日記「自由な手たち」

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くるみの部屋

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Iさんから追加で頼まれていた扉の取付と、前回残念ながら取付できなかった洗面台の化粧板をつけにお邪魔してきました。
前回、クルミ材を使った食器棚を作らせて頂いて、それに合わせてリビングから見た印象も整えられたら良いなということで、クロスで仕上がっているキッチンの側面と背面にクルミの板を取り付けて、私たちの作るペニンシュラキッチンのような印象を作ったのでした。
食器棚は食器棚で細かい加工があったり扉に反り止めの金物をつけたりと、作るのは大変ではあるのですが、工房で加工ができるので、私たちのリズムで家具作りを行なうことができます。
今回のように壁にクルミを取り付けるような造作になると、現場ので作業量がとても多くなり、また、作業を始めてみないと読めない部分もあったりして、工房で作るのとは大きく違う緊張感があるのです。
特に今回はバックパネルとサイドパネルを留で納めるということ、キッチン側も少しクルミを張り込むので、その部分をどう仕上げるのか、私も事前に現地を見ながらあれこれイメージしていたし、制作を担当したノガミ君もあれこれイメージしながら現場で作業しやすいように製作を進めていってくれます。
それでもどうにも読めない部分はあったりするのですが、そういうことがあってもとてもきれいに納めることができました。
特に留め加工部はとてもきれいに納まりました。
昨日伺った時点でこの湿気の多さでも問題なく納まっていましたし、食器棚の扉が見た感じ大きく伸びたりもしていませんでした。
(多少伸びているのでしょうけれど、ヨコ目なので使い勝手に支障が出るような動きにはなっていなかったので良かったです。)
私の自宅の洗面台の扉は拝み部分もうこすり始めているし、トイレの戸も少し錠のストライク部分に擦り始めているのに、Iさんのところではそういうことが出ていないのが幸いでした。
でも、そのうち木の動きは出てくると思いますので、使いづらい部分などが出てきたらおっしゃってくださいね。
そして、もう1点がこうしてキッチンの周りに木製パネルを取り付けると、そのしまい方で気になってくるのが巾木です。
今回のIさんのところの巾木は白いものでしたので、クルミ材で囲われるとかえって目立ってしまう。
そこで巾木もクルミで覆うことにしたのですが、最近のシステムキッチンは一番下まで引き出しになっているフロアコンテナタイプが多いので、その被せた巾木の厚みでコンテナが開かなくなってしまう可能性があったのでした。私はそこまで想定できていなくて、現場でノガミ君たちがきれいに納めてくれたおかげで、コンテナがクルミの巾木にあたることなく使えるようにできたのでした。

そして、こうしてキッチンにパネルがついて、食器棚が設置されると、システムキッチンの吊戸棚の表情が気になってくる。
私もそこまではイメージできていなくて、その小さな吊戸棚の扉も今回クルミ材に交換したのでした。

そして、ちょっと大変だったのが、洗面台の造作。
前回、引き出しの前板をクルミ材に交換して、水ハネで汚れやすい鏡部分もクルミを貼りたい、と言われていたのですが、いざ付けようとしたら水栓器具にあたって入らなかったのでした。
ギリギリ入るかなあ、ともくろんでいたのですが、全然入らないようでした。
そこで、今日あらためて道具を持ち込んで、洗面台を一部解体して、洗面台の下に潜り込んで、水栓器具を外して、無事クルミ材を鏡部分に張ることができたのでした。

これで、Iさんの必要なものがひと通りに揃いましたね。
またいつでもお声掛けくださいね、Iさん。