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不要不急

今日、工房は仕事の日でした。
この週末神奈川県は「不要不急の外出禁止」となりましたが、私たちにご注文をいただいたお客様のお家作りは進んでいるわけです。スタッフのみんなには気をつけながら予定通りの勤務をお願いしました。
電車通勤しているスタッフもいるので、ご家族や周りの方々には「え⁉︎」と思われた方もいるのかもしれません。この判断が正解か否かはわかりませんが、今の私たちにはこの判断しかできませんでした。
明日はお客様お宅に伺っての打ち合わせの予定が入っていました。
お客様の要望があって初めて成り立つオーダー家具のお仕事です。
不測の事態なので、打ち合わせのタイミングについてもお客様に確認してみようと連絡してみました。
「この週末はやめておきましょう。」とお返事をいただき延期することになりました。
これからこういう機会がしばらくは続くと思います。
情報を得ながら、みんなと話し合い、お客様にも伝えて、その時々で最善と思われる判断をしていくしかないと思っています。

夕方、「ヤモちゃん、帰ってきたよ!」とハルが自宅の壁にいるヤモリを見つけました。昨年夏の間姿が見えていたヤモリがいつの間にかいなくなっていたので、「どこかに無事でいるといいね。」と冬の間に話していたのでした。
小さいヤモリに「僕もここにいるよ。」と言われているようでした。姿を見せてくれてありがとう。今日は暖かかったものね。
でも明日は雪が降るくらい寒いんだって、またどこかに隠れたほうがいいよ。一緒にお家に居よう。

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Fさんのキッチンを担当して:スタッフ カイ君の制作日記

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無垢材をふんだんに使用したキッチンです。
今回はクルミ材を使って作りました。
クルミは突板と無垢材とで色の差が大きいことが多くて、お客様はクルミの無垢独特のすこし濁ったような黄褐色を希望される方が多い、と社長から聞いています。
突板は確かに色が明るく、また赤みがあることが多いので、無垢とは表情が違うのですね。
軽いわりには十分な強度もあって、削ると多少毛羽立ったり、また小節がところどころに入ってくるのですが、その表情のよさを皆さん好まれるのだそうです。

ただ、無垢材は突板と違って反りが出やすかったり表面を仕上げるための手間が多かったりと手の掛かる部分もありますが、その表情のよさや独特の重厚感は反りや歪みという木が持つクセを考えても差し引きしても大いなる魅力のある材です。

今回はお客様ご自身でオイル塗装をされるということで、無塗装の状態で設置させて頂くことになりました。
設置当日はあいにくの雨模様。
無垢材にとっては厳しい状況ではありましたが、無事に据え付けたこのキッチンがお客様の塗装によってどのような表情になっていくのかが楽しみだったのです。
後日社長から塗装した後の様子を見させてもらって、浮き出てきた導管の様子や独特な色が良く表れていて、またFさんの暮らしの様子も拝見させてもらうことができてうれしさと安心な気持ちになったのでした。
Fさんブログ2

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信じて頂けること

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こういう形を作ってみたいと思えて、内田さんに相談したら、「それはよいですね。」と言ってくださいました。
その上で、お施主さんのOさんにもお話すると「すてきですね。ぜひお願いします。」と言ってくださいました。
オーダーキッチンやオーダー家具ってできあがるまで見えないことが多くて、私などは常日頃から携わっていることもあってある程度仕上がりの形を想像できても、そこに住むお施主さんにとってはなかなかイメージしづらいことだと思うのです。
だから、そこで独りよがりの形になっちゃいけないわけだし、それでいて一辺倒な形になってもよろしくないわけで、自分なりに試行錯誤するのですが、こうして初めて作ろうと思える形を快く受けてくださる優しさというのでしょうか、とてもうれしく思うのです。
みなさん、今は大変つらい時期でもありますが、自分の思う気持ちをしっかり持って前に進んでいきます。

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白い壁面収納

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昨日は八王子のUさんのお宅に白い壁面収納の納品日でした。
Uさんの収納を作らせていただくのは今回で3回目。
最初に家具を作らせて頂いたのは2005年。ずいぶん昔のことですが、パッと思い出されるほど距離は近く感じます。
車のカタログをたくさん収集されていて、そのカタログたちをしまう棚を作りたい、という少し変わった依頼だなあと思ったのを覚えております。
そして、昨年末に新居に合わせてやはりカタログ棚を作らせて頂いたのでした。
同じようなデザインで膨大な量になりつつあるカタログをきちんと整理できるように作らせて頂き、その量を収納できる書棚となると、かなりのボリュームになるのに、設置工事については安易に考えてしまって、夜中まで作業が掛かってしまったのは大変失礼いたしました。
そうして、その時にあらためてリビングの収納についてご相談頂いていたのでした。
その取付を昨日終えて、これでようやくUさんの暮らしがスタートするのですね。
今回は、カタログではなくて、衣類を主にしまう収納棚です。
今回はご自身で使うカタログ棚とはまた違ってきちんと奥様のご意向を汲み取った良い形になりました。
まるでパズルのように続けて家具のご注文を頂けることにとてもとても感謝しております。

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カウンター下収納と家具の修理

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先日納品した実家のカウンター下収納。
少し扉の加工が必要でしたので、一度持ち帰り昨日納めに行ってきました。
この家具は、30年以上前から使っている(「アキコが中学生のころから使っているものなあ」と父は言っておりました。)クラシカルなダイニングテーブルセットの雰囲気に合わせた収納にしたいということで、ナラ材を使ってこげ茶色の着色オイルで塗装して仕上げ、ポイントとなるつまみにはかなぐやさんのとても表情のすてきな「真鍮白陶器つまみ太円錐」を使ったのでした。
引き戸の部分には筆記用具などすぐ使いたいけど来客時には隠したいものを、奥の扉の部分にはお薬と本などを収納できるようにしています。
結果、とてもいい雰囲気にまとまって喜んでもらえてひと安心。

お話は変わりまして、カウンター下の収納も作るのだから、これを機に「傷んできたダイニングテーブルセットもきれいにしたいな。」ということで、その家具メーカーさんに問い合わせてみたのです。(同業者なのでちょっとドキドキしましたが。)
後日、担当の方からお電話頂き、「籐で編んだ背もたれ部分を張り直して、座面の生地と中のウレタンも新しくして、ひじ掛けのがたつきを調整して、再塗装するしますので1脚あたり8万円ほど掛かります。」というご連絡を頂きました。
椅子を直すのにそのくらい掛かるのは高いかなと思う部分もありますが、張地を変えるとなると一度生地をはがして、そこから塗膜を剥離してがたつきを取って・・って考えると人の成す業ですからね、やはり妥当な金額だと思えたのです。
じゃあ、参考までに、その椅子の新たに購入するとなるといくらかかるのかなあと思い調べてみると1脚12万円で販売されていました。
新品を買うよりも安く済むのならということで、両親は修理をお願いしました。納期には4週間ほどかかるということでした。
修理の判断というと、この「新品を買うよりも安くなるなら」というのが一つの目安になることが多いです。
量販店の家具だったりすると、もともとのその家具の販売価格のほうが安かったりすることもあって、修理の見積金額をお伝えしても「それなら新品の購入を考えます。」となってしまうことも多いのです。
うーん、難しいところです。
思い出とコストを右手と左手に載せて思い悩むところです。
人がそれぞれその物や事に思う価値というか思い入れは千差万別ですから、私たちは自分たちでできることを実直に進めていくこと、それを伝えること、それが仕事です。

「これで椅子もきれいになって帰ってきたらダイニングが整うな。」と楽しみにしている両親の姿を見ていると私までうれしくなります。
家具屋に嫁いでこういう形で暮らしのお手伝いすることができてよかったです。

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最近すきな道

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上郷という川のそばの土地に引っ越してから、工房まで通う道が変わり自分の住む町にはまだまだ知らない通り道があるのだなあと思うのです。
最近のお気に入りの道は、とても漕ぎにくそうな自転車に乗っているすてきな表情をした女性がいるトンネルと、ゆっくりエヌイー。
風が心地よい季節になってきました。
気持ちが揺らぐことなく前をしっかり見ていれば、いつの間にかきちんとそこに辿り着けているはずです。

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すてきなてぬぐい

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もともと手ぬぐいは好きで、行く先々で気に入ったものに出会ったら集めていました。食器を拭くフキンとは別に、洗いカゴに入りきらない時にキッチン天板の上に広げて鍋やグラスを置くのに使っています。
そして、スライドワイヤーシェルフの手前に干しておけばすぐ乾くので使いやすいです。
先月の湘南T-SITEでのイベント「湘南料理道具市」で出会ったkatakataさん。
私「これはホタルの絵ですか?」
カタカタさん「アリ地獄です。」
私「これはクジャクの絵ですか?」
カタカタさん「ヤドカリにイソギンチャクが寄生した絵です。」
全く的外れで失礼だったのだと思いますが、温和にお話ししてくださって、このやり取りですっかりファンになりました(笑)。
色合いがきれいで、柄がかわいらしいのです。
新しいアイテムが増えて、洗い物が多い時でも楽しめそうです。
大切に使います。
いつかアトリエにもお邪魔してみたいな。

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いろいろなかたち

Iさんのキッチンの形を考え中。
皆さんいろんな思いを持っているのだなあとあらためて実感。
自分だったら浮かばないアイデアがもくもく湧いて出てくるのを聞かせて頂けて、やはりキッチンが作業場だよってあらためて思うのです。
きれいな形である居心地良さも大切だけれど、使っている時の心地良さのほうがやっぱり気持ち良い。
その気持ちが叶う形を探していく作業の繰り返しさ。

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こんにちは、Oさん。

古くからお付き合いさせて頂いている設計士のFさん(「おしゃべり」のキッチンのFさん。)から、「友人の家のリノベーションをすることになったので、イマイさんとまた一緒に仕事させてもらえるとうれしいです。」と言ってもらったのが今から1年半前。
今度その「Oさんのところにお邪魔するのでイマイさんもご一緒にいかがですか。」とお声掛け頂いて、お邪魔してきました。
「よかったらお昼ごはんご用意します。」とお声掛け頂いていたのですが、残念・・。
「すみません、これから千葉まで打ち合わせに出かけるので、また今度お邪魔させて頂きますね。」と写真だけ撮らせて頂いたのです。
やはりこうして、キッチンという暮らしの道具(と言ったらいいのかな。)を使ってくれている様子を見られるのが一番良いです。
またお邪魔します。

そのあとは、雨が雪に変わりつつある都内を抜けて都賀まで。
今度Sさんの落ち着いた印象のキッチンを作らせて頂くために設計事務所さんにご挨拶を兼ねて打ち合わせに。
キッチンだけではなくタイルの納まりや室内全体の見え方など、スタッフの皆さんやSさんとお話しするなかでいろいろな方向から新居の様子を伺い知ることができました。
魅力的な場所になりそうで楽しみです。

おや、錦糸町あたりからはすっかり大粒の雪だ。と心配していましたが、海老名はめずらしく静かな雨だけ。
物静かな町を通りぬけてきましたが、やはり晴れ間が顔を出すと良いな。

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いわしの梅煮

「給食食べたいな。」チイがぽつりと言いました。
そうね、今は毎日お弁当だし、食べられるメニューや味は違うもんね。
私「一番好きなメニューは何なの?」」
チイ「いわしの梅煮!」
ということで、作ることにしましたが、作ったことがないのでレシピ検索&お買い物へ。
作ってみて、たぶん給食で出てくるものとは違うのだろうなと薄々感じていましたが、感想を聞いてみると、
チイ「もっと飴っぽいけど、これはこれでおいしいよ。」とのことでした。
毎日何千何万食を作っているプロの人にはかなわない。
学校でお友達と「おいしいね。」と言いながら給食が食べられる時が待ち遠しいね。