オーダー製作例

土間のあるキッチン

お台所

茅ヶ崎 K様

design: Kさん
planning: daisuke imai
producer: tsuyoshi kawaguchi
painting: Kさん

土間のあるキッチン
キッチンのイメージ。土間に据えるということで、和風なイメージなのかな。

「こんにちは。初めてメールをさせていただきます。Kと申します。
結婚5年目!ようやく新居を建てる運びになり、今年3月ごろから着工、お盆くらいには完成予定のおうちを作り始めているところです。場所は茅ヶ崎です。
今回、今井様にお願いできたら・・・と思っているものはキッチンです。

タモとステンレスの和風なキッチン
コンロ周りの引き出しのスケッチ。 ちょっと複雑になりそうな部分でしたので、細かく描きました。

私事ではありますが、今は幼稚園の先生をしながら料理の勉強をしているところで、将来的には「ごはんの大切さ・食べる、作ることの楽しさ」を子どもたちやそのお母さんたち(もちろんお父さんも!)に伝えていけるような小さな料理教室を開きたいと思っています。
そんな夢もあったりして、キッチン=台所には気持ちがいっぱい詰まっています。(本当は新築ではなく、「おばあちゃんち」のような古くて、温かくて懐かしいお家に住みたかったので、あえて「台所」としました!)
一応注文住宅と言うことにはなっておりますが、キッチンだけを他にお願いすることに関してはできるのかどうかはっきりせず。。。
設計士さんに「キッチンは他でオーダーしたい」と言う旨は伝えてあります。
まだ顔合わせが終わったばかりです。間取りなどもこれからなのでしっかり煮詰めていこうと思っております。」とお問い合わせを頂いたのが2月でした。

タモとステンレスの和風なキッチン
2階から見た様子。 デリシアグリレのごとくは大きいですね。

まずはプランを立ててみようと思いますが、間取りがこれからと言う状態なので、一般的なプランで背中を壁付けにした場合のキッチンプランをお送りしました。
それから、1ヶ月・・・。大体1ヶ月くらいのあいだにお返事が届かなかった頂けなかった皆様にはどうされたかなって思って、メールをお送りしているので、Kさんにもちょっと連絡をしてみました。

タモとステンレスの和風なキッチン
玄関から。 土間が奥に向かってのびている様子が良く分かります。

「今井様、ご連絡ありがとうございました。
気にかけてくださっていたこと、大変嬉しく思うと同時に申し訳なかったと反省しております。
きちんと見積もりなどを送ってくださったのにお返事しないままで大変失礼をいたしました。
あの後、設計士が代わることになり(私たちにとってはいい方向に代わったのです!)、再びプランを練り直してようやくだいたいの間取りが決まりました。
キッチンは土間に設置し、背面式で3.3から5mくらいの長さ、奥行き65cmになる予定です。
これから予算が出て、修正しつつ細かいとろろを煮詰めていくのですが、キッチンについてはちょっと後回しになりそうです。(私の注文が多く、お金もかかりそうなので・・・)
なので、正直なところ今井様に頼むことが出来るのか。。。分からない状況です。
予算によっては難しいかもしれません。
次回、設計士との打ち合わせの時に見積もりなどを持参して話してみようと思います。
今回の家づくりにあたり、いくつかのオーダーキッチンの会社に連絡を入れてみましたが、今井様のところだけでした。
早急な対応も、きちんとしたお話や説明も。
本当にありがとうございます。
ではでは 取り急ぎ連絡まで。」とご連絡を頂きました。

タモとステンレスの和風なキッチン
反対に玄関に向かって見た様子。 ちょっと履物をつっかけて台所に向かう、という動作がとても良い。

「フリーハンドイマイの今井大輔です。
ご連絡ありがとうございました。
ご新居作りが良い方向に向かっているとのこと、それはとても良かったですね。
キッチンを頼めるかどうかまだ分からないとのこと了解しました。
最初に頂いたお問い合わせに3月頃から着工とありましたので、ご依頼頂ける場合は、監督さんや各業者さんと打ち合わせなければと思っていましたのでそのあたりも心配しておりました。
もし、ご依頼頂ける場合で、しかも上棟まで時間が迫っているようでしたら、早めに図面を作成して、大工さんやその他の業者さんにキッチンの位置などについて指定できるようにしたいと思いますのでその時はまたご連絡頂ければと思います。
また、ご予算の関係上、キッチンメーカーの規格品などを使用される場合でも「オーダーキッチンはキャンセルします。」とのメールを一通頂けますと助かります。
また、ご予算についてもご相談があれば遠慮なくおっしゃってください。プランや素材を変えたり作り方を考え直すことでコストダウンできる部分もあると思いますので。
では、またお話が進み、まとまりましたらご連絡頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。」

タモとステンレスの和風なキッチン
シンクの下ととても広く採っていて、この部分の収納はこの引き出しのみ。

それから、1ヶ月ちょっと経った頃にKさんからご連絡があり、注文するかしないかを決める前にお話を聞いてみたいと言うことで、ひとまずこちらに来て頂くことになり、素材やその色、Kさんのとって使い勝手の良いプランについてなどいろいろと細かい部分をお話をさせて頂きました。やはり直接お話しすると、広がりが生まれますね。
それからまもなく、
「こんにちは!
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか???
今日は逗子のほうにある古材・建具やさんに行って、引き戸などを調達してきました!
少しずつ、動き出してきている感じでどきどきしています。
話し合いの結果、今井さまに台所をお願いしよう!!!ということに決まりました。
(といっても、初めから心のなかでは決まっていたのですが。。。)
とてもうれしいです♪よろしくお願いします。」とうれしいご連絡を頂きました。

タモとステンレスの和風なキッチン
上のスケッチで複雑だったコンロ下の引き出し部分。

これからが本当のプランニングです。最初は、チェリーかアルダーでプランニングしていたキッチン。何度かこちらに来て頂いて打合せを重ねるうちにタモ材の表情に惹かれたKさん。そして、触って木の温かさが分かるように無垢で作りたい、それからなるべくシンプルにしたいと言うKさんの希望を踏まえて・・。

タモとステンレスの和風なキッチン
そして、ボトルなどをしまう引き出しです。今回はここを少し大きめにして、いつもの2倍くらいの幅を採っています。

トップはステンレスヘアラインカウンター。ステンレスの厚みは1.2mm。
シンクの下はオープンで、場合によっては土間だからそのまま流して洗えるくらいの感じで。収納はコンロ側に寄せて・・。
当初は3400mm近い長い長いキッチンでしたが、間取りの変更で長さは3000mmに。
シンクの脇には、ちょっとしたカトラリーがしまえるような引き出しをつけて、シンクの隣は将来的に食器洗浄機を入れられるように。

タモとステンレスの和風なキッチン
一番右上の引き出し。奥様がたくさん持っている調味料をうまく収納できるようにと、深めの引き出しにして、さらにその上に小箱をのせて、小さな調味料はここにまとめて置けるようにしています。

今回、キッチンの塗装はKさんご夫婦自ら行っています。できる部分は自分たちで、と言うスタイルで家作りを頑張っていて、床や階段もお二人で塗られています。床や階段に使ったのは、「キヌカ」。お米から採れるオイルです。私たちも興味があって、使ってみたいと思っている塗料の一つです。キッチンもそのオイルで良いのかもしれませんが、未だ使ったことの無い塗料で撥水性がどのくらいあるか分からなかったので、キッチンは使い慣れたワトコオイルで塗ることに。オイル塗装の最大のメリットは、自分たちでできること。塗るのもそんなに難しくなく、「下地を作る磨きをきちんと行う」「木が吐き出す余分なオイルはきちんと拭き取る」と言ったポイントを押さえてきちんと塗っていけば、ツルツルだけれどしっとりとした良い仕上がりになります。
そして、それを繰り返すことで温かい家具になっていくのです。
キッチンも家具です。
使い込むほどに良い表情になっていくのです。
いつかここに来て、食べること、食べるもののことを教わる子供たちがたくさんやってくる頃にはここはどうなっているのかな。
それが楽しみなのです。

キッチン仕上
天板 ステンレスヘアライン
扉・前板 タモ板目突板練り付け
本体外側 タモ板目突板練り付け
本体内側 ポリエステル化粧板「ホワイト」
塗装 ワトコオイル塗装「ナチュラル」
費用については、お問い合わせくださいませ。
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