「飾り棚のオーダー」
茅ヶ崎 N様
design:Nさん
planning:daisuke imai
producer:tsuyoshi kawaguchi
painting:haraki tosou
以前、どうしてもとお願いされて木工教室を開いたことがあります。
「長かった海外暮らしが終わりこちらに戻ってくることになり、家を新築したのですが、その家に置く家具をどうしても自分で作りたいのです。」とメールを下さったNさん。あの時は、まず手始めにと愛犬の餌台を合板で作ったのです。私も「先生」なんて呼ばれちゃったりして・・、照れくさいです。そのあと、ホームセンターに一緒に行って、テーブルソーや手道具一式を手に入れて、「新居ができるまでにある程度のものを作ります。」と言って頑張っているというお話だけはメールで伺っていたのです。
そして、その後新居のお披露目会に招かれた時は、驚きましたね。道具を購入してから1年くらいで洗面化粧台や玄関の靴箱、デスクなど必要な家具を作ってしまっていました。良いセンスです。
「イマイさん、カットはねホームセンターのおじさんに頼んでいたんですけれどね、なかなかピタッと木って切れなくて根困りましたよ。」なんておっしゃっていました。でも、その出来栄えは本当にすごいです。良くやった、と言う感じです。
ちなみに、Nさんは中学生のお子さんが居る女性です。パワフルです。
そんなNさんでも「はじめは自分で作ろうと思っていたんですけれど、やっぱりどうやったらいいかが見当つかなくて。それにリビングだからきれいに納まらないとつまらないから、ここだけはイマイさんにお願いします。」と言われたのが、この飾り棚です。Nさんが自分で作ろうとした様子が良く現れたデザインです。四角い形を組み合わせて、ボリュームをつけていく。リズムも合って良い形です。
ちなみにこの家具を作ろうと思ったきっかけを聞くと、Nさんの息子さんはかなりのテニスの腕前ですでに中学レベル以上だとか・・。その息子さんが勝ち取ったトロフィーを飾りたいのだそうです。素敵ですね。
そのようなわけで、ガラスのショーケースと収納を組み合わせたこの家具ができたのです。


(目安として、運送搬入費は10,000円から、取付施工費は24,000円から)