冷蔵庫の買い替え

2024.03.18

土曜日の夜に、久しぶりにチイの幼稚園時代の謝恩会委員の食事会があり、高校受験お疲れ様会としてお酒も飲んで、みんなの様子に元気をもらって帰ってきたのでした。

思い返せば、この時からビーッという音が時々間欠的にしていたのかもしれません。

日曜日の朝、冷蔵庫を開けると何かの匂いがする、牛乳を持つとぬるい気がする、あっ!と思い冷凍庫を開けると、冷凍エビが融けている!なんで~!

ということで、ここに引っ越してきてから購入した冷蔵庫が壊れました。二日酔いの体のだるさが一気になくなった朝でした。

勝手に「家電は10年は持つだろう。」という根拠のない確信があったので衝撃的でした。

寒い日でしたので、急いで食べ物を袋に入れて外に出し、お問い合わせをしました。

「まず一度訪問して点検し、故障カ所の部品を取り寄せて再び訪問して交換してみて直るかどうかになります、もし直らなかった場合でも最初の訪問代はかかります。」とのこと。

そりゃそうですよね。それだけで1~2週間はかかりそうです。

そんなに長い間「その日の買い物暮らし」は厳しいなということで、即日配達可能な販売店へ行き選ぶことにしました。

その日お仕事中のダイスケさんからは、

「なるべくシンプルで、ぴかぴかしてなくて、今の納まりと同じくらいの物。」というリクエストでで、チイと一緒に探しました。

5年で壊れてしまうと同じものを買う気にはなれませんでした。即日配達も無理なようでしたし。デザインは気に入っていたのでとても残念でしたが。

色々見て回りましたが、ほとんどのものが20~30万円することに驚きました。

売り場の方からは、

「4人家族でしたら大きい方が。」

「こちらの方が性能がいいですよ。」などいろいろ勧めていただきましたが、

私もダイスケさんも、冷蔵庫は冷えれば良くて、氷も必要な時だけ自分で作りたいのです。

便利な機能が付いていても使いませんし、シンプルなものがいいのです。

ということで、ハンドルはなく手掛けになりましたが、容量は355Lから375Lのものになりました。

卒業式の日にダイスケさんとお休みをいただいていたので、チイには悪かったのですが、終わり次第先に帰らせてもらい、その日の午後に配送していただき、無事冷蔵庫のある暮らしに戻ることができました。

自分が便利な環境により早く戻れることを優先した決断をしてしまい、全然エコじゃない考え方だったことが親としてはどうなのだろうと思いましたが…不愉快に思われた方がいらっしゃいましたらすみません。

物を詰め込みすぎないように気を付けながら、できるだけ長く使っていけたらと思っております。

プロパンガスから都市ガスへ

2024.03.17

我が家の土地を見つけた時にはプロパンガスの地域で、オール電化にするか、プロパンガスにするかの選択がありました。

ダイスケさんも私も火を使って調理をしたかったので、プロパンガスを選択して使ってきました。

この地域で昔から「そのうちに都市ガスが通るらしいよ。」という噂は10年以上ずーっとあったのだそうです。

東京ガスからのこの地域へのガス配管工事のお知らせがポストに入っていたのは2022年のこと。

都市ガスが通るなら、月々のガス代は約半分になるといいますし、

我が家は道路から玄関まで約20mある旗竿地ですし、敷地内の工事費もかかってしまいますが、

もし将来この土地に暮らす人が変わる時にも都合がいいはず、(この土地の資産価値も少しは

上がるのかな。)

ふたりで働けている今しかできないことかも!ということで、都市ガス利用希望に申し込むことにしました。

我が家の前の道路のガス配管工事のお知らせが来たのは先日のこと。今は2024年。

小さい川があったり、道路の中の工事は色々あって大変なのですね。当初の予定から2年の時が経ちました。

「こちら側の理由で工事が予定より遅れてしまっていたので。」ということで、当時のお見積金額のまま工事をしてくださることになりました。(大変ですね。うちの会社でのことならこの2年間での金額の差は大きいですから赤字覚悟のことです…。)

ありがとうございます。

ダイスケさんと手分けして、ご近所さんへのあいさつ回りをして、2日に分けて工事が行われることのなりました。

(周りのママ友達に話を聞いてみると、皆さんオール電化にされていて、今からガスに変える予定はないとのことでした。)

1日目は、道路から玄関までの配管工事、

2日目は、家の周りの配管工事と、ガスコンロとガス給湯器の改変工事という予定になりました。

1日目、コンクリート部分の掘削があるので、ご近所さんに申し訳ないくらいの音と振動が響き渡っていましたが、2名の職人さんたちが頑張ってくださり、9時から15時までには終了しました。

2日目は、ガスコンロと給湯機の改変工事ということで、あらかじめ、コンロ下のスライドワイヤーシェルフを外すために、お鍋を移動しておきました。

スライドワイヤーシェルフは、揚げ物鍋の鍋底が汚れていたのか、部分的にべたついていたので、お掃除できてよかったです。外してみないとわからない汚れってありますからね。

ひとりは室内、ひとりは屋外で作業を分担されて

室内では、ガスコンロの改変があったので、中のプレートなどの部品が外されるたびに、私が受け取り、油汚れやごみをきれいにしておくという流れ作業になりました。

トッププレートはいつもお掃除しているつもりでしたが、こんなに中まで汚れが落ち込んでいるなんて驚きました。でもこの機会にきれいにできてとってもすっきりしました。

こういう自分ではできないメカニックな部分の作業を見ているのは楽しいですよね。

きっと職人さんはやりづらかったと思うのですが、キッチンからずっと離れず作業を拝見させていただきました。すみません。(笑)

作業の途中で、今まで利用していたプロパンガスの人も撤去作業に来てくださり、今までお世話になりました。

こういう手配はすべてガス工事の担当の方がしてくださいました。

家の周りの配管工事は、目立たないように、配管を土台水切りの下に回してくださって、壁の穴は、プロパンのガスメーターの跡だけになるようにしてくださいました。壁に穴が開くのはやはり抵抗がありましたので、ご配慮いただき、きれいに仕上げてくださりありがとうございました。

工事が終わると、東京ガスさんからTELが入りすぐ利用手続きを済ませ、無事プロパンガスから都市ガスに切り替わりました。

今回のガス工事費用は計約45万円かかりました。半分以上は道路から玄関までの配管工事費が占めていたので、道路に面しているお家の方は20万円くらいなのだと思われます。検討中の方のご参考になればと思います。

また、「オーダーキッチンだとこういう工事大丈夫なのかしら?」とご心配になると思います。

プロパンから都市ガスの工事では、職人さんに聞いてみたところ、天板内部の改変工事が主で、元栓のあたりの配管が露出されていれば作業には問題ないとのことでした。

これ以上内部の作業が必要な場合にも、ガスコンロ下をパネルにして外せるようにしてあります。

製作した全ての方の図面を保管してありますから、必要な方はお問い合わせくださいね。

火力はプロパンの方が強いと言いますが、MAXで使い続け比べたわけではないので、正直よくわかりません。これから実感するのでしょうか。

そして、このガス工事をきっかけに、家具屋の家づくり 第2章がはじまりました。

ガスの配管工事で掘削された旗竿地の竿部分、道路から玄関までの通路をあこがれの石畳にします!

この工事が終わり、石畳の草目地が落ち着いたころには、「家具屋の自宅 オープンハウス」も開きたいと思っております。私たちもとても楽しみなのです。

Jさんのキッチン

2024.03.14

シーザーストーンも入荷してきて、いよいよJさんのキッチンが仕上げに入ります。

今月下旬からリノベーション工事が始まって、来月の初めに現場に納品予定。キッチン両横は壁になり、かつコンロの奥にも壁が立つので、現場解体後に寸法通りに納まるかを確認して最終仕上げとなります。

2024.03.14

まだ寒い朝ですが、日が差し込む時間が早くなってきたました。

卒業式

2024.03.13

昨日チイの中学校の卒業式がありました。

長女ハルに比べて言葉やリアクションの少ないチイ。

彼女は私が母親の家庭に居て幸せなのだろうか、もっと繊細な気持ちを汲み取れる人なら彼女の気持ちを分かってあげられるのかもしれないのに、とずっと気になっています。

(ダイスケさんは「だいじょうぶでしょ。」と意外と楽観的。)

彼女を妊娠した時は看護師として復職していた時で、妊娠4~5か月の頃風邪をこじらせてしまい、1週間ほど熱が下がらず肺炎になって、ダイスケさんが私の看病をしながらハルの育児はできないので、どうしようもなく、2か月ほど実家に帰ることになってしまったり、

マンションの売却から今の家が完成するまで3か月ほど居場所がなくなる時期ができてしまったので、再び実家に居候させてもらったのですが、その間区域外通学となったチイには負担となっていたようで、

体調を崩し、検査した結果リンパ節炎で入院することになってしまったり…。

申し訳ない、と思うことばかりが重なっているのもあると思います。

(ハルはわかりやすい明るさでカバーしてくれていますが、負担があるのは同じですよね。)

そんなチイも「3年間皆勤賞だったよ。」と中学校に通えていたのは、お友達や先輩、先生方、よい環境に恵まれていたからだと思います。本当にありがとうございました。

式の当日は、体育館の中でもコートを脱げないほどの冷たい雨が降り続く一日でしたので、

ダイスケさん「お昼はポトフにしよう。」

ということで、めずらしく在宅していたハルと4人揃って「卒業おめでとう。」と食卓を囲むことができたのでした。

前日、母がわざわざ届けに来てくれたお赤飯と一緒に食べました。

母のお赤飯が一番おいしいと思っています。ごちそうさまでした。

次は高校生。彼女らしく楽しんでもらえたらうれしいです。

パントリーのこと

2024.03.13

昨日は夕方の17時にこちらまでFさんご夫婦がいらしてくださいました。

こんな遅い時間に来られるなんてめずらしいのですが、お話を伺うと、「初めての家作りでいまいち勝手が分からないこともあるなか、設計士さんから食器棚となる背面収納は今日明日くらいに決める気持ちで早く決めたほうが良いですよ。」というお話を頂いて、慌てて仕事帰りに目黒から来てくださったのでした。

ご新居自体はようやくこれから工事着工になるということで、オーダーキッチンならこのタイミングで決めておかないと間に合わなくなることもありますが、背面収納は特に建築工事との関わりは少ないので、そこまで早く決める必要もないかなと思っております。

どちらかというとまだ図面の上で話をしているだけなので、なかなかイメージしづらい部分もあるから、もう少し工事が進んで(例えば現場に石膏ボードが張られる前後になって)実際の部屋に立ってみるときちんと空間が分かりますので、そうなると、こういう風に暮らしてくだろうというイメージがもっと具体的に湧いてくると思うのですよ。そういうタイミングで考え始めるというのでも全然遅くないです。むしろ、住み始めてからオーダーを頂くことも多い家具なので、慌てなくても大丈夫ですよ、というお話をさせて頂きました。

慌てて決めないといけないとおっしゃった設計士さんの真意は分からなかったのですが、このタイミングで相談にいらしてくださったことで良かった点もありました。それは、パントリーについてです。

Fさんとのお話の中で、「パントリーを無くして、食器棚のスペースを大きく採ろうと思ったのです。」という話がありました。

無くしてしまうことがその空間にとって、Fさんご家族にとって正解なのかもしれないのですが、念のため自分が暮らしてきて思ったことをお伝えしたのでした。

我が家はパントリーがありません。(その話は、オーダーキッチンの制作例の「私のアトリエ、まずはキッチン」や、エッセイの「パントリーについて」「キッチンとの向き合いかた」に詳しく書いたと思いますのでもしお時間ございましたら読んで頂けるとうれしいです。)

でも、買い物に出かけるとストックしておきたいものもある程度買い込んでしまうのです。お米や調味料やお菓子やお酒(これが一番大事)などなど。それを置いておける場所としてパントリーがあるとやはりとても便利なので、パントリーがない場合は、そういうストック品が保管して置けるシンプルな戸棚があると良いなと思っているのです。

今までのお客様でもそういうスペースがない間取りにお住まいの方々のお宅にお伺いすると、お水のペットボトルやお酒や乾物などが床に無造作に置かれていることもありました。いつの間にかそれが定位置になってしまって、部屋が狭く感じだり、キッチン周りが片付かない原因になっていたりすることがありましたが、シンプルな戸棚をひとつ設けるだけでかなり空間がまとまったことが多くありました。

床に物を置くと、いつまでも片付かないイメージがあって(我が家の娘の洋服たちがまさにそう)きちんとしまうべき場所を決めるだけでかなりすっきりします。そのためにもパントリーは重要なのではないかと思っているのです。

そういうお話をFさんにさせて頂くことで、今日ここに来るまで気が付かなかった家族の動線に気づくことができました。

あとは、「家電を収納することはメリットになるかデメリットになるか」とか「食器棚の奥行はそのご家族のキッチンでの過ごし方を考えるとどのくらいのサイズが最適なのか」とか、家具の配置とサイズを変えることで、建築と関わっていてあとから変えられなくなってしまう部分だけを今の時点で決めておければ、あとはもっと現場の工事が進んでからでも大丈夫です。

そういう話ができてFさん、ちょっとホッとした様子で戻られました。

ようやく雨が小降りになりましたね。

隠れていた人見知りのアイがいつの間にか出てきていて、私を見つめていました。(ご飯くれよってことかな)

ナラとステンレスの壁付けI型キッチン

2024.03.12

昨日と今日とでTさんのキッチンの設置工事が完了しました。

ステンレスと人工大理石の2種類の天板で作ったキッチンと作業台。ここですてきなお菓子が作られていくのです。あとはもう少し内装工事が進んだらTさんにオイル塗装をして頂く予定です。

今日は私はチアキの中学校の卒業式。時間が経つのは早い。

卒業生代表の子がみんなに伝えていたけれど、彼女の世代はコロナとの向き合い方が変わった世代でもありました。

世の中の考え方はいろいろと移り変わっても彼女たち自身は自分たちにできることをしっかりと努めることができたようでみんな誇らしげでした。こういう時間に立ち会えるのはうれしく美しい。来月からは新しい場所でみんなそれぞれ前を向いたり後ろを振り返ったりしながら進んでいくんだなあ、としみじみ思う。いろいろと見て、聞いて、触れて、感じたことを自分の中でペタペタとよい形に作り上げていってもらいたいなあ。

雨が降り続ける寒い日でしたが、温まる良い時間でした。

お昼からは、壊れてしまった冷蔵庫の入れ替えがあって、そのあとにお昼ごはんを作っている途中でチアキが誇らしげに帰ってきた。ハルは久しぶりに在宅していたので、本当に久しぶりに4人でお昼ごはん。こういう時間はまた少なくなっていくのかなあ。

そのあとにみんなに任せっきりだった工房に戻ると、ノガミ君とヒロセ君はすでにTさんの作業を終えて無事に戻っていて、タケイシさんにアイのご飯を頼んでいたのだけれど、2階に向かうドアを開けると、アイが「ニャァ―アー。」となんだか怒っているような鳴き方をしていました。

「ごめんごめん。」とご飯をあげて暖房をつけると、どうにか気持ちが静まったようでゴロゴロ。

17時頃に目黒からFさんが食器棚の相談に来られるので、準備をして待機していると、階段を上がってくる音が。その音を聞いてアイはそそくさと奥に隠れちゃった。

Fさんにお話をあらためてお伺いすると、これからご新居の着工なので、「急いで何かを決める必要ななく、今のうちに決めておくとしたら、パントリーを設けるかどうか、また設けるならどの配置が家族みんなに乗って使いやすいかどうか、家電を収納する必要があるかどうか、この空間でゴミ箱をどう置く形がみんなが使いやすいか、その点だけです。具体的な食器棚の形はまだ慌てて決める必要はないですよ。」とお伝えしたのでした。

前述の3点だけはあとあと窓の位置やキッチンの位置をずらすことができないので上棟前までに決めておかないといけないかもしれませんが、食器棚自体はむしろ家ができてからでも大丈夫なくらいですので。そうでなくても、もう少し空間が見えて来てからのほうがイメージしやすいと思うのです、ということだけをお伝えして、今日の打ち合わせは終わり。Fさんの中で新しい暮らしのイメージがモクモクと浮かび上がってくるきっかけにはなったと思います。

またご連絡頂けるのをお待ちしております。

おっ、アイが出てきた。

良い天気

2024.03.11

今日は秦野のTさんのキッチン設置工事です。

寒いけれど良いお天気。

現場に到着すると、おそらく私たちよりも年上と思われる久保田工務店の皆さんが挨拶してくれて、とても気持ちの良い現場です。

自分たちもこういう年の取り方をしたいなあ。

大工さんがこれほどたくさん入っているところもめずらしいのですが、現場が広いことと造作がとても多そうに見えるので手が込んだ仕事になるのでしょうね。

そのような中、ノガミ君とヒロセ君と助っ人のコバヤシ君で向かいました。

無事に搬入が終わって、写真は3人が取付前の打ち合わせしている様子。

キッチンに立つとバルコニーから大きく青空が映り込む。これはとても暖かく気持ちの良い空間。

Tさん以上に私も今から完成が楽しみです。

ナラ柾目の食器棚

2024.03.10

キッチンの小さなパントリー代わりとして作られている造り付け収納をどうにかしたい、という思いから始まった今回のYさんのキッチン背面収納作り。

2日間かけての取付工事でしたが、ようやく本日ですべてが完了致しました。

マンションに設けられているこのような収納は奥行きが深いのに扉がついているシンプルな作りだったりするので、奥の方が使いにくいことがあります。

この収納がなければ、もっと幅の広い食器棚を用意することができるのに、と言われたことは過去にも何度もありました。

今回のYさんも同じような悩みを持っていて、取り払ってしまうか、使いやすく変えていくかを悩んで悩んで、このような形にまとまったのでした。

家具にはそれぞれそのできあがった姿だけでは見えないドラマがあるのですが、今回のYさんの形にも大きな物語があって、それを取付前にノガミ君に伝えておいたのです。だから、取付から戻ったノガミ君やヒロセ君やタケイシさんはどこか誇らしげでした。

うん、やはりとても良い形になりました。

Jさんのバックカウンター

2024.03.07

今月末から始まるJさんのリノベーション工事。今回もkotiさんに内装工事をお願いして、キッチンの印象を大きく変えるのです。先行してバックカウンターがほぼ完成しました。

少し白太が入るくらいで、導管が詰まった印象の突板を使って、というリクエストでとても良い表情の板を使うことができました。

キッチンは間もなくシーザーストーンが届いたら組み上げて完成の予定。

今月はキッチンの設置工事が4件も続くというタイトなスケジュール。明日も少し変わった形でYさんの食器棚の取付に行く予定。みんなで一つずつきちんと取り組んでおります。

白い壁面収納

2024.03.07

丸4年が経ったUさんの壁面収納。

使っていたら隙間調整材が外れてきてしまったということで、先日あらためて取付にお伺いしたのでした。

車のカタログを収集しているということで、もうここはぎっしり。反対面の戸棚にもぎっしりで、かなりの重量になるようですが、その外れた部分以外はしっかりと問題なく使えているということでひと安心。

また、収納場所が足りなくなったらいつでも言ってくださいね。

海まで

2024.03.03

ここ最近は雨が多かったので、きちんと走ることができていなかったので、今日のようにお天気の良い日は少し遠くまで行ってみようと思ったのでした。

調べてみると平塚の海岸までの往復で21キロほど。ちょうど良い距離だね。

数年前なら自転車でなら当たり前になりつつある距離でしたが、それ以前の自分ならきっと車や電車に頼ってしまう距離が、今では走ってこられることが自然な考え方になっている。

自宅ではアキコが今では当たり前のように土鍋でご飯を炊いている。この前は家に冷凍ご飯が無かったから、工房でのお昼ごはんでは生米持参してお鍋でご飯を何気なく炊いていた。

今はいろいろなことが便利になりすぎて何をするにも細かく分かれちゃっているように思えるのです。あれをするにはこれが必要、それをするにはこれを使ってからじゃないとあの作業ができない・・とか。でもそれは過去に不便を感じて工夫をしてできた物々を活用しているだけで、それがない以前には自分たちで工夫して実現できていたはず。

自分の足でこうして何気なく海を見ることができると思えるようになったのは自然なこと。本当は私たちはもっと自由なのだろうな、と思う。

カバザクラのリビングボードの制作例を掲載しました

2024.03.03

アルダーとカバザクラのリビングボード

ecomoさんからお声掛け頂いて、明るいお部屋にリノベーションするというMさんのお宅に、お部屋が明るくなるようなカバザクラを使ったリビングボードとカウンター下収納とキッチンに家電収納、玄関に下足入れを作らせて頂きました。

よろしければご覧くださいませ。

あかるいお部屋

大磯 M様

ひな祭り

2024.03.03

自宅には両親からいただいたお雛様を飾っていますが、会社には、陶芸が趣味だったイマイのお祖母さんが作ってくれたお雛様を飾っています。

ショールーム入り口の籐の扉の下駄箱入れの上に置いているので、打ち合わせに来たお客様が気づいてくださいますね。

手づくりのものだと、見守ってくださってるようで、よりありがたく感じます。

キャスターの交換

2024.03.02

先日、15年前にキッチンを作らせていただいた @usagipan28 さんから、「シンク下のワゴンの動きが悪くなってきて。」とご連絡をいただき、キャスターの交換と、先日納品させていただいたお仏壇を使っている様子を拝見させていただきに伺いました。

私たちが家具にキャスターを使わせていただく時、ゴム製ではなく、ウレタン製のものを使用しております。
今まで、見た目の色味やデザインなどからゴム製を使うこともありましたが、
床暖房の熱だったり、湿気や、床材の仕上がりとの相性なのか、黒いゴムの跡がついてしまうことが数件ありました。
また、その跡が、床材にもよりますが、落としづらかったりするのです‥。
それ以降、強いご希望がない限り、ウレタン製のものを使用しております。
このワゴンには、ザルやトレイなど入れてお使いのようでしたが、完全に割れてしまっていました。
この状態から新品に交換されたらかなり動きが良くなったと実感されること間違いなしですね!
毎日美味しいものが作り出されるTさんのキッチン。これからも頑張るのだぞ、という思いで作業させていただきました。

お仏壇もすてきにお使いいただいていて、お写真を撮らせていただきましたが、
お写真や御位牌のお名前を加工してしまうと、すてきなご様子がなくなってしまう気がして、掲載は納品時のものにしました。すみません。ただ、お使いの様子は今後の制作時にも大変参考になりましたので、ありがとうございました。

@usagipan28 さんには、毎回美味しいものをご馳走になってしまい、お気遣いをありがとうございます。

袋から出すときにレースのシートが切れてしまいました。すみません。


「簡単なものでいい?」とさらっと作ってくださった、
お野菜のサブジとレモンライス、「ご家族に。」と持たせてくださったチョコレートケーキ。
どちらもとても美味しくて、娘たちも大喜びでした。ごちそうさまでした。

スクリーンショットの写真なので粗くてすみません。

そして、Tさんのキッチンはステンレス天板のヘアライン仕上げ。
ステンレス天板をご希望の方はどちらにしようか悩まれるポイントだと思いますので、ご参考になればと撮らせていただきました。
丸14年お使いだと、一見バイブレーション仕上げのようですが、よく見るとヘアラインだとわかるという表情。いいですね。
時を経てしかわからない様子を楽しむのも良いなと思いました。
我が家はステンレス天板バイブレーション仕上げにしましたが、今思うと、厨房で使われているピカピカの400番仕上げに傷がついていく様子を楽しむのもありだったかなとも思いますが、当時の私にその判断はできなかったので仕方がないですね。

Tさん、お邪魔いたしました。
いつも撮影にもご協力いただき、ありがとうございます。

白い本棚と壁

2024.02.28

先日の月曜日の納品した、グラフィックデザインのお仕事をされているKさんから依頼された白い本棚とアールの下がり壁。

白い本棚にはこれからお仕事の作品や資料が色鮮やかに並んでいき、下がり壁は周りの壁もお二人で塗ったという白く左官仕上げになる予定。

今回はご主人側の本棚で、次回は奥様側の本棚も考えてくださっているそうでどのようないお部屋になっていくのか楽しみなのです。

Yさんにご挨拶

2024.02.26

昨年のクリスマスにキッチンカウンターとリビングボードを取り付けたYさんのところにご挨拶に伺ってきました。

木部のオイル塗装のメンテナンス方法と引き出しを外す方法(けっこう皆さん忘れちゃうようでして)、引き戸の調整の方法をご説明した後は写真を撮らせて頂きました。

Yさんは7、8年前(って言っていたかな)に雑誌で私たちを見かけたようで(何の雑誌だろう)それからいつも私たちのことを見てくださっていたのだそうです。

意外とどこかで「イマイさんを見かけましたよ。」と言ってもらえることがあるのですが、当の私はどこで何が載っているのかよく分かっていないことが多くて。

設計士さんやハウスビルダーさんつてにいつの間にか掲載してくださっていることが多いようで、うれしいことです。

そういえば、来月と再来月には私たちのキッチンがちょっとテレビに出るみたいです。うれしいことです。またどこかでご案内できればと思っております。

そして、今回キッチンの使い方を整えたい、と思って声を掛けてくださったということでした。

思っていた以上にいろいろなことができることがうれしかった、と言ってくださいましたが、私としてはいろいろと言ってもらえないと要望が明確にならないと帰って作りづらいこともあって、反対にいろいろと言ってもらえてよかったです。(笑)

ひとまずうれしそうに使っている様子をお話してくださったYさんにお会いできてよかった。

ありがとうございました。

納骨

2024.02.25

両親が選んで用意していたお墓のある斎場。整えられた庭園のあるすてきなところです。

四十九日の法要と納骨を一緒にすることにしたのですが、

予定日前の週末にはお墓のある斎場と、お寺さんの調整ができず、少し早めになってしまい、父が家にいる時間が短くなってしまったことが申し訳なかったのですが、仕方がないですね。

三連休中の晴れの日に恵まれ、法要を無事終えることができました。

小さい時、心はハートにある思っていて、大きくなってからハートは心臓で、心はハートにないじゃん!と知った時には衝撃的でした。

亡くなったら、この気持ちはどこにいってしまうのでしょうか。

どこかあり続けてくれたらいいですね。そして、自分が向こうの世界に行った後にまた交流できたらなぁと思います。

こういうことを考えている時に、いつも頭の中に流れる曲があります。

牛尾憲輔さんの「lit」。

答えの出ない気持ちが落ち着くような気がしています。

現調

2024.02.23

今日は寒い。

3連休のはじめということだからか、お天気は良くないのに、真鶴道路はもう渋滞が始まっていました。

そろそろSさんの玄関収納の寸法が決められるということで、内田さんもSさんも定例に来るというこの日に採寸に。

「イマイさん、来てくださるならお手数なのですが、キッチンの位置を書き出していってもらえますか。」と市丸さん。

と言われていたので、ちょっと一人だと大変かもしれないと思いまして、アキコと二人で伺わせて頂きました。

先月に配管の墨出しはしてあったので、何の位置出しなのだろうかと思っていましたら、今回キッチンはタイルになるそうで、「キッチンが据えられる部分だけはあらかじめ設置しやすいように合板を張っておきますよ。」という市丸さんの配慮。設置しやすくなるのでありがたいです。

墨出しも位置出しも地味な作業ですがなかなか大変で、市丸さんとはもう長くお付き合いさせて頂いているので、とても作業がしやすいのですが、初めて入らせてもらう現場だったりすると監督さんや大工さんの邪魔にならないようにけっこうドキドキするのですよ。

それに、この位置が違っちゃったりすると配管がうまくいかなくなっちゃうので、慣れない場所で考えるってなかなか緊張するのです。

しばらくしてSさんがいらしてくださって、私たちに塩辛のお土産を持ってきてくださいました。寒い中気持ちが温かくなりますね。ありがとうございます。

先日写真に撮ったキッチンの様子も見て頂き、喜んで頂けて、あとは来月にいよいよ設置工事です。

茶飯

2024.02.23

ダイスケさんは、「おでんの時には茶飯。」という食習慣で育ったようで、

結婚してから、おでんの時に茶飯じゃないと、「茶飯じゃないんだね。」とボソッと言われるのでした。

私は、茶飯を食べる習慣はなく、母は炊き込みご飯を作ってくれていました。

おでんの時も白飯でしたし、味がするごはんと一緒におでんを食べる習慣がなく、どうしても馴染めなくて、作らないのでした。

おでんの時じゃなくても、食べたいときに食べれればいいんじゃないか、ということで会社のお昼ごはんに食べてようと、ステンレス鍋で炊いてみたら、うまくできて喜びながら余りをおにぎりにしていたら、「なになに?」と足元に猫アイちゃんが来た時の写真が二つ前の投稿の写真です。

ハルは茶飯でもいいと言っていて、チイは白飯好きなので嫌だそうです。

さて、次回のおでんの時はどうしましょうかね。

茶飯を炊いて、余りをおにぎりにして、次の日の朝ごはんとお昼ごはんの分となるのをメリットと考えて作るか、白飯だけにするか。

すべてはおでんを作るその日の帰宅時間とやる気にもよるのでしょう。

新しいことを習慣化するのも、時間的余裕と気持ちがないと難しいのだなと感じるこの頃なのでした。

(もう結婚して22年経っていますけどね…。)

ナラの食器棚

2024.02.21

前回Mさんの家具の相談をくださったeomoさんからあたらめてお声掛け頂いて作らせてもらった今回のナラの食器棚。

マンションに作る食器棚ということで、ゴミ箱スペースを確保することが大きな目的だったのですが、今回はHさんの希望で「そのゴミ箱をできれば隠したいのです。」ということなのでした。

そうなるとよく採用する形としては、引き出しにゴミ箱をしまう形にすることが多いですね。「ワゴンのようなものを作ることはできますか。」と相談されることは多いのですが、今までの経験上、今ではあまりワゴンタイプの形はお勧めしていません。なぜかというと、木でワゴンを作ると重くなることが多く、さらにゴミが入るとけっこうな重量になってしまうことが多いのです。そうなるとけっこう頻繁に開け閉めするだろうと考えられるので、その毎日の動作が不便に感じるのではないかと思うのです。

それと、ある程度閉まった時にピシッと見せたい、となると「ワゴンを収納するスペースぴったりに作る」とまではいきませんが、あまりワゴン自体を小さくしないで作ることが多いのですが、ワゴンって引き出す時は良くても、しまう時にキャスターがクルクル動くので、角をぶつけやすかったりします。あまり逃げないでピッタリめの寸法で作ると、しまうたびに気を使わないといけなくて、以前にはベビーガードのようなものをつけて工夫して使ってくださるお客様もいらっしゃいましたが、本末転倒な気がして申し訳なくなってしまいまして。

ただ、「それでもワゴンが良いのです。」という場合は、前輪は自在車、後輪は固定車にして振れづらいようにしたりしていましたね。

また、キャスターも黒いゴムのキャスターはタイヤ痕が残ったりするので、ウレタン車のキャスターを使うのですが、弾性があるからか、動きが重く感じることがありました。

それに、そもそもゴミ箱をワゴンのようにどこまでもガラガラと引き出すのだろうか・・、と思う部分もあり、そのあたりをいつもお客様にお伝えしていて、そういう諸々を考えるとワゴンじゃなくて普通の引き出しにゴミ箱を入れる形で良いのではないか、というお話になることが多いのです。

ここからが今回の本題です。

そうなると、引き出しにしてしまおうとなることが多いのですが、ゴミを捨てる手は汚れていることが多かったりします。ですので引き出しには触らずに引き出しを開けたい、というわがままな考えが頭をよぎります。

それなら押して開ける引き出しが良いのではというお話に進んでいくことが多いのですが、最近、スガツネの担当者さんがタイミングよくちょっと前にいらしてくださって、熱心に教えてくれた金物に「プッシュオープンソフトクローズレール」というものがありました。なんてわがままな!

と思いつつも、今回Hさんに提案させて頂きました。

押すと引き出しが開いて、閉める時はゆっくり閉まるという矛盾した動きをするレールなのです。

以前には、「glamorous」のMさんのキッチンでMさん自身で個人輸入してきたブルムの電動式のそのレールを使ったことがありましたが、今どきのものは電源要らずでできるのです。すごいね。

現在は、各社趣向を凝らしたプッシュオープンソフトクローズが出ているようなのですが、スガツネの売りは何だったっけな、ちょっと忘れてしまったのですが、「総合的にみると動きが軽い」のでした。

そこで、私たちも今回初めて採用しましたので「もし、使いにくかったら交換しますので。」というお話をして使わせて頂くことにしました。

引き出し自体が軽いためと、食器棚自体の奥行もキッチンほど深くないのでレールが短いために、多少動きが大雑把に感じるのですが、ゴミ箱が入って重さが安定してくるともう少し落ち着いた動きになりそうです。レール自体の動きも滑らか。ただ、引き出しがこの低い位置だと初動は手で行なうにはちょっとやりにくいかな。お行儀悪いですが、膝でポンと押すと軽く出てきて、閉める時も膝や腿で押すとよい具合にしまっていく。

この先どのような感じで使えていくのかHさんのご意見も頂きながら、こういう機能金物を柔軟に取り入れていくことになるのかな。とても良い勉強になった1台でした。

ブラックチェリーのセパレートキッチン

2024.02.20

内田雄介さん設計の住宅に納品予定の真鶴のSさんのキッチン。

ワタナベ君が丁寧に進めていってくれています。

コーリアンと対面カウンターのちょっとした高低差を出した納まりなど、またいつもと違った表情になります。このシンク側のカウンターと長い壁付けのコンロ側のキッチンで成り立つセパレートタイプのキッチン。

「いつもはナラ材ばかりで考えることが多いので、ブラックチェリーというまだ印象の違った素材が使えることが楽しみです。」と内田さんがおっしゃってくださったキッチンがもうすぐで完成予定です。

次は、23日に玄関まわりを確認して玄関収納に取り掛かる予定。雪の予報なので寒そうだなあ。