オーダー製作例

ウォールナットのキッチン対面カウンター

相談しましょう、そうしましょう。

蒲田 S様

design: daisuke imai
planning: daisuke imai
producer: yasugkazu kanai
painting: yasukazu kanai

ウォールナットのキッチン対面カウンター
ダイニングに置いた様子、その1。

マンションの対面カウンターできちんと食事が採れるように、ということでSさんからご相談を頂きました。
まずは、どんな形を希望されているのかお聞きしたいな、と思いまして、FAXでスケッチをお送り頂きました。
Sさんが最初におっしゃっていたのですが、メールを受けるのは大丈夫でも贈るのは苦手、とおっしゃっておりまして、そのような方でも気軽に相談できるようにしたいな、と日頃から考えております。

ウォールナットのキッチン対面カウンター
きちんと食事が採れるカウンター、ということで結構大きいのです。
家具を購入する、と言う方法だけでなく、オーダーで作る、という選択肢があるって考え方は、以前に比べるとだんだんと浸透してきたようにも思えるのですが、つい先日いらしたお客様も、家具をオーダーするなんて考えてもいなかった、っておっしゃっておりました。
オーダーするっていうのは高いものなのだっていうイメージがまだまだあるようでして、そのお客様は、市販のものだとご自宅の間取りに対応できない、ということからオーダーと言う方法選択されたのでした。
もっともっと気軽に相談してもらえる状態を作っていきたいな、と言うのが私たちの気持ちです。

ウォールナットのキッチン対面カウンター
脚と幕板の納まり。
確かに1台ずつ作ることって、木を削ったり、板を接ぎ合わせたり、ホゾ穴を開けたり、引き出しを作ったり、金物を所定の位置に取り付けたり、とその人その人の家具によって全部の作業内容が違ってくるので、決して安くできるものではないのですが、ずっと使っていくことを考えると、ずっと使って行ける世話をしてくれる人が近くにいるってことを考えると、皆さん、オーダーで良かったって言ってくださるのです。
その良さももっと分かりやすく伝えられるようにこれからも頑張っていかなくてはいけませんね。

ウォールナットのキッチン対面カウンター
天板の面取りの様子。当たっても痛くない程度で、あまり可愛くなりすぎないように。
最近もコーヒーのコマーシャルで、俳優さんがコーヒーを飲むだけではなく、南米の現地の人に扮して、コーヒー豆を積んで、選んで、焙煎して、と言う作業を行っていくコマーシャルを見ていて、そうだよねって思いました。
コーヒーって飲みたい時に飲めるものになってしまっているのですが、本当はその豆を育てて、その豆を火にかけて香ばしくして、熱湯を注ぐことで初めて美味しいコーヒーができるのです。そういう過程を経て美味しいものができているのに、今の社会はその過程が複雑になりすぎて分からなくなってしまうことがある、分かりにくくしてしまっているところがあったりします。
それを一つずつわかりやすく、その人のイメージを少しずつ固めながら現実の形にしていく、それが作り手の役目だと思います。

そのようなわけで、メールが苦手でしたら、お電話でももちろん大丈夫ですし、FAXでも大丈夫です。写真を撮って、メモを挟んで郵便で送ってくださっても大丈夫です。
いろいろな方法で家具についてのコミュニケーションを採ることはできると思います。

ウォールナットのキッチン対面カウンター
足元の印象。

そして、SさんはスケッチをFAXしてくださったのでした。(前置きが長くなりました。(笑))
そこに書かれていたのは、シンプルなのですがどこか優美で繊細なコンソールテーブルのような印象。
どことなく丸みがあって、細い足で。
なるほど。
さっそく、それをイメージしたものを図面にして、メールで細部についてご説明。

その内容を気に入ってくださって、さっそくご自宅にお伺いして設置場所を拝見。
こういうディテールを見せる家具の場合は、図面や文章だけでは伝わりにくい部分があります。
天板の面取り具合や脚のテーパーの具合など。そういう部分はお話しすることでどんどんと形が見えてくるのです。
そうしてできあがったのがこのテーブルです。

これで、ダイニングが美しく整いました。

ウォールナットの対面キッチンに置くダイニングカウンター
価格:220,000(製作費,塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は12,000円から
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