やわらか劇場

「テレビボードのオーダー」

平塚 K様

design:Kさん
planning:daisuke imai
producer:tautsya suzuki
painting:tatsuya suzuki

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

使い始めたところで写真を撮らせて頂きました。

父とKさんはいつの間にか話を進めていて、私が話しに加わる時はすでにプランは決定していました。
新居に合わせて大きなリビングボードを作り付けたいのだそうです。趣味であるオーディオを(私から見れば趣味とは思えなくくらいすごいものです)をうまくレイアウトして、ちょっとしたシアターのような雰囲気にしたいとのこと。そこでこだわったのが家具の材質の構造。家具の材料は、ナラの無垢材を突き板を併用して作ったのですが、余分な音鳴りを抑えるために両側の飾り棚は突き板を使いましたが、内部のフラッシュ構造は、本来はなるべく軽量に反りにくいようにと中空構造の板にするのですが、なかの空気が振動する可能性があるので中空にはしないで全て構造材で埋まっている板にしました。メインの真ん中にあるAVボードは、さらに安定感を出すためにナラの無垢だけで作っています。
これが重くて、重くて、搬入するのに男2人でも息が切れてしまうくらいです。でもこれなら抜群の安定感があります。良い音場ができると良いですね。納品が終わった家具を見てKさんが、「いいですねー。」と。
無垢の味わいのある表情の柔らかさとKさんご夫婦の物腰の柔らかさがこのリビングを温かくしますね。

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

飾り棚のてっぺんの奥にもスペースが見えますね。実はこの天井部分は2階の梁が下りて来ているのです。だから横から見るとちょっと面白い納め方です。

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

このリビングボードのデザインはKさんが考えたもの。天板と地板の木口の斜めのデザインも面白いですね。

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

この天板の色がアメ色に変わっていくのが楽しみです。

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

飾り棚の一番上はちょっとした収納です。

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

その下、中段はメインの飾り棚。背板に鏡を張り、棚板はガラスでトップにダウンライトを仕込んだので光がガラスを通して下まで抜けます

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

照明のスイッチは一見忘れられがちです。どこにつけるかを考えるのはなかなか難しいのです。今回は扉を開けた吊元付近のここ。(黒い丸がそうです。)

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

AVボードに合わせて飾り棚の中段の天板もナナメにカット。

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

引き出しもKさんのこだわりの一つ。ある程度仕切れるようにと、縦横に仕切り板を入れています。

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

そして、地板もナナメにカット。

ナラの無垢で作ったテレビボードとキュリオケース

追加の工事をお願いされたので、きれいな写真を撮ってきましたよ。

費用につきましては、お問い合わせくださいませ。

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