
Sさんのチェストとの再会
2025.06.25
お久しぶりにSさんからメッセージをいただきました。
今のお家からご新居にお引越しをされるということで、以前作らせていただいた家具についてご相談をいただいたのです。Sさんからは当時丸テーブルとチェストとベッドサイドテーブルのオーダーをいただいたのでした。2016年のことでした。
ご新居に引っ越しをされ、以前より寝室が狭くなったので、注文当時と同じように家具を配置できなくなってしまったが、リメイクすることで新生活の中でも活用できないか、というご相談をいただきました。
このタイミングで、もう新しい家具に切り替えてしまうかどうかは本当に人それぞれだと思いますが、作らせていただいた者としては、「気に入っているから新しい場所でも使い続けていきたい。」と思っていただけたことは何よりもうれしいです。ありがとうございます。
Sさんとダイスケさんで、「こういう風にするとこの位費用が掛かります。」とメールでの打ち合わせを続けさせていただき、リモートワークの機会が増えたご主人のパソコンデスクにリメイクされることになりました。
工房に届いたナラ柾目のチェストは9年経っているとは思えないくらいきれいで、とてもよい表情の家具になっていました。美しいです。
そして、この家具を作ったのはノガミ君。
私「Sさんのチェスト、ノガミ君が担当したものだったよ。」
ノガミ君「やはりそうでしたか。もしかしたらと思ったのですが、確信が持てなくて。隣に小さい形もあるものでしたよね。長く続けているとこういう機会があるのですね。ありがたいことです。」
としみじみと話していました。
本当にその通りだと思います。長く続けていると出会えることがあります。
でもそれもお客様が、
「使い続けていきたい。まずはイマイさんに聞いてみよう。」と思っていただかないと始まらないことです。
Sさん、すてきな機会をありがとうございます。
加工が完成するまでお待たせしてしまいますが、しばらくお時間をいただきたいと思います。
*リメイクの受付は、弊社でお作りした家具に限らせていただいております。
家具の作り方は、会社や職人さんによって多様にあり、昔他社さんの家具をお預かりした際に想定外の加工がされていて大変困ったことが起きました。
ご理解いただければと思います。