ナラホワイトオイル仕上げの引き戸収納

2021.07.09

20210709002
家具材でもなかなか材が入りにくくなり始めていて、今回ようやく手に入ったナラ材を使って作らせて頂きました。
色の濃淡の幅が広い材達でしたので、あまりバラつきを出さないように上から下に向かって濃淡が緩やかに変化しているような木取りにしたことで、木の自然な色や表情がよく分かる仕上がりとなりました。
ホワイトオイルを擦り込む仕上げにしているので、素地に近いような印象で仕上がっています。
天板はコーリアンのアッシュコンクリートで全体的に少し彩度を抑えた印象で仕上がりました。

そして、オークのキッチン

2021.07.08

20210708002
20210708004
そして、昨日と今日と取付工事を行なっていた代々木のTさんのところ。
昨日はお天気予報を見ながらハラハラしておりましたね。
戸建の2階のキッチンで、階段はオーソドックスに回り込んでいるタイプの階段。屋内からはかなり厳しい搬入になると思われるので、バルコニーからの想定で考えているのですが、この雨じゃなあ・・と寒川を出た時には困っておりましたが、現地につくころには雨もほぼ上がり、作業を始めて間もなく晴れ間が出てきました。
よいおこないよいおこない。
そして、元スタッフで今は一人でとてもたくましく頑張ってくれているコバヤシ君も取付に参加してくれて、制作を担当したワタナベ君と私とヒロセ君の4人で頑張って、ステンレスカウンターから始まってガスオーブンやガゲナウの食洗機をどうにか上げることができました。
内装工事はいつも頼もしいkotiの伊藤さんにお願いしてありましたので、無事に段取りは済んでおりましたので、あとは工房で組み上げた通りにうまくこの場所で組んでいくのです。ここからは3人にお任せして昨日の作業をひと通り済ませ、本日再びワタナベ君とヒロセ君とで作業に入ってもらって無事に設置が完了。
壁を挟み込むステンレスカウンターと言う少し変わった納まりの今回のキッチン。あとは伊藤さんのほうで少し特徴のあるタイルを張ってくれたり、つなぎ工事をして頂ければ工事完了の予定。
また週末にお邪魔させて頂きますね。

DSCN0002
ちなみにTさんの以前のキッチンはこのような感じでした。

おひさしぶりです!

2021.07.08

dtm011
dtm022
やっとDさんのところにお伺いすることができましたね。3年越しです。
今月初め、「食洗機のドアが少し歪んでしまったようで・・」と大変久しぶりにご連絡を頂きまして、お伺いしてきたのです。
で、「お久しぶりです、Dさん。」とうれしい再会もつかの間いろいろと調べていくとどうやら私たちの手に負えないので、ASKOを取り扱うツナシマ商事さんに来て頂くことになりまして、本日その点検作業を行なったのでした。
原因はドアパネルのバランスの調整が取れていなくてドアが少し傾いてしまっていたということで、そのあたりの調整方法を教えて頂いて、無事に完了。
「実は食洗機だけではなくて、このデルタの水栓もちょっと不具合があったのですよ。でもそれは私が選んだ水栓ですので、イマイさんに連絡することなく、直接お店に連絡して部品を交換することで直ったんです。」
そうでしたか・・、いろいろありがとうございます。
Dさんのお話を聞かせて頂いて、いろいろと勉強になりました。

スタッフさんが点検作業をしてくれている間に、テーブルでこすりつけてしまったというサイドパネルの引っかき傷を布とアイロンを使って修復。
無垢のパネルだと結構深く見える傷もふんわりも戻るのです。
この復元作業は結構派手で、アイロンで水蒸気がじゅわーって蒸気を上げながら音を立てるので、板が割れちゃうんじゃない!?って皆さんおっかなびっくり見ていてくださるのですが、そのあと丁寧に拭いて磨いて蜜蝋やオイルを塗ると、ほとんど分からなくなりました。

「わー、うれしい。ありがとうございます!」
「それと、今日はイマイさんが撮影してくださるということで植木屋さんに相談したらこのドウダンツツジを選んでくださったのです。」とお嬢さんを寝かしつけた後に枝ぶりを整えてくださって。
楽しく使っている様子がよく分かりました。
何かあればこういうふうに駆け付けられる距離はやはり良いです。
また何かあればいつでもお声掛けくださいね。

それから、暮らしている様子の写真を制作例に追加しましたので、よろしければご覧になってくださいね。
ストーリーテラー」町田 D様

4320ミリのキッチン

2021.07.06

20210706002
サッシが入っちゃうと搬入できなくなるから、ということで監督さんや大工さん皆さんにご協力いただいて天板を搬入したのが2月の半ばでした。
そして、4月の終わりに天井との納まりが関わってくるということで吊戸棚だけを取り付けまして、その間に階段とくっついちゃう玄関収納や壁と同化するような洗面収納とカウンターの追加工事をご依頼頂いて、本日ようやくカウンターとその下のキャビネットが設置できて無事に完了しました。
これだけ長い間現場に出入りしていたことは今までなかなかありませんでしたね。いろいろと大変良い勉強になりました。
あとはソファを設置して完了の予定です。

日刊Sumaiに記事が掲載されています。

2021.07.05

今回掲載11回目の記事は、キッチンの床材についてのお話です。キッチンや家具のご相談をいただく時に床材のお話が出る機会が多いです。オーダーキッチンを検討されるお客様は、リビングから見たキッチンダイニングのインテリアの繋がりや一体感を重視されている方が多い印象があります。お家全体の予算がありますので、そのバランスの取り方も難しいところですが。
日刊Sumaiの他のライターさんも床材のついて書かれている方がいらっしゃいますので、見た目・インテリアの視点から、使用感の視点から、合わせて読むと参考になると思います。興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
日刊Sumai → 住まい → 住まいのお役立ち情報 → 家づくり → 「キッチンの床に無垢材を使うと汚れが気になる?プロに聞きました」
写真はキッチンではありませんが我が家の赤松の床です。家族みんななるべく家では裸足で過ごしたいという希望がありました。節があると硬いのでなるべく無いようにしてもらいました。針葉樹は柔らかいので傷がつきやすいですが脚は疲れにくいです。また、空気を含むので冬場も冷たくなりにくいから床暖房を入れないのならお勧めだということで選びました。設計士さんの言う通りでした。自宅のオープンハウスをした際にも、「この床材は何ですか?床材はどういう風に決められましたか?」と必ずご質問を受けました。皆さん気になるポイントですよね。Instagramなどで見るおしゃれなお家は広葉樹の床のお宅が多い印象ですね。会社のショールームの床も松を使っていますので、気になる方はご参考にしてください。

まいにちありがとうの家具

2021.06.30

20210630002
20210630003
20210630004
20210630005
もうすぐで6年が経つ所沢のUさんのお宅に再び訪問させて頂いたのは、桜が少しずつ散り始めた頃でしたね。
6年前に(奥様の)お母さんのところに作らせて頂いたテレビボードはだいぶ色濃くなっていて、「孫たちがいたずらするから少しずつ傷んじゃったのですよ。」とおっしゃっていたので、この納品に合わせて凹んだ部分は面取りしてきれいに仕上げ直しました。
今日も6年前と同じくアキコと納品です。
お土産には採れたてのきゅうりとナス。今回のメインのお仕事である2階の子世帯のダイニングにこのベイマツのキャビネットを納品させて頂きました。
こちらは(ご主人の)お母様に毎日きちんと気軽にありがとうとご挨拶させて頂くための家具。
隣にあるずっと愛着を持って使ってきたベイマツのカップボードの風合いにはまだ及びませんが、オイルを塗って丁寧に使ってゆくと、いつの間にか隣同士良い色になっているはず。
ツマミも真鍮を磨いて仕上げたものですので、良い色になっていきます。
時間を経ることは素晴らしいことと思えますよね。
Uさん、ありがとうございました。

ナラのダイニングテーブル

2021.06.30

20210629002
先日のキッチンに引き続き、昨日は追加でご依頼頂いていたダイニングテーブルを納品しました。
これでM様の家具の設置はすべて完了。
来週から下旬にかけては以前荷揚げした4メートルを超えるステンレス天板のキッチンの設置と、キッチン周りのリノベーションを行なうお二方のお宅に伺う予定になっていて、その準備で工房内はたいへん慌ただしくなっております。
キッチンもきれいにクリーニング済みでしたので、写真を撮らせて頂きました。
サッシ枠に入り込んでさらにはオーブンなどがある家電タワーとの仕切になるサイドパネルにつながっていくカウンターの様子や、バイブレーションで仕上げた扉とレンジフード、食器棚のほうは、大量のケーブル類が格納されている分電盤が入っていたり、冷蔵庫の上にエアコンも組み込まれたりと難しい納まりばかりでした。
無事に納まって良かったよかった。

20210629003
20210629005
20210629004
20210629006
20210629007

大雪山のナラ

2021.06.27

先日納品が終わった大きなキッチン。
今回初めて安多化粧合板さんの「大雪山のナラ」を使わせてもらったのですが、とても美しい表情でしたね。
突板にもいろいろと見せ方があるのだなあと勉強になったお仕事でもありました。
今回追加でお話を頂いたダイニングテーブルも同じく「大雪山のナラ」でと、ご相談を頂いて形になりつつあります。
これが納品されたらすべて完了となります。

にぎやかと言えば

2021.06.27

20210627004
昨年の自動鉋盤を最初にこのところ機械を入れ替えることが多くなっています。
私自身実際の制作作業から離れて、このところはもっぱら打ち合わせや設計のほうになっているので、どのくらい機械がくたびれているのかみんな伝手に聞いていたのですが、もうだいぶ年を取っていたのですね。
私が下で作業をしている当時からパネルソーのおもりがドカンという音を立てながら動く時期もあったし、となるメーカーさんの依頼で知らずに金属をカットすることになって刃軸が曲がってしまったこともありました。
思えば私がこの仕事を初めて3~4年くらいの頃にやってきた以前の市川のパネルソーはそろそろ四半世紀が経つのでした。
交換備品が手に入りにくくなったことと、メンテナンス性も勝手が悪い部分があることを考えて、田中のパネルソーに。
あわせて、角ノミも軸が曲がってきて、こちらの調整も一度ばらしてみないと何とも言えない部分がありまして、思い切って交換することに。各ノミは初代の工房(門沢橋にあった頃)のものなのでもう40年近く経つのでしょうか。
新しいものは油圧式で動作が軽いというのを今さらながら知ったのでした。
そして、今は横切り盤の調整をお願いしていて、静岡から鈴木機械さんがやってきてくださって、にぎやかに入れ替えていってくださいました。
大事に使っていきます。

ごろごろ

2021.06.27

最近ゴロゴロしてばっかり。
駐車場の上で鳥が子育てしていて、中からもピーピー子供たちの鳴く声とかつかつせわしなく動く親の音が聞こえておりました。
彼も気が付いているはず。
最近は、またツバメもやってきているようです。
にぎやかですね。

日刊Sumaiに記事が掲載されています。

2021.06.25

今年の2月から始まったダイスケさんのライター活動(!?)。早くも今回で11記事目になりました。
今回のテーマは「オーダー家具の魅力は自由度の高さだけではない。作り手が考えるメリットとは」です。
自分はオーダー家具屋で働いているのでどういうものかわかっていますが、知らない方・一生オーダー家具とは無縁の生活を送る方々もいらっしゃるわけです。以前小物を持って青空マーケットに参加していた時に自己紹介すると「え?オーダー家具ってどういうことですか?」と聞かれたこともよくありました。興味がある方は是非読んでみてくださいね。
日刊Sumai → 暮らし → インテリア・雑貨 →  記事「オーダー家具の魅力は自由度の高さだけではない。作り手が考えるメリットとは」
「今井さんが書いた記事、全部まとめて読んでみたい!」という熱い思いを持った方は日刊Sumai のサーチ欄で今井大輔と検索すると出てきます。よろしくお願いします。
写真は、Nさんのお家に作らせていただいたカップボードとTV台を兼ねた家具です。暮らし始めた頃家族でお招きいただいた時の写真です。すてきな暮らしをされていました。お元気でしょうか。

ようやく、ひとまず完了。

2021.06.24

20210624002
20210624003
20210624004
先月の半ばにスタートしたこの大きなキッチンの設置工事。
あの時はこのステンレスカウンターたちが無事にこの場所に搬入できるかどうか心配しておりましたね。
あの日は足場を部分的解体してもらってどうにか搬入ができて、本体の設置もできたのでした。
そのあとにその本体を固定してからでなければ壁と床を仕上げることができないということで、私たちの作業後にいよいよ床のモールテックスも塗られて、壁のシナベニヤも張られて、仕上げに入らせて頂ける状態になったのが先週のできごと。

コンパクトな空間にかなりのボリュームの形が設置されることと、他の職人さんも出入りが激しい勝手口のそばに設置されることもあったりして、設置場所はなかなか足の踏み場が無くなってきておりました。
むかしまだこの仕事を手伝い始めたばかりの頃によく父の後ろについて、店舗の現場に出入りしていた頃を思い出しちゃうくらい。
その中で2日間かけて、ノガミ君とヒロセ君が仕上げてくれたおかげで、どうにか先が見えてきました。
そして、その時は来週(今でいうと一昨日)の新たな問題にドキドキしていたのです。

今回私たちのほうで用意させて頂いたリープヘルの冷凍冷蔵庫、実際に届いたものを見てみると、私たちの幌付きのトラックには高すぎて入らないし、重量も120kgあると書かれていたりして、たいへん気持ちがざわついていたのでした。(よく見てみたら「分割して運びます。」となっていたのと、トラックも無事に借りることができて気持ちが和らいだのですが)こうして現場を見てみると、うーん、勝手口からは入らないよね、もしかしたら玄関からも入らないかも・・、と、やはり不安な気持ちのまま一昨日現場に向かったのでございます。

そうしましたら、もう先に左官屋さんが一生懸命外回りを仕上げているところでした・・。
左官屋さんも作業量とスケジュールの調整が難しいくらいのボリュームで今日まで作業が掛かってしまったということで、他の職人さんも「うちも作業止まっちゃったなあ。うーん、そうか、どうしようかなあ・・。」なんて職人さんたちが軒先で思案していて、しまいには「こりゃあ左官屋さんもみんなにこう近くで見られちゃ仕事やりづらいよね。」「はははっ、もうこういうのも慣れてますよ。」なんてみんなで笑顔になっちゃって気分が高揚したりして・・。
でも、笑っていても今日は作業できないので、その日は一度工房に戻りまして、現場を見てきた時に出ていた細かい問題点も一緒に持ち帰ってその準備をすることで明日の作業に備えることにしたのでした。
そして、いよいよ昨日、現場の皆さんの手も借りながら、たいへん重たい冷蔵庫と冷凍庫を無事に運び入れることができたのでした。
その後、細かい部分で難題が出たりしましたが、その都度うまく解決しながらようやく設置が完了。
みんなが頑張ってくれたおかげでどうにか終わらせることができました。

良かったよかった。

父の日のアマンドショコラ

2021.06.21

「おとうさんよくアーモンドチョコ食べてるじゃん。だから今回それを作ってみた。試食できないからお母さん味見してみて。」とハル。
土曜日家に帰ると外国のお菓子みたいに保存瓶いっぱいのアマンドショコラがありました。ハルはナッツアレルギーがあるので、異常が出てないか心配でしたが大丈夫でした。ちゃんとカリっとしっかりキャラメリゼされてて美味しくできていてすばらしいね。試食して断面を見せると、「6回やってその厚みか。」とハル。私も一度だけ昔作ったことがありましたが、このチョコをアーモンドの周りに付ける作業が結構大変だった覚えがあります。おとうさんが「へ~。」と言いながら数粒ずつ食べている姿が微笑ましかったです。
さて、JCチイはというと恒例のお手紙ということでしたが、渡しそびれたようで、「今日渡す。」とのことでした。チイのメッセージカードも独特のセンスでコラージュされていて面白くて好きなのですが、毎年恒例になってきた「ハルが何か作ってチイはお手紙。」という流れ。実はチイも作ってみたいけどやり辛いのかしらと気になりだしました。私も小さい頃そうでした。二つ上の兄が小さい時から器用で、リンゴの皮を剥くのも、絵を描くのも上手で、兄の次にやっても大して褒めてもらえないという思いがありました。そう思っていないといいのになぁと少し心配になってきたので、今度お話してみようと思います。そんな父の日なのでした。

JKには二口コンセント!?

2021.06.16

洗面所のコンセント。どこにいくつつけようか?皆さん悩まれるポイントかと思います。
我が家は鏡に向かって右側に二口つけました。
以前のマンションの洗面台は左側についていて、家族みんな右利きの我が家では、ドライヤーをかける時にコードが体の前を上下する様に毎回ちょっとイライラしていたのです。
新居に暮らし始めて、ここのコンセント一口でもよかったのかなぁと当初思っていたのですが、長女がJKとなった今では、二口あってもよかったのだと実感しています。
小学校・中学校の間は校則も厳しいので、朝の髪形セットなんてゴムで縛って終わりでした。JKになると25mmのカールアイロンとストレートアイロンが加わりました。
収納場所を考えなくてはいけないので物を増やしたくなく、初め買うのを渋りましたが、「この髪型はその2つのヘアアイロンがないと再現できない。今あるやつではできなかった。」とハルにプレゼンされ、どうせ買うならちゃんと使用感を確認して買おうということで、ドンキホーテに行き、主要メーカーの物をそれぞれ試しました。同じ径でもメーカーごとにグリップの固さ、大きさ、長さが異なり、使用感を確認するのは必要なことだなと感じました。ハルが気に入ったものはモッズヘアのもの。同じ系統の家電は色を統一した方がごちゃごちゃ見えず、今あるドライヤーが白なので同じ色にしました。お気に入りの道具が手に入って、毎朝洗面所で活躍しています。娘の見た目が整って気分よく登校していく姿は親もうれしいですからね。

もし、ここが一口でも必要時に電源タップをつければ済む話なのですが、家づくりの時、その時の暮らし方でしか必要なものはわからないです。もしもの時を考えていったら物は増えてしまいますし。後に合わなくなっても後悔しないで済むポイントはその物が持つデザイン性でしょうか。
あとは、「あんなことできたんだ、知らなかった!」と後から気づくことですよね。でも、全部事前に把握することなんて無理ですし、物もどんどん新しいものが出てきます。我が家はこれでよかったんだと思えるポイントがひとつでもあればいいと思います。年齢を重ねる毎に必要なものは変わり暮らし方は変わっていくものですから。

お久しぶりです、Oさん。

2021.06.14

20210614002
20210614003
内田雄介さん設計の調布の住宅。
1年半ぶりになってしまいました、Oさん、こんにちは。
「本当はね、コロナのこの状況じゃなければ、もっとキッチンを整理するのに買い揃えたいものもあるのですけれど、かかりつけのお医者さんからも不用意に出歩かないように強く言われちゃってますのでね。」とお母さん。
「でもね、とても心地よく使わせて頂いていますよ。」
「昔からいろいろ作るのが好きだったのでね、特にこのコンロのグリルがとても重宝していて。とても美味しく焼けるからオーブンレンジよりもこっちのほうが出番が多くなっているのですよ。」
ふむふむ、そうなのですね。我が家ではアキコがここをそれほど活用していなかったように思えるから、もっと楽しみが広がるかも・・。
今日は、ステンレス天板のお手入れと浄水器の点検にお邪魔したのですが、どちらも問題なく使えていて、どこもかしこもきれいに使ってくださっているから、見ていて気持ちの良いものです。
「息子とお嫁さんとみんなでここに立つ機会が多いけれど、ギュウギュウになることなくてとても快適に使えています。イマイさんにお願いできてよかったですよ。」
とうれしそうにおっしゃってくださるお母さんの笑顔に元気を頂いてまいりました。
並んだあちこちの様子を見ていると、楽しそうな様子が分かりますものね。

Kさんのチェリーのカップボードに会いに

2021.06.13

20210613001
20210613002
20210613004
「Kさんこんにちは。」
木の壁というのはなかなかめずらしく、ちびっ子たちにとってはhomeというよりもplaygroundのようでしょうか。
Kさんとお話しているあいだずっと元気にみんなで走り回っていました。
それほど気持ちが良い場所でしたね。
ただ、そこかしこが木ですから通気良くしておかないとカビにもなりやすいですし、板は動き続けますから。
そういういろいろなお話をさせて頂いて、お手入れの方法をお伝えして(おじさんに何しにているの?何の写真撮るの?うわぁ、蜂蜜の匂いずっとするねぇ。と遊びの合間に質問しに来るちびっ子たち)、これでひと段落ですね。
木と暮らしていくことはとても気持ちが豊かになります。
でも人との付き合いと同じように気にかけてあげてお互いが心地良くいられるように工夫して暮らしていかなければいけません。
でもそんなに気張る必要もなくて、何気なく触れてみて「あっ、ザラっとしてきたかな。」「水がかかってしまっているから拭いてあげよう」
何気なく良く見てあげて一緒に楽しく年を重ねていくのです。

「昔はね、履かなくなったストッキングに米ぬかを入れて床を毎日磨いたの。大変たっだのよ。」今から14年ほど前に小さな台をご依頼くださったAさんのお母さんがおっしゃっていた言葉。

お父さんとお母さんが手入れする姿を見て、ちびっ子たちもきっとまねしていってくれるはずです。楽しみですね。

Kさん、お久しぶりです。

2021.06.10

20210610002
大塚という駅にはいろいろご縁があって、ヘアーサロンの悠雅さんには木製パーテーションを作らせて頂いたり、看板を作らせて頂いたりと、一番古いお付き合いの方がいらっしゃったり、カルトナージュの先生をされているKさんのご自宅にテレビボードを作らせて頂いたり、今では中華料理のお店「大塚中華Keiwa」で美味しい料理を出されているIさんの自宅にキッチンを作らせて頂いたり、となんででしょうね。寒川からは結構遠いのですが、大塚駅から歩いて10分くらいの半径に知り合うことができた方々がいらっしゃるっておもしろい。
そして、今日のKさんも同じくその半径。
4年前にマンションのリノベーションをさせて頂いて、そのあとも少しずつご相談を頂いていたりしましたが、今回とても久しぶりにリビングを整理したいというお話を頂いてお邪魔してきました。
4年前はね、お子さんたちがまだまだ小さくて部屋の中が賑やかでしたが、すっかり落ち着いた感じになって、キッチンやダイニングの収納やデスクも良い印象になっていました。
新しい家具のお話をさせて頂きながら、キッチンたちのお手入れの方法などを説明させて頂いて、ああ、懐かしいなあ。
そして、このあたりはむかし祖父母が住んでいた町が近いこともあって、懐かしい下町のにおいがするんです。
ああ、いいなあ。

懐かしい人に会うとうれしくなります。

Iさんこんにちは

2021.06.08

20210608002
20210608003
20210608004
昨年のクリスマスに設置したIさんのキッチン。
やっと再会。
何というのかしら。もうスタジオのようです。
お菓子をきちんと作るための道具たち。
Iさんが悩みに悩んだシンクはみごとに使いやすそうで、卓上の食洗機はルンバと一緒にご主人に愛されながらここに居て。
ここから出てくるお料理見るのはきっと子供たちの楽しみだろうなあ。

昔、小さい時のことをよく思い出す音があるのです。
あの食器が片づけられるカチャカチャする音。
家族みんなで時々外食するのはとても楽しみで、当時は横浜のはずれの団地に住んでいたのですが、そこから大和まで父が運転する車に乗って「ケルン」という名前の洋食屋さんに連れて行ってもらうのが楽しみだったのです。
そこでいつも注文するのはベーコンがぐるりと巻かれたハンバーグ。
とても小さな細長くてうす暗いお店だったような。
でもここが大好きでここに来ると必ずそれを食べていたっけ。
カリッとしたベーコンは不器用にナイフとフォークで食べているうちにハンバーグからほどけて、いつも最後まで一緒に食べられないなあって思っておりました。
そして、その料理が出てくるまでが待ち遠しい。
先にお料理を食べ終わった人たちの笑い声が聞こえたりして、その中でウェイターさんが食器を下げる音がカチャカチャとなりで響いている。
奥の厨房でもカチャカチャ響いている。
時折お肉がおいしそうに焼けた香りが席のほうまで漂ってくる。
私のハンバーグかな・・、でもそれはきっとお隣さんのお料理で、またそのそばでカチャカチャ食器が鳴る音がする。
カチャカチャがふと止んだ時、ジュゥっという音をさせながらいよいよハンバーグがやってくる。
「鉄板が熱いから気を付けてね。」というおじさんの言葉はあまり耳に入らないで目の前のベーコンが巻かれたハンバーグの大きさににこにこする。
だから、カチャカチャする音が好きなのです。
もう40年近く前のお話。お店は無くなっちゃったけれど、頭の中でハンバーグはいつでも焼けているのです。

美味しいだろうなあ。

ブラックウォーとナットのテレビボードとチェリーのダイニングテーブル

2021.06.06

先日お届けしたNさんの家具。今回は運送屋さんに配送をお願いしたので、まだ納品時の様子も確認できていなかったので、本日ようやくその様子を拝見させて頂くことができました。
「大変満足しておりますよ。部屋が広くなったように思えますし。お願いしてよかったです。ただ、ちょっと時計の文字盤が反射しちゃうんですね。このあたりは私もちょっと考えてみますね。」
エンジニアでもあるNさんはそううれしそうにおっしゃってくださいました。

「ここまでピッタリに納まると思っていなかったので、こういうふうに見えるとこのテレビの上もブラックウォールナットの戸棚を作りたくなりますね。またいろいろ考えてみます。」
そうおっしゃって頂けて、ありがとうございます。
またお声掛け頂けるのを楽しみにしております。

お久しぶりです。

2021.06.06

20210603002
20210603003
先日、5年前から少しずつピースにうまくあてはまるように家具の制作をご依頼頂いているOさん。
ちょっと引き出しがガタついてしまったということでそのメンテナンスに伺ってきました。
変わらないですね。変わったのはお子さんがあっという間に大きくなったくらいでしょうか。暮らしかたがあの頃からそのまま丁寧に時間だけを紡いできた、という感じでしょうか。
そういう空気でしたね。
Oさん、またお声掛け頂ける時が来るのを楽しみにしております。

家具屋の自宅:お庭ごはん

2021.06.06

DSC_9083「みんなで早く動いて消えてる写真にしようぜ。」ということで、コンロにピントを合わせていたのですが、私も笑っちゃったので結局全部ボケちゃいました。チイが一番効果が出てますね、さすが。ハルの親分感、笑。)
DSC_9096
週末、「焼肉食べたいね。」「土日のどちらか焼肉にしようか。」「おとうさんも早く帰れそうだからお庭でする?」「日曜日は雨予報だよ。」「じゃあ土曜日の夜にしよう。」ということで、土曜日の夜は小さいお庭で大きい家族が揃って焼肉をしました。
ご近所の方々すみません。ご迷惑をおかけしました。
一応虫よけスプレーは用意していましたが、まだ蚊に悩まされずにお外で3時間ほど過ごすことができました。
日も長くなったので、まだ明るい18時頃スタートして、いろいろ焼いてお腹いっぱいになったら、お外の灯りを消してキャンドルをつけてしばらくお外でぼーっと過ごしていました。ただお庭でご飯を食べただけなのですが、特別感があって心地いい時間を過ごせた気がします。普段無口な次女チイも色々お話ししてくれました。(お姉ちゃんが途中から友達と話し始めちゃったからかしら。でもうれしい。)お出かけできない日々が続いているのでいい気分転換になりました。