オーダー製作例

メープルとメラミンを使ったダイニングボード

秋晴れ

design:Hさん
planning: daisuke imai
producer: tsuyoshi kawaguchi
painting: tsuyoshi kawaguchi

メープルとメラミンを使ったダイニングボード
全体の印象

ここ寒川から400kmほど離れた福島県。不定期ですが、福島県内のマンションの家具を作る機会があります。Hさんともそうして知り合ったのです。当初、Hさんはキッチンとダイニングを区切るカウンターの下に収納を作る予定でいました。でも、このカウンターってマンションによって大きさがまちまちでこのマンションの場合は、カウンターの奥行(出っ張り)が160mmほどしかありません。ちょっとしたものが置ける程度ですね。カウンターの上でこのくらいの奥行なので、この下に収納を作ると、もっと狭くなります。えーと、計算すると、最大でも101mmしか採れません。文庫本も普通に入らないくらいになってしまうから、せっかく作っても使いづらいものになってしまう。幸い、カウンターと直角にちょうどよいサイズの壁があります。こちらならきちんとした収納が作れます。
そこでこのような家具を作ったのです。
そのキッチンのカウンターが続くよう天板を作り、素材もあわせて白いエンボス調の化粧板で作り、家具本体は床のフローリングに合わせて、メープルで作りました。
福島と言う土地柄に合わせて、マンションにはもともと暖房用のガス詮が付属しています。この壁面には、そのガス詮とコンセントなどのプレートがついていました。それをつぶさずにうまく活かせるように家具を背板を工夫しています。ガス詮の部分も冬場は暖房を接続しても邪魔にならないように線が扉の下を通るように隙間を空けています。
そして、この家具で一番大変だったのはそのプレートをうまく活かす細工ではなく、天板をフラットに続いているように見せる加工でした。キッチンのカウンターには飾り面がついていたのです。その飾り面(凸)に合わせて、こちらの天板も凹状に加工します。担当した河口君は細かい作業が得意ですがこれはけっこう大変そうでした。だって化粧板だから下手に負荷が掛かるとパキッて簡単に割れちゃいますから。でも、加工もきれいに済み、取り付けも無事終わりホッとひと安心です。
「こんな加工までできるんですねー。」とHさんにはとても喜んでもらえました。
よかった、朝2時半に起きてここまで走ってきた甲斐があります。そういえば京はなんて空が遠く見える気持ちの良い日なのでしょう。新しい家具が届くにはピッタリの日ではありませんか。
後日Hさんからお便りを頂きました。
「先日は遠いところ、カウンターボードを納めていただきありがとうございました。
当日の夜、帰宅した主人も”まるで作りつけたみたいだ。”と感動しておりました。
オーダー家具を依頼するのは私たち初めてで、やはり高額なんだろうな、と言うイメージが大きくありました。もちろん安いものではないのですが、自分たちの生活や住まいに合わせて作ってあることの素晴らしさがまだ数日ですが少し分かったように思います。これから使っていくにつれ、ますます実感が湧いてくるのでしょうね、きっと。
それでは、ホームページ楽しみにしていますね。
ダイスケさんのご令嬢、ハルカちゃんの様子も時々見られたらいいな、なんて思うのですが・・・。我が家の遥花は来月で2歳です。子供の成長、楽しみですね。」
そうなのです。Hさんのお嬢さんもハルカちゃん。歳も同じ年です。いつか会える日が来るといいね。

メープルとメラミンを使ったダイニングボード
キッチンの対面カウンターとの納まり。
メープルとメラミンを使ったダイニングボード
引き出しの印象。
メープルとメラミンを使ったダイニングボード
手掛けの様子。
メープルとメラミンを使ったダイニングボード
コンセント箱のように背板をくり貫いています。

メープルとメラミンを使ったダイニングボード
奥に見えるのは、ガス栓。寒冷地ならではですね。このガス栓は扉を閉めたままでも使えるように工夫してあります。
費用につきましては、お問い合わせくださいませ。

ちょっと関わりのありそうな家具たち

オーダー家具のある暮らし