イベント【クレミル】ワークショップ:ジュエリーの石留めレッスンを組み込んだシルバーリング制作体験

2024.04.21


お久しぶりのワークショップ開催のお知らせです!イベント「クレミル」再開第一回目は、 jardim by Marina Ishii のイシイさんのジュエリー作り体験です。皆様のご参加をお待ちしております。

※お申し込み受付は、専用サイトからになります。(下記参照)ご注意ください。よろしくお願い致します。

【WORKSHOP開催のお知らせ⠀】⠀ジュエリーの石留めレッスンを組み込んだ、Silver Ring製作のWORKSHOPを開催します。⠀⠀⠀

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6月8日(土) 10:00 / 13:30

6月9日(日) 10:00 / 13:30

*各回定員4名開催場所:フリーハンドイマイ⠀2階ショールーム(靴を脱いでお入りいただく場所です。)⠀

アクセス:電車の場合は、JR相模線「倉見」駅より徒歩10分。お車の場合は、建物裏手に3台分駐車場がございます。

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⚒️Silver Ring 製作 + 石留めレッスン⚒️◎ WORKSHOP代金:17,600円⠀⠀所要時間2.5時間

※お席に余裕がある場合に限り、「Silver Ring製作のみ」のWORKSHOP( 8,800円 )も受付する予定です。詳細は下記をご覧ください。⠀⠀⠀

【Silver Ring 製作】Silverの線材からリングを製作します。実際に彫金に使用される道具類を使いながら行います。リング内側には素材の刻印を打ちます。⠀⠀

【石留めレッスン】実際に彫金に使用される道具類を使いながら、基本の石留めについて学びます。練習用の素材(レッスン料金に含まれます)で石留めの仕方をしっかりと練習します。⠀⠀

その後「Silver Ring 製作」で作ったリングにお好きな石を1石留めます。⠀

⠀《石留めはジュエリー製作においてとても大切な工程の1つです。それを体験することで、ものづくりの満足感を何倍にも感じていただけるはずです。》⠀⠀

★ Silver Ringに留める石は別途料金となります。石の種類は下記ご参照ください。⠀⠀

〈Silver Ringに留める石について〉⠀⠀下記の人工石1種類/天然石12種類の中からお選びいただけます。⠀⠀- 人工石 -キュービックジルコニア:クリアカラー⠀- 天然石 -ガーネット、アメシスト、アクアマリン、ダイヤモンド、エメラルド、ロイヤルブルームーンストーン、ルビー、ペリドット、サファイア、ピンクトルマリン、シトリン、タンザナイト⠀

*お申し込み時にご希望の種類をお知らせください。石の代金は当日現金払いとなります。

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〈Silver Ring製作のみ(石留めレッスンなし)のWORKSHOPについて〉⠀⠀

お席に余裕がある場合に限り、「Silver Ring製作のみ」のWORKSHOPも受付する予定です。

※こちらのWORKSHOPではリングに石は留められません。

お席に余裕がある場合のみのご案内となりますので、5月8日以降のお申込み案内となります。今しばらくお待ちください。

⠀◎ WORKSHOP代金:8,800円⠀ 

<キャンセル・変更について>

恐れ入りますが、キャンセル・変更は承れません。万が一参加していただくことができなかった場合には、こちらでシルバーリングを制作して仕上げ、(石留めレッスンアリの場合は石留めをしたリング※この場合の石はキュービックジルコニアになります。)配送(着払い)にてお送りします。

お申込み方法は、専用サイトからになります。ワークショップ代金は事前決済のみとなります。

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。




検査の日

2024.04.26

「イマイさんにわざわざ来てもらっちゃって悪いでしょうー。」と監督のTさん。

「へへっ、頼んじゃった。」とプロデューサーのMさん。

「イマイさんも来てくれたんですか!」とお施主であるTさんご夫妻。

なんだか人気者じゃないか、私。

今回はエバーグリーンホームさんにお声掛け頂いて、こうして温かなキッチンを作らせて頂くことができてうれしいです。

今日は施主検査の日なのですが、検査というよりはほのぼのとした空気の中で皆さんとお話ができて良かった。

「ほらっ、この天窓からの光がもう少しするとキッチンの奥まで届くよ。」とご主人。奥様も隣でニコニコ。

「できれば、使い始めてからのほうがお手入れ方法もスムーズに頭に入りやすいですので、またお引っ越しされてからご挨拶にお伺いしますね。」

「じゃあ、私も一緒に。」とMさん。

ひとまず今の時点でお伝えできることを伝えてまいりました。

帰り際に設計のKさんを始めエバーさんのスタッフさんもたくさんいらっしゃっていて、もっと温かな場所になっておりました。

Yさんのキッチンができあがり

2024.04.26

レンジフードとタイルがつけられたところで、吊戸棚を取り付けてきました。

これですべて完了です。

以前に比べると吊戸棚を取り払ったので、かなり明るい空間が現れました。その分、収納量は大きく減ってしまいましたが、とてもさっぱりとしたYさんですので、この空間に合う道具たちだけでも十分気持ちよく暮らしていくのでしょうね。

次は使っている様子を拝見させて頂こうと思っております。お伺いできるのを楽しみにしております。

あたらしい形

2024.04.25

あたらしい形を模索しているところです。

かなり大きなサイズを想定しているので、どういう構造でどういうふうに美しさを出そうかなあと。

チェリーのL型キッチン

2024.04.23

築18年のマンションにお住まいのYさんのキッチンリノベーションはこのスケッチがご縁をつないでくれたのだそうです。

もともとL型キッチンだったのですが、ガスコンロがもう今にも壊れてしまいそうというところからこの際キッチンを自分好みに変えてみようという思いが広がったのだそうですが、やはりガスコンロとキッチンと比べると費用は大きく変わりますから、まずお話を聞きにいらしてくださった時にどんな形になるだろうと書いたスケッチがYさんの気持ちを大きく動かしたのだと、おっしゃっていました。

うれしいですね。

その思いを実現できるようにと、今回kotiさんと一緒にキッチン周りを新しくすることになったのでした。

Yさんのキッチンの構造は、床はコンクリートにフローリング直貼りの構造でしたので、配管が床上を転がっている状態で、ガスコンロの横の壁から出ている配管がずーっとシンク下まで来ていたのでした。

解体するまでは結構複雑な構造のキッチン周りでしたので、工期の関係で解体してからキッチンの設計をしていたのではYさんの暮らしがとても不便になってしまうので、おおよその検討をつけながら新しいキッチンの形を考えていきます。

リノベーションはこういうところが難しいです。kotiの伊藤さんといろいろと検討をつけながら形を考えていきましたが、実際解体してみると、排水の勾配を取るための部材が覆った以上に出ているところもあったりして、どうにか想定内に納まって良かったと設置してみてひと安心だったのです。

それと、今回はステンレス天板のL型キッチン。

マンションなのでL型一体での制作は搬入が困難でしたので、ちょっと変わった形に分割して制作しています。きれいに納まるか、ここに持ってくるまで心配でしたが、きれいに納まってホッとしております。

先週の土曜日と先日の月曜日でキッチン自体はほぼ完了で、あとは吊戸棚とレンジフードを納めたらすべて完了となる予定。

ウェグナーのデイベッドが置かれた空間に合うようなキッチンになっていってくれるのが楽しみです。

古窯レンガのアプローチへ:家具屋の自宅

2024.04.19

道路から門扉までのアプローチは、憧れていた古窯レンガ敷きの草目地に決めていました。

ベージュ系とグレー系があるとのことで、どちらにするか悩みましたが、外壁がベージュ系なので、合わせてベージュ系にすることにしました。

土間コンクリート部分を切削・撤去・処分してから、砕石敷き・転圧をして、古窯レンガ敷き・目地土入れ作業ということで、途中雨などで延期になった日もありましたが、お二人の職人さんが着々と作業を進めてくださいました。

「古窯レンガは、できるだけ間を詰めて並べてほしい。」とダイスケさんがリクエストをしていましたが、

職人Eさん「ふつうは3~5㎝くらいの幅を取って詰めていくんだけど、できるだけやってみます。」と言ってくださり、どこから並べ始めたのだろう?とわからないくらいぎゅっと詰めて並べてくださいました。

道路に向かっての傾斜もありますし、大変だったと思われます。

きれいに仕上げてくださりありがとうございました。

夜に帰宅したダイスケさんと一緒に懐中電灯で照らしながら、「かっこいいね!」と眺めている時間が楽しかったです。

よく見ると、刻印が入っているレンガがあり、耐火度と製造会社を示しているそうです。

文字がはっきり見えないものもあるのですが、いくつかわかるものがあり、調べてみると、

「関西地方の煉瓦刻印」としてまとめてくださっているページがありました。

貝塚煉瓦なのかな、とか見ていくと面白いですね。

先日出かけた千代ケ崎砲台跡の煉瓦も、どこかでこうして作られたものが運ばれてできていたのだなと感じて、好きな場所と似たものが我が家にあると思うとうれしいです。

ガーデンライトの高さははじめ50㎝を考えていたのですが、仮で立ててもらった高さ62㎝が思ったよりも存在感があったので、
地面からトップまでの高さ35㎝にしてもらいました。家の中からこうしてみた時の色味を窓枠と合わせてブラックにしました。

この後、門柱と庭の照明工事も行われて、夜暗かった旗竿地の我が家が明るくなりました。

子供たちも大きくなり、夜遅い時間に帰ることが多くなったので、家の周りが明るくていいね、と話していました。5年目にしてやっとですが。(笑)今度夜の写真を撮ってみようと思います。

この後は、植栽工事へと続きます。我が家に木陰ができるのです。

景色工房サフランさん、引き続き、よろしくお願いいたします。

(古窯レンガの写真は、目地土入れ前のものです。)

これからのイベント「クレミル」について

2024.04.18

「年の暮れに、手作りのものに触れながら1年を振り返っていたら、いつの間にか夕暮れの時間になってしまったね。」という趣旨で、毎年年末に開催してきたクレミルですが、コロナ禍で2020年から開催を止め、会社としてどういう機会にしたいのかを見直す機会になりました。

今までクレミルでは、複数の作家さんを同時に招いてマーケットのような形で開催し、作家さんたちにワークショップを開いていただいたり、同時に木工教室を開いたりしていました。

「今までのクレミル」

2013年

https://freehands.exblog.jp/20798301

2014年

https://freehands.exblog.jp/23372054

https://freehands.exblog.jp/23460606

2015年

https://www.freehandimai.com/?p=8108

2016年

https://www.freehandimai.com/?p=10126

2017年

https://www.freehandimai.com/?p=12609

2018年 夏

https://www.freehandimai.com/?p=14826

2018年 冬

https://www.freehandimai.com/?p=15780

2019年 夏

https://www.freehandimai.com/?p=17666

2019年 冬

https://www.freehandimai.com/?p=20702

2022年 プチイベント

https://www.freehandimai.com/?p=53963

ささやかなお祭りのような雰囲気で、作家さん達との交流もできたりととても楽しかったのですが、最近ではマーケットが開かれているところも各所で増えましたし、それぞれの作家さんたちもいろいろな場所でご活躍ですので、私たちがここでクレミルを開く意味が何となく見いだせなくなりました。

でも、キッチンや家具を作らせていただいたご縁で、「実は私もものづくりをしているのです。」と知り合った方々もたくさんいらっしゃって、やはり物を作ることって良いよね、とそのたびに思いますし、その良さが分かってもらえたら楽しいだろうなあとずっと思ってきました。

この工房で私たちが家具やキッチンを作っている、ということを知っていただきたいのはもちろんなのですが、ここに来て頂いて「ものづくりのすばらしさと楽しさ。」とイベントを通じてもっと身近に感じてもらえたらうれしいなと思うのです。

日常生活で何気なく目にしている身の回りのものも、こういう道具を使って、こうしてできているのだよ、と分かってみてそれを体験してみると、望む形や仕上がりを出すのは難しく、やはり一朝一夕でできるものではなく、できあがったものだけではなく、それを作ること自体がとても美しいのだなあ、と分かると、感動してそのものを大切に使おうと思えてきます。ここで過ごす時間をそういう機会にできたらすてきだなと思っております。

そこで、これからは年末という時期は決めずに不定期にはなりますが、週末のみの開催でいらして頂く作家さんは1組で、その方の作品の展示と販売と、私たちの1階の工房か、2階のショールームを使ったワークショップを開く、という方向で開催して行きたいと思っております。

ゆったりのんびりした雰囲気にしていけたらいいなと思っております。(いつもバタバタしてしまって、せっかくお客様に再会できたのに、ゆっくりお話しできないことが多く、申し訳ございませんでした。)

記念すべき再開1回目は、ジュエリー作家さん「jardim by marinaishii 」のイシイさんのワークショップからスタートです!

体験する人が、プロの職人が使う道具と同じものを使い、楽しみながら制作することで作ったものを身に着ける時間を好きになれるように、とすてきなワークショップ内容を考えてくださいました。ぜひ皆様のジュエリー製作を楽しむすてきな機会にしていただけたらと思います。

詳細は後日追ってお知らせしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

以前指輪づくりのワークショップを開いてくだった時の様子はこちらをご覧ください。

指輪ものがたり

当日ショールームは一日開けておきますので、ワークショップにご参加いただかなくても、見学に来ていただいたり、展示をご覧いただいたりする機会にしていただいても大丈夫です。

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

Sさんのところに

2024.04.18

久しぶりにSさんのところにお邪魔させて頂きました。

以前には、チェリーとコーリアンのL型キッチンを作らせて頂いたり、サクラのベッドフレームを作らせて頂いたりしました。

前回は、クルミの階段下収納を作らせて頂いたのですが、今回はエアコンのルーバーをいろいろと考えているということで、おおよそお話がまとまったこのタイミングでお邪魔させて頂きました。

前回納品したクルミの階段下収納はとても良い表情になっておりました。

Sさんはいつも自分で考えている形に独特のエッセンスがあって、写真家というお仕事柄いろいろなことと出会う機会が多いということもあるのかもしれませんが、私が気付くことができなかったことに毎回ハッとさせられます。

今回もシンプルな形の中にSさんらしさが取り込まれた形になりそうです。

頑張りましょう。

Hさんのキッチン

2024.04.18

Hさんのキッチンは結構複雑な形をしたL型キッチンになります。下地の状態がそろそろ形になってきまして、もうしばらくしたら塗装に入る予定です。

今は下地の状態なので全体的に明るく見えるのですが、塗装は塗りつぶし仕上げなので印象がこれから大きく変わっていくのです。

MさんのキッチンがTVに映ります。

2024.04.18

先日、Mさんからご連絡をいただきました。

建物探訪にうちが出ることになりまして。4月20日が放送予定日です。」

そうなのですか!ご出演おめでとうございます!そして、ご連絡をありがとうございます!

作らせていただいただけと言えばそうなのですが、やっぱりうれしいです。

Mさんは、自宅のオープンハウスにもいらしてくださり、その数年後、お家を建てられてアイランドキッチンとバックカウンターを作らせていただいきました。

設計士さんがお家の見学に来る時は、やはり緊張します。そのうち、「もうありのままを見てもらえばいいや。」と諦めてなれますが。(笑)

Mさんご夫婦から、当時私は何を聞かれたかな、と思い返すと、

「冷蔵庫の音、静かですね。」

(当時無印の冷蔵庫を使っておりまして、同じものの購入を考えられていたそうです。Mさんはステンレスバージョンをお選びでしたね。)

「玄関にキウイが置いてある。」

(我が家では西側の土間に面した玄関が涼しいので、そこに石の器かかご置いてフルーツ置き場にしているのです。)

あれ?そんなこと?という感じなのですが、多分細かいところはもう見てお分かりだったのだろうなと思います。

Mさんのお宅の暮らしている様子を拝見させていただいたことがあるのですが、鉄筋コンクリート造の3階建てというと、無機質な印象があると思いますが、お家の中は緑あふれる柔らかい印象のすてきなお家なのでした。

興味のある方は是非ご覧くださいね。

Yさんのチェリーのキッチン

2024.04.18

ワタナベ君が制作を担当しているYさんのチェリーのL型キッチン。

食洗機は今使っているものを再利用するということで、それがうまく合うように考えていたのですが、下の化粧パネル材が使えなくなったので、急きょ下のパネルだけ工夫して制作。元々のものを生かす形で想定したのですが、それだと高さ調整が難しい部分があったので、かえってこの形にできてきれいに納めることができそうです。

いよいよ明日取付です。

現調に

2024.04.16

最近はだいぶ暖かくなりましたね。

暖かいと知らぬ間に布団から出て畳の上で見てしまうので、この時期はいつも腰が痛いのです。なので、畳の上で寒くて目を覚ます。布団に入る。畳に飛び出る。寒くて目を覚ますの繰り返しで、あまり休んだ気がしないのであります。

さらには夢で何だか見知らぬ土地で家具作りをしている夢ばかり見るので、気持ちではいつも仕事をしていたりして。

そんなわけで起きるとちょっとダルけを感じてよろしくないです。

今日は制作を担当したワタナベ君とYさんの現場解体が終わったから設置場所を確認しに行く予定なのに。

「シャチョウは高いところ大丈夫ですか。僕はもうだめで、手摺のそばを歩くとぞわぞわするんですよ。」

「確かのここの廊下は壁じゃなくて手摺だから下が丸見えだものね。」

「えぇ、えぇ、そうなんです。」

部屋に入るとkotiの伊藤さんとYさんが迎えてくれました。

さっそく採寸をすると、うーん・・採寸した寸法は、事前に予定していた寸法よりも数ミリ小さめ。どうにかおさまるだろうけれども、この場で納まりの寸法を割り出すにはちょっと難しいなあ。工房に帰ってから考えよう。

行きがけにワタナベ君と話していたことを思い出しました。

電子機器がないと何もできなくなるのは私自身がそうなのだ、とあらためて思うわけです。

何を話していたかというと、最近の人たちはスマートフォンに頼りすぎているように思えて、知識が自分のものになる前に、答えにすぐにたどり着いちゃうから知識がクラウド化しているのではないかということ。すなわち、情報がすぐに手に入るから知識が身につかないのではないか、なんていうことを話していたのでした。

私自身、電卓でどうにかすればこの場で寸法を出せるのだと思うけれど、きちんとした寸法が出せるかどうかは自信がなかったりして、特に数ミリの調整なんてCADで確認しないと怖いわけです。昔の人たちは手書きの図面で自分たちのノウハウできちんとこなせていたはずなのに。

ということで宿題をたくさん持ち帰ることになりながら現場をあとにしたのです。

数日後、あらためてお伺いしますね。

ゴールデンウイークの営業時間について

2024.04.16

私たちの工房では、4月28日(日)〜5月6日(月)まで工房を閉める予定です。(取り付けや打ち合わせ等の予定は入っているお客様はご安心ください。)
ただ、今家作りを計画され始めていて、この連休中に考えを深めたいと思われるお客様もいらっしゃると思います。
そのためにオーダーでできるキッチンや家具のことを詳しく見聞きしておきたいと思われる皆様には、1日1組限定とはなってしまいますが、工房と展示室をご覧頂けるように準備いたしますので、気軽にご予約のご連絡をいただければと思います。
なにぶん、打ち合わせは1人で行っておりまして、予約なしだと大変バタバタしてしまいますため、ご協力をよろしくお願い致します。

毎年必ず「近くまで行く予定があるので、空いていたらショールームの見学をしたいのですが。」と当日のご連絡をいただきます。大変ありがたいことなのですが、先にご予約のお客様を案内していたり、他の予定を入れていたりしますので、日時を改めていただくことになっております。

お打ち合わせ中ですと電話にも出られない場合もございます。申し訳ございません。事前予約のご協力を、よろしくお願いいたします。

キッチンカタログのご請求、木製雑貨の注文へ4月27日までの受付対応分、それ以降は全て5月7日(火)から順次対応させていただきたいと思います。お了承ください。

皆様すてきなゴールデンウイークをお過ごしくださいね。

春のガラス

2024.04.16

春になり陽射しが部屋の中に入るようになると、ガラスのものを飾りたくなります。

厚木ガラスさんが相模大野のマーケットに出展されていた時に購入した花瓶と、

結婚式の引き出物に選んだガラスの照明の自宅用の物を、目につくようにTVボードの上に置いてみました。

しまっていたお気に入りコレクションをこうしてまた表に出した時、「好き。」と思える、あの時の感覚は間違いじゃなかったんだ、と思えることがうれしいです。

引き出物25年前は25年前にダイスケさんと[pour annick]で選んだものなのに。

そういうものに囲まれて暮らしていきたいですし、

誰かにとってのそういう家具やキッチンを作っていけたらすてきだなと思います。

洗面所の時計

2024.04.14

朝支度の時間だけ洗面所に時計を置くことにしました。

新生活に慣れるまで気持ちが落ち着かないですからね。

(置いたままにすると、脱衣所と洗面所が一緒な我が家は湿気で壊れてしまいそうなので…。)

電車通学が始まったチイ。

1日目「人が多すぎて遅刻しそうだったから昨日より一本早い電車にする。」

2日目「ホームも人がいっぱい過ぎて降りれなくて、駅ひとつ乗り過ごしちゃった。そこから歩いて学校行った。」

と、いろいろあるようです。

そうやって社会生活に慣れていくしかないから、何事も経験ですね。

Nさんのところにご挨拶

2024.04.13

お引っ越しして少し暮らしが落ち着いたということで、私とアキコはこの機会に祐天寺のNさんのところに出かけたのでした。

今回初めてお世話になったすわ製作所さんの建築は、外も中も木の壁が特徴的でとてもダイナミックで空間になっておりました。その中の一角に長さ3600ミリを超えるナラのキッチンが据えられています。もう普段の暮らしは始まっているのでしょうけれど、とてもきれいに使ってくださっていて、「なるべく物を置かないように頑張っています。」とおっしゃるNさんの日頃の様子が浮かぶようです。

それでもこの先きっと汚れてしまうこともあるでしょうから、ステンレスのお手入れ方法とオイル塗装のお手入れ方法、引き出しの奥に物が落っこちちゃった時の外し方やレンジフードの掃除の仕方などをお伝えしてきました。

Nさんから最初にお話を頂いたのは2021年の1月でしたので、もう丸3年も前のことなのですね。

コロナのこともあって途中で計画が立ち止まってしまって、約2年間お預かりしていた食洗機だけが淋しそうにショールームの片隅で出番を待っていたのですが、こうしてようやく活躍する場を得て、ご家族皆さんもキッチン自体も楽しそうなのでした。

よかったよかった。

Tさんの塗装

2024.04.13

今朝、秦野のTさんからメールが入ってきて、どうやらこの週末で急きょキッチンの塗装を行なうことになったそうで、「どうにか自分たちで頑張りますので、方法を教えて頂けますか。」と書かれていました。

文章で伝えるのはできるのですが、引き出しや扉を外したり、塗り方のニュアンスを伝えるのは文章では難しいので、みんなに相談してどうにか今日動けそうなワタナベ君に向かってもらうことに。

私は祐天寺のNさんのところに出かける予定があってお伺いできなかったのですが、途中でワタナベ君から写真も届いて無事に方法を伝えることができたようです。

ナラで作ったキッチンなのですが、色が白く見えるのはまだ塗装を行なう前だからです。ここにオイルが入ると、導管がくっきり浮かんでとても動きのある表情が現れます。

もうすぐでお引き渡しとお引っ越しということなので、そのタイミングでご挨拶にお伺いしますね。

楽しみにしております。

Yさんのキッチン背面収納を制作して:スタッフノガミ君の制作日記

2024.04.12

初めて図面を見た時は大変そうな家具だな、というのが正直な感想でした。
今回の家具は吊り戸棚、引出し収納、そして元々お部屋にある備え付けの物入を新しく作る家具に合わせて扉を交換して、部分的に引出しに作り替えるというものでした。
また、新しく作る家具と一体感をだす為に物入の左の袖壁の上からパネルも一緒に造り付けるのです。

このお仕事のどこが大変かというと家具を作ることでなく、取り付けることが何より大変なのです。

あまり知られていることではありませんが、マンションにしても戸建住宅にしても、壁や床がまったくの水平や垂直に仕上がっているところはなかなかありません。これは欠陥住宅とかそういう話でなく家を建てる時には様々な事情でミリ単位の多少の誤差は少なからず出てしまうものです。(でも、日常生活を送る上では全く問題ありませんよ。)

ですが、家具を取り付けるとなるとそうはいきません。
家具は工場で作っているので直角、直線を守って作りますので、それを水平や直線の出ていない所へ取り付けるとなると隙間や段差になってしまいます。

なので予定寸法より材料をあらかじめ延ばしておいて制作して、現場で削って調整できるようにして置いたり、フィラー(隙間調整材)を用意していく、コーキングを入れるなどして対応します。
こういう作業も現場に合わせてその場で作っていくので大変な作業ではありますが、今回の一番難しいところは、そこではなくて備え付けの可動棚収納を引き出し収納に変えるところだったのです。

特に他の家具屋さんや内装屋さんが制作された家具の仕様を変えるとなると、その家具がどのような構造で作られているのか、どのように取り付けられているのかは分からないことが多いのです。このような見えない部分が多い状況では何を準備していくかどのようにアプローチしてしくか、段取りがしづく、取り付け当日まで少し不安でした。

今回の取り付けは現場で行う作業が多いので、中一日を工房で作業する可能性も踏まえて2日間の作業日程を取らせて頂きました。
レーザー水平器で取り付け位置の様子をみると壁の立ちは良かったのですが、床の水平と袖壁の直角がでていなかったため、最初の難関となりました。

取り付け方法は悩みましたが、持っていった家具の前板と仕様変更する引き出しの前板の高さをきれいに揃えないといけないので、家具の下端を削ったりパネルの裏にパッキンを挟むなどして対応しました。またサイドパネルを削れるように少し伸ばして造っていったので現場での微調整にもうまく対応できました。

一番心配だった引き出しへの仕様変更ですが、こちらは備え付けの収納の構造や水平レベルがそんなに悪くなかったためそのまま作業に入れることができました。
レールを取り付けるには、位置出しの型ベニヤを持っていきましたので現場での墨出し時間を短縮することができました。
その後、多少のレールの位置調整が必要だったものの、順調に作業を進めていき、予定通り2日間で取り付けを終えることができました。

取付作業中にはY様にはとてもすてきな心配りをして頂きまして、お昼ご飯や作業途中の差し入れまでして頂いたりと、私たちは家具を届けに来たのに、なぜだかとても素晴らしいおもてなしを受けてしまったかのようで、大変恐縮してしまいました。ごちそうさまでした。

今回の家具は、新しく作った部分と仕様変更した部分の一体感を出せるかが一番の要で、それがうまくできたことに安心しました。
Y様にも気に入っていただけたようで、この家具がこれからの生活にどんどん馴染んでいってくれたらうれしいと思います。

ツガのお仏壇の納品

2024.04.11

度々私事で失礼いたしますが、父のお仏壇が出来上がりましたので、昨日ダイスケさんと実家に納品してきました。約90日経ったのでしょうか。

母からリクエストがあったのは、「お仏壇を置く場所は、ダイニングテーブルからも見える和室の角。位牌と写真とお花とお線香とお供え物が置ける棚があればいいの。お父さんとの間に扉はいらないから。」ということで、とてもシンプルな形になりました。

母は椅子に座って挨拶をしたいということで、壁に取り付ける形になりました。

壁に取り付ける際に、家具側と壁側に凹凸のある材料を取り付け、お互いにひっかけることで取り付けられる「ドッコ式」という加工をしてあります。

取付前に制作を担当したヒロセ君から、こうやって取り付けてください、説明されたそうで、

ダイスケさんはその通りにしなくちゃと、意識しながら作業していました。(笑)

余裕をもって大きめのサイズにしたはずなのに、載せたいものを並べてもらうと、いっぱいいっぱいになってしまっていました。

今までお仏壇を作らせていただいた皆様この傾向にある気がします。

お仏壇に余白が多いとなんだか寂しそうに見えてしまいますから、その思いもあるのでしょうか。

この丸棒は、せっかく作ってもらえるので、何か象徴的なデザインを足したくて考えました。

父はずっと黒檀のお箸を使っていたので、そのイメージでヒロセ君に鉄染めの塗装をしてもらい、以前Kさんのキッチンで、アイランドキッチンの棚の部分に丸棒を通しているイメージがとてもすてきで、その要素をプラスさせてもらいました。

本当に板を通してしまうと強度が減ってしまいますので、突き抜けているように見える加工をしています。

母は、コーヒーを飲む時、父と半分ずつしているそうなので、無塗装ではなく、オイル塗装にしました。花瓶のお水も気になりますから、濡れたらすぐ拭いてもらうようには伝えました。

「かっこいいわね。あまり見ない形だわ。障子の建具とも合ってていいわね。すてき。」と母にも喜んでもらえてよかったです。

普段は、広葉樹の木ばかりを扱っていますので、針葉樹のツガを使ったお仏壇は初めて作ったと思いますが、木目の美しさを生かせたよい形になったと思います。

お父さんも喜んでくれていたらいいのですが。

入学式

2024.04.11

前々から式当日は大雨予報だったので備えてはいたのですが、ちょうど出かける時間に横殴りの雨でしたので、びしょ濡れになりながらの入学式となりました。

フォーマルスーツに長靴履いて出かけたのは初めてでした。

ずっと濡れたままで、体育館に居ましたので、体が冷えてしまっていましたが、みんな同じなので仕方ないですね。

校長先生のお話で「子育て四訓」のお話がありました。お恥ずかしながら初めて聞いた内容でしたのでとても勉強になりました。

「乳児はしっかり肌を離すな。幼児は肌を離せ、手を離すな。少年は手を離せ、目を離すな。青年は目を離せ、心を離すな。」

という教えだそうです。今までもできていたのかはわかりませんが、高校生だと3~4つ目になるのでしょうか。心情としてはまだ目を離したくはないのですが。

昨日、授業初日で、思っていたよりも遅い帰宅で、LINEにメッセージを送っても既読にならなかったので気にしていたら、

ハルから、「チイにメッセージ送ったのに既読にならないのだけど、大丈夫かな?」と私にLINEが来ました。その後すぐチイから大丈夫だというが連絡が来たのですが。

心配しているのは私だけではないのだなと思いました。

当の本人は、「?」という感じで普通に帰ってきました。

末っ子あるあるなのでしょうか。

今までと同じになってしまいますが、見ていないふりして、見守っていこうと思います。

高校生活、楽しみながら、頑張って過ごしていってほしいです。

植栽と外構工事をすることを決めるまで:家具屋の自宅

2024.04.08

我が家のオープンハウスや見学に来ていただいた人たちはご存じだと思います。

住宅街の旗竿地にある我が家、竿の部分のスペースは2×20mあるのですが、家を建てる前のコンクリートの地面のままの状態でした。

お隣さんと繋がっている場所で、「ああ、イマイさん外構は何もされなかったのだな。」と気づかれたと思います。

お家を建てることを考え始めた当初は、憧れの前川國男邸のアプローチのように、道路から玄関までを大谷石のブロックをつなげてと考えていたのですが、お家のことだけでもう予算がいっぱいになってしまったのです。予算をオーバーしてまで、ローンの月々の返済額を上げてまではする気持ちにはなれませんでした。

私たちにオーダーキッチンや家具のご相談に来られた人々も、皆さん同じように悩まれているのだろうなと思います。予算があっての家づくりですから当然です。私たちは外構の予算を削ることを選びました。

玄関から門扉の所までの大谷石となり、道路までのスペースは何もしませんでした。

「いつか都市ガスがうちの前まで通る。」という噂はずっとあったので、その時にでもやろうか、とぼんやり考えていたまま月日が過ぎていたのでした。

都市ガス工事のお知らせが来たのは2022年7月頃のこと。暮らし始めてから約3年目の時でした。

「うわ!来たよ!どうする!やろう!」とわくわくする気持ちが高まりました。

好機を逃してはならぬ、となんとなく貯めていたお金で、もうどうにかするしかありません。(笑)

さて、どういう風にしようかとダイスケさんと考え始めました。

普段マイカーは月極駐車場に停めていますが、(2mぎりぎりなので。)雨の日は会社の車で帰る時もあるので乗り入れられるようにして、

大谷石だと人が通るだけでも5年で辺縁が欠けてしまっているものもあるので難しいねということで、なしになりました。

ダイスケさん「古いレンガの間から草が出てきている印象がいいな。」

私「ああ、いいね。(…草むしりするのきっと私だけどね。)」

道路のコンクリートの地面から石畳に入る感覚、美術館や公園に行った時、特別な場所に入ったのだと踏みしめながら感じる、あの感覚を毎日感じられたらすてきだろうな。

ということで検索し始めると、

まさに理想通りのすてきな施工事例の写真の数々を見つけました。

調べてみると厚木市の「景色工房サフラン」さんという会社さん。

家から近い!さらにうれしい!すごい!知らなかった!と見つけた時には興奮してしまいました。

我が家の場所でもできることなのかどうか、まずお話を聞きに行ってみよう、ということで、

予約の連絡をしてショールームに伺いました。

我が家の様子を敷地の図面や写真を見せながらお伝えすると、「石畳にすることはできます。」とのこと、

わ!うちも憧れの石畳にできる!じゃあ調子に乗って、もう一声。

私「本当はお庭にもっと背が高い木を植えたかったのですが、うち日陰の庭なもので、木を植えても元気がなくなるようなら、やめた方がいいのですよね…。」

代表のイダさん「もちろん樹種にもよるのですが、植えられます。森はどちらかというと日陰の環境なのですよ。」

驚きました。自分の浅い知識で思い込んでいてはだめですね。プロの意見を聞きにいかなくてはいけないのだなと実感しました。

サフランさんが推奨する「モリニワ」の講義を聞きながら、我が家の場所でも、木に囲まれた空間にできるんだということがわかりとてもうれしかったです。大人になってからこういう講義を聞く時間はないのでとても興味深く楽しい時間でした。

このショールームもとてもすてきな場所で、「ここにマットを敷いてゴロゴロしているだけで気持ちがいいだろうな。」と思える場所でした。

そこから、植栽と外構のすてきなプランを考えていただいて契約をしたのは2022年の12月頃のことでした。

その時にはガス工事が行われるのは2023年4月頃の予定だったのですが、延期、延期、延期、延期…となり、

実際にガス工事が施工されたのは先日の2024年3月。

サフランさんに最初のプランをいただいてから1年以上も経ってしまっていたのでした。

おかげで、お金を貯める時間ができたのは助かったのですが、サフランさんには施工まで長い間お待ちいただく形になってしまい、本当に申し訳なかったのでした。

我が家のモリニワ計画をハルチイに伝えた時、

ハル「わーい!鳥ちゃんとか来るかね。」

チイ「どういうこと?」

私「七沢森林公園のようなお庭を目指します。」

チイ「…。」

あ、そうだった。小さい時チイはその公園でヒルに血を吸われて、キュウリを見せた時の猫みたいにものすごく飛び上がって、気づいたら10m先ぐらいの所に居て「取って~!」と半べそかきながらすぐ家に帰ったことがありました。うっかり例える場所のチョイスミス…。嫌な記憶を思い出させてしまいました。

まあ、大丈夫。ヒルが出ても何が出ても、私が対処しますという話をして、我が家の外構工事をすることが決まったのでした。

外構工事が始まりました:家具屋の自宅

2024.04.06

3月上旬にプロパンガスから都市ガスへの切替工事が終わり、4月から旗竿地の竿部分のコンクリート面を石畳に変える外構工事が始まりました。

その時の日記 → 「プロパンガスから都市ガスへ」

いざ始まってみると、機械の大きな音がしてご近所さんにご迷惑をおかけしながら、地面のコンクリートが崩され山積みになり、道路から玄関までお隣さんの敷地を歩かせてもらい、見えなかった配管などが露出して、日常が崩された光景というのはストレスに感じるのですね。

「本当に工事をしてよかったのだろうか…。」という不安な気持ちの方が強くなり、なかなか書けずにいました。

ホラー映画をダイスケさんと観ていて、私が残酷なシーンを目を背けながら見ていると、

「君手術室だったのだからこっちより慣れているはずなのに。」とよく言われるのですが、

一度形が崩されても、よい形になるとわかっているから手術室勤務当時は怖いとか気持ち悪いとかは思いませんでした。(それよりも、術野見ながら器械を用意することでいっぱいでした。)

でもホラー映画はだいたい形が崩されたら戻らないことがわかっているので、痛そうで怖く感じ見たくないのだと思います。

リノベーションでお家の工事をされたお客様も、新しい形が現れるまでは不安な気持ちもあったのではないかなと思いました。

ダイスケさんにいうと、「そんな心配しても自分たちにはわからないことなんだから仕方ないじゃん。もうプロの人に任せたのだから。」と言われてしまうのですが。

現れた配管の一部が老朽化で崩れていることがわかり、直してもらった姿を見ることができて、

工事をしないと気付けなかったことですし、よかったのだと気持ちが前向きになれました。

これから我が家の外構工事をすることに決めるまでのお話を書いていきたいと思います。

鉄染め

2024.04.06

先月は年度末だったのですが、仕事が少しゆったりしておりました。

こういう機会に小物を作ろうと思い、タケイシさんに取り掛かってもらっていた小箱。

tw-hk01 [punkt]tw-hk02 [cotto]の印象をもう少しアレンジできないかなと思って、tw-hk03 [arca]を作る工程の流れで何台か小箱を試作してもらっていたのでした。

そんな時に、キッチンを鉄染めしたいというHさんからのご相談を頂きまして、今までは小さなものにしか施したことがなかったし、きれいに黒く染まるかどうかも材次第というところだったので、Hさんからお知らせ頂いた参考資料をもとに試してみました。

余っていた板材がブラックチェリーしかなかったので、ナラやタモだともう少し印象が変わってくると思うのですが、チェリーに柿渋を2度塗りしてタンニンを定着させて、その上から昔に作り置きしてあった手作りの鉄染め液(酢漬けの釘なのですが)で塗装してみました。そして、それだけだと定着しないので、上からクリアオイルを擦り込んで。

最初はムラが目立ちましたが、重ねるとよい黒みになってきました。ただ、エッジ部分はもう少し変色させたいなあというところで、まだまだ勉強です。

しかし、天然の材料が変化していく様はやはり見ていておもしろいのでした。

クルミのダイニングテーブル

2024.04.06

4年前にキッチンを作らせて頂いた草加のKさんが先日いらしてくださって、テーブルをご依頼くださいました。

Kさんのキッチン、ちょうどコロナの時期と重なってしまったこともあってあれから見に行く機会がなかったので、このテーブル納品の機会にぜひどんなふうに使ってくださっているか見ておかないと。

Kさんのキッチンはマンションのリノベーションでしたね。ちょうど今取り掛かっているYさんのキッチンもこれから取り掛かるKさんのキッチンも、草加のKさんのキッチンと同じく大きくレイアウトを変えるので、水勾配を取るために配管が床上で転がされる形になる予定でして、そうなるとキッチンキャビネットのなかを配管が通せるような工夫した作りになるのですが、大げさかもしれませんが、似たような納まりのキッチンがこの時期に集中することが何だか興味深いなあと思うこの頃です。

テーブルはヒロセ君がちょうど昨日までで脚を組み上げておりました。

今日はみんなおやすみで静かな工房です。