糸を紡ぎ、布を織るワークショップ

2025.10.26

ワークショップのお知らせです。ヒロセ君からのご紹介で、羊毛織りをされているオガワさんとのご縁をいただきました。

今回のクレミルは、羊毛を梳かして、紡いで糸にしてから、織機を使って布を作っていきましょう。

温かい飲み物が欲しくなる季節に活躍するティーポットマットを作り、この冬、キッチンで使う道具の仲間に加えてみませんか。

自分でつくったものという気持ちが、使う時間をよりあたたかな気持ちにしてくれるはずです。

皆さんでものづくりを楽しむ時間にできたらいいなと思っております。

【糸を紡ぎ布を織るワークショップ(*小学生以上参加可能です。)】

○日程:2026年1月18日(日)

○時間:9時から16時まで(作業所要時間に個人差があるようなので朝早く始まります。)

○場所:フリーハンドイマイ(神奈川県高座郡寒川町倉見962-3)2Fショールーム

(靴を脱いで上がっていただく部屋になっております。)

○定員:4名→残り3名募集中です。(R7年11月29日時点)

ただ、糸は紡がず織りだけを体験したいという方は、午後から4名様が追加で参加可能です。→残り2名募集中です。(R7年11月29日時点)

○金額:7,500円(午前:糸紡ぎ/午後:織り)、4,000円(午後:織りのみ)

(税込み、材料費込み)

当日現金でオガワさんにお支払いください。

持ち物:羊毛が洋服に付くのが気になる方はエプロン。お昼ごはん、飲み物。(常温のミネラルウォーター350ml1本は参加者の方にご用意します。)

麻ひもの経糸は機掛け済みの状態から織っていきます。

羊毛は、オガワさんが持参したものの中からお好みのものをお選びいただく形になります。

参加希望の方は、メールでinfo@freehandimai.comまで、「羊毛織りワークショップ参加希望」という件名で、「お名前」「ご連絡の取れる電話番号」「メールアドレス」をお書きいただいてお申し込みください。

織り機の数と材料に限りがありますので、参加される人数(見学だけでも可)と制作される人数の両方をお知らせください。

また、申込窓口をまとめたいと思っておりますため、メールでお申し込みください。お電話、Instagaramのダイレクトメッセージ、Facebookのメッセージでのお申し込みはすみませんがご遠慮ください。

それでは皆様よろしくお願いいたします。

Eさんのブラックチェリーのアイランドカウンター

2025.11.30

私はてっきりOKUTAさんが私たちをEさんと引き合わせてくださったものと思っておりました。

OKUTAさんとは、国立のOさんの時のお世話になったことがありましたので、その時のつながりがあったのかしら、と思っていたのですが、今日Eさんをお訪ねしましていろいろとお話を聞かせて頂きましたら、Eさんがネットでキッチンカウンターのことをいろいろと調べていくなかで私たちを見つけてくださったのだそうで、その過程で何社か相談されたそうなのですが、OKUTAの担当のSさんもEさんも私たちを気に入ってくださったのでした。とてもうれしいことではありませんか。

ありがとうございます。

本日お休みのなかEさんのところにお邪魔させて頂きました。それなのに、ちょうど11時に到着するかと思って時刻表を見ていたのですが、調布から西調布への乗り換えの時間が2分しかなかったのを安易に考えていたら、やはり調布おそるべし。人が多すぎて乗り換えに間に合わず、次の電車になることに・・。そこから、調布から徒歩17分だとちょっと遅刻してしまう。事前にその旨をEさんにお伝えしたのですが、なるべく間に合うようにと早足で歩いてどうにか定刻につきましたが、この寒い朝に汗をかきながらの到着、失礼いたしました。

設置してから2カ月弱になりましたが、チェリー特有のもうだいぶ色が日焼けが進んでいてよい感じになっておりました。

さっそく、黒いしみの取り方やオイルのお手入れの方法やステンレスの掃除の方法や引き出しの外し方などをお伝えして写真を撮らせて頂いた後に、冒頭のお話をお伺いすることができました。こういうお話を聞くことができるのはうれしいことです。

帰りはキャラメル味のお菓子を(太らないように)少しだけ頂いて、ありがとうございました。

明日から12月。冬が始まりそうな少し寒さのある日でしたが、温かな気持ちを頂いて帰ってきました。

西伊豆へ

2025.11.29

11月の三連休、お休みをいただいて西伊豆へ一泊家族旅行へ行ってきました。

「バイト入れちゃった。」「予定あるからダメ。」夏休み前から話は出ていたのですが、家族4人でも予定を合わせるのはなかなか難しいですね。合う頃には秋になってしまいましたが、楽しい旅行をすることができました。

3連休の初日11月22日に出発したのですが、お天気が良い日でしたので東名高速の下りは朝からすでに渋滞が始まっていました。それならせっかくだから箱根の紅葉を見ながらドライブしていこうという話になり、小田原厚木道路から箱根へと、そして仙石原のすすき野原をお散歩しました。

茶トラの猫ちゃんの毛並みのような濃淡の混じった金色のいい色合いで、着いた時はすでに9時頃でしたが山陰の場所だからか足元にはまだ霜柱が残っていて、息を吐くと白くなる喉の寒さのある気温でした。観光客の歩く人の列もすでにでき始めていましたが、写真を撮ったりはしやすくて、みんな譲り合いながらも子供のようにうきうきした様子ですすきの景色を楽しんでいました。

今思うと小学校のころから憧れたいたナウシカごっこができただろうに、誰も青い服を着ていなかったことが残念!。

歩いただけですっかりお腹が空いてしまいましたので、すすき野原の入り口の交差点の近くの「仙石原茶屋」でプリンや抹茶アイスやらとおいしく腹ごしらえをしてから次の目的地へ。

ぜひ訪れたかったのが、この沼津御用邸記念公園です。

たてもの園にある建物とは違うこの雰囲気は何だろう、と拝見しながらずっと考えていたのですが、大事にされていたことがわかるからだと気が付きました。もちろん、たてもの園の建築達もとても大切にされているのが分かったのですが、何というか大事にされた、されていないというと変に聞こえるかもしれないのですが、なんだか一つ一つのものがいつも以上に丁寧に作られて、大事に使われているように思えて、今でもこうしてその美しさが見ることができるのはその丁寧さなのだなと分かります。

それと、今まで見てきた建築と大きく違うのは、一個人が使用した建築ではなくて皇族の皆様が使われていたということが建築の空気が違うように感じたのかもしれません。

本邸は太平洋戦争で焼けてしまったので、西付属邸御殿しか見ることはできませんが、さぞかし立派だったことでしょう。

市民文化拠点としても使われているそうで、見事な菊花展がされていたり、期間限定の提灯のライトアップがされていたりしましたが、その時間を待っているとお宿の夕ご飯に間に合わなそうでしたので、お昼ご飯を食べて次の目的地のお宿へ向かいました。

売店では皇族方のお印を刺繍したお土産品を買うことができるということで、美智子様のお印が入ったものを母へのお土産に購入しました。

そこから1時間半ほどドライブをして、堂ヶ島温泉のお宿に着くことができました。

堂ヶ島と言えばトンボロ現象が有名ですが、今の時期は海の道は現れませんので、日の入りだけでも観ることができたらいいなということで、チェックインして荷物を置いて一息入れたら、遊歩道へお散歩へ行きました。(お散歩というか、もうすぐ陽が沈んでしまうので、みんなで展望台までダッシュです)

展望台にはすでに人がいましたので、合間を縫って家族で日の入りを見守ることができました。「海に陽が沈む様子を見ることは初めてかもしれない。」とダイスケさんがしみじみ言っていましたが、確かに、そんな時間を娘たちと一緒に過ごせてよかったなと思いました。

宿に帰り、好きな浴衣を選べるサービスが付いていたので、着替えてから夕食で海の幸をお腹いっぱい食べて、温泉に入ってゆっくり過ごしました。女3人で貸切露天風呂を予約していったのですが、夜だと、暗い岩場の階段を使って建物から行き来しなくてはいけないので、ちょっと驚きましたが、いい思い出になりました。

部屋から海が見渡せるお部屋でしたので、静かにのんびり過ごしました。(ダイスケさんはここぞとばかりにいろいろなお酒を飲んでいたので、風呂上がりにはアッと言うまにいびきをかいておりました。家族団らんの時間はナシ・・(笑)

翌日はまたまた美味しい朝食を頂いたあと、せっかくだから三四郎島へ続くトンボロ現象が現れる場所を見に行こうとお散歩に。

足元の石が不思議にすべてすべすべとまん丸くて(足をとられてけっこう歩きづらい)、海の水はたいへんきれいで、上から見下ろすと小さく見えていた島は魅力的に大きくて、とても不思議な場所。次は向こうに渡ることができる時に来てみたいなあと、思いを馳せて宿へと戻りました。(ハルチィはいつも仲良しでうれしい)

宿をチェックアウトした後は青の洞窟めぐりができるワイワイと遊覧船に乗りましょう。やはり人気スポットなのですね。10時を過ぎていたので車やバスやらどんどん人が増えてきて、一番気軽に乗れる便は結構埋まってしまっていたので、そんなに待つのならせっかくだから11時のプレミアムクルーズを乗ってしまおうとちょっと時間を待ってその長距離載せてもらえる便にすることに。

はじめに結構沖へ出て、海から陸地を見渡すことができました。海からはこう見えているのかと知れてよかったです。海の上は気持ちが良いですね。(ダイスケさんはすぐに酔ってしまうので、船酔い大丈夫かしら)その後、青の洞窟へ。

前日の展望台までの遊歩道のお散歩では、チイが「深淵だ!」とか言いながら見下ろしていた天窓洞を今度は海から見上げることができて、前日の飲み込まれるような怖さがなくなり、今度は吸い込まれるような青に見惚れてしまいました。異なる視点から同じものを見てみる機会は大切にしないといけないなとしみじみ思うのでした。

その後はダイスケさんが見たいと言っていた岩科学校へ。なまこ壁と擬洋風建築の伊豆地区最古の小学校ということで心惹かれたのです。

なんだかとても明るい教室。そういえば・・って思い返すと自分が通っていた学校も思っているよりも明るかったなあ。光と風がきちんと通って、学校ってそういう場所だったなあ、なんて懐かしく思い出しました。

教室には当時の様子がわかるように人形が置かれていたり、卒業証書がもらえるクイズがあったり、私たちだけじゃなく、ハルチィも楽しめたようでした。傾斜60度の落っこちてケガしてしまいそうな階段があったりして小学校なのにこうしたなかなかせめた造りは今じゃ考えられないだろうなあ。(上り下りして見たかったのですが立ち入り禁止になっていました。)

子供たちと拝観記念の御朱印をいただいたり、クイズを解いて卒業証書をいただいたりしていたら、開花亭のおばさまが、桜の葉のお茶を淹れてくださりとてもおいしかったです。ごちそうさまでした。

その後は、どこかでお昼を食べて帰ろうということで、松崎海水浴場近くの「浜宮」という和食処へ。食いしん坊の我が家のお腹を満たす味とボリュームでした。ごちそうさまでした。

その後は、帰り道どこかもう一か所寄れたらいいねということで、城ケ崎のつり橋へ。昔、ダイスケさんとデートできて以来かしら。懐かしい。

観光客の人でいっぱいで、駐車場に入る直前が混んでいて日の入りに間に合いませんでしたが、夕暮れの吊り橋も雰囲気があったのでよかったです。昔もっと大きくて長くて怖いイメージがあったのですが、自分の記憶を直す機会となってよかったです。

その後帰路につきました。

ふぅ、短い旅行でしたが行きたいと思ったところにはすべて行くことができました。一泊でしたが、やっぱり旅行は楽しい。

私たちの旅行では、○○パークなどのメジャーな観光スポットには一切行かないわけですが、そういう旅行でも付き合ってくれる娘たちには感謝です。(笑)

お休みをいただきありがとうございました。

HITOMAさん、こんにちは。

2025.11.27

江の島のYさんのチェリーのキッチンの時に初めて声を掛けてくださったHITOMA design officeさんにアキコと二人でご挨拶にお伺いしてきました。

アトリエがあるのは、妹島和世さん設計の大倉山集合住宅。駅のそぐそばの路地に入ると現れるとても存在感のある建物なのですが、低層で緑の敷地の中を曲線が通り抜けているからかすっと視線に入っている住宅。不思議な建物だなあと眺めているとガラス越しににこやかな笑顔が現れて、「こんにちは、甘利さん、太田さん!」

お会いするのは2年ぶりくらいでしょうか。

それでも親しみあふれるお二人の印象とあの軽妙なお話しぶりで、ああ、懐かしい。何というか隔たりがないというか、「何どうしたの。」と気軽に相談に載ってくれる印象がとてもお話していてうれしい気持ちにさせてくださる。

そのような空気の中で、いつの間にかこの先どう言う形で私たちが物作りを進めていきたいかなんて言うことをいつの間にかお話しておりました。お二人はその人の思いを引き出すことが上手なのです。

HITOMAさんでは、他のアトリエではあまり経験できないような物作りの楽しさが分かるようなワークショップも定期的に開催されていて、私たちもそのような取り組みを行なっていきたいという思いがありましたので、そのあたりのアドバイスも聞かせていただいたり、もしかしたら、私たちがHITOMAさんのワークショップに出させて頂くかもしれない、なんてお話も出たりしてとても楽しい時間でした。

帰り道に駅前を歩くと、すてきな雰囲気のレストランを見つけて、思わず入店。「Costa Del Sol」というスペイン料理屋さんでパエリアを頂いて、駐車場のそばで見つけた「toasty shop」という米麹を使った小さなパン屋さんを見つけて、夕食のパンを頂いて帰ってまいりました。

こういう町はすてきだ。

職場体験の日でした。

2025.11.26

今日は工房に寒川町内の中学生2名が、職場体験に来てくれました。地元の中学生が来てくれるのは一段とうれしく思います。

毎回同じ内容で行なっているのですが、最初の1時間はショールームで座学です。会社の成り立ちや、問い合わせからお見積り・スケッチを作成し、受注できたら図面作成し、担当する制作スタッフが制作に入るという流れを家具や建材のサンプルを見てもらいながらお話しします。

ダイスケさんには、二点透視法を使ったスケッチの描き方とサイズなど正確に描くことの大切さを伝えてもらいました。

その後は工房に行き、スマホスタンド作りを通して、木工機械・道具を使いながら、それぞれの説明を受けながら実際に動いて体験をしてもらいました。

今回は今年で勤続6年目になるヒロセ君に指導係を担当してもらいました。

オイル塗装と鉄染め仕上げのどちらかを選んでもらっているのですが、鉄染めを選ばれる場合が多いです。ナラ材の鉄染め仕上げはいい風合いになると思いますから、長く使ってもらってうれしいですね。鉄染めはアンティーク風になりますので、中学生が選ぶのは毎回意外な気がしています。

事前に自己紹介カードというものを持参してくれるのですが、「当日の実習中、心配なこと」という項目に、ふたりとも「失敗すること。」と書いてありました。

それを見て、「え?初めて工房に来るのだから、失敗したっていいのに。(制作に関わることには携わってもらっていません。) 」と思いましたが、最初にそのお話をしてあげればよかったなと反省しました。

知らない会社に生徒だけで来て初めて会う大人たちと一日過ごすのですから、緊張しますよね。

お疲れさまでした。帰りには、「色々見ることができて勉強になりました。ありがとうございました。」

と挨拶してくれていたので安心しました。

今回の経験が、彼らのこれからの人生の何かしらに役立つ経験のひとつになってくれていたらうれしいです。

ちなみに、毎回こうしてブログに書くのは、(以前にも書いたのかもしれませんが)お子様の保護者の方が、「うちの子職場体験でどんなことしてきたのかしら?」と思って調べてくれた時にわかるようにしたくて書いております。

我が家の子供たちが職場体験に行った時は、子供たち自身がお話してくれましたが、同級生の男の子のお母さんは「うちの子、何も話してくれないから何をやってきたのかわからない。」と話しているのを聞いたことがありまして、うちは男の子の参加が多いので、そういう場合に参考にしてもらえたらいいなと思っております。

今日も一日お疲れさまでした。

お写真の撮影と掲載にご協力いただきまして、ありがとうございました。

平成建設さん、こんにちは。

2025.11.21

平成建設さんとはずいぶん長くお付き合いさせて頂いておりまして、14年前に「ホワイト、ナチュラル」の三島のKさん(なつかしいなあ)のキッチンを作らせて頂いたことをきっかけにいろいろなオーダーキッチンや家具を作らせて頂きました。

私たちのようなたいへん小さな工房にもお声掛け頂いて、周年行事に帝国ホテル(!)まで参加させていただいたり、設計士さんのご自宅のキッチンを手掛けさせて頂いたりと、とても良くお付き合いさせて頂いております。

そして今回お言葉に甘えて、静岡のTさんのキッチン制作の時にお世話になった設計士の長澤さんにお声掛けさせて頂いて本社に、そして先日の「大雪山のナラ」のキッチンでお世話になった設計士の和知さんにお声掛けさせて頂いてアトリエにと、アキコと二人で挨拶にお伺いしてきました。

本社に到着すると、アキコが初めてくるものですから「ショールームをぐるりと拝見させて頂いてもよろしいでしょうか。」なんてお伝えしたら、長澤さんご自身が「オフィスもご覧になられたことないですよね、よかったらご案内しますよ。」と言ってオフィスまで案内してくださり、そして、ショールームもそのまま案内してくださって、なんだかお仕事中に押し掛けてしまったのに、もてなして頂いてしまって恐縮しております・・。

とても良い時間でした、ありがとうございました。

そして、そのあとは丸池のそばに建つ玉川アトリエに。先日の「大雪山」の時にもお邪魔させていただいたばかりなのにお時間取って頂きすみません。

「このようなものがあると助かります。アトリエのみんなにも伝えようと思いますので、資料のPDFもありましたら是非送ってくださいね。」とクールな和知さんもにこやかにおっしゃってくださってありがたい時間でした。

いつもは仕事の時にしか会話できていないので、その仕事以外の思いなどを聞ける機会は少なかったので、大変貴重な時間でした。

私はこういうふうにいろいろな皆さんを訪ねてお話して歩くことがとても苦手でして、それでアキコと一緒にこうして伺わせて頂いているのですが、私たち二人では思いつくことにも限りがあったりしますので、やはり皆さんのいろいろな意見を聞くことができるということはとてもありがたいことです。

良い時間をありがとうございました。

大雪山のナラを使ったオーダーキッチン

2025.11.21

平成建設さんからのご依頼で、再び安多化粧合板さんの「大雪山のナラ」を使う機会を得ました。

特徴的な白太の入り方は、設計のOさんと安多さんとでデザインした表情。ナラという木の表情をこのように見せる形があるのだなあといつもその表情に感心してしまいます。

先日、設置してまいりました。ドミトリーのキッチンということで、ビスポークな作り方とはまた違ったアイデアが盛り込まれていて、なるほど、といろいろと勉強させて頂きながらこうして形が実現しました。

全体が見られるのはもう少し先になりそうですが、どのような空間に置かれているのかが楽しみです。

ステンレスバイブレーションとナラ板目のセパレートキッチン

「となりのスゴイ家」BSテレビ東京さんでHさんのキッチンが放送されます。

2025.11.20

ステンレスバイブレーションとナラ板目のセパレートキッチン

先月、Hさんからメールをいただきました。

「我が家でテレビの撮影がありました。キッチンチェックのコーナーがあり、キッチンを紹介させていただきました。」

すてきなお話をありがとうございます!お勉強のためにダイスケさんとチェックしている番組なので、その番組で自分たちが制作したキッチンが見られるなんて、とてもうれしいです!

メールをいただいた翌日に早速スタッフのみんなにも伝えました。みんな「チェックします。」と言っていました。録画予約もしましたよ。

Hさんのご新居に3年前の春に納品させていただいたキッチンです。

となりのスゴイ家」番組Website のバックナンバーのページで、間取り図なども見返せるようになっているので、お家づくりに興味のある人にはとても参考になるのではないかと思います。

11月23日(日)の21時から放送されます。興味のある方はぜひご覧くださいね。

(Ontimeで見逃してしまっても、TVerでも観ることができるそうですよ。)

とても楽しみでわくわくしております。

パントリー部分の様子
ステンレスバイブレーションとナラ板目のセパレートキッチン
ステンレスバイブレーションとナラ板目のセパレートキッチン

何かやってる

2025.11.15

レーモンド自邸や前川國男邸に憧れて敷石の入隅に丸石を敷いてみたけれど、枯れ草が混じってしまって何だかよれよれと見えてきたので掃除をしているのです、アキコは。

昨晩、チィと二人でクリスマスツリーを出したそうです。工房の2階のガラスの前にもクリスマスツリーを出していました。

すこし日が陰ってきて、遊んで帰る子供たちがツリーを見上げていたよってアキコが言っていました。

キッチンカタログvol.3の配布を開始しました。

2025.11.12

新しいキッチンカタログvol.3が出来上がりました!

Instagaramでは先にお知らせしたいましたが、
vol.1と2は10年ほど前に作ったものでしたので、制作例や写真を新しくしました。
Websiteと同じ内容の部分が多いですが、ページを見づらく感じている方には誌面にまとめられたものの方が要約されていてわかりやすいかもしれません。そのような方たちのお手元でご活用いただけたらうれしいです。

ダイスケさんとあーでもない、こうでもないと言い合いながら作りました。

ページ数が増えましたので無線綴じで、お客様に撮らせていただいた暮らしの様子が少しでも映えるように、紙も今までよりも少しだけ高級な紙を使っています。

一部の方からご好評いただいていた、エッセイもダイスケさんと私で一つずつ新しく書きました。

これから、vol.1と2は配布を終了してPDFのみで閲覧可能としていきます。
カタログプレゼントをお申し込みの時には、vol.3をお送りします。

オーダーキッチン、造作キッチンが気になっている方、皆様からのお申し込みをお待ちしております!

Website→ TOPページ→オーダーキッチンカタログプレゼント

古知屋恵子さんに会いに

2025.11.12

古知屋恵子さんとの出会いはもう20年以上の仲になります。(もしかしたらもうすぐ30年かも・・・。)

毎年年末のこの時期に茅ヶ崎で個展を開いていらっしゃるので、先日最終日でしたが会いに行ってきました。

入り口のステンドグラスの家具がすてきだったので撮らせてもらいました。

彼女の版画が好きで観に行っているのですが、今回はパレスチナのことを絵本にした作品のご紹介がメインでした。

「デジタルで書いた作品なのです。タブレットでできるのでいつでもどこでも描けることが魅力です。」

そう話す古知屋さん、版画だけではなく、刺繍やデジタル、絵本を作って、自分が伝えたいことを自分らしく伝える方法をずっと考えて続けているのだなとわかります。

お会いしたことがある方はわかると思いますが、薄茶色の眼がきれいでいつもお話を伺いながら見惚れてしまいます。

世界情勢や戦争のことをわかりやすく伝えてくださり、知ることの大切さを実感しています。

彼女の瞳の美しさは「伝えたい。知ってほしい。」という思いの表れでもあるのだろうなと感じました。

今回もお話しする時間ができてうれしかったです。ありがとうございます。また会いに行きますね。

カレンダーの他にハンカチも作られていたので購入しました。原画と違うところは古知屋さんのお名前が作品の中に入っているところ。ファンとしてはうれしいポイントです。
パレスチナの寄付につながるちくちく会という刺繍の会も開催されていて、小さいハートを一針参加させてもらいました。クレイで作られたボタンや刺繍作品がすてきでしたので購入させていただきました。活動を始められて2年になるそうで、自分ができることで続けられていて、すてきだなと思いました。すてきな機会をありがとうございました。
古知屋さんの木版クフィーヤてぬぐいをショールームのキッチンのタオル掛けにかけてみました。パレスチナの抵抗のシンボルの織物クフィーヤの図柄を木版にして一枚ずつ刷った手づくりのものだそうです。日本の手ぬぐいは労働者のハンカチ、日本からの連帯の意味も込めたそうです。個人的に手ぬぐいが好きで集めていますので、大切に使っていきたいと思います。

古知屋さんのアカウントをご紹介します。興味のある方は是非ご覧になってみてください。

古知屋恵子さん https://www.instagram.com/kochiyakeiko/

ニュースのアカウント https://www.instagram.com/kininaru_news_/

古知屋さんの個展は川崎市と中郡二宮町で続きます。興味のある方はぜひご覧になって見えくださいね。

COYAMAブックカフェ・ギャラリー
11/28(金)~30(日)、12/5(金)~7(日)
11:00~17:00
紙芝居
11/29(土)11:00~、11/30(日)15:00~
12/5(金)11:00~、12/6(土)15:00~
川崎市中原区上丸子山王町2-1314

紙芝居とミニ販売
e:n coffee
12/14(日)9:00~18:00
紙芝居 10:00~と14:00~
中郡二宮町中里1100-3

大勝建設さん、こんにちは。

2025.11.10

写真の洗面台は先日お引き渡しが終わったシキナミさん設計のIさんの新居の洗面台。

シンプルな洗面台なのですが、実は結構作りが複雑で納まりも難解な家具だったのです。

この洗面室への入り口がクランク状になっているため、天板と前垂れが一体になったカウンターが長すぎてこのままの長さではここに運び込めなかったのでした。そこで、長さを途中で分割して現場でつないだのです。さらには左壁がガラスになっていてカウンターが固定できないので、コーリアンで脚を作ってカウンターからシームレスにつながっているのですが、給排水管の位置はもう決まっていて逃げはないので、脚のサイズも逃げがなく、さらには磁器タイルへの施工は私たちもなかなか数多く経験していないため、割ってしまうとおっかなくて、タイル屋さんに相談して、ダイヤモンド砥粒がついたビットにジェルを塗って開けることを初めて教わったりしながらどうにかきれいに施工できたカウンターなのです。

と、話がそれてしまいましたが、この日はその施工でお世話になった茅ヶ崎の大勝建設さんにご挨拶にお伺いしてきました。

Iさんの工事がご縁でお付き合いさせていただくことができたのですが、Iさんとの細かなやり取りをつないでくださったダンディな近山さん(まるでジブリ映画に出てきそうなくらいの紳士です)のお言葉に甘えて、新しくしたキッチンカタログを持って伺わせて頂いたのでした。

ドキドキしながら大勝さんのビルの階段を上がって行ったのですが、「やあイマイさん、わざわざご足労頂きありがとうございます。さあこちらへどうぞ。」と、いつもの笑顔で迎えてくださって、さらにはほかの設計士さんやコーディネーターさんにも皆様にまで私たちのことを紹介してくださったりとうれしい時間でした。

そして、近山さんのお話のなかで出たオーダーキッチンの取り組み方、今後の私たちの向かう先を考えさせてくれる大変勉強になる時間だったのです。

ありがとうございました。

こうして茅ケ崎で良いご縁がつながってゆけたら良いなあとアキコと二人でホクホクと帰ってまいりました。

白金デート

2025.11.10

先日の文化の日は、ハルの大学が所有する建物が文化財に指定されていて、学園祭の時にだけ一般公開されるということで、ダイスケさんとふたりでお出かけしてきました。

私は2回目だったのですが、やはりお勉強した人と行くと気付くポイントが異なるので面白かったです。宣教師の方々が暮らすために建てられた建物たち。海外から日本に来て暮らすなんて大変なことだったと思います。とてもすてきな建物なので、ここで心地よく過ごしていてくださっていたのならうれしいですよね。

古い建物の管理は大変なことが多いと思いますが、こうして見学できるのはとてもありがたいことなのだと思っております。ありがとうございます。

その後は、ダイスケさんが好きなわたせせいぞうさんのギャラリーに行きたかったのですが、定休日ということで断念しまして、そのままランチを食べて、ただ街をお散歩して色々な風景を楽しみました。

知らない街を歩くのは好きなのです。きっと、お客様のお宅訪問で色々な街に行く機会が増えたからだと思います。

そうしたら、のどが渇きましたのでエビスビールブルワリーでビールを飲んで帰ってきました。(笑)

こういうところで飲むビールは本当においしいですね。泡がクリーミーで驚きました。

つい飲みすぎて、恵比寿から海老名まで帰れなくなったよ~とか言ったら娘たちに嫌われてしまいますので、4種飲み比べを2人で分けました。ごちそうさまでした。

そんな休日を過ごしていました。お休みをいただきありがとうございました。

よい空

2025.11.09

先日、父からラインで「墓参りに行ってきました。」と連絡が入った。

父は月命日には必ずお墓に行っていたので、うっかり毎月のことかと思っていたら、そうか11月7日だった。

うっかり毎日をスルスルと過ぎている日々を過ごしていたなあ。いけないいけない。


そこで、つい先日アキコと墓参りに。

まだ、お花残っているかもね、とアキコが言っていた通りに花立ての中は鮮やかだったのですが、持参した花も供えてモリモリにしてきた。

花好きだったからこれでよいだろう。うはは。

生前何かあればちょこちょこ事務所を降りて手入れをしていた工房前の花壇は、大きかった桂の木も枯れてしまって少し荒んで見えた部分があったので、この機会にきれいにしようと花壇を少し崩すことにしたのです。

このところ仕事の時間に余裕があったので、ヒロセ君の手を借りて花壇の二つを取り払って少しさっぱりすることに。まだちょっとゴチャゴチャした様子になっていますが、来年にはユウ(弟です)の手を借りて、工房の色もさっぱり変えようかと企んでおります。(ユウは外壁塗装を営んでおります)

キッチンのカタログも刷新したし、少し新しい風が吹くようにと。

母が居なくなって4年も経つのだなあ。

シキナミさんだ

2025.11.08

5月に無事お引き渡しが終わったIさんのご新居の施工を手掛けた大勝建設さんが「よかったらご覧くださいね。」とシキナミさんがフィーチャーされたそのご新居の動画をお知らせくださいました。

けっこう納まりが大変だった洗面台やクローゼットまでは映っておりませんでしたが、それぞれのキッチンの様子などはきれいに映っていてうれしいところです。

ナラのセパレートキッチンと建具の設置が完了

2025.11.07

壁を施主であるFさんが塗り終わったということで、先日壁付けのコンロ側キッチンの設置を行なったFさんの現場に再び。

今日はシンクのあるアイランドカウンターとラタンを張った建具の取付です。前回来た時に現場の寸法は確認していたので、どうにか予定時間内に作業を終えることができて、私たちの作業は無事に完了。

マイズミさんが私たちのショールームにいらしてくださった時に「これはぜひ取り入れたいよね。」と言っていたアイランドのサイドパネルとバックパネルの印象もきれいにまとめることができました。

もう少しすると全容が見えてくるので、どのような空間になるのか楽しみです。とくにダイナミックな仕上がりの天井とどのように相まって見えてくるのだろう。

引き続きよろしくお願いいたします。

蛇腹扉(タンブール扉)

2025.11.07

今度作らせて頂く家具の中に蛇腹扉(タンブール扉ともいうのですね。昔店舗の什器をよく作っていた頃はタンボアという装飾材を使っておりましたが、同じ言葉かしら。)を組み込む予定で、どのようなサイズで納まるのかを確認するために試作。今までこの形の扉の制作はしたことなかったのですが、以前にパーテーションを作ったことがありましたので何となくイメージできるのですが、どのくらいのアールで曲がるのかが知りたくて。

それに今回はワイヤーなどではなく裏に布をあてがう形で納めていこうと思うのですが、布の始末をどのようにしようか悩んでおりましたので、実物を見ながら検討していきます。

どうにかきれいに仕上がりそうで滑りも良くなりそうな形にたどり着きました。

これからこの実測に基づいていよいよ家具の設計です。

ようこそ、二色の器とハオルチア。

2025.11.06

11月の初めに3連休がありましたね。その週末は仕事の予定がありませんでしたので、ゆっくり過ごさせていただきました。(会社としてはいいことではないと思いますが…。)

相模大野クラフトアート市がありまして、器の山本さんと、刺繍のUKIさんが出展されるということで、会いに行ってきました。

山本さんにお会いするのは、1年半ぶりくらいのお久しぶりでした。

「織部の釉薬が、今まで作られていた方が辞められて手に入らなくなってしまって、今までと色味が変わったのだけど、ようやく近い色は出せるようになって。」とお話しされる山本さん。

こういう器の制作にまつわるお話を伺えるのもマーケットの楽しみのひとつですよね。

山本さんの器は、どこかにかわいらしさがある形と色味が好きで、今回の新作を購入させていただきました。

早速夕ご飯に使ってみました。新しい器だといつものメニューが違って見えますね。印材の凹みにマヨネーズのソースが入ると白くはっきり模様が浮き上がって、食べている最中にも異なる表情が楽しめました。(その写真はきれいに撮れなかったので紹介するのは控えさせていただきます。)

マーケットで出会う作品は、その作家さんがその時だけ作っていたり次回に買おうとしてももう出会えなかったりするものもありますよね。大切に使っていきたいと思います。

そして、山本さんの器と多肉植物の寄せ植えでコラボレーションされているカフェらんちゅうさんのハオルチアも購入しました。数年前に購入した多肉植物を枯らしてしまいまして…、それ以来躊躇していたのですが、「ハオルチア」を「ハルオチア」と間違えて言ってしまった時に「ハルチイみたいだな。」と思ったら急に親近感がわきましたので、その勢いで育ててみることにしました。これから冬になりますから、温度と水分管理に気を付けていきたいと思います。 

家族みんなで良く見えるように玄関にぶら下げることにしました。器の色味もすてきです。ハンギングできるように器自体に穴が開いているのがポイントだそうです。

刺繍のワークショップでお世話になったUKIさんにもご挨拶することができました。

(お写真がなくてすみません。)

「ずっと刺繍してます。」とお話しされていてSNSを拝見していても勢力的に活動されていることがわかるUKIさん。彼女の作品のオリジナリティあふれる作風が好きで、彼女とお話ししていると本当に刺繍が好きなのだなとわかり、私も頑張らなきゃと励まされます。

いつもありがとうございます。

来年になってしまいますが、今までイベントクレミルでお世話になっていたお二人には、ショールームでワークショップを開いていただくお話を進めておりますので、楽しみにしていてくださいね。

まもなく

2025.11.04

これは運び込むことができるのだろうか、と不安だった100kgを超えるステンレス5ミリ材をコの字に曲げたアイランドカウンターの天板も我々おじさん4人でフゥフゥ言いながらどうにか搬入できて、ようやく終わりが見えてきた鎌倉山のキッチン。

後日もう一度細かい作業に入らせてもらって完了となる予定です。

明日は職業技術校から生徒さんが3人工房を見に来てくれる予定。

若い人が見に来てくれるとうれしいなあ。

納まりの確認

2025.11.04

Sさんの建築設計のお仕事をされていますが普段は公共建築の設計に携わることが多く、住宅はなかなか手掛ける機会が少ないのだそうで、このご自宅では仕事では試せす機会がなかったいろいろな形の提案がありました。

その一つの給排水管の整理ということで、海外製の食洗機を導入すると通常はシンク下に配管をまとめることが多いのですが、今回は水栓器に電源が必要だったり、浄水野用単水栓を別に立ち上げることもあって、シンク下が複雑になりそうということで、このアイランドのダイニング面に食洗機の給排水を立ち上げる形にしています。

こういう形はなかなか自分では思いつかないので興味深く、大変勉強になります。

そのアイランド側がほぼ完成したので、みんなでチェックしておりました。

ちなみに今回の仕様は、天板はコーリアンの「セージブラッシュⅡ」にナラ板目ランダム張り突板になっています。

このアイランドと一緒に壁付けの長いコンロ側キッチンを並行して制作を進めていて、12月に入ったらいよいよ現場に持ってゆけそうです。

ハロウィンは職場体験

2025.10.31

今日はハロウィンですね。工房に茅ヶ崎市内の中学生2名が、お菓子をもらいにではなく、職場体験に来てくれていました。

職場体験の受け入れは社会貢献のひとつだと思っています。今年で9年目になりますが、お声をかけていただける間は、1校1日でしたら、今後も対応していけたらいいなと思っております。

最初の1時間はショールームで座学です。会社の成り立ちや、問い合わせからお見積り・スケッチを作成し、受注できたら図面作成し、担当する制作スタッフが制作に入るという流れを家具や建材のサンプルを見てもらいながらお話しします。

ダイスケさんには、二点透視法を使ったスケッチの描き方と物の見方を伝えてもらいました。

その後は工房に行き、スマホスタンド作りを通して、木工機械・道具を使いながら、それぞれの説明を受けながら実際に動いて体験をしてもらいました。

今年で勤続8年目になるワタナベ君に指導係を担当してもらいました。

まず最初に、平面、直角の部材の作り方。個人的にこの作業が一番大事だと思っております。ここが狂うとすべてが狂いますので。そこから、家具やキッチン作りのすべてが始まると知ってもらえる機会となったのならうれしいです。

その後は、ビス止めで木栓を使ったナラ材のスマホスタンドの制作をしながら、紙やすりを使った研磨の仕方、鉄染めの方法、オイル塗装の種類と方法も体験してもらいました。

ふたりとも「楽しかったです。」と伝えてくれました。

午前中の座学の際、実際のスケッチと図面と制作例の写真を見せて、

「このキッチンと背面収納でいくらだともう?」と聞いたところ、「30万。」「60万。」と話していましたが、実際は360万円と伝えると、「えっ!」「たかっ!」と驚いていました。

そうですよね、キッチンの値段はまだ中学生ではわからないですよね。

実際に自分で手を動かしてみることで、スマホスタンド1つ作るのにも約3時間かかり、様々な機械・加工が必要なのだと振りかえってみてほしいです。そして自分の身の回りにある物の成り立ちを知る機会のひとつになってくれていたらうれしいですね。

今日も一日お疲れさまでした。

お写真の撮影と掲載にご協力いただきまして、ありがとうございました。

式台

2025.10.29

「変わった形をした板ですね。何だったのですか、この板は。」

「ご自宅を解体した時に出た材はなるべく活用したいというお客様のご要望を頂いてね、式台だったんだよね。」

「なるほど。」

と、いつもお世話になっている20年近いお付き合いの設計士のFさんがいらしてくださって、5枚に切り分けられたツガ(だろうか)の板を置いていってくださった。

「けっこう大きな式台だったんですね。」

「そうなんだよね。でもそのままじゃ使い道がなくなってしまって、それなら玄関先でちょっとみんなで座れる腰掛けにしようか、って話になってね。それで、イマイさんに集成材で脚を作ってほしいんだよね、ほら、イマイさんのところで作業に使っている腰掛けの脚みたいにシンプルなもので良いので。」

と、いうことで、オパオパみたいな形をしたシンプルな腰掛けが5台完成。どんなふうに使ってくれるのだろうか。

たてもの園へ

2025.10.27

日曜日は時間ができたので、アキコと江戸東京たてもの園まで出かけたのでした。

自宅を建てる時にそのアプローチは、前川國男邸のような印象にしたいと設計してくれた福原さんとわいわい打ち合わせしていた時期が懐かしい。

なのに自宅を建てる前にここに来る時間が取れなくて(というのはきっと言い訳)、念願のこの場所をあらためて見に来ることができました。

ほど良く視線が重ならないようになっている塀の印象がとてもすてきで、そこから玄関へ続く道からリビングへの視線も重ならないような印象。いいなあ。

私たちもまねて大谷石の塀を立てたけれど、なにしろ家が小さいので高く立てちゃうと重くなっちゃうから腰高にしたので、なるほどこうも印象が変わるのだなあ。我が家のリビング丸見え状態は、今はモミジとアオダモが頑張ってくれているので、今のところは大丈夫だけれど、冬はすっかり見えちゃうしねえ、なんて思いながらいろいろと見させていただきました。

そして、やはり細かい部分が可愛らしい。

アキコと二人で「きゃー、かわいい。」と高校生のようにはしゃぎながらぐるぐる巡っておりました。

ステンレスヘアラインとブラックチェリーのキッチン

2025.10.25

「明日はお休みをいただきますのでよろしくお願いします。」と言っていたワタナベ君らしい声が作業場から聞こえてきた。空耳か・・。と思っている間に彼が事務所に上がってきた。

「雨で息子の運動会が延期になってしまいまして。」ということでいつもの朝のはじまりはじまり。

私は昨日の朝ちょっと腹筋をしていたら腰をひねってしまったようで、昼くらいから腰が痛くなってしまって、だんだんと痛みが強くなってきてしまった。

なんだか年のせいかしら・・、と感じながら朝の準備をして、アキコが出社してきたので平塚のFさんのところまででドライブ。

先日お引き渡しが終わって、キッチンを使い始めてしばらく経ちましたのでお手入れの説明にお伺いしてきたのです。

空は雨模様でも、笑顔が晴れ晴れしたFさんとお話ができて元気をいただきました。

「もともとオーダーキッチンにするつもりなんてまったくなくて、いろいろなメーカーのキッチンを見てきたのですが、どこもすべてが実現できるものはない代わりに必要ないものが備わっていたりして、少しもどかしく感じていた時に、どうやって見つけたのかはもう覚えていないのですが、ネットで自分の思うままの形を実現できる工房がまさかこれほど近所の寒川にあるなんて、ってうれしくなったのですよ!」

ありがとうございます。

ちなみにちょっとL型になっているのが今回のポイント。リノベーションで造り付けの収納の位置が動かせなかったので、変に隙間が開いてしまったり、必要以上にキッチンの奥行を増やすのも好みではなかったので、今回はちょっとL型にして隙間を塞いでカウンターが広くなっている、という納まりなのです。

自分たちに何ができるのか今アキコとどう表現していったらよいか悩んでいるところでもありましたので、Fさんの言葉を聞いてやはり気持ちが晴れやかになりました。

また使っていて何かありましたらいつでもお声掛けくださいね。