オーダー製作例

オークのオーバルな天板の座卓

シカゴより

横浜 N様

design:dasiuke imai
planning:daisuke imai
producer:tatsuya suzuki
painting:tatsuya suzuki

「ホームページを見て素敵な家具を作る方だなあと思い初めてメールさせて頂きます。
3月中旬に新居に移る予定です。そこでリビングに座卓を考えております。15畳ぐらいのリビングなのでソファの購入を考えていません。
そこで180センチ×90センチぐらいでインパクトがある座卓を考えています。(一応洋風ぽいです)デザインなどは何も考えてはいません。(センスがないので)もしそちらで何個か案を出していただければ幸いです。木の種類などはこだわりはありません。ちなみに床の色がライトビーチです。あとオーダー家具というのをしたことがないので大まかな予算とどの位日数がかかるかお教え下さい。宜しくお願いします。
PS.私達は現在シカゴに住んでいて連絡方法がメールしかありません。もちろんFAXも可能ですが・・・」
「座卓の件ですがあまりどこどこの家具がいいというのがありません。(一番困るお客かも・・・)とりあえず洋風がいいかな?と思っています。でもホームページで拝見させて頂いた折りたたんだ座卓なんかは私達凡人には想像もつかない座卓でした。
イマイさんのセンスにまかせて楽しみにしています。とりあえずまだ小学生の子供がいますので角はとがっていないものをお願いします。」
もちろん、私は海外にFAXしたことなんて一度もないのでメールを送りました。でも、これだけ離れた場所同士でも、こんなにスムーズに話すことができるなんて良く考えたらネットと言うものはとてもすごいものなのですね。それに、まさかシカゴに住んでいる人が私たちのホームページを見てくれているなんて思ってもみませんでした。

オークのオーバルな天板の座卓
全体の印象。

私たちも特別センスが優れているというわけではありません。
そもそもオーダー家具と言うものは、相手の要望をそのまま素直に形にするだけのことなので、今まで「ここはこんなデザインにしたら、格好いいな。」なんてことは二の次でまずは必要な形から取り掛かっていくのが常でした。ですので、格好から任せられると私もあんまり自信がなくて、Nさんにはひとまずこのようにお返事をして4つのプランをお送りしました。
いつもは要望を聞いてからそれに基づいて家具の形を考えていくので、私たちのセンス(が良いかどうか分からないのですが・・)にお任せとなると、なかなかどのように考えてゆけばよいか分からなくなってしまいまして、まずは私とスタッフの鈴木君と寺井君の3人で好きな形を考えてまずはそれを図面にしてみました。
そして、「好きな形」で考えているので特に特別な機能のようなものは考えませんでした。

「ワクワクしながら私も考えさせてもらいました。いいなあと思ったのはNo.4でしょうか。脚の部分は海老名 I邸の座卓がかわいいと思いました。高さは35cmぐらいがいいと思います。あと、新聞などを入れる隙間などがあれば海老名 I邸の座卓を混ぜたようなプランを2種類考えました。4‐1が私のプランで、4-2が鈴木君のプランです。どっちになるかな・・・。

そして、プランは4‐1に決まりました。ふぅ。
続いて材質は、ナラにするか、それとも赤茶が強いベイマツにするか、Nさんは迷っていたのですが、塗装のサンプルをエアメールで送りそれを見てもらって、最終的にはナラで作ることになりました。全てナラの無垢材を使って製作することにしました。天板は板を6枚で接ぎ合わせて1枚の板にしています。接ぎ合わせて90cm×180cmの1枚の板にしたら、そこから緩やかな弧を描くガイドを作ってそれに合わせて天板にカーブをつけます。
天板の下には、雑誌が置けるような棚を1段設けました。棚は板にはせずに細い材を組んでスノコ状にしています。ですのでわりと軽量なテーブルにすることができました。
納品は2005年の3月の中頃に、製作を担当した鈴木君に任せることにしました。彼自身も苦労して作った家具を直接届けることができてとてもうれしそうだったのです。

オークのオーバルな天板の座卓
脚は、天板の中心に向けていることがポイントなのですが、寸法出しがなかなか難しい。

オークのオーバルな天板の座卓
天板は柔らかく見せるためにラウンドさせて、さらに厚みを薄く見せるためにエッジに向かってテーパーをつけています。

オークのオーバルな天板の座卓
下の格子棚の印象はこのような感じ。

ラウンドした天板のローテーブル
価格:290,000(製作費,塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は10,000円から
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