二十歳の集い

2025.01.15

愛しのわが娘ハルは今年二十歳になりますので、成人式の日に市のイベント「二十歳の集い」に参加してきました。どういうものか経験がないので知りたい気持ちもありました。

私は中高一貫校に通ったので、一番仲の良かった友達も引っ越してしまいましたし、もう誰も覚えてはいないだろうと参加はしなかったのですが、

地元のお友達が多い兄がそんな私を気の毒に思ったのか、新宿に住む母方の祖母に七五三の着付けをしてもらい穴八幡宮にお参りに行った経験から、祖母に晴れ着姿を見てもらいたいというリクエストを兄が車を運転してくれて叶えてくれたのでした。今振り返るとそんなわがまま聞いてくれて、兄に感謝しなくてはいけませんね。

さて、ハルの話の戻りますが、

「着付けの予約、遅くなると3時おきになるよ!」とハルのダンス仲間のママ友達が早めに声をかけてくれていったので、1年半以上前には予約を取りました。次女チイの卒業式でもお世話になった地元の「スタジオありがとう」さん。古くからある場所で、そんなに大きい場所でもないので目立たないのですが、「こうしてほしい。」というリクエストを叶えて仕上げてくれる腕は確かで、ハルも「あの人たち、すごいんだけど。初めて見せた写真通りにしてくれた。」と前撮りの時から感動していました。

10時半からの式典で、8時半に来店くださいと言うことで、6時起きでしたので、いつも通りに行動できました。

ハルは、前撮りとはヘアアレンジを変えて生花を飾りたいということで、お花屋さんで事前購入して準備しておきました。桜とカラーとラナンキュラス。そのままでは使えませんので、ヘアアレンジにつかえるように、当日の朝ワイヤーとフラワーテープで加工していました。うまくいってよかったね。

会場に行くと、生後数か月からの幼馴染、小中と共にしてきたこの群像。みんな立派に大人っぽくなって、親と一緒にいないと面影がない子もいて驚きましたが、みんなの姿を見て、この日を迎えるまでもみんなそれぞれのドラマがあったのだろうなと思うと、素晴らしいことだなと思い勝手に感動していました。観に行ってよかったです。

午前中で終えた式典から、午後の中学校の同窓会までは時間がありましたので、近くの公園に行って写真を撮りました。通りかかった人に「おめでとうございます。」と声をかけていただきうれしかったです。

同窓会で夕ご飯を食べて帰ってくるだろうと3人で食べていたのですが、

「これから帰ります。全然食べられなかったのだけど、家に何かある?」とハルからLINEのメッセージが入り、普通のオムライスのメニューが記念日ディナーとなってしまいました。

仕上がりにきれいさよりもスピード重視で、自分で卵焼いて、せめて、とでっかく「20」と書いていましたけど。(笑)らしくていいよね。そんなあなたが大好きだよ。

ちゃんと20歳の誕生日にはお祝いディナーにしようね。

そんな我が家の成人の日でした。

在り方

2025.01.12

父が居なくなってから初めてのお正月でした。昨年のお正月も父は入院中でしたのでみんな揃ってお祝いすることはできす、命日も1月中旬なので、今までとはお正月を迎える気持ちが変わりました。

やっぱり寂しいですね。

両親ふたりでしていたお正月準備も母一人でするには大変なので、家族が集合する前日にダイスケさんとお手伝いに行きました。

食事の買い出し、神棚を整えること、

飾りの間仕切りやお正月だけ飾る富士山の絵とお屠蘇の漆器の用意は年に一回しか出しませんから、屋根裏収納にしまわれていました。母は気を付けながらまだできるから大丈夫と言いますが、ひとりでやって階段から落ちては大変ですから、兄とも話して、収納場所を変えていくことにしました。そして、もう屋根裏収納は母が使わなくてもいいように片づけていくことにしました。

その収納場所があっても、暮らす本人の状態によっては使わなくなることがあるのだなと改めて感じました。

「もう使わなくたってそこにあるだけでいい。」という母の気持ちもあると思いますから、物をなくすことを目的にせず、ひとつずつ話しながらよい状態に進めていけたらいいなと思います。

新年のご挨拶で家族が集まった時には、母がお節料理を用意してくれて、父が注いでくれていたお屠蘇も、両親の出身の岩手県のソウルフードのくるみ餅もちゃんと用意して食べ、思い出話をしながら楽しく過ごすことができました。

そして、昨日一周忌がありました。母が体調を崩すことなくこの日を迎えられてよかったです。

一昨年に父が体調を崩し実家へ足を運ぶ機会が増えてから、そして、父が亡くなり相続の手続きが始まってから、結婚してしばらく離れて暮らしていた両親の暮らしと、父の79年を知る機会となりました。

生前父がお世話になっていた会計士さんに引き続きお願いできて安心だったのですが、話には聞いていましたが、色々な書類を集めたり、手続きをしに出掛けたり、大変なのですね。

平日に動けないと無理なことが多かったので、勤務の調整が難しい人は厳しいことなのではないかと思いました。どの施設や会社の担当の方も親切に対応してくださったので、本当に助かりました。

「相続税の申告・納付は亡くなられたのを知った翌日から10か月以内。」という決まりで、父が書き残してくれたものもあるし、母もしっかりしていて父の情報も知ってるし、なんて思っていたのですが、結局期限ぎりぎりとなってしまいました…。担当してくださった会計士さんの返事はとても速く、頭の切り替えがうまくない私にとっては費やす時間が少なくて済んで、とても助かったのですが…。

とにかく無事に終えてよかったです。

父は、パソコンでやり取りするIDやパスワードをすべてノートに書き出してくれていたのは助かったのですが、独自のパスワードではなく、推奨するパスワードを選択して父の手書きでノートに残してあったので、アルファベットの小文字のnかhかわからなかったりしてとても苦戦しました。娘も解読不能のある意味最強のセキュリティでしたが(笑)、手書きでは残さない方がよいなと思いました。

父が遠洋漁業の航海士から定年で下船して、小型船舶免許の講師をしていたのですが、日報として書き記してあるノートが何冊かあり、そういうものを目にすると感動します。ただ、「父が船で働いている。」という漠然としたことしか知りませんでしたから、こういうことをしていたのだなとわかって、とてもうれしかったです。

相続の手続きは、資産・金銭の管理がメインなので、とても事務的な印象でしたが、色々な資料を目にすると共に一緒に暮らしている時や生前わからなかった父のことも知る機会にもなり、とても良い機会となりました。

お父さん今まで本当にありがとう。

自分の在り方を考えながら生きていかなくてはいけないなと思いました。

(文・写真 イマイアキコ)

トンネルとみかんとつづら折り

2025.01.10

正月休みの間にどこかに出かけよう、とアキコと話をしていて、県西の地図をあれこれと眺めておりました。二人とものんびりと緑の中を歩くくらいが好きなので、ふと目に留まったのが国府津から曽我丘陵を抜けるという小田原市の観光課で作られたウォーキングマップ。

良いね、良いねと国府津駅に降り立ち、神社で挨拶をしてから歩き始めたのでした。「丘陵という優しい言葉には騙されてはいけないね。」と息を切らしながら、トンネルのように木々が覆いかぶさるなかを抜けてかなり高度を上げたあたりで、みかんを卸している民家がありました。

そこに同じ地図が張られていて、「今はどのあたりだろうか・・。」と思い、「こんにちは。」と声を掛けて立ち寄ったら、「あら、どちらさんだっけ?よかったみかん持って行ってください。ほら、カバンが大きいからまだ入るでしょう。」と、にこやかに話すご年配のおじさまに促されて、「さあさあ、どうぞ、よかったらこの奥で景色も見張らせるから、みかんを給水代わりに休憩していってください。」なんて奥に招かれてしまいました。

あらあら、これはうれしい。

「このみかんは先代の頃からここで穫れるのですが、市場に売りに出すほどの量でもないものですから、こうしてここで皆さんにお分けしているのですよ。」

とお話をしながら案内してくださったのが、手作りの見晴らし台がある広場。

おお、すてき。

「もともと小田原のみかんはすっぱいものが多いのですが、今回穫れたのは甘いんですよ。しばらく寝かせておいたのも良かったですね。」

「2月に入ると梅の季節が始まっちゃって、みかんもあまりお裾分けできなくなるから、もし今度お車でいらっしゃったら、また声を掛けてください。こうしてお会いできたのも良いご縁です。」

と私たちがもぐもぐやっているところに丁寧にいろいろとお話をしてくださったのでした。確かに良いご縁です。風は冷たいですが、温かな気持ちとみずみずしいみかんを頂いて元気が出てきた私たちは再び緑のトンネルへ。

そして、古墳自体の末期(七世紀ごろ)に作られた岩、風外禅師が晩年過ごしたという風外窟を見学。ここで過ごす時間はとても静かで清らかだったのでしょうけれど、お墓に寝泊まりするのは怖いなあ、なんて思いながら山をくだり、途中で「箱根のホテルにも卸しているのよ。」とうれしそうにお話するおばさまのトマトを頂いて、宗我神社で終点。

帰りは御殿場線に揺られてのんびりと。

健やかな一年の始まりでした。

揺られて

2025.01.06

今日は一足先に私とアキコは仕事始め。みんなは明日からスタート。

お昼前から鎌倉のKさんのところに打ち合わせがあるのでバタバタと出発。

そうか・・このあたりはモノレールなんだよね。この大船から江ノ島をつなぐモノレールは懸垂式なのでけっこう揺れるのです。

私は子供の頃から相変わらず車酔いをしてしまうのです。子供の時分なんてまだ車の中でタバコを吸うことが当たり前の時代で、父はそれはもうヘビースモーカーだったので、後部座席に乗る私はものの10分で気分悪くなってしまう。でもそれは私一人だけでユウ(弟)なんていつもケロッとしているのでいつもうらやましいと思っていたっけなあ。

なんてことを考えていたら、いかん、今日はうっかり後ろ向きの座席に座ってしまった・・。後ろ向きはより辛そうだ・・
と、思っていたら間もなく走り始めてしまったぞ。
むおお、やはり出足が速いぞ、気分が悪いぞ・・。
今朝の朝食にと昨日買っておいた大きなソーセージが入ったうまそうなパンにはうっかりニンニクがまぶされていたようで、マスクの中でその香りがよけいに私の頭を刺激する。

うう、いかんぞ。

と言うところで到着。
乗車時間か短くてホッとひと安心。

Kさんには食器棚を以前から相談されていたのですが、まだご新居であるマンションが建築中だったので、必ず引っ越し前に食器棚が必要だということではない限りは、せめて内覧会でお部屋を見てから、もしくは時間が取れそうでしたら、少し暮らし始めてご新居でのご家族の動き方や物の出入りの仕方が分かってから食器棚の形を考えた方がきっとしっくりする形にできると思います、とお伝えしてあったのです。

Kさんもその考えからにご納得くださって、年末にお引っ越しを終えてひと段落したこのタイミングであらためてお話を聞かせて頂くことになったのでした。

で、やはりお話を始めてみると、考えていた形よりももう少し工夫をしたくなってきて、Kさんにとっての良い形をあれこれ悩みながら探し始めたわけです。

特に最近のマンションの傾向なのか食器棚を置くスペースがコンパクトになっていることが多く、また食器棚の奥行もあまり深く採ってしまうとキッチンとの距離が近くなってしまうことが多かったりして、コンパクトながらもいろいろと工夫が必要だと感じたのでした。

打合せというのはいつも新鮮で、私も相変わらずハッとさせられます。

「それでは、下の収納の形はおおよそまとまってきたので、この吊戸棚はどうしましょうか。」なんてお話になった時に、私はけっこう1/20の図面を見る時の印象というのを大事に思っていて、(けっこう実物と同じスケール感を感じられると思っているのです)図面で見ると吊戸棚の幅が高さのわりに短めに感じていて、もう少し広げたほうがリビングから見た時の印象が良いと思っていたので、そのようにお話を進めておりました。

「じゃあイメージしやすいように、実際の寸法になるように壁にテープを貼ってみましょう。」と張り始めたのですが、実際に張ってみると、うーん、大きいではないか・・。ちょっと余白が窮屈に感じるぞ。

Kさんも大きいなあ・・と。

なかなか感覚というのは、空間に当てはめてみると頼りにならないのかもしれません・・。

そんなわけで当初のサイズでテープを貼り直してみると良い印象。図面で見ると当初のサイズ感だとぼってりした印象に思えたのが、実際の空間の中で見るとそのサイズのほうがしっくり来たのです。

なるほど・・、いまさらながらよい勉強になりました。

そのような感じでお話が進み一つの形がまとまりました。

これでどのような形になるか工房に戻ってまとめ直しますね、しばらくお待ちくださいませ。とお伝えして再びモノレールに揺られて帰ってきたのでした。

テーブルをきれいにメンテナンスしました。

2025.01.05

食事をしたり、お料理の作業台になったり、パソコンを使ったり、書き物をしたり、生活の場となるダイニングテーブル。今年もメンテナンスをしました。大掃除と同じタイミングでするのが自分の理想だったのですが、難しく、元旦になってしまいましたが、家族そろってお節を食べる前には終わりました。

この家に引っ越してきた時に作った栗材の丸テーブル。オイル塗装のもので6年目になります。

表面の艶感にムラがあり、触るとざらつく感じがありました。

我が家のメンテナンスセットは、使い古したキッチンスポンジとふきん、洗濯に使っている純石鹸、洗面器、3Mの紙やすり、フォレストさんの蜜蝋WAXです。

まず、ぬるま湯で石鹸を泡立てて天板を泡泡にして洗っちゃいます。個人的に洗うという作業が好きなのだと思います。これだけでもとてもすっきりします。

意外と触っているテーブルの淵。ここもすべすべだと気持ちがよいです。床に泡が垂れないように気を付けながら洗いましょう。

面全体を洗い終えたら乾いたふきんでまず泡を拭き取ります。

右側が拭き取った古タオル。汚れが落ちたのがわかり気持ちがいいですね。

石鹸成分がしっかりとらないとアルカリの影響で変色するかもしれないので、硬く絞ったきれいなふきんで3回ほど繰り返すとふきんに汚れが付かなくなりました。

その後天板が乾くまで、30分ほど待ちます。石鹸では落ちなかった汚れが反射しています。これは紙やすりで一緒に磨いて落としていきましょう。

反射している汚れがなかなか落ちなかったので、240番→320番→400番で紙やすりをかけていきました。

木目に沿って反対の手で表面を触りながらざらざらからすべすべになるまでやりました。消しゴムのかすのような汚れが出ますのでそれを集めて取り除いておきましょう。

残り少なくなっていた蜜蝋WAXは結構固くなっていましたので、ボールにお湯を入れて湯煎をしながら塗り込みました。湯煎をして柔らかくなっても伸びるとすぐ硬さが戻るので、小さい面積を塗り込むようにしていきました。(新しいWAXだとそのようなことはないと思います…。)

今回、WAXが硬くなってしまってしまっていたので、WAXの塗り込み作業が一番体力を使いました。

むらなく塗り込んだ後、乾いたウエスで余分なWAXを拭き取りました。

手触りすべすべなテーブルになりました。「テーブル氏、今年も1年よろしくね。」という気持ちになります。

ご家庭で作業しやすい蜜蝋WAXを使った方法をお伝えしました。オイル塗装のテーブルやデスクをお持ちの方はお時間があるときにぜひ試してみてください。

他社さんの家具をお持ちの方は、そのメーカーさんにメンテナンス方法をご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。

Fさんのキッチンを制作して:スタッフ ノガミ君の制作日記

2025.01.04

お正月の三が日が過ぎ、今日から仕事始めの人もいらっしゃるのではないでしょうか。スタッフノガミ君が制作日記を書いてくれましたので、ここでご紹介させていただきたいと思います。

私たちは、お客様がそのキッチンがある住まいの中でどう過ごしていきたいか、お客様の望む暮らしのお話を聞かせていただき、お家の間取りやお好みに合わせて提案させていただきデザインを考え、一つ一つの形を考え、家具職人が一人一台担当制で制作をしている家具工房です。

ご自身で壁の塗装をされたFさん。まだ塗装前に伺った時のお写真を使わせていただきました。

【Fさんのキッチンを制作して】

今回のキッチンはずいぶん前から話題にあがっていました。
「大変そうなキッチンの仕事がある」と会社の食事会で社長がたびたび話していたのです。

(Fさんからお問い合わせをいただいたのは2022年のことでした。納品は昨年2024年の10月でした。)

しばらくしてその話題も忘れてしまいそうな頃に図面が渡されました。
それはコの字型のキッチンで、それぞれの正面図を見てみると収納の仕方やデザインなどがさまざまで、三面とも特徴があり、その一面だけ見てもいろいろな要素があって、これらがひとつのキッチンになるとはとても思えない図面でした。

扉や引戸もあり、その引戸もサイズが様々で使う金物が違ったり、深さの違う引出しもあり、吊戸もあります。

いくつもの個性豊かな家具が集合してそのキッチンを形成しているかのようです。

たしかにこれは大変だと思いました。

また、今回のキッチンは床が土間なので給水などの配管は床下に隠ぺいする形ではなく露出していて家具の中を通ります。床の壁際に配管してあるので、それを避ける形で家具を作らなければなりません。

四角い箱を作るのは割と簡単ですが、欠き取りや仕切りや段差などがあるとその分の加工が増えて作り方も複雑化していきます。

どの様なアプローチで組み立てていくか、それぞれをジョイントしていくかとても悩みました。
今までの作ってきた家具の経験を踏まえながら作り方を考えていきます。

まず、社長との図面の打ち合わせから木取り表までで3日もかけてしまいました。

そして、作り始めてからも気の抜けない作業が続きます。
手順を間違えると成立しなくなってしまう箇所もありましたがヒロセさんの手を借りつつ、個性豊かな家具たちを注意深く作りあげていきました。

作っているなかで思い出深かったのは、シンク下の上吊引き戸の振れ止めです。既製部品では対応出来ない仕様でしたので、対応可能にする部品の形と寸法を考え、いつもステンレスの天板を作って頂いている高橋製作所さんに特注で作ってもらいました。
これは初めての経験でしたので仕込み終わる最後まで緊張していた箇所でした。

そして、キッチンの取付。通常なら2日間取るところを今回はコの字ということで、現場での調整も多く出ると見込んで3日間のスケジュールにしてもらいました。
そしてコの字ですので、寸法の逃げを見て置きづらい部分がありますので、キッチンの寸法と部屋の寸法が合っていないと納まりません。このあたりは、現場監督さんと大工さんと連携をとり一部壁を付加してもらったりして、お陰様で無事に取付けることができました。

取付終わってから気づいたのですが、あんなに個性豊かな家具の集まりだったはずのキッチンですが不思議と統一感があり空間に馴染んでいるように見えました。

自分はデザイン的なことは良く分からないのですが、おそらく大理石の天板がキッチンの表情をまとめてくれたのだと思います。
またキッチンには珍しいお部屋の大きな窓からの景色も相まってすごく居心地のいいキッチンに仕上がった様な気がしました。

今回はお客様の喜んで頂いた姿や私たちに頼んでくれた経緯のお話を直接聞くことができて、このすてきな空間作りに関われたことをよりうれしく思いました。

Fさん、ありがとうございました。

お節と散髪

2025.01.01

我が家のお節料理は元旦の夜になりました。

ハルが初日の出を見に出かけていて、元旦のお昼に帰宅した後、眠っていましたし、

お休みでもリズムを崩したくないというダイスケさんは「アイ(猫)もいるし。」と同じ時間に毎日会社へ出かけて行きますので。年内にいただいていたお仕事のお見積などを進めてくれています。

彼のこの気持ちがあるから会社が成り立っているわけで、感謝しています。

18時頃みんな揃い、挨拶をして、お年玉を渡して、「お節料理の味大丈夫?こうしたらよかったかな?どう?」と話しながらみんなで食べるこの時間が好きです。

プロの人が見たらできてない部分がいっぱいあると思いますが、みんなおいしいと言って食べてくれていたのでよかったです。

明日から実家への挨拶に出かけますから、ダイスケさんの散髪をしました。

ダイスケさん「サッポロビールのCMで妻夫木君がお料理している動画があって。雰囲気があってすてきなのだよね。彼はあんなにかっこいい人だったんだなと思ったよ。ああいう髪型にできないかな。」

ということで見てみましたが、パーマをかけてあるみたいですし、私にその技術はありませんし、

いつも通り洗面所でバリカンとハサミで短めにカットをしました。

お節料理も、ヘアカットも、何回やっても「完璧にできた。」と思う時はなく、難しいなと思うままこの年になってしまいました。難しいです。でもする機会は楽しいので、これからも楽しんで取り組んでいきたいと思います。

大みそか

2024.12.31

お節づくりのスケジュールを毎年立てているはずなのに、「あ、あれもやななきゃだった!これ買い忘れていた!」と他のことを思い出すと、バタバタになってしまい、結局紅白のはじまりを見ながら、慌てて年越しそばの準備に入るようになってしまうのです…。

もう頭の中だけでは一度崩れると無理なことが分かったので、書き出しておくようにしようと思います!

長女ハルが大みそかは家にいてくれたので本当に助かりました。お節づくりのお手伝いは彼女の当番。

写真は栗きんとんのさつまいもの裏ごしの物しかありませんが…。

伊達巻、田作りも作ってくれました。

これらにローストビーフ、煮豚、黒豆、なます、松前漬けが我が家のメニューです。

年越しそばの海老天が初めてまっすぐ揚げられました。ちぎれちゃうのではないかってくらいに切り込みを入れないといけないのですね。ハルが躊躇なく切っていたので食べやすくもなって成功しました。いい勉強になりました

ガスコンロが3口の我が家。黒豆に一口占領されると、火の元渋滞が起きてしまうので、大みそかのお昼には煮終えて、今年はそれにならないように準備できたことはよかったのですが。

紅白歌合戦を見ながら、年越しそばとマグロとぶりのお刺身が大みそかの夕ご飯メニュー。

みんなでこうして食卓を囲めてよかったね、1年ありがとうございました、と乾杯をしました。

お飾り

2024.12.31

大掃除を終えたら、お飾りを飾りましょう。

お飾りはパーツの材料を買って手づくりしました。お飾りに水引でその年のモチーフを作ることと、玄関の花を選んで飾るのはいつからか次女チイの担当。

体がお花になってるかわいい蛇ちゃん(会社のお飾りは緑色、家の玄関は白、花瓶はゴールドにしたそうです。)と、今年のラッキーカラーはグリーンとゴールドと紫ということでお花を選んでいました。

手塚さんの花瓶にもゴールドが入っているので、よりゴージャスな印象になりました。

花瓶の周りには水引で作った小さい紫とピンクのお花をちりばめて。こういう発想は私にはないので、素晴らしいなと思いました。

鏡餅は、coneに真空パックのお餅をのせました。生のお持ちのカビがどうしても気になってしまって、悩んだ挙句、こういう形になりました…。

我が家はこういうお飾りで新年を迎えることになりました。

大掃除

2024.12.31

網戸を外している間全開丸見えな我が家。
玄関ドアの内側。家を出る時に蹴とばしてしまっているのですね。
全部葉が落ちてしまったソロの木。よく見ると新芽が出ているのでした。
もみじの根元。葉が落ちたということは、落ち葉拾いをしなくてはいけません。45Lのごみ袋がすぐいっぱいになりました。
大掃除が終わりきれいになった愛しき我が家。お隣のお家が売り出されているので、来年この光景が変わるかもしれませんね。

今年の我が家の年越し準備の分担は、私とチイが買い出しへ、ダイスケさんが大掃除をしてくれました。

12月にオープンハウスがあったので、キッチン周りのお掃除は終えていましたから普通のお掃除で済むので、

お風呂、洗面所、トイレ、玄関、お庭は私の担当、網戸を外して洗う、窓と床を拭くことをダイスケさんがやってくれました。(子供たちには自分の部屋をもう少しどうにかしてくれとお願いしました。笑)

我が家の網戸、窓枠から外すとき、上部の固定をドライバーを使って緩めてから外すタイプ。マンションの時のようにカチッとスライドさせて外せるだけだと楽なのですが、そうではないので、脚立を使ってダイスケさんだから届く位置なのです。

うーん、お家づくりの時お掃除する時の方法までは考えていないポイントでした。年を重ねて手が届かなくなったときはどうしたらいいのかな、と考えておかないといけませんね。

外した網戸の枚数は8枚。玄関から外に出して、草目地になった竿地の場所で、バケツとジョウロを使って水洗いです。昨年までは中性洗剤を使っていましたが、今年から草目地になったので、洗剤を使って土に影響があってはいけませんから水洗いに変えました。ダイスケさんがうまくやってくれましたのでそれでも十分汚れは落ちました。2階から壁にぶつけないように外に運ぶだけでも大変ですから、とても助かりました。

玄関の壁やドアは米松で、硬く絞った雑巾で水拭きをしました。普段工房では嗅ぎなれない木のいい匂いと雑巾は明るい茶色に汚れが付きます。気持ちがいいなと思いました。

お家づくりの時、見た目や質感などで選んでいたと思うのですが、自然素材はこうしてお掃除をしている時にも心地よさを与えてくれるのかと、今さらながらに感じました。

玄関ドアの下側は黒い汚れが付いていました。蹴とばしてはいないつもりでいましたが、暮らしの中で当たってしまっていたのですね。

玄関ドアを開けっぱなしにできる季節に石鹸で洗ってこの汚れを落とせるか、やってみようと思います。

そんな我が家の大掃除なのでした。

今年も一年ありがとうございました

2024.12.31

今年の一年も良いことやそうではないことや大変だったことやうれしかったこと、一喜一憂の日々でした。良いことばかりだったら、今こうしていられることを軽んじて思えてしまうでしょうから、山あり谷ありの日々が一番素直です。

そして、今年も多くの出会いがありました。

もちろんお久しぶりにお声掛けくださった方々もいらっしゃって、こうした出会いがあってやはり今こうしていられるのだと実感しております。特にうれしいのは湘南地域のビルダーさんからオーダーキッチンをご依頼頂く機会がふえてきたこと。自分たちの暮らしている町の近くから声が掛かるというのは何というかきちんと私たちを見てくれているようでとてもうれしいことです。

そして、出会いもあれば別れもあります。

淋しいことですがタケイシさんが今年いっぱいでこの工房を出ていくことになりました。良い部分もそうではない部分もすべて彼女らしさで、この先彼女だったらこういうことができたかもしれない、なんてふと思い起こしたりするのですが、一度自分をきちんと見つめ直す機会を持つことにしたのです。

「また、良い報告ができるように頑張ります。」

はい、良い報告を聞かせてもらえるのを待っていますよ。

私は、漠然と、この工房では女性が活躍できる場所を作りたいって思っていたようです。タケイシさんがここに来てくれてそれが何となく明確になっていったように思えます。

心地よい室内空間を想像する時、やはり女性の思いのほうが男性の思いよりも強いように思えます。もちろん、アキコの助言は私の大きな助けになっていますが、私とアキコの持つ思いを外から見てくれる人、新しい風を吹かせてくれる人がいてほしいなって思うようになったのです。

彼女がこれから何を吸収して自分自身を表現していくだろうね。

また顔を見せてくれるのを楽しみにしています。

来年も年が明けて早々慌ただしくなりそうな気配です。

風は冷たいですがそれでも朝焼けは美しいし、夜はふんわりした狸を時折自転車道で見かけます。この前の狸は南の空を眺めていたなあ。アイも変わらずふんわりしていて、寒いのに相変わらず朝帰りの毎日。

変わることもあれば変わらないこともある日々なのです。

秋葉原デートの後はお家で焼肉

2024.12.29

年末年始の天気予報を確認すると、雨はしばらく降らないらしい。窓を拭いたりはどの日でも大丈夫そうだなと考えていたら、次女チイが秋葉原に行くと言う。なぜ秋葉原なのかを聞くと、「アイカツ」のゲーム機が復活してそれでプレイができるチャンスなのだと言う。

もともとこのゲームとチイの出会いを作ったのは私。

姉ハルのダンス教室がAEONのカルチャースクール内にあって、それに通うのに付き合うご褒美におもちゃコーナーにあるこのゲーム機で遊ばせていたのでした。

幼少期に見ていたアニメが検索すればいつでも見られるようになり、懐かしく思い出してみていたら、ゲームのことを思い出してやりたくなったのだそうです。期間限定でそのゲーム機が復活している場所が秋葉原だということでした。

そうか、ゲーム機もずっといつまでもできるわけではなかったのですね。自分の子供たちが遊ばなくなっただけだと思っていました。そうですよね、稼働しておくだけでも電気代がかかりそうですものね。

実は今まで秋葉原へ行ったことがなかったのです、私。この機を逃すと多分一生行くことはないと思いまして、ついていくことにしました。

改札を出る時から大きな画面に囲まれて圧倒されました。外国の人たちがみんな携帯で撮影していましたが、その気持ちがよくわかりました。

その場所に行き、何かグッズを購入するとそのゲーム機で遊べる整理券がもらえるというシステム。

その整理券の時間まで待って、遊べる時間は10分間。私も懐かしく、少し離れた後ろから見ていようかなと思っていたら、

ゲームしている様子を動画で撮ってほしいというチイ。はいはいと言われるままにしようとしていると、そのゲーム機は2台あって、お隣の娘さんに付き添ってきたお父さんと思われる人が同じポーズで隣に居ました。(笑)

ゲーム機で遊んだ後は、メイドカフェに行くという。その発祥となった「キュアメイドカフェ」に行きました。メイドカフェというのでどんなものかドキドキしていましたが、モノトーンのロングスカートの制服で、普通の喫茶店のように思えるところでした。何か注文すると、膝を曲げて挨拶する様子がかわいらしかったです。こういう場所なら来やすいかなと思いました。

我が家の目的はゲーム機でしたが、街にはたくさんの人たちがいました。たくさんのお店が集まっていましたから、皆さんそれぞれの目的は何だったのかなと興味がありますね。

帰宅した後は、家族そろって夕ご飯が食べられるとわかり、お家で焼肉をすることになりました。

(大学生になってからハルはほとんどお家に居ませんので。)

吹き抜けがある我が家。2階のお部屋のドアを閉めて、キッチンの換気扇を強で回し続けながらキッチンでダイスケさんが焼くのを取り行くスタイル。

先日キッチンの打ち合わせにいらしてくださったIさんが、吹き抜けにした時のキッチンの匂いがどこまで広がるのか、天井の換気扇は必要なのかを気にされていました。

天井の換気扇は使ったことがないのでわかりませんが、窓を開けられれば必要ないのではないかと思います。換気にかかる時間は短縮できるとは思いますが、自分たちで手の届かない場所の設備はもしもの時に管理が大変になりますので、そのあたりも考える必要が出てきます。悩ましいですよね。

そんな冬休みならではの一日を過ごさせていただいたのでした。

【みんなでカレーを食べる会】

2024.12.27

自分が働いた場所をきれいにして、みんなで仕事のことを振り返りながら同じテーブルであったかいカレーを食べたら、1年間色々あったけど、無事みんなで年の瀬をこうして迎えられてよかったねと思えるかな、と始めた年末の恒例行事「みんなでカレーを食べる会」。
(カツは、倉見駅前商店街斉藤精肉店さんの美味しいカツです!)
昨年はどんなことを書いてたかしらとブログを振り返ると、早速失敗をしていたことに気づきました‥。
カツにカレーをかけるかかけないかで毎回話になるから、お皿を別にしていたのに、また今年一緒によそってしまいました!
(そして今頃気づいてしまい、スタッフのみんなごめんなさい。)
来年こそ、時間と用事を済ませることを優先するあまり、人に対する配慮が欠けてしまうことがないように気をつけていきたいと思います‥。
でも、みんな美味しいと言って食べてくれておかわりしてくれていたのでよかったのでした。

(スタッフのみんなでカレーを準備している動画が気になる方はInstagramの投稿をご覧くださいね。)

明日12月28日から1月6日までフリーハンドイマイは工房・ショールーム共に年末年始の休業をいただきます。

皆様、本年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。
どうぞ良いお年をお迎えください。

2枚目の夕焼けの写真は、ショールーム入り口から見える富士山。仕事納めの今日も美しかったのでした。

ブラックウォールナットのセパレートキッチン

2024.12.26

年明けから大変慌ただしくなりそうで、私はもう頭がふわふわしている。

元々はこの年の暮れから動き出す予定が思いがけず後ろにずれ込んでしまっているというお話がいくつか立て込んできていて、それがいつ動き出すのかあちらを見つつ、こちらを見つつ、今の仕事を見つつ、とやっていたらもうふわふわしてしまうのだ。

そのようなわけで、ちょっと気が早いのですが、来年の3月後半に納品する予定のブラックウォールナットを使ったIさんのキッチンをワタナベ君とタケイシさんが進めてくれています。

私がやはり来年の初春に納品予定のFさんのキッチンの相談に浦和まで出かけている間にここまで進んでおりました。

こうしていろいろとお声掛け頂けるのは大変ありがたいことで、こうして無事に年越しを迎えることができそうでうれしく思っております。

横浜デート

2024.12.26

「冬休みに入ったら出かけたい場所がある。」と次女チイ。

いいよ、行こう行こう。普段無口な彼女、彼女から声をかけられたら行かないと次の機会があるかはわからないので。

行った場所は、横浜、関内。今純喫茶に惹かれているということで、「コーヒー大学院」へ。

昭和レトロブームだそうで、予約を取らないといけないということで、彼女が全部手配してくれました。「横浜ならまだ行けるわ。」という母も誘って3人お出かけしてきました。

1974年からあるというこの喫茶店。シャンデリア、大理石、デコラティブな家具、装飾された鏡、店員さんはモノトーンの制服でネクタイをされている、タイムスリップしたかのようなすてきな空間でした。母も「あら、なんだか懐かしい感じ。」と話していました。

お食事もコーヒーもおいしかったです。非日常を楽しめるすてきな空間でした。

ちょうど今Aさんというお客様からお預かりしてる石のテーブルがとても似ていて驚きました。種類はオニキスなのでしょうか。Aさんは、お父様から譲り受けたとお話しされていました。石材メーカーさんに問い合わせたところ、とても高価で貴重な石ということでしたので、お店で50年間大切に使われてきたことがわかりますね。お仕事の内容とプライベートでのことが不意に繋がると面白いですよね。

その後は海沿いを散策しました。途中横浜県庁の外壁のタイルの色合いがとてもすてきで写真を撮らせていただきました。

こういう建物が、住んでいる町にもっと多くあったらいいのにと思ってしまいますが、そうなったら、市民税が上がってしまうのでしょうか…。

久しぶりに横浜の海を見ましたが、いつ来ても気持ちのいい場所ですね。父もよく連れてきてくれた場所ですので、母と思い出話をしながら歩くことができました。

チイのリクエストに応えるつもりでついて来たはずなのに、自分も十分楽しんでいました。

人のお誘いに乗り気になるまで時間がかかるようになってしまいましたが、こういう経験が身を軽くしてくれます。チイに感謝しなくてはいけませんね。すてきな時間をありがとう。

タモ板目ランダム張りのキッチンカウンター

2024.12.24

クリスマスイブの今日は、大山にお詣りに向かう途中にご新居を建築中のKさんのところに、キッチンカウンターを届けにワタナベ君とタケイシさんとで向かってもらいました。

キッチンカウンターの役割というと、もちろん家電や調理道具、食器をしまったりすることがメインになるのですが、視覚的に空間を分ける重要な役割があったりします。

Kさんの間取りの場合は、壁付けのキッチンがあって、そこからダイニングに振り向くと広い空間が続いていて、そのままでももちろん自由度高く使えるのですが、こういう形でカウンターを置くことでキッチンとダイニングのメリハリがついてかえって空間の役割がはっきりして目に見えない部屋を感じることができると思うのです。というか、その部屋で過ごす時間の持ち方が変わってくるので、簡単に言うと過ごす時間が豊かになって楽しいのですね。

その時間が持てるようになるのはもう少し先でしょうか。

ご新居での暮らしが楽しみです。

本日私は英語での会話になかなかついていけずに打ち合わせで苦笑いをしながらキッチンのお話を進めておりましたので、Kさんにお会いすることはできなかったのですが、今度あらためてその暮らしの様子を見せて頂きにお伺いしたいと思います。

私も楽しみです。

我が家のクリスマス会

2024.12.23

丸い型が我が家の分、四角い型がお友達との分。この日は甘い香りの中での夕ご飯となりました。
ラザニア作りをチイにやってもらって、パスタ同士がくっついてしまっていたので、早めに帰宅したダイスケさんがはがして渡しているところ。あまりない機会なので撮っておきました。

今年のクリスマスは何が食べたい?とハルチイに聞いたら、ケンタッキーフライドチキンとラザニアという返事。

クリスマスにケンタッキーを食べるのは何年ぶりかな、という感じでしたので、予約をしました。

いつがみんな揃って食べられるのかしら?と確認したところ、もう年末までサークルやバイトでハルの予定が決まってしまっていて、家で夕ご飯食べるのも21日の夜、しかもサークルの後だから22時頃の帰宅ということでしたので、揃ってはいませんが、土曜日の夜がクリスマスディナーの日となりました。

金曜日の夜に「明日のうちのクリスマス分と、友達とのクリスマスパーティー分のスポンジ焼いちゃってもいい?」と準備をしてくれたハル。我が家でもそうですが、友達の間でもスイーツ担当となっているようです。

金曜日の帰宅後でしたから、夕ご飯支度と重なってしまっていました。90×2550㎝のキッチン天板の上いっぱいに材料や道具が広がっていましたが、

ハル「計量と湯煎が終わったらテーブルでやるから待ってて。」と手際よく進めてくれました。もう勝手に作って片づけてくれるので助かります。ハルも19歳ですからもう当たり前なのですが。

直径130㎝の丸テーブルのダイニングテーブルを使っていますが、キッチンを使うタイミングが重なった時、テーブルも作業スペースもひとつになりますから大きめの方が助かるなと思いました。

次女チイとは、当日の買い出しとラザニア作りを手伝ってもらいました。

チイもここ最近キッチンを使っているようです。ダイエット中で小さいお弁当箱を持って高校に通っているのですが、帰宅後お腹がすくらしく、オムライスばかり作っているようです。(だったら普通のお弁当箱を持って行けばいいのではないかとも思うのですが…。)

「ようです。」というのは、キッチンを使っている様子を見れたことはなく、生ごみ袋やガスコンロの周りの汚れや、洗い物の後を見て本人に話を聞いて知るのです。

私やハルにキッチンを使っている様子を見られると「大丈夫?」とか「気を付けてね。」とか色々言われるのできっとやり辛いのでしょう。誰もいない時に一人で使っています。でも、お料理してくれているのはうれしいですね。

メニューは、ケンタッキー・フライド・チキン・ラザニア・オイスターチャウダー(なぜか行ったスーパーでアサリが売っていなかったのです…。)とケーキ。

今回使ったボーンチャイナのお皿。結婚したての頃、お料理に自信がなかったのでABCクッキングスタジオに通っていたのです。そこで使っていたお皿を当時購入したことを思い出し、きれいすぎて普段はあまり使っていないので、この機会にとよそってみました。

チャウダーのレシピも当時のものを参考にして作り、おいしくできました。

今まで時短とか簡単レシピばかり作っていましたが、そろそろちゃんとしたレシピで作らないとこのまま人生終わってしまうのではないかと思い始めまして、ラザニアも、今まで餃子の皮の残りとかで作っていたので、今回はちゃんとラザニア用のパスタで作りました。

これからも家にあるレシピの本を見直して、ちゃんとお料理していこうと思えたのでした。

その後は、チイのリクエストでみんなでTVゲーム。数年前からやりっぱなしの「ナイトメア」をあと少しの所でクリアできていないということで、何回かやってみて無理ならネットで攻略方法を調べて、を繰り返しながらクリアすることができました。何年越しだったのでしょうか…。

謎が残るエンディングで、そしてⅡがあるということで、来年あたりにⅢも出るそうなので、気になるところです。

そうしているとハルが帰宅し、ご飯の用意と、みんなでケーキを食べる時間となりました。

レシピ検索してやってみたいビジュアルの物を選んだということでしたが、味もおいしくて、ごちそうさまでした。

(一切れは母に翌日持って行くので取り分けておきました。母もハルの手づくりスイーツを楽しみにしているようなので。)

ハルだけ時間がずれてしまいましたが、みんなで用意したメニューをおいしく食べることができて、みんなで過ごす時間を作ろうとできたことが幸せでした。

この週末は土日共に仕事の予定が入っていなかったのです。会社的にはよくないことだと思うのですが、

イマイ家的にはのんびりゆったりした気持ちで過ごすことができました。

ありがとうございました。

冬山

2024.12.21

冬のアイは良く育つ。

猫というよりもむしろ冬山だ。

幼少期に表れていた名前の由来である額の灰色の一文字の模様はとうにどこかに行ってしまい、彼はただふかふかとこんもりとした山のような丸みで私を圧倒する。

ありがたい。

クルミのペニンシュラキッチンとカップボードと吊戸棚

2024.12.19

昨日と今日とで今年最後のキッチンの取付工事でした。

Nさんのキッチンはクルミを使ったキッチン。クルミは突板と無垢材では大きく表情が異なることが多いということで、Nさん悩みに悩んで無垢材で表面を仕上げることに。やはりとても良い表情になりましたよ。

そして、神奈川エコハウスさんの現場はいつもきれいで床や壁が気持ちよくできあがっていますので、設置工事は順調に無事終わりました。

ただ、この乾燥した時期は結構怖いので、本体の設置は無事に終わったのですが、矯正が難しい引き戸だけはまだ工房で寝かせておくことにして、引き渡し間際に取付に行くことに。全体像が見えるまではもう少しですね。

Welcome 鳥ちゃん!

2024.12.17

洗い物を終えて、キッチンのサイドパネルに飛び散った水分を拭き取るダイスケさん。チイはテーブルでスマホを見ていますね。

キッチンの端っこぎりぎりに洗い物かごを置いているので仕方がないのですが、木のキッチンを使う上での注意点ですので、皆さんも気を付けて、水分が飛び散っていたらすぐ拭きとるようにしてくださいね。濡れたままにしてしまうとシミの原因になってしまいますので。

私たちをご存じの人々にはご周知の通り、我が家には食洗機がありませんので手洗いをしております。(収納量を優先しました。)

冬に手がすぐひび切れて手袋をして洗い物をする私の様子を見かねて、ダイスケさんが夕ご飯の後の洗い物をしてくれるようになり、とても助かっています。いつもありがとうございます。

先日お誕生日を迎えた私に、ダイスケさんから「これは君の好みなのでは。」と教えてもらったものに一目惚れして我が家にお迎えすることにしました。

鳥ちゃんのお醤油差しです。この子と怒っている子がいて悩んだのですが、

ダイスケさん「いつもキッチンで怒っている子がいるのはちょっと嫌だな。」ということで、普通の顔つきの子に。なんてキュートな。かわいい。キッチンでお料理中にいつもこの子が見られると思うと癒されます。

(オイルガードを立てている間は調理場からも見えなくなてしまうのですが、鳥ちゃんのことも油跳ねから守っていると思えばよいのです。)

やることに追われて日々時間を気にして動いていると気持ちが疲れてしまうので、ちょっとした時に、「クスッ」としたり、「なんだかなぁ。」と思う瞬間があるだけでも癒される気がします。

鳥ちゃん、キッチンから我が家を見守っててね。よろしく。

【年末年始休業期間について】

2024.12.17

私たちは12月28日土曜日から1月6日月曜日まで、年末年始のお休みをいただきます。

家具やキッチンについてのご相談・お問い合わせ・キッチンカタログの請求・木製雑貨のご注文についてのメール・お電話等のお返事に関しましても、全て1月7日火曜日から順次対応させていただきますので、ご了承ください。

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

写真は、抱っこが嫌いな猫アイちゃんを無理やりダイスケさんが抱っこして撮ったもの。

「アイちゃん」と言っても男の子です。猫を撮る時、時々、「こんな顔していたのだっけ?」と思いませんか。でもかわいい。そして、ダイスケさんがうれしそうなのでした。

ステンレスバイブレーションとナラのI型キッチン

2024.12.13

素材のあじわい、町のあじわい」の我孫子のNさんの時に施工していた中野工務店さんからお声掛け頂いて今回このキッチンを作らせて頂くことになったのです。いろいろな形でこうしてご縁がつながっていくことはとてもうれしいこと。

そのようなうれしいお声掛けから約1年半が経ち、一昨日と昨日でノガミ君とヒロセ君の二人で取り付けてきたのでした。

長さ3000ミリの大きなキッチンでナラ板目の突板を使って制作しています。最近私たちが使う突板は、なるべく幅の広いもので、木目が詰まった印象のものを突板屋さんに作ってもらうことが多く、今回のTさんの印象も色みの移り変わりがきれいな表情で仕上がりました。

天板の白い養生が取れればステンレスのキリっとした表情が入ってきますので、とても美しいキッチンが現れます。楽しみです。

この日は私もこの現地から歩いて20分ほどのところにあるHさんのお宅で食器棚とテレビボードの打ち合わせ。「何かあったら立ち寄るので連絡くださいね。」と、今回制作を担当したヒロセ君に伝えておいたのですが、どうやら順調そうで、私は打ち合わせを終えたら工房に先戻り。

最近は東のあたりからお声掛け頂くことが多いのでした。

来年は平塚あたりからのお声掛けが多いのです。うれしいつながりです。

タモホワイトオイル仕上げのテレビボードとデスク

2024.12.11

先週の食器棚に続いて今回はテレビボードとデスクを設置にお伺いしてきました。

今回はどの家具もフローリングに合わせて、タモのランダム張り突板を使って制作していて、塗装の色もなるべくそれに近づけるように仕上げていったのですが、やはりオイルの調色は難しいのでした。

特に無垢材と突板では色の入りかたも違って、また、オイルもきちんと撹拌していてもロットによっては微妙に色の入り方が違う時もあったりします。タモそのものの色も取り寄せるタイミングでさまざまな色があります。

今回、Sさんからフローリングのサンプルを頂いた時は、1回目は通常通りの時間をおいて拭き取って、2回目で1回目の塗料をぬぐう感じで仕上がるだろうと思っていたのですが、実際に施工してみると思った以上に白さが際立つ印象になったのです。

そこで、いろいろと再びサンプルを作って試しながら、その上からクリアを重ねて微調整することである程度落ち着いた色に仕上げることができたのでした。

あとは素材が日焼けしていくことで白さは抜けていくので、その経年変化を楽しんでもらえるとうれしいです。

その仕上がりはSさんにたいへん喜んで頂けてひと安心。胸をなでおろしたのでした。

しかし、何年経っても家具作りに完成はないのだなあとあらためて思うのです。