オーダー製作例

白いカウンター下収納を食器棚として活用

わけること

新百合ヶ丘 Y様

design:Yさん
planning:daisuke imai
producer:gaku suzuki

白いカウンター下収納を食器棚として活用
Yさんは今まで転勤の多い暮らしをされてきたのですが、ようやく新百合ヶ丘に落ち着けることなり、今から4年前に入居されたのですが、意外と収納が少ないことが唯一の残念なことだったのだそうです。特に角部屋でしたので、眺めや日当たりはとても良いのですが、窓が多い分収納が少ないのでした。
私たちにお問い合わせ頂くまでいろいろと悩まれていたのだそうです。
でも、私たちのところにお話に来て下さってからは順調にプランが進み、9月に初めてお会いしてから3ヶ月の間でとても使いやすい収納を作ることができたのです。

白いカウンター下収納を食器棚として活用
リビング側の家具設置後の様子。

白いカウンター下収納を食器棚として活用何年も悩まれていただけあって、Yさんが最初に見せてくださったイメージスケッチはかなり細かく使い勝手が考えられたものでした。
うん、これなら私がアドバイスする必要もあまりなく、このイメージがそのまま形になるように設計するだけかなって思っていました。
それでも、きちんとこの場所、このプラン、この使い勝手で考えられるメリット、デメリットを説明します。奥行の狭いカウンター下収納に引き出しを作ると使いづらかったり、足元にガラスを持ってくると破損の要因が増えたり、大きさと搬入の関係についてなど・・。
そうするうちにいくつかの検討事項が出てきて、プランは変化し、そこでまたお互い話し合って、またプランは変化し、時には戻り、そうして言葉どおり練り上げていくことで一つの形が決まりつつありました。

白いカウンター下収納を食器棚として活用
リビングとキッチンの間に立つカウンターの設置後の様子。

そして、ほぼプランがまとまったので、採寸です。
Yさんのお宅は8階。そして、世帯数の多いマンション。引越し用のエレベーターはあるのかな・・。エレベーターからYさんのお宅までの道はどんなかな・・。そんなことを考えながら、Yさんのお宅に向かいます。
お宅に到着して、出迎えてくださったYさんの対応と次の質問で私は何だかちょっと大きくなった気がしてしまいました。
「イマイさん、さっそくなんですが、ここにカウンター下収納を設置しようと思っているんですが、どうでしょうか。リビングが狭くなりませんでしょうか。」
うーん、たしかにちょっと狭くなってしまう気がしました。ですので、そのように伝えました。
すると、Yさんが「イマイさんならどんなレイアウトにすると良いと思われますか。」って質問されたのです。
今まで専ら家具のお話ばかりする機会が多かったので、こうやってお部屋の相談をsれると何だか自分がコーディネーターかデザイナーになったかのような気分です。
そして、おもむろにぐるりと部屋を見渡してみました。気になったのは、それぞれのスペースのデコボコ感でした。
ここにカウンター下収納を置いたとすると、その家具の手前は人が通れるくらい開けて通路のようなスペースを作る必要があると思います。そして、通路と言うラインをハッキリさせることでキッチン側のカウンター下の収納スペース、反対がダイニングとリビングのスペースとこの広い空間がすっきりと分かれると思います。そうするれば収納を設置しても狭さを感じないと思いますし、反対にもっとこの部屋にメリハリがつくと思います。」
「そのためにはダイニングテーブルをもう少し引っ込めて、通路を広くすると良いと思いますがどうでしょうか。」
この時、テーブルはリビング入り口から見て縦長に置いてあり(設置前・設置後の写真から90度回転した形)、ダイニングチェアが通路に出っ張った印象だったのです。
さっそくテーブルを半回転させ、さらに窓際にくっつけてしまいます。奥のほうが少し座りにくくなりましたが通れないわけではありません。代わりに通路が広くなりました。さらに、こうすることで食事をする場所(ダイニング)とくつろぐ場所(リビング)がハッキリと分かれて見えました。テーブルを回して壁にくっつけるだけで、これだけ変わるってなかなか自分もすごいなあなんて思ってしまったのです。
その後採寸をして、お茶を頂いてYさんのお宅を出たのですが、その後図面を描いている時に一ヶ所採寸した数字が合わないところがありました。うーん、あの時舞い上がっちゃったからかなあ・・。
Yさんにその旨説明して、すぐに終わる採寸でしたので勤務後の夜にちょこっとお邪魔させて頂きました。やっぱり計り間違いだ。危ない危ない。
「夜分遅くにすみませんでした。これで終わりましたので帰りますね。」と帰ろうとしたら、「イマイさん、ケーキ買って来たから食べていって。」って・・。ご主人と奥様と一緒にケーキとお茶を頂いてしまって、自分の不注意だったのに何だか申し訳なくて・・。
寸法も合わせてプランも確定して、ようやく製作に取り掛かります。
今回はちょっと複雑な仕掛けもあったりして、難しい部分もありましたが鈴木君がうまく工夫して製作してくれました。ありがとう。
そして、製作は完了し、取り付けも順調に・・。一部電気配線の取り回しでてこずるトラブルが出ましたが、フゥ、ようやく完成。全てきれいに設置できて良かった。
そして、設置後の部屋は、冒頭のYさんのお便りにもあるように狭さを感じさせませんでした。
空間の分け方、感じ方ってまるで魔法のようです。これで、とても良い空間になりました。

取付後日、うれしい感想を頂いたのです。
「昨日はお疲れ様でした。
この度のキッチン下収納はこちらの希望をすべて入れた形の物が出来上がり大変満足しています、特に家内は昨日の夜遅くまで出来上がった家具を見て満足そうでした。今も家内は、楽しそうに食器を出来上がった家具に入れており  ひとりごとで”ここはこれ”、”大きい皿はこの大きなとこに・・・・楽しそうです。
結構長いキッチン下収納でしたが、リビングが狭くなった感じはまったく無く逆に広くなったような感じがしてます。今までは物入れが無く物が散乱していましたが、引き出しを多く作って頂いたことで、物を整理できたおかげでリビングの部屋がすっきりした事で狭さを感じないのかもしれません。
入居以来念願だった家具がやっとイマイさんとフリーハンドイマイのスタッフの皆様のおかげで希望どおり、それ以上の物を作って頂き家内ともども感謝しております。
最初は既成品を探していましたが、この先長く使え、使い勝手のよい家具を考えるとオーダー家具しかないと思うまでに1年近くかかり、今井さんに行き着くまでにまた1年位かかり結構時間がかかってしまいましたが、時間が掛かった分だけ満足感は大きいです。
是非また、お願いしたいと思いますのでこちらこそよろしくお願い致します。
またお会いする日を楽しみにしております、スタッフの皆様によろしくお伝え下さいませ。
有難うございました。」

白いカウンター下収納を食器棚として活用
主に収納されるのは食器。上段は、お椀や小さめの器が入っております。
白いカウンター下収納を食器棚として活用
少し深めの中段は、カップやグラスを立てて収納。
白いカウンター下収納を食器棚として活用
深めの下段はお皿を立てて。今回引き出しにしたいと言う奥様の希望で、食器収納部分は引き出しにしたのですが、奥行が浅いのでどうしても容量が小さくなってあまり機能的じゃなくなってしまうことが多いです。そういった説明をさせて頂いた上でも、引き出しを希望されたのでせめて板の厚み分だけでも容量増になるようにと、この部分は家具本体の背板を無くしています。
白いカウンター下収納を食器棚として活用
このコンセント。ここを元にして、巾木に一ヶ所。天板に2ヶ所コンセントを分配しています。そのケーブルは家具の背中や巾木の中を通して、普段は見えないようにしています。さらにYさんの希望で家具左端にTEL/LANケーブルを通せるようにと、巾木の中にPF管を通して、その中を通線するようにしているのです。これがなかなか大変でした。写真のフタの穴から線を入れるようにしています。
白いカウンター下収納を食器棚として活用
収納の右端部分は家具設置前からの使い勝手を変えないように、書類や雑誌をしまえるスペースにしています。またこの部分には背面にコンセントがあったので引き出しにしてしまうと使いづらいと言うデメリットもあったので扉にしているのです。
白いカウンター下収納を食器棚として活用
動線上危ない天板の角は、丸めて仕上げています。また引き出しや扉も出っ張りがあると邪魔になるのでハンドルはつけずにつば付きの手掛けにして、掘り込んだ部分を表面材と同じように塗装して仕上げています。
白いカウンター下収納を食器棚として活用
そして、通ってきたケーブルはこの配線口のステンレスのフタをずらして上に出てくるのです。うまくいって良かったです・・。

白いカウンター下収納を食器棚として活用
キッチン側には、スライド式のスパイスラック。この隣には、ゴミ箱やカセットコンロなどがしまわれています。
食器棚として使うカウンター下収納
価格:480,000(製作費,塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は14,000円から取付施工費は30,000円から

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