ブラックウォールナットのデスクとワードローブ

2016.10.25

2016102500120161025003今日は、いつも材料の仕入れでお世話になっている会社の社長さんから直々の依頼で、その社長室の机とワードローブを作らせて頂き、納品してきたのです。
数多くの木工屋さん、家具屋さんがいる中で私たちに声を掛けてくださったことをとてもうれしく思っているのです。
実際何が決め手なのかな・・。聞いたことはないけれど、素直にうれしいのです。
帰りの車の中。
今日は、本当は製作を担当したノガミ君と来ようと思ったのですが、彼の仕事が立て込んでいて、代わりにカイ君と取付に来たのですが、先日ふと思ったことを話してみました。
「なんて言うか、カイ君にしてもナカガワ君にしても、技術校で勉強して、それからうちに来てと含めると、1年半ほどだけれど、1年半前までは家具を買う側だったわけだよね。作る側、ましてやそれをほかの人に提供する側になるなんて思っていなかったのだよね。何て言うかそれって、とてもうれしいことで、すごいことだよね、なんて言ったらいいかな・・。
昔、自分が二輪の免許を取ろうと思った時に、免許さえ取れれば運転がとてもうまくなれるんじゃないかって思っていたんだよね。でもそれは、自分の努力次第で、免許を取ってからもうまく運転しようとしないとうまく運転できない。家具もそうなのだろうけれど、みんな努力して、いろんな人に家具を届ける側になっている、それってすごいことだよね。1年半前じゃ考えられなかったくらい。それを何て言ったらいいかな・・。」
「そう思います。自分にとっては大ごとです。」
「そう!大ごとだよね。人生の大きなできごとだ!」

自分がそういうみんなの人生の変わり目に立ち会えたことはうれしいし、みんながそう思ってうれし楽しく家具を作ってくれているのはもっとうれしいのです。