オーダー製作例

マンションのキッチンをリフォームしてナラとステンレスのキッチンを導入

じぶんの暮らしを作ろうよ

大船 A様

design:Aさん
planning:Aさん/ピーズサプライホームズさん/daisuke imai
producer:masakane murakami
painting:Aさん

オークとステンレスのセミビルドキッチン
上のスケッチとこのスケッチが、Aさんのイメージを元に描いたもの。私たちの形作りの進めかたは、まず皆さんのご要望をひと通り聴いてから、この絵を描くことが多いです。そして、この絵を元に自分自身で思い描く形を探していくのです。

私たちの工場は、小さな工場ですので、皆様のオーダー家具は一人が1台を作るような態勢で作らせて頂いているのですが、最近作りはじめた(と言ってももう2年くらい経ちますが)、オーダーキッチンの手作りのカタログも好評を頂いておりまして、Aさんとの出会いもそのキッチンカタログからでした。
基本的には、ホームページの中から特徴のあるお客様のキッチンをピックアップして、このような形ができますよ、とお伝えしているカタログなのですが、オーダーキッチンの注意点や、妻アキコの台所のエピソードなど、ちょっと冊子っぽく作ってみたところ、良い良いというお声を頂けるようになりました。これからも、継続して2号3号と作っていきたいと思ってはいるのです・・。

オークとステンレスのセミビルドキッチン
そしてこちらが、キッチン全体像。

そのAさんから、カタログを送っても間もなくうれしいメールを頂いたのでした。
「こんにちは。先月の1月の下旬にキッチンカタログの申込みをし、メールをいただいたAです。
温かみのある冊子で、楽しみながら拝見しました。ありがとうございました。
前回、少し記入しましたが、平成17年築のマンションを購入し5月以降に引っ越し予定です(物件所在地は鎌倉市岩瀬、駅は大船です)。
カタログ注文のときは、実はまだ一度しかマンションを見ていなく比較的築浅なのでキッチンのリフォームよりもむしろ、食器棚の制作をお願いできたらなと思っていたのです。
でも先日、もう一度見させてもらったところ(住んでいらしゃる方への遠慮があり、なかなかきちんと見れないものですね)思っていたより、現状のキッチンでは使いにくそうで、(流しの下が引出しではなく開き戸、包丁の収納スペースもその開き戸の後ろで子どもに危ない、引出しスペースもあるが食洗機を入れると外してしまうため収納がスペースが少なくなるなど)リフォームをしたいなと考えるようになりました。)€パナソニック、LIXILのショールームなど見たのですが、システムキッチンは選択枠がたくさんありそうでも実際は、サイズは決まっていたり画一的すぎたりといまいちピンときませんでした。
機能性には優れているようですが、すぐに改良され、数年経つと一昔前のものになってしまい不満がたまりそうなんです。
木のキッチンだと年数とともに風格、愛着がでてくるので、こうだったらよかったのにと改善点が出てきても、これはこれで良いのと満足できる気がします。
そういうわけで前向きにオーダーキッチンを検討したく、ご相談にのってください。
今のキッチンの感じは、オーダーキッチンの「縫う」のKさん宅のリフォーム前と似ています。同じように壁をとりはらい、もう少しオープンな形にしたいと、仲介不動産屋さんの紹介のリフォーム業者さんには相談したところ、レンジフードの後ろの壁が壊せないとのことでイメージ的にはレンジフードの壁はそのままでレンジフードの隣に小さな吊戸棚と言うイメージにしたいと思っています。
リフォーム後のイメージは、同じく「縫う」のKさん宅のような感じで、レンジ側の吊戸を外してしまう代わりに、後ろに高さのある食器棚を設置したいのですが、210センチと低く既製の大型スライドの壁面収納などは高さが合わないので、Kさん宅のような食器棚も製作していただきたいです。
リフォーム業者さんには、まだオーダーキッチンの話しはしていないのですが、取り付けができるかどうかの確認をする必要があるということでしょうか。
キッチン前の壁とは別にもう一か所リフォームを考えているのですが前述の業者さんに決定したわけではないので、イマイ様に設計士さんや業者さんを紹介していただき、全面的にお任せするということも可能なんでしょうか。
ご検討下さいますようお願いします。」

オークとステンレスのセミビルドキッチン
食器棚の全体像。保母、スケッチのイメージ通りに進みました。

そこで、いろいろとお伝え致しました。私たちはもともとオーダー家具を専門に作ってきたので、オーダーキッチンとなると施工で難しい部分が出てきたりします。
水道管の接続や、ガス管の接続、電気の複雑な工事などは、いつもは工務店さん等の施工会社さんの各業者さんにお願いしているのです。また、食器洗浄機やガスコンロなどの機器も私たちでは取扱がないため、いつもはお客様ご自身で買って頂くか、施工会社さんにご用意頂いているのですが、そのあたりのやり取りが複雑になると、管理が難しいということで、オーダーキッチンの導入ができないとおっしゃられる施工会社さんもいらっしゃるのです。特にリフォームとなると新築と多少ノウハウが異なるので、より新敷くお付き合いすることになる業者を遠慮する施工会社さんもいらっしゃるのです。
そこで、リフォームの場合でまだ施工会社さんが決まっていない場合は、私たちが良く一緒に仕事をさせて頂いている施工会社さんをご紹介したりもするのです。
そこで今回は、Aさんのメールにも出てきた立川のKさんの施工をお手伝い頂いたピーズサプライホームズさんをご紹介させて頂いたのです。

オークとステンレスのセミビルドキッチン
シンクとその手前の目隠し代わりの笠木(小さなカウンター)の様子。
今回のリフォームは、室内を全面的に行うのではなくキッチン周りをメインに行うくらいなので、細かい仕事にいつも丁寧に対応してくださるピーズさんなら私たちも無理なくキッチンを製作できますし、インテリアのデザインもきれいに機能的にまとめてくださるので、私たちとしてもお仕事がしやすいのです。
それで、内装に関わってくる工事のお話などについては、ピーズさんに直接Aさんと直接やり取りしてもらって、私たちはキッチンの部分を担当することに。本来は、窓口を一つにしたほうが良いのかもしれませんが、今回のようにピーズさんと私たちの二つの窓口にすることで、お客様にとっては負担が大きいかなと思う時もあるのですが、リフォームをきちんと行いたい、と言うお客様は、キッチンにはキッチンの要望があって、インテリアにはインテリアの要望があるので、負担と言うよりも楽しんでいる皆さんが多いですね。うれしいことです。

オークとステンレスのセミビルドキッチン
皆さんからよく話題になる水切りカゴの様子。Aさんの場合は、ここに置いています。

Aさんのメールより
「お世話になります。Aです。
今回、イマイ様、ピーズサプライホームズ様、両名でキッチン、リフォームを引き受けていただけることになり、こちらこそ大変うれしくワクワクしています。
私にとっては、なかなかない機会なので、楽しんでいきたいと思いますので、宜しくお願いします。」

オークとステンレスのセミビルドキッチン
食器洗浄機からコンロ周りまで。今回はミーレの45cmタイプのホワイトを選びました。
でも、いろいろとお話を聞くと、Aさんは私たちのことを知る前から、建築雑誌を見ていてピーズさんをご存知だったそうで、これはとてもうれしいつながりです。
今回も、既存のキッチンを撤去した時にどういう床が現れるか、どういうふうに新しいキッチンを設置していくか、レンジフードは予算を抑えるために使い続ける、このキッチンリフォームに合わせて、元和室sの部分を一続きの部屋にするなど、Aさんも私もピーズの末森さんも楽しみながらこの場所がきれいになる様子を思い描いていきます。

オークとステンレスのセミビルドキッチン
引き出しの様子。

そして、いろいろとやり取りを重ねながら、ひとつの方向にまとまり、Kさんのキッチンのイメージを基本としながらもAさんのオリジナルの要素を取り入れたキッチンと食器棚ができあがったのです。
元々のキッチンの反対側(ダイニング側)にはちょっと下収納がついていて、これを撤去したら、やはり床が張られていなかったので、その床がないことを反対にポイントしてしまおうということで、ここはタイルを埋めることで、ダイニングのアクセントに。
リフォームと言うのは、始めてみないと分からない部分も出てきたりして、そのたびにお客様と相談しながら進めていく部分が出てきたりするので、それがかえってみんなで一緒に作っている感を高めてくれるのかもしれません。
考えてきた形が、徐々に目の前に広がっていくのはワクワクしますよね。

オークとステンレスのセミビルドキッチン
スライドワイヤーシェルフの様子。

ピーズさんは、あらかじめ私たちのキッチンができあがるころを見計らってリフォーム工事の工程を組んでくださっていたので、作業日は他の業者さんもいらっしゃらず、私たちだけでゆったりと作業をさせて頂けることに。
壁を挟むようにして作るキッチンなので、結構時間が掛かったのでした。
そして、これでひとまず最初の工事が完了。
「今日、キッチン見ました。
素敵な出来栄え!ありがとうございます。
(他にも色々ここが良い!とかお礼をかねてお伝えしたいのですが、とまらくなりそうなので控えておきます)
7日に食器棚も取り付けがあるとのこと。宜しくお願いします。
オイル塗装の件ですが、末森さんに聞かれたのですがそれなりに大変そうな作業ですね。でも、あのキッチンのため。頑張ります!
準備するものなどありましたら教えてくださいね。」

オークとステンレスのセミビルドキッチン
レンジフードをアレンジ。

そして、続いてガスコンロをつけたり、水栓をつけたり、そして食器棚を取り付けて2回目の工事は完了。
途中にピーズの末森さんや大原さんに確認を採りながら、ようやく工事の完了。あとはピーズさんに水道管などを接続して頂ければ終わりです。
で、いよいよオイル塗装です。今回はAさんご夫婦で塗るのですよ。
ということで、お引き渡しが終わって間もなくオイル塗装のご指導に。
さあ、塗りましょう、と思ったら、すみません、Aさん。必要な物をお伝えするのを忘れておりました・・。
で、急いでホームセンターを駆け回りましたが、うーん、オイル塗料ってなかなか打っていないようで・・。
それなら、ということで会社にいったん戻って、Aさんにすみませんとお伝えして、3時間遅れでスタート。
その間に奥様は、一続きになったお部屋(お子さんのお部屋)の壁を明るいグリーンのペンキで塗装。オイルの到着を待っていたご主人と一緒にキッチンの塗装を始めて、慣れてきたところで、すみません、あとはAさんたちで頑張ってくださいね!と会社に戻ったのでした。

オークとステンレスのセミビルドキッチン
食器棚の吊戸棚でよく使う作業スペースの反対面になる部分は、開け閉めで手前に扉が出ないようにと引き戸にしています。

オークとステンレスのセミビルドキッチン
引戸の手掛け。引き戸は、上吊金物を使っていますので開け閉めが軽くできます。

「先日はありがとうございました。
オイル塗り作業,1枚だけ忘れていた板があったので14日に2度塗りをしますがほぼ完了しました。
それまでにペンキ塗りをしていたので,それに比べると面積が小さく時間はかかりましたが,そうしんどくはありませんでした。壁塗り,オイル塗りと日頃DIYとは縁遠い二人がしたので,見るに堪えないところは多々ありますが,愛着がぐーんと増した気がします。
イマイさん,買いに行っていただいたり,予定をずらしてもらったりと申し訳なかったです。
15日はいよいよ引越です。落ち着くまでは当面かかりそうですが,落ち着いたら是非,遊びに来てくださいね。
本当にすてきなリフォーム,キッチンありがとうございました。」

オークとステンレスのセミビルドキッチン
子供部屋の壁塗りをする奥様。その間にご主人はキッチンの塗装を。
キッチン仕上
天板 ステンレスヘアライン
扉・前板 ナラ板目突板練り付け
本体外側 ナラ板目突板練り付け
本体内側 ポリエステル化粧板「ホワイト」
塗装 ワトコオイル塗装「ナチュラル」(Aさんが施工)
食器棚仕上
天板 ナラ板目無垢材
扉・前板 ナラ板目突板練り付け
本体外側 ナラ板目突板練り付け
本体内側 シナ合板
塗装 ワトコオイル塗装「ナチュラル」(Aさんが施工)
キッチン
価格:800,000(製作費、塗装費はお客様施工、設備機器は別途)
バック収納
価格:500,000(製作費、塗装費はお客様施工)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は40,000円から取付施工費は90,000円から
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