オーダー製作例

チェリーのダイニングテーブルとダイニングカップボード

Happy Beginning

高尾 M様

design:Mさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:tsuyoshi kawaguchi
painting:tsuyoshi kawaguchi

チェリーのダイニングテーブルとダイニングカップボード
「そのうちレイアウトを変えたくなることがあるかもしれないので。」というMさんのご要望で食器棚は置くだけにしています。 この高さの家具なら転倒することもないでしょう。

柔和な表情をしたMさんご夫婦がこちらに見えたのは、食器棚を検討されていたからでした。現在新居を建築中ということで、まだアバウトなイメージしか抱いていなかったお二人ですが、年代が私と近いということもあってか、何となくお話をしているうちにだんだんと形が見えてきました。
メールやお電話などでの事前の打合せが何もない状態で初めてお話をさせていただく時に私がまず聞くのは、「何かイメージになるものはありますか。」です。それがあれば形を考える大きな助けになりますので。
それがない場合は、まず大きさを聞きます。家具の外寸ですね。それを聞いてから、中身の寸法を聞いていきます。その間に設置場所に関するお話など。時には、「なぜ今そんなことを聞くの。」って思われることもあるかもしれませんが、そんなふうにいろんなお話を私なりにまとめて一つの絵を描きます。
木炭の素描に似ていますね。
ぼんやりと輪郭の印象を陰影で描いたあとに、ちょっと遠くから眺めてパンで影を伸ばしてディテールのラインを見つけて描きこんでいく。そんなふうに描いては消してを繰り返して一つの絵ができます。
そうやってできあがった絵を見て、お二人はうれしそうに微笑んでくださいました。私もきちんとできて満足です。
その日はそうやって大まかな打合せを終えたのです。その晩メールを戴きました。「今日は、ありがとうございました。
考えていた家具が、とりあえずはイメージ図になったことに、とても喜んでいます。
不思議ですが、とても私達らしい家具に見えてきます。」私が聞きたかった言葉がありました。「私達らしい」と。とてもうれしくなりました。
そして食器棚の形は、ほぼその形で決定となりました。その打合せの時に、ちょこっとお話されたのが、ダイニングテーブルです。この時は参考までにお話しただけだったので、製作するとは思っていませんでした。だって、テーブルを作ると結構費用が掛かってしまうからです。食器棚だけでも費用が掛かるだろうから、その時は「じゃあ、参考までに今ちょうどご注文頂いているNさんのテーブルのプランをお見せ致します。」と言って、この夏に納品させて頂いた葉山のNさんのプランと費用をお伝えし、お渡ししたのです。
結果として、テーブルと食器棚の両方をご注文戴くことになりました。
ダイニングに置かれたその2台の家具を見て、「キッチンやこのあたりが急に温かくなった感じがします。」と奥さんがおっしゃってくださいました。
そうですね、チェリーの表情は柔らかいし、その色も温かみのある色ですからね、と思ったのですが、どうやら温かく感じた理由はそれだけではないようです。
「このテーブルなら8人くらいでも余裕を持って食事ができますね。お子さんができても広々と使えますね。」とお話をしていたら、「実は、イマイさん。私たちに子供ができたのですよ。」とMさん。それを聞いて奥さんがうれしそうに微笑みます。「6月に生まれる予定なのです。」
そうか、これからの暮らしを思い描くと自然と温かい食卓になりますよね。
とても気持ちが温かくなった一日でした。
その後、うれしいお便りを戴きましたよ。
「先日は食器棚とダイニングテーブルをありがとうございました。
注文家具を買うというのは私達にとってちょっとした一大決心でしたが本当によかったと思います。
使い勝手を考えてからお願いした食器棚には食器がキレイに収まりました。注文家具というのはこういうものかと、今改めて思っています。
今までは、何となく物足りない感じでしたが、食器棚とダイニングテーブルが入ったことにより家の雰囲気もかなり落ち着きました。
妻はまだ、少しつわりが残っており匂いに敏感な為、留守にして閉めきった家に帰ると新築独特の人工的な匂いを感じてしまい、いつも憂鬱だったのですが、家具が入った次の日、外出先から帰ったら家の中が木の香りが、リビングに広がっていました。
このことは思いかけずとてもありがたい出来事でした。
本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」

チェリーのダイニングテーブルとダイニングカップボード
下段の収納のメインは引き戸にしています。扉の開閉にスペースをとることがないですからね。また上吊式の引き戸金物を使っているので下面がすっきりと仕上がりました。

チェリーのダイニングテーブルとダイニングカップボード
テーブル下のコマ止めの様子。(現在は、金物を良く使っております。)

チェリーのダイニングテーブルとダイニングカップボード
天板の印象。

チェリーのダイニングテーブルとダイニングカップボード
カップボードの全体の様子。

チェリーのダイニングテーブルとダイニングカップボード
数年後、お邪魔させて頂いた時の様子。だいぶ赤黒く日焼けしているのが分かりますでしょうか。

費用については、お問い合わせくださいませ。
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