オーダー製作例

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木のペンダントライト No.2[swallow tail]

design: daisuke imai
producer: yasukazu kanai

かねてから思い描いていた形。Pakhusと言う照明を始めてみた時に、「美しいなあ。」と純粋に思ったのです。工作してみようという気持ちで始めて、できあがったのが、No.1の[Wright-clear]でした。四角い形は、それはそれで美しかったのですが、あの丸い形を表現できたら、と言う思いがどこかにずっとありまして、木を蒸して曲げる、そう言う方法を次第にうまく操ることができるようになった時、この形を試してみたかったのです。

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スワローテイルのプロポーション。

スワローテイルと言う形は、曲げ板の始まりと終わりを接着する部分の形状がツバメの尾羽に似ているからと言われています。太い材がだんだんと細くなることで、最小限の力で、曲げの反発を抑えるとても良く考えられた納め方で、シェーカーのオーバルボックスでよく目にする形ですね。この曲げる細工がなかなか難しく、微妙なところで変形してしまったり、材にカビがついてしまったりと、試行錯誤してこの形になりました。
黒いアームの部分もシェード部分と同じく、アメリカンチェリーを使っています。アーム部分だけ鉄染めしているのです。
ほぼ真っ黒になりますが、微妙な色の濃淡が出て、塗装ではない、変色、と言う工程もなかなか興味深いものがあります。

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灯りをつけるとこのような感じ。クリア電球の光源がうまく曲がったシェード部分で隠れるように考えておりますが、電球はメーカーやワット数によって大きさが変わるので、ちょっとヒヤヒヤしています。

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ただ、その電球の大きさが変わる、というものひとつの味で、ここに大きな大きなソフトボール大の電球が来てもまた可愛らしかったりします。

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こちらは初代スワローテイル。最初は、黒い部分はスチールで考えていました。スチールの先端がカギ型になっていてシェードがそこに引っ掛かるイメージです。ただ、強度的に難しい部分があったので、現在のように黒いアームの部分も同じチェリーで作るようになりました。

費用については、「木工小物と雑貨」の「Lighting」をご覧くださいませ。
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