テレビボードのオーダー「格子扉のあるシナ無垢材のテレビボード」

2019.06.06

20190606003テレビボードがようやくできあがりました。素材はシナノキです。シナと言うと合板ばかりが思い出されがちですが、その基になっている無垢材は少し柔らかいですが、とてもおとなしく扱いやすくて表情も静かでよい印象です。キッチンや洗面台はシナノキとバスウッドを併用して作っていますが、バスウッドよりも優しい印象のシナノキだけで今回は作っております。
そのあたりの次回もいつか皆さんにお見せできるようにしたいと思っております。

だんだん家具が多くなってきたこの空間ですので、なるべくシンプルにしたいと思いまして、いつもながらの格子扉にしたのですが、格子の縦框をなるべく隠したいと思いまして、扉はいつもよりも厚く採って横格子のラインが良く表れるようにしています。

以前はテレビボードというと、「いろんなものをしまうための収納」という形を作ることが多かったのですが、今はテレビもコンパクトになり、映像や音楽もデータで格納できるようになった時代です。デッキ類も数が少なくなり、サイズもダウンしてスペースも皆さんそれほど多く採らなくなってきました。そして、CDやDVDといったソフトももちろん少なくなってきてリビングに大きな家具が置かれることも以前に比べると少なくなってきたように思えます。
でも、こうして1台の表情がその場所に置かれると、その場所の印象って全く変わります。
使い方から導く美しさはもちろんありますが、そのかたち自体の美しさが心地よくさせてくれる家具もあって、まだまだいろいろ勉強です。
もう少ししたら、ここで皆さんのお話を伺うことができるようになるかな。

コロニー

2019.06.06

20190606002紫陽花が鮮やかです。少ししっとりしてきましたね。工房の裏庭はもうにぎやかです。ダンゴムシたちが朝早くからご飯を探しているようで、アリが砂を盛って作ったえさ場にモサモサ出入りしたり、くさはらのなかをジワジワかけめぐったり。
でも、コンクリートの上でひっくり返ってしまったひとたちも居て、そうなるともう自分たちで起き上がれないので見つけては元に戻すのですが、こうして自分たちは年を重ねていくのだなあと、彼らをコロッとしながらふと思うのです。

教わったこと

2019.06.06

久しぶりに早く帰ってきましたら、ハルカが台所に立ってアキコと一緒に何かをこしらえていました。
チアキもその様子を見て少しソワソワ。(なんか手伝わなくちゃって感じ。)
「何作ってるの。」
「教わったお料理を実際に家でも作るんだって、ハルがチャレンジしているの。」
「ほら、向こうのおばあちゃんが書いてくださったかわいらしいメモ。」
そう、修学旅行先の青森のリンゴ農家さんから教わったせんべい汁を作っているのでした。
ハルにとってどうやらとても楽しい3日間だったようです。
そして、このタイミングでチィも野外教室に出かけていて、砂だらけになったり、火をおこしたり、かまどを作ったりととても楽しい2日間だったようです。
毎日話ができなくてもどんどん大きくなっていくんだなあ。