クルミの変形オーダーキッチン

2020.01.31

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今までたくさんのオーダーキッチンを手掛けてまいりましたが、への字のキッチンは初めてでした。
変形する家具って納まりが読めない部分があって、なかなか怖いのです。
年末にカイ君と二人でラワンベニヤを持ち込んで原寸を取って確認したのですが、それでもうまく納まるのかどうか不安な部分はありましたが、きれいに納まって良かったです。
マンションの一室にこの形がある姿ってどういうふうに見えるのでしょう。
もうすぐお引渡しですので楽しみです。

小田原のIさんのところへ

2020.01.30

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今日は小田原のIさんのところにアキコと二人でちょっとメンテナンスに出かけておりました。
昨年作らせて頂いた加賀妻工務店さんからお話を頂いたIさんです。
棚板を数枚追加で作ってほしいというお話とともに「引き戸が擦れるんです。」と言われていて、その点検に伺ってきました。
音の原因でなかなか探りにくくて、特に引き戸の場合で、フラッシュ構造の戸を作ると、軽くて良いのですが、太鼓状に中の空気で音が大きくなっちゃって、戸の下のタイヤが動いているだけなのにゴロゴロと雨降り前の空のような音がする時があるんです。
何が原因か分かるかなあ、とちょっと心配なままお伺いしましたら、ちょうど中から岩本監督がニッコリ姿を現しました。
岩本さんにしても、吉村さんにしても加賀妻さんの監督さんとお話すると気持がゆったりして落ち着いてくるのがうれしい。
「いやちょうど今日、塗装屋さんもちょっと点検に来る予定だったので、私も立ち寄らせて頂いたのですよ。」
そんなにこやかなまなざしに見守られながら、「お邪魔します。」とさっそく上がらせて頂いて、原因を探ると、ガラスの框にちょっとした擦り傷が入っていて、戸を開け閉めした時のあるポイントで、こすれる音がする。
ははあー、これはきっとネジだね。
框組した無垢材がわずかに動いてネジと擦れていたようです。
今回ハーフェレというドイツの老舗メーカーのソフトクローズする引き戸金物を使ったのですが、その金物の仕様書には戸と戸の隙間は7ミリ取ることって書かれていたんです。
7ミリかあ。7ミリも隙間取っちゃったら、横から見た時に不格好だよね・・。
そんなわけで、金具をわずかにオフセットさせたりして、隙間を極力少なくして、(3~4ミリくらいだったかな。)イレギュラーな納め方をしていたのです。
わずか数ミリのお話ですが、見た目は大きく違うのですよ。
おかげさまでスゥっとした形で納まったわけですが、反りがこういうふうに影響してくるとは・・。
よい勉強です。
さっそくネジの頭が飛び出ないようなものに変更して、擦り傷は研磨してオイルを塗って、点検完了。
気持ちよく動くようになりました。
監督が優しく見守ってくれていたおかげです。

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帰りにそのIさんのお店(とてもすてきなケーキ屋さんで、注文したケーキを包んでくれる間、お茶と一口サイズのケーキが出てくるなんて。)に立ち寄らせて頂いて、みんなにお土産を買って帰ってまいりました。
ありがとうございました。
美味しく頂きます。

【バックシュトゥーベ イマヤ】
https://www.imaya-cake.com/

クスクス、ゲラゲラ

2020.01.29

これは少し前の様子。
ハルはインフルエンザでもその日のうちに薬が効いて、翌日からはゲラゲラ笑っていて。
もう早く学校戻っちゃえばよいのに。
でも、ムードメーカーのハルとクールビューティーなチィのコンビが家にいてくれるおかげでいつも暮らしが明るくなるよ。

本当はこの輪のなかにアイもいれてあげたいのだけれど、相変わらず二人とも猫の毛アレルギーが治らないので、アイはやっぱり工房守をしています。
何かどこかでこうしてみんなを感じながら居られることが暮らしているということなんだろうね。

今日はみんな定時上がり。以前にステンレスカウンターの制作をお願いしている高橋さんと夜に話をしていた時に、「水曜日はさあ、みんなに残業させないようにしているからもう静かなんだよね。」って聞いてから、うちもそうすることに。家具作ることって、楽しいことも大変なこともあるけれど、こういうメリハリがあると気分がスッキリするものね。

で、今日は定時で帰ってきたけれど、ムードメーカーは塾に行ってしまって、クールビューティが物静かにお母さんと洗濯物を畳んでいた。
「ただいま。」
「お父さん、帰ってきたよ。ご飯食べる前に、よし、やりましょう。」とアキコ。
ぼさぼさに伸びちゃった私の髪の毛を切るにはちょうど良い時間でした。
高校卒業してから結婚するまでは美容学校に通っていた母に昔の工房の2階で髪の毛を切ってもらっていたんだよね。
結婚してからは、それがアキコの仕事。
洗面所に掃除しやすいようにレザー張りの椅子を持ってきて、母が学生時代に使っていたハサミと掃除機とほうきを用意して。
昔はなかったけれど、いまはスモックのようなものを着せられて、少しうとうとしながら髪を切ってもらうのです。
もう18年間繰り返してきた仕事。
ああ、さっぱりしました、ありがとう。

工務店さん探し:家具屋の家づくり

2020.01.27

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土地の売買手続きは2018年6月でした。
その間に新居の設計プランがほぼ決まり工務店さん選びの段階に入りました。
仕事柄、一緒にお仕事をさせて頂く機会があり、お仕事ぶりや家具を取り付けた時に時々現場を拝見させていただいていたので、「この方々に家を建ててもらえたらうれしいな。」という工務店さんは最初から候補が決まっていました。もちろん予算もあるので、家のプランを考えながらその中で大幅に予算からかけ離れてしまうことがないように正式な御見積を頂く前からコストバランスについてお話しできたことも決めてのひとつでした。
しかし・・。
その工務店の担当者さんには土地の下見にも来てもらったりと当初は親身に相談に載ってもらって、それを元に銀行のローンの契約を組んで手続きを進めていたのですが、8月の期日前日に1通のお断りのメール連絡が来ました・・。
おぉ、ショックです。(見積もりをいただいてからの2ヶ月間は何だったんだろうといまだに不思議でならないのですが、、。)
聞くと、福原さんの納まりはとてもストイックな部分があって、工期が読みづらい部分があること、そしてそのご要望に応えらえるだけの技術に自信がないのだそうです。
たしかに私たちのキッチンでさえも導入が難しいと言われてしまう工務店さんも中にはいらっしゃるけれど、今回考えていたこちらならその点は安心でしたが、福原さんの形がやっぱり難しいのですね。
とても魅力的な仕上げをしている会社さんだっただけに残念。そして、そういう断り方をされてしまったことにもっと残念・・、うーん。
しかたないです。よい勉強になりました。

でも、マンションは翌年の2月末までには出なくてはいけない、今から工務店を探していたら間に合わない。さあ困ってしまった。どうしよう・・。
ちょうどその時にお客様の家具制作で連絡をとっていた加賀妻工務店の社長の高橋さんにダメもとにダイスケさんがお話ししてみたのです、「こんなことがあったのですよ。困ってしまいまして。」と。
加賀妻さんっていうと自社設計で自社施工ということなので、本当はずっと前からすてきだなって思っていたけれど、やっぱりだめって言われちゃうかもって思って声を掛けづらかったのでした。
でも、高橋さん、「そうですか、そういうことでしたらうちでやりましょう。でも、工期は今から始まると間に合いませんけどそれでも良ければ。」と引き受けてくださったのです。
もう工期が2月末までには間に合わないことはこれからどこを探したとしても同じはずだし、「現場がいつもきれいで気持ちがいい職人さんばかりのところ。」という話をダイスケさんから聞いていたので、これはある意味いい機会なのかもしれないと思えました。
福原さんにも伝えたところ、「自宅の近くで加賀妻さんの現場を見たことがあって、いいなと思ってたところだから、かえって良かったのではないかな!」と快諾してくれました。最初の計画よりもちょっと予算を多く見なくてはいけない部分がありましたが可能な範囲でしたし、憧れの加賀妻さんなので、その為なら働き続けてローンを返していこうと思えるのでした(笑)。
私達の工務店さん探しはこんなにドラマチックだったのでした。

私達のお家づくりのお話が誰かのお役に立つことがあればと思い書こうと思っています。
前回のブログからずいぶん時間が経ってしまっていました。(ちなみに前回は2019年11月7日の続きになります…。)
日記「自由な手たち」で「家具屋の家づくり」を検索していただけると家づくりに関する記事が出てきますので、興味がある方は読んでみてくださいね。

手を止めるところ

2020.01.25

みなさんからよく聞かれるのですが、キッチンの壁に使ったタイルは、平田タイルさんのHabileの「BL」というカラーです。
真鍮が酸化して緑青を吹いたような色あいを見て、アキコが気に入ったのだそうです。(タイルはすべて彼女のカラーなのです。)
緑の黄土色の入り具合、バラつき具合は、取り寄せてみないと分からず、実際彼女はもう少し青み掛かっているとうれしかったなあ、なんて言っていましたが、全ては一期一会。

そのタイルを見ていて思ったのです。

このところ具合が悪くて仕事を休ませてもらっていた時に朝の連続テレビ小説をふと見ていたのです。
戸田さん演じる主人公が大きめの花瓶のようなものを手びねりで作り上げていくシーンがあったのですが、どこまでゆけば完成なのだろうか・・とじっと見ていたら、彼女の息子が入ってきて、作家さんの顔が急にお母さんの顔に変わってその日の作業はおしまい、となったのですが、形を作ったら削り出してそぎ落として、自分のイメージを表していく焼き物の世界って、「はいっ、そこで完成でいいよ。」って空から声が聞こえてくるわけでもないし、なにをもって終わりにするのかなあ、とそのシーンを見ていて考えておりました。

家具製作に於いてはその限りがはっきりしていて、(もしかしたら追及していると限りはないのかもしれませんが。)ここまで仕上げれば見目麗しく、触り心地良く、使い心地良くなる、という到達点があります。
個人差はあるかもしれませんが、それを私たちはスタッフみんなで共有して私たちの家具作りの仕上げとしているのですが、私がこの仕事に初めてかかわった中学3年生の夏休みは、そのポイントが全く分かりませんでした。
父は自分の仕事を知ってほしかったのか、家にこもっている私を外に連れ出したかったのか、1週間だけ父の仕事場でアルバイトをしました。
その時はまだこの工房はなく父の勤め先のある川崎まで朝から一緒にくっついていったのですが、当然15歳の少年にできることなどほとんどなく、ひたすら磨く仕事を与えられたのでした。
その時は、木でできた祭壇(だと思うのですが、教会の形をしている少し大きな(幅60センチくらい、高さ60センチくらいだったかな。)もので、屋根は板葺きのようなデザインになっていて、正面の飾りも糸鋸できれいにくり貫かれていて、今考えると結構手の込んだ形でした。)が何台もあって、それをひたすら磨いたのでした。
たしか180番のヤスリで角を磨いたような気がするのですが(すみません、30年前の出来事なのでうろ覚えで)、
少し磨いては「このくらいでいいの?」「いや、もう少し、ここはこのくらい。」
少し磨いては「このくらいでいいの?」「いや、もう少し、ここはこのくらい。」
の繰り返しで、まったく楽しくなかったわけです。
きっと戸田さん演じる主人公の思いの行きつくところとは違うのだと思うのですが、花瓶を見つめるまなざしを見ていて、ふとあのアルバイトの時に祭壇を見つめながらどこに終わりがあるのかと気持ちが行き詰った頃をなんとなしに思い出したのでした。

小豆を炊く

2020.01.25

DSC_4959DSC_4965先日ダイスケさんも書いていましたが、ここ2週間は家族で誰かしら具合が悪い人が居て、落ち着かない日々でした。
お休みをいただいた今日、チアキと久しぶりに「何か作りたいね。」という話になり、「あんこが食べたい。」ということで小豆を炊くことになりました。
お豆の様子を見ながら家事をして過ごす時間が穏やかで贅沢な時間に感じました。
健康第一ですね。
うまく炊けて美味しいおやつになりました。

静養

2020.01.23

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一年に一度大きく体調を崩すのがこの1月だってことは毎年分かっているのに、決まってきちんと具合が悪くなっているようで。
今年も年末から少し怠さを引きずったままごまかしながら動いていたら、ついこの前の月曜日の昼前にガクンと体が重くなって、急にまわりの温度が下がってきたようで・・。
これはいけないと家に戻ったところで中学校から電話が。
役員の話かな、なんて思っていたら、ハルカが保健室で寝ているようで・・。
「そうですか、ではこれから引き取りに伺います。」と体を起こして学校に行くと、リンゴのような赤いかおをしたハルカ。
あらまあ。

アキコも早々に仕事を切り上げて、あえぐ二人を連れて地元のクリニックに。
「あー、お姉ちゃんはインフルエンザだね。お父さんはうーん、反応は出てないんだけどねえ。同じタイミングだしねえ。どうだろうねえ。」
いつもながら先生の良い意味で豪放磊落な言葉を聞いているとそれだけで元気になるね。
とりあえず、ハルはインフルエンザ用の薬を出してもらって、私は解熱剤を飲んで様子を見ることに。

そういえば、一週間ほど前はチアキは、アキコが言うにはまるで噴水のように勢いよく食べたものを戻しちゃって寝込んだし、その数日後は今度はアキコが数日間、おなかの調子が悪くて寝込んでいたし、ぐるりと回って私たちのところにも風邪の虫がやってきたのでしょうか。

ハルカは薬のおかげがそのまま熱も下がってうるさいくらいに元気に。
私も二日間休ませてもらったら大分体もおなかも楽になってきて。
初日の夜はあまりに寝苦しくて変な夢を見まして、寝間着の右側の汗で湿った冷たさと、左側の汗で湿った冷たさたちが、どっちが冷たくなるかを競い合おうぜって感じで、何だかどんどん冷たくなっていって、「ええい、冷たいのがもううるさいよ。」って思って目が覚めるっていう夢で・・。
おかげさまで元気になりました。
家ではハルとチィがうるさいくらいです。

自宅での出張料理教室を経験して

2020.01.22

間が空いてしまいましたが、先週の&mandoさんの出張料理教室での4日目のメニューは「韓国風きのこハンバーグ」でした。
お豆腐ときのこが入っていましたが、つみれよりもハンバーグっぽく、食感も面白くて食べ応えがあっておいしかったです。
ごちそうさまでした。
今回、自宅に先生をお招きするのは新居とはいえドキドキなのでした。お料理のプロの先生から見たらできていないことが多いだろうと予測できていたので。
色々材料を見ていただく時に、食材の保存方法を見てもらい、「この方法が長持ちしますしいいですよ。」と教えていただけたり、
「オーブンを使います。」「ミキサーを使った方がいいですよ。」と我が家にある調理道具も活用していただきました。
自分が作る料理のマンネリ化もそうなのですが、保存方法や調理道具の用い方も、出せばあるのにそれを面倒くさがって使わない状態だったので、改めて使ってみて、早く終わるし洗い物も片付けも思ったよりも簡単だったことに気づかせてもらえた点がよかったです。キッチン道具の収納棚の高さと位置を変えようと思いました。(可動棚だとこういう時にいいですよね。)
でも、次回は&mandoさんのキッチンでのレッスンに参加したいと思います。まだあのキッチンを直に拝見したことはないので。
すてきな機会をありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
私達が作らせていただいた&mandoさんのすてきなキッチンが出来上がるまでのお話は→ こちら

オリーブグリーン

2020.01.22

今回のキッチンで使う石の天板が届きました。水磨きの質感は小さな試作で見せて頂いていた以上に控えめな印象で、本磨きのような主張する光沢というよりも、「昔の台所」の印象に近い感じでとても好みに合っています。
ホワイトオークのすこしラフ(思った以上にラフな部分があって、なかなか苦労しております。)で大柄な表情と合わさるとどんな調和がとれるかが楽しみです。
しかし石は重いのです。

職場訪問インタビューの日でした。

2020.01.21

今日は、寒川町の中学1年生の子達6人が職場訪問インタビューに来てくれました。
班長さんが仕切ってみんなで挨拶して、緊張しながらもスムーズに進めてくれました。
9個の質問をして、見学して、合計30分で学校に戻っていきました。簡潔。素晴らしい。
「どうしてうちに来てくれたの?」と聞くと、「先生が決めたので、自分たちで決めたんじゃありません。」と真っすぐに言われ、「そっ、そうですか。」て感じでしたが。(笑)
「家具屋」で働く人ってみんなにとってどういうイメージなのでしょうか。
先日娘と「職業図鑑」という本を目にする機会があったのですが、そこに書かれている情報以上のことが今回の訪問で得られていて、将来の何かのお役に立ててもらえたらうれしいです。

【作り置きレシピ3日目をいただきました】

2020.01.19

&mandoさんの出張料理教室で作って頂いた作り置きレシピ3日目は、白菜のポタージュとパプリカと鶏肉のマリネです。
耐熱容器に入れてオーブンで焼いて、白菜のポタージュはペーストに牛乳を足して温めて。
雪が降った今日みたいな寒い日にはピッタリの温まる美味しい味でした。
マリネと聞いて「酸っぱいの?」と疑う娘たちでしたが、野菜の甘みを感じるいいお味でした。
スープは「おお~!」となる、白菜なのにポタージュで(語彙力がなくてすみません、、)これもとてもいいお味でした。
なんだろうな、味が濃いわけじゃないのにしっかりしてる、すごいな。
再現できるように覚えておかないと。ごちそうさまでした。

ウェブサイト更新

2020.01.18

ステンレスヘアラインとアメリカンチェリー材を使ったアイランドキッチン外国の方向けのお料理教室を開くことを夢見てチェリーのキッチンを作らせて頂いたSさんのお話と、

ステンレストップとタモ板目材を使った食器棚L型のキッチンが入る少し変わった間取りに合わせてタモ材を使った食器棚を作らせて頂いたHさんのお話と、

コーリアンとナラ板目材を使ったキッチンバックカウンター今あるキッチンの要素を生かしながら温かな空間に変えることができたWさんのお話の3つのお話を掲載しました。

よろしければご覧になってくださいね。

湘南T-SITE「第4回 湘南 料理道具市」に出展します。

2020.01.18

2020年最初のイベントでございます。
2月8日土曜日~3月1日日曜日まで湘南T-SITEさんで開催される「第四回 湘南料理道具市」に私たちのキッチンを出展させて頂けることになりました。
このような魅力的な機会に合わせて私たちのキッチンを見て頂けるということ、とてもうれしく思っております。
そこで、このイベントに合わせて以前から考えていた「工房のキッチンの装いを新たにしたい」という思いを行動に移すことに。
新たな私たちの形をここでご覧頂くことができます。
期間内はいろいろと魅力的な作品が並ぶのも楽しみのひとつで、キッチンがそこにあることが主なのではなく、そのキッチンを使って暮らしていく姿が思い描けるような形を目指して良い形作りにただいま励んでおります。
石、木、金属といった素材に触れること、素材の表情が変わること、佇まいがその人の暮らしにきちんと当てはまるような良い形作りにただいま励んでおります。

今日はそのスペースで打ち合わせでした。
私たちの形をとてもよく思って下さっていて、「どうぞ好きな表現をしてくださいね。」そうお声掛け頂きました。
うれしいなあ。うれしいけれど難しいですよね。
でも、いろいろな作品の中に溶け込んでまじり合ってひとつの調子を奏でることができるように良い形にしていきます。
楽しみにしていてください。

今日はカレーです。

2020.01.17

「今日はカレーが食べたいな。」
「今日はカレーがいいな。」
と、ことあるごとのアピールがおとうさんからあったので今日はカレーです。
すみません、&mando さんのメニューは明日に続きます。

作り置きレシピ2日目をいただきました。

2020.01.17

&mandoさんの出張料理教室で作って頂いた作り置きレシピ2日めはポークグリルとカボチャのレモンサラダ、じゃことごまのジャンとトマトのジャン、もやしのナムル、ナスのナムル、白菜のピクルスです。
ポークグリルは魚焼きグリルで少し焼いてから肉汁と醤油を煮込んだタレをかけて食べました。
柔らかくて美味しい。かぼちゃのサラダもレモンですっきりしてあまり甘くないので、甘いのが苦手なダイスケさんもパクパク食べていました。私とハルは先生からお好みでと渡されていたレーズンを加えて食べました。
 じゃこのジャンとトマトのジャンはレタスにかけたり、ご飯にかけたり思い思いに食べましたが、とても美味しくて、「何が入ってんの?」とみんなでレシピを見返しましたが、特別なものは入っていないのですよね。「え~、すご~い!やっぱりプロだわ!」と家族で感嘆しながらいただきました。自分で作るときに再現できるようにしっかりとこの味を覚えておかないといけませんね。
 ナムルも今日の方が味が馴染んでいておいしく感じました。白菜のピクルスがリンゴみたいで箸休めにパクパク食べてしまいます、びっくりです。今まで作ってすぐ食べきってしまっていたので、作り置くべきものなのだと再認識しました。
美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

&mando出張料理教室の日でした!

2020.01.16

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2015年にキッチンを作らせて頂いたご縁で知り合った&mandoさん。「いつか、いつか。」と思いながらなかなかレッスンを受けれずに今まで来てしまいました。
「ご自宅に伺うこともできますよ。」と自宅が完成し見にいらしてくださったときに教えてくださったので、この機会に出張料理教室を受けることにしたのです。
出張レッスンの前に準備しておくものがありました。加熱可能な保存容器か袋の大きめのものをいくつか用意しておいてくださいということで、その準備とそれを保管する冷蔵庫のスペースを作っておきました。
出張レッスンの前日に先生から連絡が来ました。家にある調味料と材料の確認です。足りない分は先生が購入してきてくださるので冷蔵庫の中の使えそうなものを全部出して写真を撮って送りました。
当日、プラスチックケース2つを抱えて先生が来てくださいました。13時スタートで約3時間。テキパキと説明をしながら調理を進めていきながらも、お野菜の保存方法・もっと簡単でおいしい調理の仕方、おすすめの調理器具なども教えてくださいました。毎日料理をしているはずなのに、知らないことはたくさんあるのだなと勉強になりました。
普段から「今日のお料理」など料理番組を見るのが好きなのですが、目の前で先生が調理をしてくださって、味見をされる時の「おいしっ!」というリアクションがとってもキュートで、お料理するのが本当に好きなのが伝わってきて、なんだか楽しい幸せな時間でした。
さて、出張ということはお高いのでは?と思いますよね。出張料理の基本料金は1万円(これに交通費が含まれています。)、それに家にあるものでは足りず買ってきてもらった分の材料費が加わります。先生が今回作ってくださった品目は15品(内メインが5品)。料理教室は一回4品くらい作るところがほとんどで3000円~4000円の範囲だと思うので、そう考えると高いわけではないのではないかと私は思いました。(うちはエンゲル係数高めだと思われます...。)
また「作り置き」「ミールキット」を今まで興味があったのですが実践したことはなかったのです。今日のレッスンを受けて、「私にもできるかも。」と思えました。このレシピを自分でやってみることで練習していこうと思います。
今日の晩ごはんは、アジフライ・もやしのナムル・なすのナムル・白菜のピクルス・炊き込みご飯・ひき肉とお豆のチーズオーブン焼きです。家族としてはお家ごはんで器も同じなのに私が作る味とは違うことに違和感があったようですが(笑)、「美味しい!」と食べていました。しょっぱいものはしょっぱく、甘いものは甘く、濃いわけじゃなく味がはっきりしていてとても美味しいのです。
&mandoさんはご自宅でも様々なメニューでお料理教室をされています。コーリアンの天板に節ありナラ材を合わせたかっこいいアイランドキッチンをお使いです。→ オーダーキッチン制作例「カジュアル」
&mandoさん、ありがとうございました!これから数日先生の味を堪能させていただきます!今日の夕ご飯はどれにしようかな。

「SANDO BY WEMON PROJECTS」さんの椅子:スタッフ ノガミ君の制作日記

2020.01.13

_dsc3159_dsc3163_DSC2003DSCN2960物を作られる皆さんもきっとそうだと思うのですが、私も同様に、図面をもらうとまずどう作るか考えます。頭の中でパーツごとに分解して、そのパーツの作り方や組み方などをイメージしていくのです。
この場合はこういう材料取りをして、こういう組み方をして強度を出して、ここにはこういう部材を足した方が良いかもしれない‥というふうに。

そして製作方法を考えながら、工程をひとつずつ書き出してみましたら、21工程もあったのです。
さらには、と考えを膨らませていくと、ひとつの工程に中にも細かく分けてみるといくつもの作業があって、そういう諸々のことをすべて合計すると、今回製作するイスの完成までには、もしかすると100以上の作業があるかもしれない。
目の前にある図面に書かれている椅子の姿はとてもシンプルに思えてしまうのに。

そういうふうに段取りや準備をしっかりして作業に臨むのですが、実際に作業を進めていくと、なかなかうまく進まない部分もあったりして(特に曲線と直線の交わる部分や各々の接合部についてなど)、調整や修整をしながら作業をすることも多く出てきたりします。つねに頭を回転させながら、次の作業に支障がないようにすることをどこか俯瞰しながら目の前のことをクリアするために手を動かし、それを繰り返して椅子を作り上げていきます。

「椅子は大変だよ。」社長もみんなも私もそう言います。
女性や子供でも持てるくらい軽々していて、姿もコンパクトな形が多いものですから、物のボリュームから浮かぶイメージとコストのイメージがなかなか合致してもらえないことが多かったりして。
特に町のなかで販売されている椅子たちを見ていると、形と金額のバランスがとても微妙に映ります。
どのようなものでも作り出せることも物作りの魅力ですが、作るだけでは伝わりづらい大事な部分もみんなで伝えてゆけたらいいなと思っているのです。

でも、まずは無事完成を迎えることができてとホッとしております。

「キッチンの制作途中の様子を見させて頂けますか。」

2020.01.12

現場での打ち合わせに伺った時にFさんからそう言われておりまして、本日、工房まで見学に来てくださったのでした。

「おぉ~!」「きれい!」「すてき!」
ぐるりぐるりとキッチンのまわりを何度も回って、引き出しを出したり引いたり出したり引いたり・・。
とてもうれしそうなご様子に私達ももちろん笑顔になります。
物作りの魅力の一つに自分で作り上げる喜びと、その人に依頼する喜びとがあります。
家作りの時は、自分の希望が叶う、というよりも福原さんの形を見てみたい、という部分が大きかったから、いろいろお任せしていました。
そういうスタンスで仕事をすることが得意な人も不得意な人もいて、福原さんは柔軟だったかな。
私は自分だけで何かを作りだすって言うのがなかなか苦手で、その人から頂く要望という決まりごとの中で丸めたり延ばしたりしてきちんと要望に当てはめていく方法があっているかなあと思うのです。
依頼してくださる皆さんにとって自分で作り上げているという気持ちを強く感じてもらえるといいな、そういう思いもありますし。
だから、ここはもうイマイさんにお任せします、とかこれはイマイさんらしくてすてきです、って言われると、どこか俯瞰してへぇって思っちゃう。
って思っちゃうところがイマイさんらしいんですよ、とか言われたりすることもあって、そうなるともう何もかも一緒くたって思うけれど、そういう思い全てが自分を作っていて、その後ろ姿や横顔を見ていいって言ってくれるのですから、嘘のない思いや形を見せることがやっぱり大事なんだと、よく分からないまま、なるほどと一人相槌を打ちながらいつも気持ちが落ち着くのです。

今回、ワタナベ君が制作を担当するFさんのキッチンはなかなか珍しい形をしたアイランドキッチン。
実直な気持ちで取り組む彼が作る気持ちがそのまま形になったような四角いキッチン。
築何年だったかな。とても雰囲気のよい集合住宅をリノベーションしてできあがるご新居の真ん中あたりにこのキッチンは据えられる予定です。
みんなで囲んで料理ができるようにと考えた形は来月現場に届く予定です。

タモのダイニングテーブルとダイニングキャビネットを見に

2020.01.11

20200111002やっぱり目をキラキラさせてお話してくださるのはうれしいですよ。
昨年11月の終わりに納品させて頂いたHさんのところにご挨拶に伺ってきました。
「まだきちんと使えていないのですけれどね、これからここはこういうふうに使っていきたいのです。」って、置きたいもののメモを見せてくださって。
家具がはいって空間がにぎやかになって、でもそれはとても慎ましい姿で、そこにくらすHさんご家族皆さんでにこやかになるってやっぱりとてもうれしいですよ。

軌跡

2020.01.10

先月退職したカナイ君が使っていた制作ファイル。どっしり重く5冊分。
8年9か月でこんなにたくさんの家具やキッチンをここで作ってきたんだね、ありがとう!としみじみしてしまいますが。
スタッフの異動があってもご安心くださいね。どこで分割してる、どう収めたなど、もしこれから先に不具合があった時、お引越しで家具を移動される際など対応できるようにしています。ファイルを見てもわからない時には電話をしたりして。
離れてはいますが、実は見えない線で繋がっているのですよ。

iPhoneスタンドの加工

2020.01.08

iPhone4Sを持っていた頃、最初の「tetra」を作り始めたのがもう8年前で、今はいろいろな作家さんがいろいろな形で作られているので、今さらという感じではありますが、以前iPhone6ように作った「sofa」をiPhone11までが置けるような形に置ける部分をあらためて加工しました。
来月からのイベントに持ってゆけたらと考えております。
ただ、開口部を大きくしても美しくないので、丸みの余韻は残しつつ大きなサイズまで置けるような感じに。
コンセプトである、木のかたまりをくりぬく、音が全方向に広がる、という部分はそのまま残せましたので、もしよかったら聴きにいらしてくださいね。
イベントの詳細はもう少ししたらお知らせ致しますね。

仕事始め

2020.01.06

今日から仕事始め。
スタッフが一人減ってみんな木取り表の作成や塗装などの作業なので、静かな工房です。
できるかどうかはわからないけど、やってみたいこと・やらなきゃいけないことはいっぱいある。
今年のうちにやりきれるのかはわからないけど昨年よりは前進めるようにがんばっていきたいと思います。
みなさまよろしくお願いいたします。