オーダー製作例

タモ柾目のリビングボードとデスク

楽しく教えて、たのしく学んで

調布 K様

design:Kさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:yasukazu kanai
painting:yasukazu kanai

タモ柾目のリビングボードとデスク
キッチンに近いところに小さなデスクスペース。いずれはこの上に小さな飾り棚をつけて、キッチンに立ちながら写真などを眺められるようにしたいのです。とのこと。まずはこの状態で使って頂いていろいろとまた相談して頂ければうれしいです。

タモ柾目のリビングボードとデスク
デスク側からリビングに向かってみた様子。ちょうどこの家具の右端にはロフトに上がるはしごがあるので、そのギリギリまでの長さで製作しました。 天板は4メートルの長さを1枚で作りました。
「ここ2年ほど、ブログやウェブサイトを見させて頂いていて、作品にとても魅了されています。
リビングボードの製作例『しおかぜ』と、リビング家具の製作例『懐かしい、その姿』を見て、どちらにも惹かれていますが、樹の種類がよくわからないので、ご相談したいと思います。
奥行もどれくらいにするべきかまだ悩み中です。2つの制作例の奥行は何cmなのでしょうか。
『懐かしい、その姿』の方は、プリンターを入れられていますが、私もプリンターを収納したいです。」
と、Kさんからご相談を頂きました。

タモ柾目のリビングボードとデスク
扉の部分は開けるとほぼ本棚になっています。

「K様。はじめまして、お問い合わせありがとうございます。
フリーハンドイマイの今井大輔と申します。
しおかぜ」の葉山のMさんのリビングボードは、奥行450mmです。
懐かしい、その姿」の鎌倉のSさんのリビングボードは、奥行480mmです。
プリンタをしまう場合は、最近のものは少しコンパクトになってきましたが、少し前のものですと、奥行46cmくらいのプリンタもありました。
それをしまうとなると奥行き520mmくらいの家具になってしまいます。
そのあたりが皆さん悩みどころのようです。プリンタをしまうためだけに家具全体の奥行が深くなってしまうと、お部屋に圧迫感が出てしまうかも・・、と悩まれる方が多いです。
それでもどうしてもリビングボードにしまうスペースが必要な場合は、奥行を増やしてでもしまったほうがすっきりすると思います。
それに合わせて机となるようなスペースも設ければ、奥行きが深くなることに使い勝手の良さが出ると思いますので。
ただ、最近のプリンタは無線タイプのものも比較的安い値段で販売されるようになってきましたので、頻繁に使わないということでしたら、リビングではなく、寝室や個室などの別の部屋のどこかに置いておいて、通常は無線でしたら戸建てのどこでも通信できますので、リビングでパソコンをしている時でもそのまま寝室などでプリントアウトすることができると思います。
そのような使い方ができればリビングボードは、それほど奥行を出さなくても収納するものに合わせて作ることができると思います。
例えば、雑誌をメインにしまう収納でしたら、A4変形サイズくらいまでがきちんと入る奥行300mm~350mmで良いと思いますし、机として使うようでしたら、最近のワイドタイプのノートパソコンでしたら奥行き450mmでも机として活用できると思います。
どのような暮らし方、どのような家具の使い方をご検討されているかをお知らせ頂ければ、ご一緒に考えながら一つの家具の形を作っていくことができると思いますので遠慮なくご相談ください。
また、もし、機会がございましたら、こちらのほうまでいらして頂ければ、実際のキッチンやテーブル、本棚などご覧になりながら打合せすることも可能ですので、もしご興味がございましたらご連絡下さい。
ただ、7月は中旬頃まで予定が埋まりつつありますので、下旬頃になってしまうかもしれませんが、あらかじめご都合の良い日などをお聞かせ頂ければ、私のスケジュールを調整しますので遠慮なくおっしゃってください。
それでは、いろいろとご検討下さいますようよろしくお願い致します。」
と、また長々とお返事させて頂きました。

タモ柾目のリビングボードとデスク
デスクの上にはコンセントと、パソコンのケーブルが通せるように配線穴。

私たちを訪ねてくださる方々は、「フリーハンドイマイ」と言うブランドネームを求めてくる方は、ほとんどいらっしゃらず(笑)、どちらかと言うと、どうしたら良いか分からないモヤモヤを明確にしてほしい、と言う印象の方が多いように思えます。
そこでいろいろと相談を受けお話しを重ねていくのですが、私たちは、「私たちに任せておけばきれいな家具ときれいな空間でまとまるわけではない」と思っております。
やはり住むのは私たちではなくその人ですので、その人の暮らしかたを知っているのはその人自身ですので。

タモ柾目のリビングボードとデスク
本棚としてだけではなく、無印良品のケースもちょうど良い高さ。「イマイさん、私ね、ちゃんと計算したんですよ。(笑)」とKさん。

私たちができるのは、今まで皆さんからお聞きしたいろんなお話をお伝えして、私たちができる可能性をお伝えして、その上で、そこに住む人が何を大切にするかをお聞きして、その上で一つの形にまとめるということです。
だから、作る人も使う人もいろいろ考えるわけです。
ご依頼頂く方の中には、「やっと形がまとまってホッと一息つけます。いろいろ考えて疲れちゃいましたがこれで私の思うところは全部です。」っておっしゃる方もいらっしゃるくらいのドラマがあるのです。

タモ柾目のリビングボードとデスク
結局プリンタは仕事でもよく使うので、ワゴンのように下にキャスターを付けたボックスに置いて、この場所に置けるようにしました。
Kさんには、そのあと一度私たちのショールームを見て頂いて、私たちの雰囲気を感じ取ってもらい、そしてご依頼頂けることになりました。
そこでさっそくご自宅にお伺いして設置場所などを拝見させて頂くことに。

タモ柾目のリビングボードとデスク
引き出しの印象。

普段はここで、幼児から高校生までいろんなお子さんに英語を教える教室を開いているのだそうです。
「だから、なかなか部屋が片付かなくて。(笑)」とKさん。
なるほどちょっとものが多く見えますね。
モノってある場所に整理できないままその場所に置かれちゃうと、その場所がそのモノのあるべき場所って思っちゃうことがあります。一番ありがちなのは床に置いちゃうこと。ちょっと床に置いておこう、って思うと次のものもそこの隣に置いちゃったりして、少しずつそこにモノが増えていって、時々その置き方を整えれば悪くないよねって思っちゃったりして。
Kさんのリビングはそこまでたくさんのものがあったわけではないのですが、「片付ける時間を取らないまま少しずつ増えていってしまったのです。」ということでした。でも、どこにしまうかはきちんと計画して家具を考えたのでどうにかきれいにまとまりそうですね。
と、お茶を頂きながらお話をしていると、そのリビングよりも気になるスペースがありました。

デスクが、ホワイトボードに早変わりの変わったオーダー家具
こちらが散らかりがちだった造作机のスペース。今までの写真があればよく分かったのですが、撮り忘れてしまって残念・・。
造り付けの机があるスペースです。
元々のご新居の設計の段階で作った机なのだそうですが、場所的にもちょうど階段からダイニングへと向かう通り道になっているところなので使い勝手があまり良くなく、またマルチメディアコンセントがこの場所にあるので、通信機器でごチャットしてしまっているのでした。
「どちらかということ、この机のほうが気になりますね。」とお話しすると、そう言った経緯をお話ししてくださいました。
どうにか使いやすくできないかなあ、と再びKさんとお話しします。
すると、普段教室ではこの場所を黒板代わりにして子供たちに英語を教えるそうで、それが終わったら、ここに座って授業の様子をまとめたりするのだそうです。
それなら、このルーターたちをきれいにまとめて、さらに黒板代わりに使っているこの小さなホワイトボードをもっと使いやすくできるかなあ・・。

デスクが、ホワイトボードに早変わりの変わったオーダー家具
机の上にホワイトボードが引っ掛けられるような工夫。ホワイトボードとタモ無垢材の枠をつけてもKさん一人で取付、取り外しができる重さにしています。
そうして、いろいろとKさんと意見をやり取りしながらできあがったのが、このスペースです。
とてもすっきりとまとまりましたので、これできっと授業もしやすくなるはず!

デスクが、ホワイトボードに早変わりの変わったオーダー家具
ホワイトボードを外すと、この飾り棚が出てきます。元々はここにダボレールが壁に直接つけられていて、そこに白い化粧板のうすい棚板が載っていたのですが、色々載せているうちに棚板がたわんで、またダボレールがとても味気なく見えていたので、思いきってレールを撤去して、リビングと同じタモの突板で、飾り棚になるようにしました。

納品が終わってしばらくして、Kさんからご連絡を頂きました。
「先日はありがとうございました。連休中は、友達家族を呼んで見てもらったり、夫婦二人で家具を眺めてニマニマしておりました。
Facebookも拝見しました(^-^)ありがとうございます。」
こちらこそ楽しいお仕事をありがとうございました。

デスクが、ホワイトボードに早変わりの変わったオーダー家具
この机の下にちょこんとついている戸棚が一番重要な戸棚。この場所の左壁にマルチメディアコンセントがあって、そこからるーだーなどをつないでいたのですが、置き場所がなくてこの机の下置かれっぱなしになっていたのでした。ある程度Kさんが工夫して配線をまとめていたのですが、ゴチャッとした印象になっていたので、それをどうにかまとめようということで、この戸棚の中にルーターやアダプターなどをひとまとめに収納しています。戸棚なので、静電気でホコリが寄ってくることもないし、とてもすっきりとなりました。
タモのデスクのあるリビングボード
価格:500,000(製作費,塗装費)
タモのモデム収納棚と吊戸棚
価格:198,000(製作費,塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は20,000円から取付施工費は40,000円から
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