指揮棒:ハル最後の舞台の裏側

2019.11.16

先週末の投稿でまだハルが部活動に参加していたことが伝わったのかと思いますが、そのいきさつのお話です。
ふつう吹奏楽部では9月末か10月初めの市中総文で引退となります。(他の部活動は8月が最後の大会になり引退となるので、ただでさえ長く感じ、受験生の親としては焦るのですが。)
市中総文の前日には当日と同じ動きを学校でするリハーサルがあるので、3年生の役員をしていた私は学校に行きました。
その合間に顧問の先生から声を掛けられたのです。
先生「明日で3年生は引退なのですが、ハルカさんに11月にある敬老の会の指揮者をお願いしたいと思っているのですが、お母様としてはどう思われますか?」
私「…本人に判断させたいと思うのですが、どうして私に先に聞くのですか?」
先生「受験に取り掛かるのが遅くなるのでそういうことを子供に言わないで下さいという保護者の方もいらっしゃいますので。」
そうか。ハルの保護者の意見となるとダイスケさんもいるのだから彼にも確認しなくては。
私「主人にも確認してみますので、明日まで返事を待ってもらえますか?」
先生「わかりました。大丈夫です。」
その夜ダイスケさんに聞いてみると、
「そんなことハルに決めさせればいいよ。もしそれで受験勉強や結果がうまくないことになったとしてもそれのせいにする子じゃないと思うから。」という意見でした。
ハル自身に決めさせてもいいのだろうかという点も気になったのですが、「指揮者を引き受けたことを受験勉強の妨げとなったと思う子じゃないと思う」というハルの捉え方も自分と同じだったことがなんだか安心したのです。
翌日の市中総分当日、先生に「本人に確認してもらって大丈夫です。」と伝えました。
翌々日の放課後、「今度指揮者をすることになったの~。」とうれしそうに帰ってきました。想像通りの反応でした。
「S先生(大学などで吹奏楽の指導をしている講師の先生が外部から来てくださっています。)が指揮棒使っていいよって貸してくれたの。」と見せてもらうと、とても美しい指揮棒でした。「ニワトコの杖を手に入れた!」と家族でわいわいしてしまいました(笑)。気になったので調べさせて頂くと外国製で白い部分はメープル材、柄の部分はウォルナット材のようでした。「これを作るのは大変だよ。何で塗装されているんだろう。大切に使わせてもらいなさい。」と伝え、入れ物がなかったので、表彰筒に入れて持ち運ばせその後の練習に参加していました。
もちろん3年生で部活動に参加しているのは彼女だけでしたが、指揮の指導も受けれて、少し立場が変わって部活動に参加することができたのは楽しかったようです。当日の彼女の姿も緊張しているというよりは楽しんでいる感じでした。
期間にすれば5週間。受験勉強には大変なロスだと思いますが、彼女の人生からすれば、もう二度とない機会だったのだと思います。この選択で問題はなかったねという未来を期待してこれからの彼女を見守っていきたいと思います。

オーダーメイドソファ

2019.11.16

2019111600120191116002ソファというか長椅子のような印象。
やはりフレームをきちんと見せたいという思いは強くて、私たちが作るソファの形はこのような印象。
張地はウール70パーセントのタイムという肌触りの良いフジエテキスタイルさんの生地を使って、座面は心持ち柔らかいウレタン、背はフェザーという構成でフジタケさんに縫製して頂きました。
座面は足へのあたりをよくするために左右だけマチを取って、前後は包んでもらい、背も同じく型崩れしないように左右でマチを取って上下はふわっと頭に当たるようにしています。
一点今後の検討点として、座の高さは家族みんなの希望で低めにしたのですが、その分足が伸びるので、もう少し座面の深さを取っても良かったのかな、という点。あと10センチでも高さがあるようならこのサイズ感はフィットしたのでしょう。
椅子は他の家具と違って体感する家具ですので、やはり実際に座ってもらうのが一番なのだと実感します。
オーダーで作ることはその現物がない分、どのように体感してもらうかが重要。
ひとつの感じられる実物がここにありますので、ソファを考えてみたいという方はぜひすわりにいらして頂ければ幸いです。

 

 

【近日開催予定のイベントのおしらせ】

イマイダイスケ 自宅のオープンハウス(予約制)
日時:11月24日(日)10:00~17:00
場所:神奈川県海老名市
詳細:https://www.freehandimai.com/?p=20061

クレミル2019
日時: 12月14日(土)、15日(日)10:00~17:00
場所:フリーハンドイマイ工房にて
詳細:https://www.freehandimai.com/?p=20028