コーリアンとオークのキッチンバックカウンター

2018.09.22

2018092200120180922003今朝方まで霧のように残っていた雨が途中に粒の大きさを増し、少し寒そうに運動会が開かれている学校を道々で見かけながらWさんのところに到着しました。
半袖じゃちょっと寒かったかなって思えるくらいひんやりした外の空気が車のドアを開けるとサァッと肌に触れたのですが、出迎えてくださったWさんの笑顔で温かくなったのは言うまでもありません。
先日まで、ちょっと体調を崩してしまっていた7か月のお嬢さんもすっかり元気な様子でリビングの空気もすっかり賑やか。
まずは、前回きちんと寸法が測れなかったキッチンの前のカウンターを採寸させて頂きました。
奥様の希望で、どうしてもこのカウンターの過度の丸さが気になるのだそうで、このカウンターの上のナラの無垢材をかぶせてしまう、ということになったのです。
カウンターを交換できるのかどうかって良く皆さんに聞かれるのですが、このように取り付けられている場合は、一般的には壁の中からカウンターに向かってネジで固定されていることが多くて、また、カウンター自体も壁の中に飲み込まれている部分が多少あるので、カウンターを外そうとすると壁も壊さなければならないのです。
そこで、ときどき行うのが今のカウンターにかぶせてしまう方法です。緒かぶせる分カウンターがちょっと熱く大きくなってしまうのですが、どのくらいのサイズになるかをご説明して良い感じになりそうです。
「採寸も終わりましたし、イマイさん、寒いかもしれませんがアイス食べませんか。」とご主人がお土産のお菓子を冷凍庫から出してくださいました。
さっきまでの涼しかった体は、Wさんの温かさでとうに温まっておりましたので、喜んで頂戴いたしまして、食器棚の使い勝手やこの先どんな風にこのリビングで過ごしていきたいかなど、お二人の夢のようなものを聞かせて頂きました。
では、続いてカウンターの製作に取り掛かりますね。また印象もガラッと変わりますよ。
お子さんが大きくなってくると暮らしもガラッと変わります。そういう時にいつもで声をかけやすいところにおりますので、気軽に呼んでくださいね。

そうそう、Wさんのこの家具のポイント。
奥様がデザインのお仕事をされているということで、キッチンのすぐ近くで作業ができるようにデスクスペースが設けられていて、「実はキッチンとデスク部分で照明の色を変えたのです。」とおっしゃっていたように、ここでしっかりと仕事ができるような作りになっています。
そして、吊戸棚が面白くて、もともと吊戸棚だけがここについていたのです。
ただ、色みがキッチンと同じくかなり濃い色で、キッチンはリビング画から背を向けるので普段見えないのですが、吊戸棚はリビングから見た時にもっと明るい印象にしたい、そう思っていたのだそうです。
そこで、ここも既存の吊戸棚の扉を外して、使いやすい形をかぶせております。
まとまっちゃうと分からないでしょ。