シナの食器棚

2019.12.19

実は最初に相談に来てくれたのがいつだったかはもう忘れてしまいました。
突然なった携帯電話を見ると、きちんと名前が表示されていて、出てみると何となく聞き覚えのある声のような‥。
「実は数年前に一度相談に伺ったNといいますが・・。」
何となく覚えのあるお名前で、たしかのその時お話を進めていた食器棚はどうなったんだっけ・・。
というのが、再びNさんと相談を再開するきっかけでした。
それから、いろいろと打ち合わせを重ねて、できあがったのがこのシンプルな食器棚。
できあがりはシンプルに見えても、ここに至るまでに食器のサイズ、吊戸棚の扉の開き方、吊戸棚の高さとリビングから見えるバランス、天板の素材、いろいろな部分で検討・確認を繰り返してこの形になりました。
ウェブサイトの制作例に並んでしまうと、どこか似たような形に思えても、その人にとってはその人だけの形です。
そういう写真では表現できない空気というか愛情のような塊をどうにか写真でここで表現できないだろうか。
心躍るような気持ちがそこにあるのですから。