オーダー製作例

ブラックウォールナットの壁面収納

雨降り境内

港北 S様

design:Sさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:hidenori terai
painting:hidenori terai

今日、2006年の4月11日は今にも雨が降りだしそうな静かな冷たい日でした。ここは、デパートから観覧車がニョキッと飛び出ている不思議なデパート「モザイクモール」のすぐそばにあるSさんのお宅です。
実は先日、この同じ棟の方から家具のご依頼を頂いてその家具を納品したばかりなのです。それを聞いてお二方ともビックリ。このマンション、とても大きなところで1棟だけじゃなくて何棟も並んでいて一つのコミュニティになっているのだそうです。その中でも同じ棟のお二方からご注文頂くなんて、広いようで狭い世の中と言うか、何だか不思議なものです。もちろんお二方とも顔見知りと言うわけではないのです。だんだん「フリーハンドイマイ」の名前も知られてきたってことでしょうか、うれしいものです。
Sさんに最初にお話を頂いたのは、
「はじめまして、Sと申します。正月に貴社のホームページを偶然見つけ、すごくワクワクさせて頂きました。プロの仕事にお目にかかれることが無い昨今、非常に期待させていただきありがとうございました。・・・」ではじまる素敵なメールを今年の1月に頂いたのが始まりです。細かく書かれた内容に期待に応えられるかなってちょっと不安なところがあったのですが、寺井君はそれに応えて設計どおりにとても素敵な家具を作ってくれました。
写真を見ると分かるのですが、家具はテレビボードとパネル型の飾り棚が2枚と言う構造になっています。問題はパネルです。ネジ穴を見せないように取り付けることができて、しかも将来的に取り外すことができるように壁に接着しないような方法で固定させたかったのです。そこで今回は、天井面に木の棒を固定して、あらかじめパネルに加工しておいた穴(と言うか凹み)にその木の棒がはまるような構造にしました。襖や障子のような感じです。襖や障子は戸の上自体が凸型になっていて凹型の木枠に差し込みますがその逆のような構造にしたのです。これでビスの頭も見せずにきれいに取り付けることができました。おまけにこのパネルの中には乱雑になってしまいがちな電気配線を通しています。だから家具の周りはすっきりとしています。配線を通す工事はけっこう大変でしたが・・・。工事終了後、Sさんの奥さんがお昼を用意してくださいました。サンドイッチやいなり寿司をほおばりながらよくよく家具を眺めると部屋のイメージと良く合っていて良い雰囲気です。オリエンタルな家具や調度品の置かれた室内にはウォールナットの家具が良く会います。ここにモノが置かれるとまたガラッと雰囲気が変わるのでしょうね。家具は使い始めてからが魅力が出てきますから、これからが楽しみですね。
それから帰りは冷たく濡れる境内をふと眺めたあと、静かに帰ったのです。

ブラックウォールナットの壁面収納
通した配線。この配線の元はユニットバスの天井を開けたさらに奥にあったハブから直接引っ張ってきた線です。Sさんのアイデアでこの家具を置くところには何故かアウトプットがなかったので、それならと言うことでちょうどパネルで隠れる壁面にユニットバスの上に抜ける穴を開けて栓を通したのです。うまくいって良かった・・。

ブラックウォールナットの壁面収納
そのパネル。 「家具が来ることを見越してダウンライトの位置を決めておくんだった。」とちょっと悔やむSさん。

ブラックウォールナットの壁面収納
家具で隠れてしまうところにあったコンセントは天板の上と巾木の手前の2ヶ所に分岐して移設しました。その隣にはケーブルを通す配線穴を開けました。

ブラックウォールナットの壁面収納
パネルにつけた飾り棚。ブラケットとなる金物を見せない構造にするようにしています。パネルの後からL型のステンレスの金物を入れてフォークリフトの腕のように突き出させています。そこに穴をあけた棚板を差し込んでさらに背面からビスで固定して強度を出しています。それでも耐荷重5kgが良いと頃ではないかと思います。棚の上段はガラスをはめ込んで光が透過するようにしています。

ブラックウォールナットの壁面収納
下段の棚はスピーカー専用の棚です。スピーカの電源線とオーディオケーブルもすっきりとさせるためにパネルの中を通します。 あらかじめ開けておいた配線穴からにょろにょろと出ているのは線を導く為のタコ糸です。

ブラックウォールナットの壁面収納
AV機器が入る場所です。TVアンテナなどは左の側壁にアウトレットがあったのでその部分は家具を開口してそこから線を引っ張ってくるように考えています。

ブラックウォールナットの壁面収納
ツバ無し手掛け。 引き出しは反対向きのツバ付手掛けです。

ブラックウォールナットの壁面収納
引き出しと開き扉が4列並ぶこの収納。実は4人家族で一人一ヵ所ずつ使う収納なのだそうです。きれいなロッカーと言う感じでしょうか。

ブラックウォールナットの壁面収納
真ん中にはスライドテーブル。何故こんなところにって思うかもしれませんが。ここはダイニング、普段は食卓がすぐそばにあるので、その食卓がいっぱいになった時に、ちょっとものが置けるようにとの考えなのです。

ウォールナットの壁面収納
価格:520,000(製作費,塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は10,000円から取付施工費は32,000円から
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