古知屋恵子さんの個展へ。

2017.11.21

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<クレミル2017参加作家さんのご紹介>
茅ヶ崎市出身・在住の古知屋恵子さん。銅版画を学んだ後、木版画を中心に作品制作、手づくり絵本なども手掛ける作家さんです。
私達とはもう二十年くらいになるご縁で(笑)、「クレミル」と名付ける前の創作展の時から作品の展示・カレンダーとポストカードの出品をしてくださっていて、今年も販売させていただけることになりました。今年の新作ポストカードとカレンダーもすてきで、来年は戌年なのでワンちゃん登場の作品が多いですよ。
先日、相模大野クラフトアート市でレターラックのディスプレイに古知屋さんの作品を飾らせていただいていたのですが、
「これ、古知屋さんのですよね?」と数人の方に声をかけていただきました。
作品を通してお話しする機会ができたことがとてもうれしかったです。「クレミル」でもそんな出会いを楽しみにしています。
古知屋さんは今個展の真っ最中です。ご都合に合わせてぜひお出かけくださいね。
11月18日(土)~11月26日(日)JR東海道線茅ヶ崎駅 11時~18時 ギャラリー街路樹 12時・14時・16時から古知屋さんご自身が紙芝居の作品を披露してくださいます。
12月1日(金)~12月10日(日)東急田園都市線藤が丘駅 11時~17時 カフェギャラリーリンデン

初冬の集まり

2017.11.20

201711190011年に一度こうしてみんなに会えることに感謝。
今年は、茅ヶ崎で本格的に活動を始めたMA設計室の福原さんのだいぶ時間が経ってしまいましたが自宅兼アトリエのお披露目と私がキッチンとテーブルでありがたい賞を頂いたということのお祝いで、みんなで福原家に。
やっぱりみんな20年前と変わらなくて、こういう居場所があるのだなあと思えることがとても幸せなわけです。
いつものように福原さんとキョウコさんがキッチンに立って、優しい味のホクホクするご飯がとんとんと出てきておなかいっぱい。
こういう二人が立つキッチンを作らせてもらえたのはやはり幸せだねえ。

学んでいく

2017.11.18

その頃私は工房でお客様をお待ちしておりました。
午前中にいらして下さった、とても背の高いOさんが奥様とお子さんと一緒に食器棚のご相談にいらして下さいました。
メールでは、大まかなお話しかしておりませんでしたので、ここでいろいろ見て頂いて何ができるか、Oさんが何を求めているかを紐解いてゆこうという考えでした。
こんな形もできます、こういった方法もあります、そういうお話をしていくことで良い家具を作ることの理解を深めて頂きたいところですが、マンションに入居されるというOさん。マンション特有のできあがってみないと部屋の様子が分からない、と言う形なので見えない部分も多いのです。
そうなると家具を作ることも使うこともどこかぼんやりすることがあります。家に入る前に必要なものなのか、そうではないのか、私はそれをいま必要としているのか、否か・・。だんだんと頭がグルグルとさえしてきそうな問いかけ。
見えないならいっそ見えてから作るほうが良いわけでして、お引越しされてからきちんと自分の暮らしかたの一挙手一投足に気を配るように自分たちの動きをみつめてから家具を作りましょう、と言うことに。
慌ててお話を進めなければ新しい家で暮らすことができないものでは決してないですものね。
まずは、今日のお話で生まれた原案を作ってみますので、今しばらくお待ちくださいませ。

夕方からは、先週もいらして下さったTさんに再び足を運んでくださって、駆け足でキッチンの内容を確認していくことに。
Tさんのご新居、いろいろありましてお会いしてまだ1週間も経たないのに、かなり密な打ち合わせをする必要が出てきて、今日もご主人と奥様と顔をつきあわせて4時間いろいろとお話をしたのでした。
スタイリストさんとデザイナーさんと言うご夫婦で独特の感覚をお持ちですから、そのイメージをくみ取って、お互い思い描いている形を合わせていくのには、とても当たり前で可愛らしい方法。
写真のように、ここにある端材たち、サンプルたちを集めては積み木のように並べて、板の厚みの感じ、目地の感じなどをあれこれ考えていくのです。
こういう作業は物作りの原点かもね。
駆け足で決めなくてはいけないことばかりになりましたが、良い形になりそうで、とても楽しみなのです。
ちなみに、Tさんの室内のイメージは、「着物を着てどこか苦虫を噛み潰したような表情のおじいさまが奥から出てきそうな、昔懐かしい場所。」を実現したいのだそうです。
むずかしいね!

学びながら

2017.11.18

20171118002みなさんから頂く小さなふくらみのようなきっかけは、私たちの表現力を豊かにしてくれます。
今日もまた1台の食器棚を製作を担当したカナイ君がKさんのものに届けに行っていたのでした。
私たちの作る家具を、イマイさんらしいと言ってくださる方々が多いのですが、その芯は皆さんから頂いたこういう家具がほしいって気持ちから生まれた可能性だったりします。
自分たちだけではここまでの形は生まれなかったっていつもそう思いながら家具作りをしています。
予定よりも早く赤ちゃんが生まれそう、と言うことで、ここまでいろいろと相談して形を決めてきた奥様とはお会いできませんでしたが、大きなプレゼントがいっぺんにやってきたという感じでしょうか。
ありがとうございました。

イベント「クレミル」ワークショップについてお知らせです。

2017.11.18

私達の工房で毎年行う小さな展示会と工房開放の日「クレミル」。
ワークショップのお知らせにご応募いただきましてありがとうございました。
12月2日(土)・9日(土)シルバーリング作りは、Jardimさんが今回たくさん製作時間を設けてくださってので、まだご応募できますよ。写真のすてきなギフトラッピングもご用意くださっているそうです。ぜひこの機会にジュエリー作りを体験しに来ませんか。1回2人ずつ丁寧にご指導してくださいますので、中学生以上の年齢でしたら、初めてでもひとりで参加できるのではないかと思います。
12月4日(月)cocohanaflowerさんによる出張レッスン「しめ縄作り」は定員に達しましたので、締め切らせていただいております。ご応募ありがとうございました。
12月5日(火)おうちパン藤沢マミさんによる「ツリーパンを作ろう!」は、定員に達しましたが、まだ増員も可能ということですので、ご希望の方はぜひご相談ください。
12月3日(日)・10日(日)の工房開放は定員に足しましたので、締め切らせていただきたいと思います。ご応募いただきありがとうございました。
毎年参加募集をかける時、「もし誰からも申し込みがなかったら…」とドキドキするのですが(笑)、沢山声をかけていただいてとてもうれしいです!ありがとうございます!
皆様にお会いできる日を楽しみにしております!よろしくお願いいたします。

2017.11.13

20171113001私が埼京線に揺られて辿り着いた、南与野のUさんの長い長いリビングの採寸を背伸びしてプルプルしながら行なっている頃、ノガミ君たちは船の窓を構成するパーツを施工するための作業台を納品しておりました。この天板の上に防振用のゴムが貼られて、加工用の万力が届くころにその万力を固定する作業にお伺いして完成の予定。
気持ちの良い一日でした。

声をかけて頂く

2017.11.12

20171112001先週お邪魔させて頂いた目黒のIさんの間仕切り収納と机のある家具と本日お伺いした小金井のIさん。設計士でもある目黒のIさんに作らせて頂いた最初の家具を納品してからもう4年も経ち、小金井のIさんは家具設置当時の5年半前はまだ赤ちゃんだったお兄ちゃんがもう自転車に乗っていた。
その人の暮らしの節目でみんながこうして私たちを思い出してくれる、ということに感謝をせずにはいられない。
Iさんのところを出て、武蔵小金井駅に向かう道は陽射しも出て来て優しい晩秋の空気で、日に日に空が高く感じたからか、ふと上を見上げると透き通った半月が映りました。
ずっとそこにあってもある時にしか見えていないものがあるのです。
今はそういう時なのでしょうか。
女学生の賑やかにおしゃべりする様子や高尾の方へ向かうだろう年配の人たちで温まった車内から会社へとたどり着くと、いつものようにだんだん厚みを増してきたアイが「ニャア。」と迎えてくれた。
夕方に来てくださったTさんとの打ち合わせでは、いつものように私の隣に座って打ち合わせにも参加してくれた。
いつもの時間があるからこそ、感謝できることがよく分かるし、いつもの時間があることをこそ幸せなことです。

ミニキッチン&デスク作りワークショップ

2017.11.11

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今年のイベント「クレミル」での工房開放では「ミニキッチン&ミニデスク」を作れます。「どういうものが作れるのですか?気になります。」とお問い合わせをいただいていまして、お知らせが不足していまして申し訳ございません。
おままごと遊びがしたい子は「ミニキッチン」を、お絵かきやレゴブロックで遊びたい子は「ミニデスク」を作りましょう!
大きさは400×600×480(床から天板の高さは400㎜)です。写真は無塗装の状態ですが、アガチス材を使います。
インテリアを邪魔しないシンプルなもので、お子様の成長と共に使い方を変えていける形を考えました。
シンク部分の蓋はまな板としても使えそうです。使わない時は蓋をしてフラットになるのでデスクとして使えます。
上にランドセルを横向きにしておける大きさですし、下にはA4サイズの収納ケースが2つ置けます。
お子様が使わなくなったら、お母さんがパソコンしたり、お裁縫したり、ちょっとしたデスクになります。
せっかく材料を用意して時間をかけて作るのです。ずっと使ってゆける物を作りましょう。
デスクとして作る方は1日の作業時間で作れると思いますが、キッチンを作る方はガスのスイッチ・塗装・蛇口の製作がありますので、2週に渡って作るくらいの意気込みで参加していただいた方がよいと思います。そうお伝えしても「作りたいです!」と申し込みをいただいてありがとうございます。家族で作ったミニキッチンは思い出と共に特別なおもちゃになるはずです。一緒に頑張って作りましょう!
12月3日の木工教室は定員いっぱいになってしまいましたので締め切らせていただきました。
ミニデスクを希望の方は12月10日で受け付けています。ミニキッチンを希望の方は対策案を考えていますので、ご相談くださいね!
*工房の作業スペース・準備する材料の手配・対応できるスタッフに限りがありますので、今年からすべてのワークショップで事前予約とさせていただいております。定員に達し次第締め切りとさせていただきますが、11月20日まで募集は受付予定です。
皆様のご参加お待ちしております!

職場体験の日

2017.11.09

2017110900120171109002今日は職場体験の日。茅ヶ崎の中学校から女子生徒さんが二人いらして下さいました。
過去は男の子ばかりだったので、女の子の来社は初めてです。
「ものを作るのが好きなのです。手に職をつけたいと思っているのです。」と目をキラキラさせてお話するサッカー女子。
「デザインの仕事をしてみたいのです。」とはにかみながらお話する卓球女子。
今の中学二年生はしっかりしているんだなあ。

まずは私から家具を作っていることについて堅いお話をさせて頂きました。おじさん話が長くてゴメンね。
でも、どうしてもこの子たちが大きくなるころには、って思う心配があって。
どんどん物を作ることが簡単な世界になっていって、ピって押すといろんなものができあがっちゃう世界になっちゃったら、手を動かして物を作ることが大切なことじゃなくなっちゃったら、淋しいなあって。
それでも自分は何かを作り出すこと、生み出すことを生業にしていくんだっていう表現力やたくましさをこれからどんどん身に着けていってほしいって思います。
僕は、私は、作れるよ。だけではなく、僕が、私が、そのために作るよ。っていう力をどんどんつけていってほしいなあ。

と堅いお話をした後は実作業。

私たちが作る箱もの家具の基本である「芯組み」。きれいでかっこいい家具たちは地味な作業を繰り返して生まれるのですってまた堅いお話になりそうですが、当の本人たちは「あー楽しかった。」とあっけらかんとした面持ち。
よいね、若さだね。その力が未来を作るよ。
いつまでも可愛らしく、いつまでもはつらつと、いつまでもたくましくあれ。

12月4日はお正月のしめ縄づくりのイベント

2017.11.08

オリジナルのブーケやリースを製作されているcocohanaflowerさんがクレミルに参加してくださることになりました。
開いてくださるワークショップはドライフラワーを使った「お正月のしめ縄作り」です。
今までにない試みで今から楽しみなのです。

日時:12月4日(月)10:30~
費用:2500円
定員:6名の予定です。
場所:フリーハンドイマイ2Fショールームで開催

お申し込みは、こちらのフォームからお願い致します。
ドライフラワーしめ縄レッスンお申込み

大きなキッチン背面収納を設置してきました。

2017.11.08

本日は、内田雄介さん設計のTさんの現場です。
Tさんのところには、キッチンと背面収納と本棚と玄関収納とテレビボードをご依頼頂いていて並行して製作を進めているのですが、作業場がかなりいっぱいになってきてしまいまして、まずは、塗り壁の仕上がりと関わっているキッチンの背面収納と玄関収納と本棚を先に納品させて頂くと言う形で、今日はキッチンの背面収納を設置してきました。
壁ができあがり次第、玄関、本棚とあらためて作業に入らせて頂く予定です。
いつもながら市丸さんが施工する現場はきれいで作業がはかどり、うれしくなります。
ものを作っていくっていうのはその過程も大事ですが、それに取り組む心掛けがきっと一番大事。
その作業に取り掛かる前にその場所をきれいにしておくことで、そのあとの作業がきっとうまく進んでゆくのです。
その都度掃除するのたいへんだなって思ってしまうことがあっても、きれいにしておけば家具に傷がつきづらくなるし、つまづいたり、滑ったりすることも無くなる。作業をいったん止めることで気持ちも落ち着いて振り返ることもできます。そういうのってやはり体や気持ちで覚えていくもので、うちでいうとカナイ君がそういう部分にかなりストイックで、みんなもそれに倣ってきれいにしてくれて心地良い。
工房を見ていく皆さんが「きれいな作業場ですね。」ってみんな言ってくださいます。
自分が作業している時もなるべく掃除はしていたと思うけれど、なかなか全員には浸透しなかったなあ・・。

ミニキッチン

2017.11.07

20171107002201711070032017110700420171107005「クレミル」での恒例の日曜日工房開放(12/3と12/10です!)で
今年は、チビッ子たちのための「ミニキッチンorミニデスク」を作るワークショップを開きます。(事前予約制)
週末に「どういうものを作るのですか?気になります。」と問い合わせをいただきまして、そうですよね、お知らせが遅くなってすみません。
おままごと遊びをしたい子は「木のキッチン」を、お絵かきやレゴブロック・トミカで遊びたい子は「ワークデスク」(シンクや蛇口、スイッチがないシンプルなかたち)を作りましょう。
インテリアを邪魔しないとてもシンプルなもので、お子様の成長と共に使い方を変えていける形を考えました。
おもちゃとして使わなくなったら、ランドセルも載せられますし、収納ラックとして使えます。今試作でカイ君に作ってもらっているのですが、キッチンのガスのスイッチ・蛇口などの細工まで作る工程を入れると1日の作業では作り終えるのは難しいかもしれません・・。
シンクや蛇口などをつけないシンプルなデスクを作られるかたは1日間で、蛇口もコンロのスイッチも全部作るキッチンにされたいかたは2週に渡って作る感じが良いかなぁと思っております。どこまでを1日で作れるかをなるべく効率よく作業できる工夫を当日までに考えておきます。

このような形のお知らせになってしまい申し訳ないのですが、興味のある方は是非お申し込みくださいね。
また追ってお知らせしていきます!
よろしくお願い致します!

*工房作業スペース、準備する材料の手配、対応できるスタッフに限りがありますので、今年から事前予約制とさせていただきます。定員に達し次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。
*教室参加費が1,000円で、材料費がミニキッチンで6,000円、ミニデスクなら5,500円となります。

相模大野アートクラフト市を終えて

2017.11.05

今日は、2年ぶりに相模大野アートクラフト市に出店しておりました。
2年前にも訪ねてくださっていたおじいさんや、これからキッチンを作らせて頂くお客様、海老名のマーケットに出店していた頃から私たちを知っていらしたお客様、インスタグラムを見ていてくれたご家族、前回のここでも木の食器を買ってくださったご家族。
「へぇ。」「ふーん。」「きれいな仕上がりね。」「ツルツルしていて気持ち良いね。」「ほかにはないデザインね。」というお言葉もあれば、「高いなあ。」「あまり実用的ではないかも。」というお言葉も。
普段聴くことができない生の声を、その人とお話しすることで知ることができる大事な時間で、私たちがどんな仕事をしているのかを知らないみなさんに知ってもらう良い時間なのです。

新鮮な気持ちを頂いて、また新しい活力になっていくのが分かります。
いつもこのようなイベントの段取りをしてくれているアキコには大変助かっております。
店頭でも、私のような大男が一人でぬぼぅと立っていては、みんななかなかそばに来てくれませんが、彼女が隣にいることで空気が和らぐ。
こうしてみんなでふんわりした空気で時間が過ぎてゆく。

寒い一日でありましたが良い時間でした。

相模大野アートクラフト市に出店します。

2017.11.02

20171102002今週の日曜日の5日に開かれる「相模大野アートクラフト市」に久しぶりに出店致します。
アキコと二人でお店に立っておりますので、大きな男女が、駅の改札口を出て相模大野モアーズのほうに向かう角あたりに立っていたらそれは私たちです。
今回もいつものように、大きな家具作りの合間にみんなで作りましたキッチンや食卓で使える木のシンプルなお皿などを、メインに並べて行く予定です。
そんな二人を見ましたら気軽にお声掛け下さいませ。

(上の写真はちょっと変わった使いかたで、グラタン皿の下敷きに。)

相模大野アートクラフト市
http://sagamiono-artfesta.com/

木目の印象

2017.11.02

20171102004Oさんからご依頼頂いているリビングの家具がおおよそ完成。
今回は、珍しい木柄で作っているのが特長。
揺らぐようなナラの柾目の印象を出すために、突板屋さんといろいろ相談して、柾目だけだといくつかのロットを混ぜてもそれほど違いは出しにくいということで、2種類の追い柾に近い木目を使って、部分的にタケノコを半割りにしたりして、揺らぐような表情豊かな柄に仕上げました。
一般的に突板と言うと、うすくなった木と言うイメージになりがちですが、張り方、見せ方によっては無垢材では難しい表現も可能な素材。
幾何学的に並べたり、そのままの成り立ちを表現したり。
そこにおもしろさがあるのですね。

続いて、ようやくオヌマさんから仕上がってきた鉄のフレームに合わせて、デスクを製作の予定。
Oさん、お待たせして申し訳ございません。
もうしばらくお待ち頂ければ幸いです。

頑張ります。

はかり売りのお店作りのお手伝い

2017.11.01

その頃私はお客様が来るのを待っておりました。
シキナミさんとLPACKさんが立ち上げるお店のお手伝いをさせて頂くといことで、3人がこちらにいらして下さるのです。
「いよいよという意気込みは大きく持ってきましたが、まだイメージだけです。今日は自分たちがお施主さんの気分でやってきました。(笑)」という3人といろいろとお話して、とても魅力的なお店になりそうなお話をガヤガヤとしておりました。
日用品が量り売りしてくれるお店作りのスタートです。
お店のメインとなる厨房部分を私たちにお任せ頂けることに。
人の笑い声や息づかいがいつもそこにあって、誰もがそのまま歩くようなスタンスで入ってくる、そよ風がいつも通り抜けているようなお店。
そのようなお店になるといいなあ。

タモの食器棚

2017.11.01

今日はここからほど近い立場のSさんのところに食器棚の納品でした。
ワタナベ君が初めてほぼ最初から最後までを担当した家具。
私たちの工房では分業にしないで1人1台の家具を作っています。
もちろんその技術や知識を身につけるまでは、パートごとの作業を繰り返し覚えていくのですが、最後にはそのパートパートをつなぎ合わせて、ひとつの家具作りの流れをつかんでいく。
「もちろん大変なこともありますが、とても楽しいです。」先日ワタナベ君はこう言っていました。
物を作るって楽しいよね。
自分の頭の中で組み立ててあるイメージを実際に手を動かしていくことで、形ができあがっていく。木を削っていると、この木はこんな堅さなのか、この金物はこういう動きをするのか、という発見から、その動きを抑えるにはこういう工夫をしていくんだって、言う展開と発展、そして身についていく。
楽しい流れです。
でも、ただただ作るだけではね、その人から信頼されているから作れるんです。
それが大事なこと。
作らせてもらえることはありがたいことです。

そうして、設置は完了。今回はSさんご自身で塗装を行なうために1枚だけ扉を塗ってみてその方法をお伝えします。
その方法をお伝えするのはノガミ君。お伝えする楽しさもまた、Sさんから頂いていること。
家具作りに参加してもらえることもありがたいことです。
いろいろな形で皆さんと私たちはこうしてつながっていくのです。

Sさん、頑張ってくださいね。
完成を楽しみにしています。
そして、クレミルでも楽しんで物作りしましょうね。
お待ちしております。

クルミとステンレスバイブレーションのキッチンと背面食器収納

2017.10.31

もうキッチンを設置してから1年ちょっと経つのですね。
埼玉から鵠沼に住まいを移したYさんは設計士さん。お仕事をしながらご自宅を設計して、埼玉からこの湘南にたびたび通っては、ようやく昨年に自宅が完成したのでした。
最初は奥様からご相談頂いていたので、このショールームにいらっしゃった時はとても口数少なく、どんなお仕事をされているのかが分かりづらい(笑)印象でしたが、お話を進めていくうちに設計さんと言うよりは職人さんのような立ち位置でいろいろとキッチンのお話を進めていったのでした。
そして、その感慨深い形ができあがって納品したのが昨年の夏。
「覚悟はしていましたが、湘南の湿度は予想以上です。」と汗をかきながらニコニコされていたのが懐かしい。
そのYさんからこの夏に相談されていたのがダイニングテーブル。でも私たちが作るのではなく、Yさんが自分で作るのです。
みんなが作業していない日曜日に1日中、腰をかがめてプレーナーを掛けて、ヤスリを掛けて、大きなタモの天板を仕上げていました。
そして、本日その荷揚げだったのです。
とにかく大きな天板でしたので、コバヤシ君とノガミ君と3人で伺い、Yさんも交じって4人がかりでエイやっと無事荷揚げ完了。
あとは大工さんに道具を借りて脚を仕上げるのだそうです。
「今日、加工しに行ってもいいかな。」と奥様に相談。
Yさんの穏やかな笑顔は家作りを楽しんでいるんだなあと思いながら、帰ってまいりました。
また、天板ひっくり返す時にお邪魔しますね。
その時にピカピカのテーブルとよい色になったキッチンの様子を再び拝見させてください。

明日も物作りを楽しんでいる3人が東からやってきます。
楽しみです。

そのほかのクルミのキッチンたちの様子もこちらからご覧になれます。
クルミを使ったキッチンたち

雨の鎌倉でランチとシュトーレン

2017.10.29

20171029001年末のイベント「クレミル」に向けて、鎌倉由比ガ浜のマザーズカフェさんで打ち合わせ。
今年も日曜日のランチを担当して頂くのです。
そして、念願のウスダさんのシュトーレン!
「シュトーレンの件はもう少しお返事をお待ちください。自分の納得のいくものができるかどうか。」と以前お話しされていたのです。
今日、「ふたつのものを食べ比べてみてくれる?」と言われ、試食させていただきました。
どちらもとても魅力的な味で、食べているとドキドキしてしまいます。ああ、おいしい。外は台風で大雨ですが、もう気分はクリスマス。
今年出品していただくことになりました!みんなにもドキドキしてもらいたいなあ。
食べるものを作り出すのも、道具を作り出すのも生まれる喜びは、とても興味深くて何よりも楽しみ。

今年のクレミルに向けて

2017.10.26

あと1か月ほどで、クレミルの季節になりますね。
詳細は11月に入ったらお知らせしようと思うのですが、今年は12月2日(土)~10日(日)で開催する予定です。
そのうちの数日間でいくつかのワークショップを開く予定です。
まずは例年通り、工房を開放して、大人も子供もみんなで作る木工教室。今年は端材を使った木のお皿だけではなく、ライトやお子さんと作る小さなデスクなども考えておりますのでお楽しみに。
そして、もう一つの楽しみとして、jardimさんのシルバーリングを作るワークショップも開催します。
素材をカットして、ロウ付けして、ハンマーで打ってオリジナルの形を作る。
その場で自分で指輪が作れちゃうなんてすばらしいじゃないですか。
ビバ、ものづくり!
今日はその一つずつの工程や作業時間、どんな加工ができるかなどを、jardimの石井さんが工具を持って説明に来てくれました。
ありがとうございます。
私はいつか木とシルバーを組み合わせたリングを作ろうと考えているところです。
フフフ、今から楽しみなのです。

ウェブサイト更新

2017.10.25

節アリナラ材とステンレスヘアライントップのキッチンご実家の2階を改装して、ナラの節アリ材を使ってキッチンと食器棚を作らせて頂いたFさんの記事と、

クルミとブラックウォールナットを使ったリビングボード懐かしい匂いのするマンションを改装して、そこに住むご家族のようにリズムのある空間が生まれたMさんの記事と、

コーリアンラバロックの天板とクルミ無垢材ランダム張り仕上げのキッチンいつもお仕事でお世話になっている設計士さんの自邸のリノベーションでスマートな表情とは違った横顔が見えたOさんの記事の3つのお話を掲載しました。
もし、よろしければご覧になってください。

ダイニングテーブルの納品

2017.10.24

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「納品ありがとうございました。」というメールと共にIさんが先日納品したテーブルの組み立て中の写真、イスと照明と合わせた写真を送ってくださいました。
担当したコバヤシ君に伝えると「気づきませんでした。」と言っていましたが、それだけ集中していたっていうことかな。
喜んでいただいてよかったね。頼もしいです。
Iさん、わざわざありがとうございます。そのお気持ちがありがたいです。
ローズカラーのセブンチェアと、Iさんが形を考えられたチェリー材のデザインテーブルの組み合わせ、すてきですね。

お祝い

2017.10.21

20171021002先日、オーダーキッチングランプリでグランプリを頂いたお祝いと言うことで、お施主さんのMさんご夫婦が素敵な席をご用意してくださいました。
旅行好きでお酒好きなお二人の作る料理はなんというか温かくて、なんというかピッタリな味で、大変楽しい席でした。
このMさんの家を設計されたMさんの同級生でもあるハイランドデザインの高橋さんご家族ともいろんな話ができて、また一つ楽しみが増えました。
ああ、だいどころよ。
とてもとてもうれしい時間でした。

アメリカンチェリーのダイニングテーブル

2017.10.20

20171020002設計のお仕事をされているIさんから依頼されていたアメリカンチェリーのダイニングテーブル、本日納品でした。
この量感はなかなか写真では伝わりにくいです。
どっしりと優しい印象と言うのでしょうか。
こまめにオイルをすり込んで1、2年経った先の表情がどのように豊かになっているか今から楽しみです。