そのかわりにそれでうまれる段差を利用して、洗面室側からはこの出入り口を活用して、物入れとして使えるようなスペースにしたのでした。
これはSさんのアイデア。皆さんからは本当にいろいろなことを教わります。
さて、これで食器棚のプランはまとまって取付のほうも順調に終わりましたタイミングで、いよいよリビングのイメージがSさんの中でまとまってきまして、製作に着手できそうです。
この食器棚設置までの期間で、実際にご新居で暮らしてみて、何かどのように必要なのかが見えてきたのでした。
あらためて打ち合わせを行ない、形をまとめていきます。
こうしてできた形はシンプルで柔軟性がある形になりました。
あえて挙げると、パイプスペースが壁に現れていたので、そのでっぱりの印象をうすくするためにカウンターを変形させたことくらい。
あとは落ち着きのある素朴な形となったのです。
当初はテレビボードまで含めた形で予定しておりましたが、そちらはもともとお使いの家具がまだまだ使えますし、全体のまとまりを崩すような形ではなかったのでそのまま使うことになり、印象としてはダイニングのあたりをまとめる家具のような印象になりました。
さて、これでお部屋全体がきれいに整いましたね。
また、何か必要なことが出てきましたらいつでもご相談くださいね。
と、そう終わる予定だったのですが、半年ほど経った冬にSさんからご連絡を頂きました。
どうやら扉が反ってしまったということ。
「木の動きですので仕方ないとも思っているのですが、作って間もないこともあってどうにか調整して頂けるととてもうれしいのですが・・。」
ということで、ちょうど大雪が都内に降ったあと、ガリガリ言いながらSさんのところへお伺いしたのでした。
「お邪魔致します。」
とリビングに案内して頂くと、なるほど反っております。
手前に向かって乾燥して縮んでいるのでした。
エアコンはこの冬の寒さで使っていたということですが床暖房などは特になくて、それほど無理な乾燥状態で過ごしたしたこともない、ということで。
ちょうどこの時期、こういった反りが出るというお話をいくつかご相談いただいていたのです。
突板を使っているのに、こうなるなんて・・。
いずれの場合も反りが出ている時は斜めに、しかもどの扉の同じ向きに歪んでいたのです。
どの反りの場合も結局はっきりとした原因がつかめないまま、反り止め金具を使って矯正する方法を採らせて頂いたり、あまりに大きな反りの時は新しく作り直したりして、対応させて頂いておりました。
Sさんの場合も、同じようにすべての扉が同じ向きに反っています。はっきりとした原因はつかめませんでしたが、ある方法(それほど大それたことでありませんが秘密でございます。)で、反りがある程度改善できるかもしれないとお伝えして、しばらくのあいだ試して頂いていたのですが、やはり完全には戻らないので、扉に使われている基材を変えて新しく作り直す方向に。
そして、しばらくお時間を頂いてから作り直した扉をお持ちしたのです。
「イマイさんのおっしゃるように試していたためか扉がだいぶ直りました。」
春風はしっとりとSさんのリビングを流れているのでした。
「本当だ。でも、素材を変えた形で作り直してきましたので、新しいものにしますね。」
と、言うことで、カウンターより下の扉や引き出しの前板を交換させて頂いたのでした。季節はすっかり春風が吹く頃になっておりました。
無垢材にしても突板にしてもやはり木は動くものです。この動きのある扉は、今後のための勉強材料にしないと。今回はとても勉強になったのでした。
Sさん、また何かありましたらご連絡くださいね。
価格:620,000円(制作費・塗装費)
価格:690,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は30,000円から、取付施工費は90,000円から)
2018.06.27
今日ははじめさんによる2回目のベビトレヨガ教室でした。
はじめさんのクラスは、家でヨガの時間を作ってやってくださいという教え方ではなく、「子供を抱っこする時にはこのポーズができます。お母さんのウエストも引き締まりますし、お子さんも落ちないように自然と身体でバランスをとるので運動になりますし、いつもの抱っこと違うので喜びますよね。」と、生活の中に取り入れていく形で教えてくださるので取り入れていきやすいと思います。
途中で集中が切れてしまったお子さんも、脳育おもちゃを取り入れて、遊びながら身体と脳を刺激する時間になります。
今日の手作りおもちゃは「ポッとん落とし」。空間認知能力や物の大きさ・指先の感覚を刺激するおもちゃになるそうです。「前回おやつ作りの時に作ったおもちゃがすごくお気に入りなのですよ。」と嬉しそうにお話しするTさん。一緒に作ったおもちゃで遊んでくれたらうれしいですよね。今回のおもちゃもHちゃんのお気に入りになるといいですね。ご参加してくださってありがとうございました。
はじめさんのお話を聞く度に、「子育てやり直したい。」と後悔いっぱいになりますが(笑)、「子供は本能で動いている。ただその行動を注意するだけではなく、どうしてその行動をとりたいのかを知り、その欲求を満たせる場所をちゃんと別に用意してあげることでいやいや期を上手く過ごせるようになる。」ということを改めて気づかせてもらえるだけで、大きい我が子との人間関係にも活かせることだなと感じて勉強になります。ぜひ皆さんにも体験していただきたいです。次回は来週7月4日水曜日です。皆様のご参加をお待ちしております。
応募フォームはこちら → ベビトレヨガ教室
お問い合わせはこちら → Hug Baby
2018.06.25
Aさんの施工がほぼ完了。あとは入荷がちょっと遅れてしまったワイヤーシェルフを納品すれば完了。
良い印象にまとまりました。
夕ご飯の支度する音が聞こえてきそうなキッチンになりました。
いろいろと詰まったAさんの思いは、そのうちご紹介したいと思います。
2018.06.25
昨日は松戸のTさんのところに納品。
Tさんから最初頂いていたメールには、「ヒュルスタのキャビネット(写真の奥に写っている大きな引き戸と引き出しのキャビネット)に合わせたデザインでカップボードを作りたいのです、と書かれていたのです。お話を進めるうちに、しまうものの量を考えて同じデザインで吊戸棚を作り、さらには、リビングから見た時に印象をまとめられるようにと、マンションお引き渡し時に作りつけたといいう食器棚の表面材もナラ材に変えて、白いマットな塗装で仕上げた部分とナラ材の二つ色を組み合わせた家具たちができあがりました。
暮らしが整っていく様子は見ていて私もとてもうれしくなります。
ちょっとしたTさんのご提案から、たくさん集めている箸置きをしまえるトレイもバスウッドを使って作らせて頂きました。
楽しい暮らし、楽しい暮らし。
2018.06.23
昨日に続いて本日もアメリカンチェリーを使った家具。
ハンドルはKUMAさんのハンドル。
今日はSさんの食器棚の納品でした。
設置階が2階でしたので、長さ2700mmの天板が問題なく上がるかがちょっと心配でしたが、無事に完了。
雨が降る前に作業も終えることができてひと安心です。
明日は松戸のTさん、明後日は先日作業した調布のAさんの仕上げと、連日慌ただしく動いているのです。
2018.06.22
昨秋に初めてお話を頂いたAさん、4月から急ぎ足でキッチンまわりのリノベーションのプランがまとまって、いよいよ本日がキッチンの設置でした。
Aさんの基地になるんだって。楽しみです。
また月曜日に伺って完了の予定。
そうしたら、犬も亀もめだかも金魚も一緒に楽しい暮らしが始まるよ。
2018.06.22
9年前に私たちを見つけて、いろいろあってようやく家具の製作をご依頼くださったというSさん。おもわず、フフフとうれしくなる言葉です。昨日がその納品でした。
待ちに待ったお届出したのに、私がうっかりしておりまして食器棚の吊戸棚部分で再検討が必要な部分が出てきてしまいまして・・。
きれいに納められるように頑張ります。
2018.06.21
先日取材させていただいた「うさぎパン」のTさんのキッチンが掲載されている「Hana SHONAN」Vol.6の配布が開始されました!
「うさぎパン」さんは、工房イベント「クレミル」にシュトーレンやカレーパンなどを出品してくださっているTさんです。
約10年前に作らせていただいたタモ材をホワイトオイルで仕上げたキッチン。とてもすてきな記事に仕上がっていて、とてもうれしいです。皆様、ぜひ手に取ってご覧ください。
取付当時の様子はこちら→「biscotti」をご参照ください。
Tさん、いつもご協力をしていただきありがとうございます!
「うさぎパン」instagram → @usagipan28
2018.06.21
「フリーハンドイマイさんの作った家具をみられる場所はどこか近くにありませんか?」
と遠方のお客様から問い合わせをいただくことがあります。とてもありがたいことなのですが、私達の家具やキッチンは、個人宅に納めていることが多く、実物をお見せするのは、ショールーム以外の場所では難しいのです。でも1種類ありました。株式会社タックポートさんからの依頼で、図書館に納めている検索台を作らせていただいてます。
東京都(杉並区・中野区・渋谷区・豊島区)、神奈川県(相模原市)、埼玉県和光市、千葉県成田市・八街市)、福島県郡山市、新潟県新潟市、熊本県菊池市など、今までを振り返ると様々な場所の図書館で使っていただいています。
きっとお客様が知りたいのは、キッチンやテーブル・椅子などの家具のことだと思うのですが(笑)、私達が作ったという点では同じなので、何かの参考になればと思います。また、「SNSで知った家具屋さんが作ったものかもしれない⁉︎」いう目線で身の回りの家具や什器を見ていただき、より身近に感じてもらえる機会となればうれしいのです。
2018.06.19
人の気持ちは移ろいやすいものですからね。
朝起きて空が暗ければ、気持ちのトーンも少しは落ちるというもの。こういう梅雨の合間にでる晴れの日はご褒美のようにうれしくていつも以上に気持ちが軽やかになるものです。
心持もそう。
きっと毎日が晴れやかな日々よりも、時折どんよりなくらいがちょうど良いのかもしれません。
そうすると毎日が新鮮でもっと晴れやかな日を見たいって思える気持ちが強くなる。
彼方に見える希望や夢もそう。
長い冬が明けて迎える春もそう。
でも、少しずつ自分が前に進んでいるって実感がなくなったら、やっぱり止まっちゃうのだろうね。
その止まった時は、自分が満足して止まれているのか、否応なしに止まってしまったのか、人ってまわりから支えられている中でささやかな自分がいるわけですので、その理由はなかなか自分では分からないのですが、いずれにしてもそうなる時が来ても、自分で決めたのだって胸張って言えるくらいまっすぐ進んでいこうと、晴れた空を見ると思えるのです。
2018.06.19
現住所に工房が移ってから15年が経ち、身の回りの色々なものを見直して手を加えないといけない時期になってきました。
倉庫の屋根の補修に続いて、次はスタッフが毎日使うロッカーです。スタッフは今5人居ますが、ロッカーは4つしかなく、社長も使っていたので、2人のスタッフは別の場所を使ってもらっていました。「大丈夫です。」と言ってはくれるものの、揃うまでにはだいぶ時間がかかってしまいました。静かな印象のきれいなロッカーが出来上がりました。
<お知らせ>明日の「ベビトレヨガ」教室は休講となりました。次回は6月27日(水)の予定です。お楽しみに!
2018.06.17
あるホテルの洗面所のドアを数部屋分作り替えるというお仕事をいただきました。
シナ材を使って形を作り、枠の部分を作り、塗装をして。どういう風にその物が出来上がったのかの過程を知ると普段バタンッと閉めてしまうこともあるドアを静かに閉めようと思います…(笑)。こういうことをうまく伝えていけたらいいなと思うのです。
2018.06.13
「お母さんが元気に子育てをしていくために産後から身体のケアが必要なのに、自分に時間を費やすのにこどもを預けてまで…と罪悪感を感じてしまう方が多くて。お子様と一緒に楽しめるようにと考えられたヨガなのです。」とはじめさん。
なるほど、私も下の子を連れてヨガのクラスに参加したことがありますが、子供は託児室に預けてだったので、初めての場所で気が気でなく、思い切って参加したのはいいけどあまり集中できなかった思い出があります。今日ご参加くださったTさん親子。お子さんは終始キャッキャとご機嫌で、お母さまは「なんだかじっとり汗かいてきますね。気持ちいい。」とおっしゃられていて、その後、ペタペタアートでかわいい足形の父の日のギフトカードも作られて、お二人とも笑顔で帰られていきました。今日もショールームですてきな時間を過ごしていただけたようでうれしいです。来週からでもまだご参加いただけますので、興味のある方はお待ちしておりますね。
お申し込みはこちらから→ ベビトレヨガレッスン予約フォーム
お問い合わせはこちら→ hugbaby0312@gmail.com
2018.06.12
「今日学校行きたくない。」
先日、長女が言いました。
娘からそんなセリフを聞いたのは初めてで戸惑いました。
「なんで?どうした?」
「疲れた。」
前日の鎌倉遠足、その後の塾→宿題、やることいっぱい。そりゃ疲れる。
こういう時、母親としてなんて言ってあげられたら正解なんだろう。
歩み寄って、ぎゅーと抱きしめ、
「疲れちゃうよね。行くまでが億劫だけど、行って友達に会ったら、なんか楽しいことあると思うから、とりあえず行ってみな。」
「…うん。」
照れくさそうに微笑んで出かけていきました。
中2の長女を抱きしめるのは久しぶり。
大きくなったね、本当に。あなたならきっと大丈夫。
と励ますつもりで抱きしめたのですが、
娘が嫌がらずに抱きしめられていてくれたことがうれしくて、元気をもらえたのは私の方でした。
毎日一緒に過ごしていても触れ合うことは大切、と実感したのでした。
明日から 5週間毎週水曜日 はじめさん のベビトレヨガクラスが始ります。年齢は違いますが、そんなひと時を過ごしてもらえたら嬉しいのです。楽しみなのです。
写真は、3年目のナラ材の机の天板とエルモのペンケース。学校生活の妨げになるからと髪ゴムは紺か黒色なのに、このペンケースは使用可という校則の不思議。こちらの方が気が散ってしまうと思うのですが…。
2018.06.11
6月13日から5週間、毎週水曜日は赤ちゃんと一緒のヨガクラス「ベビトレヨガ」の時間になりますよ!
ベビトレヨガとは産後ママのケアを行いながら、赤ちゃんの身体の可動領域トレーニングをします。
ママも赤ちゃんも沢山触れ合い見つめ合い自然と笑顔が生まれます。
首すわり~3歳くらいまでのお子様とお母さんが対象です。
講師は、離乳食教室・幼児おやつと講座を開いてくださったはじめさん。
場所は工房2Fのショールーム。全面に窓があるスタジオの方で、、機械の音も感じながら、新幹線の揺れも感じながら(笑)、お子様と一緒にヨガを楽しでみませんか?初日の6月13日は父の日の前ということで、足型アートを作る企画も用意してくれています!
ベビトレヨガで元気いっぱい身体を動かし、ペタペタアートでお子様の足型アートをとり、シールやマスキングテープで世界にたった一つだけのオリジナルプレゼントをみんなで作りましょう!
お申し込みはこちらから→ ベビトレヨガレッスン予約フォーム
お問い合わせはこちら→ hugbaby0312@gmail.com
2018.06.11
昨日は、勝田のKさんのところまで。
細かい作業を終えてこれで完了です。
作業時間は20分くらいで、移動時間は何倍も掛かりましたね。
今回は、家具を作るだけではなく、現地の物入れの使い勝手を変える作業もあって多少見えにくい部分もあったので、こうしてひと段落してほっとしております。
工房からの距離が遠くなると、素早く対応ができなくなる、それが一番弱いところです。
おかげさまで全国からいろいろなご相談を頂けるようになったのですが、
やはり自分たちが出掛けられる範囲は決まっていて、作ることはできても世話することができない距離になってしまうと、家具を作ることを悩んでしまいます。
やはり誰かがそばで世話をしてくれる環境が一番ですし、そうすることで長く使えるものが本当に長く使えるのです。
だから、遠方にお住いの皆様からご相談を頂く場合は、なるべく地元でよい家具屋さんで出会えますようにとお伝えしているのです。
Kさんとの距離が通えるギリギリの距離かな。
でも、そうして地域地域に特色のあるお店や工房があるのってすてきですから。
どこにいても何でも手に入るって、ようく考えると不整合なところがありますものね。
人がいて手足を動かして、その場所で初めて物がうまれる。
そういうありかたが自然な在りかただと思うのです。
2018.06.11
先週の土曜日に納品させて頂いたクルミの食器棚とダイニングテーブル。
Yさんとのやり取りはプールの中に沈んだ鍵を拾うゲームのように、揺らいでいる向こうに見えている何かをつかむまでがとても楽しい時間でもありました。
Yさんが持参したイメージ写真と「北欧」というキーワードを、私はどこか「南欧」のイメージと混同していて、日差しの強さで少し色褪せていくような、ビビットな色が時々入り込んでくるような印象探しをしていて、よくよく北欧という印象を見直していると寒さのなかを家で温かく過ごす色使いがそれだったり、時折淡くて透明感のある色使いがそれだったりと、どちらかというと反対の印象を探してしまっていたのですが、奥様がその印象を気に入ってくださって、今回はまず家の中心となる、という食器棚とテーブルを作らせて頂いたのでした。
家具は暮らしの始まりであり、まだ道具です。
家具だけがいつまでも美しい暮らしは私の望みではありません。
その人が私たちの家具をどう使っていってくださるか、暮らしがどのように広がっていくのか。
ひとりで暮らしていた方が、将来を一緒に歩く人を見つけたり、おなかにいた子供がいつの間にか学校に上がるようになったり、子供だった頃の家具を結婚と一緒に新居に連れて行ったり。
その暮らしが見てみたいのです。
2018.06.07
前回のHana SHONANさんに掲載させてもらったIさんのアルダー材を使って作らせて頂いたキッチン。
ご主人は青葉区のナチュラルウッドさんで設計と施工をされている建築士の伊藤さん。
伊藤さんのこのキッチンは7年前に作らせて頂いたのでした。
それからのお付き合いになるのですが、私たちはやっぱり家具作りしかできないので、キッチンを中心に壁や床を少しきれいにしたい、ってなると、そのたびにいろいろと相談させて頂いたのが伊藤さん。
私たちの工房からご自宅が車で5分くらいの距離にあることや、伊藤さんのふんわりした人柄もあって、細かいお話をいろいろと相談させて頂いたりして今になりました。
今年も何かと伊藤さんの力を借りることが多くて、最近は何だかしょっちゅう会っている感じがします。
こういう風に仕事がしやすい距離にある人とずっとつながっていられることはうれしいことです。
2018.06.07
ずっと焦がれていた作品。
うれしいなあ。
こういう心持で暮らしたいっていつも思っているのに、裏腹にこれはきっとこうだろう、ああだろう、だからああしなくちゃ、こうしなくちゃ、忙しいなぁって。
いつの間にか自分が自分を急かしている、ってことに気が付くんだけれど、そうしていないと自分がきちんとしていられないっていう思いが膨らんでしまって、前を向いてぐんぐん進んでいるとかそういうことではなくて、きちんと前を向けているかが分からなくなる時もあります。
でも、そういう時に、きっとみんなが見ていてくれるのでしょう。
すてきな贈り物が届くのです。
そこで、あっ、いけないいけない、愛を置いてきてしまうところでした。そう気づかせてくれるのです。
すばらしいお話、うれしいできごと。