【クレミル】手づくり文具雑貨工房さん

2016.11.18

20161119002町田にある「手づくり文具雑貨工房」さんのリングノートや一筆箋などをオリジナルデザインやデザイナーさんのオーダーで作っていらっしゃる工房さんです。クレミル当日もちょっと変わったモチーフやデザインのステーショナリーが並ぶ予定です。
・ミニメモ帳 200円~350円
・一筆箋 450円

ウェブサイト更新

2016.11.17

オークを鉄染めを施したお仏壇を設置するための家具ご病気で亡くなってしまったお嬢様のために作らせて頂いた家具と、念願だった食器棚を作らせて頂いた茨城のKさんの記事と、

ステンレスバイブレーションとオークを使ったアイランドキッチンまるでステージのようなどこかで見たあの大きなキッチンを作らせて頂いた国立のOさんの記事と、

プルーヴェの家具の印象をイメージしたアイアンとオークのラウンドテーブルプルーヴェの形に憧れて作らせて頂いたテーブルと寝室の静かな家具を作らせて頂いた新宿のSさんの記事の3つの製作例を掲載致しました。

もしよろしければご覧になってください。

プロトタイプが完成

2016.11.16

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本日ガラスが届いてようやくラウンドテーブルのプロトタイプが完成しました。とても美しい形になりました。
カナイ君もうれしそう。それはうれしいよね。この形すごいものね。
ガラス越しに脚の構造が見える姿もまた美しいし、足元に居るアイ(猫です。)だってはっきり映っちゃう。
こうしてガラスを載せてみて初めて分かりましたが、このくらいのガラスの厚みでは、ラウンドエッジの魅力が伝わりにくいかな。こういう部分って実物を見てみないと分からない部分で、難しいね。
「アイ(猫です。)、ガラスに乗ってケガしないでね。」

このプロトタイプから得たものをより洗練させた形でただいまカナイ君がブナを使って製作中。
Aさん、しばらくお待ちくださいませ。

クレミルの時にはこのテーブルも皆さんに使ってもらおうと思っています。
みんなで好きなテーブルと好きな椅子に座って、ご飯食べたり、お茶飲んだりするんです。楽しいね。

古知屋恵子さんの個展のお知らせ

2016.11.16

「手紙に願いを」

茅ヶ崎駅南口から13分ほど歩いたところに移転したギャラリー街路樹(茅ヶ崎市中海岸2-5-5-110号室)で今年も古知屋恵子さんの版画と水彩画の個展が開かれます。
いつも冬の始まりを温かくしてくれる作品ばかり。
紙芝居「ふたりのカノン」のお話を今年も披露してくださいます。(12時、14時、16時)
私たちも19日にお邪魔したいと思っております。

そのあと、ポストカードと2017年のカレンダーを少し預からせて頂いて、【クレミル】でも販売致します。

クスッと笑って、ニヤリと微笑む、作品たち。
見にいらして下さいね。

例えば何ができるかな

2016.11.14

9年前にご自宅の家具を作らせて頂いたTさんのお宅にお邪魔してきました。
Tさんは、先日ブラックウォールナットの家具を納品させて頂いた取引先の社長さんです。そのご自宅の家具を作らせて頂いて、9年が経ちます。
食器棚もソファテーブルも以前のままきれいに使われておりました。(ダイニングテーブルだけはお子さんがここで勉強していた、ということもあってだいぶ使い込まれていて、今度メンテナンスが必要かな。)
あの時、家具を納品させて頂いた時にあった年長のお子さんたちは、今は高校受験に向けて頑張っている。その子たちになぜか泣かされてしまったハルカも今はもう6年生。
「時間が経つのは早いね。」「早いね。」そんなことを言いながら、煮込み料理はよくやるんですよ、という社長自ら作ってくださったビーフシチューをお昼にご馳走になって、懐かしいお話に花が咲いたのでした。
次はその受験勉強を頑張っているお兄ちゃんの部屋に小さな本棚を作らせて頂く予定です。
その棚にきちんといろんなものをしまって、勉強に専念できるように机を片付けるのです。

こうしてもの作りを通して、いろいろな人の人生の過程に立ち会ってゆくことができるのはとてもうれしいことです。

その物作りの楽しさを分かってもらうのに、ワークショップででどんなことができるかな。
会社に戻ってあれこれ思いを巡らせます。
シンプルなものでしたら、板の周りを削ってお皿にすると言う加工。ちょっと大きな材も確かあったと思うので、それをうまくくり貫いてスマートフォンスタンドにするのも良いかもしれない。
木のかたまりを見つめていると、いろんなものが見えてくる。
以前、高校の時に受験のために1ヶ月だけ素描の短期講習に通ったことがありました。
その時に先生が言っていたことはよく見ること。
本当によく見ていると、白い塑像のそこかしこに線が見えてくるのです。その線をキャンバスに描き込んでいくと、形ができる。形の一番奥が一番暗いわけではないって、ここで知ったのです。
よく見るといろんなものが見えてくる。

【クレミル】picnicさん

2016.11.14

20161114002picnicさんは空をモチーフにした繊細で優しく、私にとってはどこか懐かしい印象のイラストを描くひとです。
とっておきの1冊、とっておきの1台、とっておきの1枚にと、温かな気持ちのこもった作品は寝、それを持つ人の気持ちももちろん温かくします。
写真だと分かりにくいですが、実物を見るともっともっと丁寧にいろいろな動きが描かれているのです。
そんなpicnicさんの気持ちがここに書かれていますので、もし良かったらこちらを読んで、当日picnicさんに会いにいらして下さい。
http://www.brother.co.jp/product/printer/sp/magazine/kiji68.html

picnicさんは、3日(土)に会場にいらっしゃる予定です。
11日(日)もいらっしゃいますが、11日はご自身も木工のワークショップに参加されるということで、もっと気軽にお話しできるかも。

・ブックカバー:800円
・ポケットTシャツ:3,500円

色濃くなったチェリーのカップボード

2016.11.13

約2年前にチェリーでカップボードを作らせて頂いたIさん。納品後まもなく、Yさんと名前が変わり、家族も増えて、近々新しい住まいに変わるのだそうです。
うーん、家具屋ってその人の時間のいろいろな節目に立ち会わせてもらっているのだなあと、あらためて感慨深く思うのです。

まったく違うお話ですが、先日地下鉄に乗っていて、「この電車はワンマンです。」というアナウンスを聞いて、この運転手さんはとても大事な責任を負って仕事をしているんだよね。とあらためて思ったのです。
私たちは普通に目的地まで電車に乗って降りる。それだけのことかもしれませんが、その何十人、何百人がこの速いスピードで動く乗り物に乗っていて、それを1人で運転している。大きな責任を担ってその仕事を行なっている。すごいことです。

家具を作っているんだよっていうこと、作ることに慣れてしまうこともあります。
でも、ここで作っているものはただの家具ではなくて、うーん、何と言うか、その人の暮らしできちんと使われている家具なのです。
家具を作るだけではなく、作った家具でその人の暮らしを支えている、というその奥のことを考えると、私たちも大きな責任をもってこの仕事に取り組まなければいけない、とあらためて思ったのです。
その人がその家具を使っていて毎日が気持ちよく過ごせて、きちんとその日を暮らして、きちんと次の日を迎えることができるために私たちは家具を作るのです。

「このチェリー良い感じで焼けてきましたね。」
「はい、9月にもオイルを塗りましたので。」と言うご主人の顔がどこか誇らしげ。奥様は隣でにこやかに見守る。温かい土曜日でした。

吉祥庵の和菓子

2016.11.12

倉見駅から歩いて1分の所(私たちの工房に向かうのとは反対になりますが、すぐです。)にある吉祥庵さん。
お気に入りの和菓子屋さんで、個人的に、ここのどら焼きがNO.1です。ドラえもんにも食べさせてあげたいくらい(笑)。
お菓子選びに悩んでいると女将さんが色々な和菓子のお話をしてくださいます。
和菓子作りについてとても興味深く、私たちと同じ「ものづくり」という点からも魅力的なお話ばかりで「へ~、すごい。」と感服してしまい、ついつい手に取ってしまいますが、とてもリーズナブルなのです。
倉見に遊びに来た際にはぜひ足を運んでみてくださいね。
写真は、今の季節限定の「柚子餅」。口・鼻いっぱい柚子の香りが広がって、白あんの甘みと道明寺粉のお餅の食感を楽しめました。
秋を四感で楽しむお茶の時間が過ごせました。ごちそうさまでした。

精製

2016.11.11

精製と言う言葉が正しいかどうか分かりませんが、これはおが屑です。
丸々と太い幹は、その過程で板に切り分けられていきます。
板になった木は乾き、ねじれ、安定しようとします。時には、切ろうとするとしぶきが上がる木だってある。木はたくさん水を蓄えるのです。
その木が切られてよじれて安定した姿はもう真っ直ぐではありません。
家具はその板を使って作られるのです。
半ば安定した材を頂いて、私たちはそれをさらに平らな状態へと加工していくのです。
丸太だった板から製材される板はいったいどのくらいになってしまうのか。それほど多くは残らないです。
おが屑もさっきまでは木でした。
そういう過程を経て木がはじめて板になっていくのです。
ものを作る能力を授かった人間は、自分たちの暮らしをより良いものにしたいという気持ちで作ることを始めたのですが、作ったその先を見ながら歩いていかないといけないね。
私たちは作った責任があるのですから。

【クレミル】sora the magic hourさん

2016.11.10

20161110001かわいい仕草の一瞬をとらえたネコのモチーフやほかではあまり見ない動物や植物たちをモチーフにした作人を多く手掛けるsora the magic hourさん。
ホッとする温かみのある作品たちが3日に届きます。
soraさんは、3日にここにいらして下さる予定です。

上)ホッキョクグマネックレス「Polar bear」:¥8,640
下)ガーベラのネックレス(シルバー):¥8,640

【クレミル】うさぎパンさんのシュトーレン

2016.11.09

毎年大人気なのが、このうさぎパンさんのシュトーレン。(900円(今年値上がりしなければ!))
うさぎパンさんのシュトーレンの特長である小笠原ラム酒に漬け込んだドライフルーツがぎっしりずっしりと入って、生地もしっかりした味なので、ひときれ頂くだけでも大満足。
クリスマスに掛けて少しずつ頂いていくお菓子ですが、我が家はいつも一切れずつでは足りなくてクリスマス前までに食べちゃうくらい・・。
3日(土)の朝から2階に並びますので、どうぞ手に取ってみてください。(試食もご用意致します。)

ステンレストップのタモを使った食器棚

2016.11.08

実は先日の文化の日に素晴らしき先輩である福原正芳氏の奥様が勤めていらっしゃるマキさんのお店のイベントに出掛けてきたのです。
すっかりマキさんの糸と布に魅了されたアキコと私はちびっ子二人をお庭に待たせて、いろんな作品を見させて頂いていたのです。
その時、
「イマイさん!」と男の人の声。
「おやっ。」と振り向くと、Oさん。
今日食器棚を取り付けてきた大和に住むOさんと海老名に住む私は、先日、武蔵五日市で出会ったのでした。
うーん、素晴らしき偶然。

「あの素敵なお店にイマイさんもいらっしゃっているなんて、やはり気持ちが近いのですね。依頼して良かったな、と本当に思っております。」
と、本日無事に家具を納品して、とてもうれしいお言葉を頂いたのです。
(実は、電気配線がうまく壁の中を通らなくて、これは無理か・・と、この寒いのに、冷や汗をかいていたのですが、カナイ君は壁の穴からiPhoneを差し込んでパチリと撮影。「社長、行けますよ!」「おぉ。」ということで、時間はかかってしまいましたが、無事に設置できたのです。)

次は、テレビボードです。
クリスマスまでにお届けする約束なのです。
頑張ります。

マザーズカフェさんへ

2016.11.07

Mさんのところを出るともうすぐお昼ご飯。次は15時に二宮に着ければよいので、お昼は、打ち合わせを兼ねてマザーズカフェさんに。
「ドッグランを設けたら、ワンちゃんを連れた皆さんが良く立ちよってくださるようになって。うちのネロも遊び相手ができて、良い形になりました。」とご主人。
たしかにこのあたりは、海はすぐそばでもドッグランは珍しいですものね。

そして、奥様の手が少し落ち着いたところで、さっそくクレミルの打ち合わせ。
すみません、お忙しいお昼時に来ちゃって。(笑)
今回は、4日(日)と11日(日)の2日間にマザーズカフェさんのランチが食べられるのですが、2日間で違ったカレーを作って頂こう、ということになりました。
1つは本日頂いたひよこ豆とひき肉のカレー。ちょっとスパイシーなタンドリーチキンといろんな野菜のピクルスが添えられて、良いボリュームで、それほど辛さはないのでチビッ子でもたっぷり食べられそう。
そのあとに特性の自家製ジンジャーエールを頂いたのですが、これが素晴らしくスパイシーで美味しくて、どうしよう。クレミルの時にみんなにも出そうかな・・、でも寒いかな・・。
それから、3日土曜日限定のチャーム作りのワークショップも行なうことになりましたし、(また詳細はのちほど)いろいろ楽しく迷っております。

こんにちは、Mさん。

2016.11.07

20161107002201611070032016110700520161107001お引越しされて2週間ほど経ち、少し落ち着いてきたところで、キッチンの使い方のご説明とスライドレールのちょっとした不具合を確認しにお伺いしてきました。
底抜けに明るいご主人と奥様のお話は、まるで舞台を見ているよう。
楽居さんの作ったこの空間がより舞台のような印象に見せてくれます。
「人の手でできているっていうことがとても良く分かる家作りでした。だから、とてもうれしくて、楽しい暮らしです。」
そうそう、みんな人の手でできあがったんだよね。
うれしい言葉。

あれこれ相談ランチ

2016.11.06

久しぶりに家族そろって食卓に座ってお昼ご飯を食べる。
何気ないことかもしれませんが、うれしい時間。好きなものから先に食べてしまうチアキと、好きなものは最後までとっておくハルカ。
そんな姿を見ながら、ピリッとした大根おろしをつまみながら、クレミルのランチをどうしようかと、アキコと考える。
せっかくマザーズカフェさんのご飯を食べられるなら、4日、11日の日曜日のランチだけではなく、クラフト作家さんが集まる3日、10日の土曜日にも無理のない範囲で何か作って頂きたいな。
スープが良いかな。子供も楽しめるあったかいスープ。それと、うさぎパンさんやシュシュさんのパンを召し上がってもらえたら、素敵だなあ。
そんな日曜のお昼です。

アメリカンチェリーのL型のキッチンと背面収納

2016.10.29

201610290012016102900320161029002しばらく前に、大変な搬入の末に設置工事が完了した由比ヶ浜のYさんのご新居がほぼ完成したということで、キッチンの使い方のご説明とご挨拶に伺ってきました。
Yさんは調布で設計のお仕事をされている方で、この先はこの由比ガ浜も自宅件、アトリエとして活動の幅を広げたいとのことで、私もこの先どんなお付き合いができるか楽しみです。
鎌倉では、カフェのオーナーさんや現代美術作家さんなどいろいろな方のキッチンや家具を作らせて頂きました。
そのようにすてきな縁がある場所だから、この先どんな輪ができるのだろう。
Yさんに聞くと、ここ最近は鎌倉やこの湘南地域がとても賑やかに動き出しているように見えるのだそうです。
設計事務所さんも数多く、「これはライバルが多い。」とは思わずに「同じ仕事なら一つのコミュニティの中でみんなで情報交換ができたら良いな。」とのこと。
Yさんの人柄の魅力も手伝って、これからこのあたりがとても楽しい場所になるかもしれません。
「でも、引越しや仕事の機能は、徐々にゆっくりとこちらに移していこうと思っています。」と朗らかに響く声で楽しそうにそうおっしゃいました。
楽しそうです。楽しみです。

そう、偶然にもYさんのキッチンの壁に貼られていたタイルは、昨日お伺いしたIさんのキッチンに使われていたのと同じ平田タイルのオールドフランセでした。(Iさん教えてくださいましてありがとうございました。)
とても良い色でキッチンの印象が整いました。

またそう遠くないうちにお邪魔させて頂きたいと思います。
楽しみにしております。

ご挨拶とメンテナンス

2016.10.28

20161028001201610280032年前にキッチンと背面の食器棚、そして洗面台を作らせて頂いた大塚のIさん。私たちの製作例の「アトリエで暮らすような」でご紹介しているIさんです。
早くももう2年が経ちましたね。
今年の初めに年賀状をお送りしましたら、すぐにお返事をくださって、ハンドルのネジがすぐに緩んでしまうこと、引き出しが奥のほうまで開かなくなってしまったこと、をご連絡頂いていたのでした。
「急いでませんので、お時間のある時に。」とご連絡頂いて、Iさんが忙しいこともあって、(お仕事しながら4人のお子さんを育てているパワフルなママです。)、ようやく本日お会いすることができたのでした。
実はIさん、魅力的に室内のコーディネートや住宅のプロデュースを手掛けるお仕事をされていて、お仕事の様子も詳しくお聞きしたかったので楽しみにしていたのです。
「こうして使っている様子をあらためて写真に撮らせて頂いてもよろしいですか。」
「えっ、全然片付いていないのにいいのですか。ちょっと待って下さいね、少しだけでも片付けますので。」
「いいのです。こういうふうに使っているっていうことがそのほうがよく分かります。それからもし良かったら、Iさんも一緒に入ってもらえるとうれしいなあ。」
「はい、いいですよ。でも、使い込まれたキッチン以上に使い込まれた私が入っちゃっていいのかな。」
と、相変わらずおきれいなIさんですが、そう言って苦笑いされました。(笑)
今はお子さんたちが盛大にキッチンの周りで賑やかにやってくれるので、なかなかきれいな場所を保つのが大変なのですが、Iさんの佇まい同様に、どこか凛とした物静かな空間を作ってくださいます。
そういう方が私たちを選んでくださったというのはとてもうれしい。
またどこかで今度は一緒にお仕事ができたらうれしいなあ、と思いながら冷たい雨の降るなかホクホクした気持ちで帰ってきたのでした。

株式会社プラタナス商会
伊藤けいわ さん
http://platanuscorp.com/
https://www.facebook.com/platanuscorp/

と、そうそう、引き出しとネジの件ですが、今回Iさんのキッチンはゴミ箱をシンクの下に収納するプランにしていたのですが、毎日の開け閉めでネジが徐々に緩んできてしまうのだそうです。そこで少し長めのビスに交換して、ある程度ネジを固着させることにしました。
引き出しが奥まで開かないことについてですが、このスガツネ工業のスライドレール、なかなかリーズナブルで使いやすいのですが、時々引き出しを置くまで引っ張り出して全開させてあげないと、レールの動きが奥の方で少し固くなっちゃうのです。
そこで家具を使い始めてから数か月したら一度引き出しを全開させてあげると硬くなりかけていたレールが滑らかに動きます。
一度全開させちゃえばあとはもうスルスルと動きます。
と、文章だと伝わりにくいのですが、もし使っていて引き出しが奥まで開かないな、ということがありましたら、方法をお伝えしに行きますので、皆さんいつでも気軽にご連絡下さい。

脚部が完成。

2016.10.27

20161027002寸法を決めることが難しい傾斜した部材たちもひとまず固定できました。
この試作を生かして、11月からAさんにこのテーブルと、さらに先日やはり試作した角度が変わる椅子たちの製作が始まります。
悩んだり、あきらめかけたり、何度もいろんなところから見つめ直して、ようやくここまで辿り着きました。
新しい形ってそんなに簡単には生まれないのです。
ここで感覚と値が次の製作にいかされてさらにもっと美しいかたちになっていくのです。
楽しみです。

ブラックウォールナットのデスクとワードローブ

2016.10.25

2016102500120161025003今日は、いつも材料の仕入れでお世話になっている会社の社長さんから直々の依頼で、その社長室の机とワードローブを作らせて頂き、納品してきたのです。
数多くの木工屋さん、家具屋さんがいる中で私たちに声を掛けてくださったことをとてもうれしく思っているのです。
実際何が決め手なのかな・・。聞いたことはないけれど、素直にうれしいのです。
帰りの車の中。
今日は、本当は製作を担当したノガミ君と来ようと思ったのですが、彼の仕事が立て込んでいて、代わりにカイ君と取付に来たのですが、先日ふと思ったことを話してみました。
「なんて言うか、カイ君にしてもナカガワ君にしても、技術校で勉強して、それからうちに来てと含めると、1年半ほどだけれど、1年半前までは家具を買う側だったわけだよね。作る側、ましてやそれをほかの人に提供する側になるなんて思っていなかったのだよね。何て言うかそれって、とてもうれしいことで、すごいことだよね、なんて言ったらいいかな・・。
昔、自分が二輪の免許を取ろうと思った時に、免許さえ取れれば運転がとてもうまくなれるんじゃないかって思っていたんだよね。でもそれは、自分の努力次第で、免許を取ってからもうまく運転しようとしないとうまく運転できない。家具もそうなのだろうけれど、みんな努力して、いろんな人に家具を届ける側になっている、それってすごいことだよね。1年半前じゃ考えられなかったくらい。それを何て言ったらいいかな・・。」
「そう思います。自分にとっては大ごとです。」
「そう!大ごとだよね。人生の大きなできごとだ!」

自分がそういうみんなの人生の変わり目に立ち会えたことはうれしいし、みんながそう思ってうれし楽しく家具を作ってくれているのはもっとうれしいのです。

さあ、塗装だ!

2016.10.22

201610220022016102200320161022004「おっ、さっそく塗装の授業ですね。」とエバーグリーンのホウキョウさん。
施主検査だという本日、徐々にエバーグリーンさんのみなさんや職人さんも集まり始めたころ、大風呂敷を広げて塗装を始めました。
良いのかな・・。(笑)
引き出しや扉を外して、つけ方もお伝えして、さらに今回はオイルだけではなく、ペンキ仕上げのあるので、なかなか難しい部分もあります。1回目の塗り方、2回目の塗り方をお伝えして、いよいよTさんごふうとお友達の3人で塗装開始です。
みなさん以外に段取り良く「楽しい!」と言いながら塗り始めてくださいました。
「楽しいけれど疲れちゃうかもしれませんが、頑張ってください。」
オイル塗装の家具って、メリットは多いけれど、もちろんデメリットもあります。デメリットを克服しようとして、近代的な塗料が生まれてきたわけですので。
だから、塗装として不便な点があるかもしれませんが、オイルやペンキの良いところは特別な道具なく自分で塗れることです。
あとはどうやって塗るかだけ分かっておけば、お手入れも気軽にできるようになりますから。

この写真はまだ無塗装の状態。ここから塗装されるとどんなふうに変わるのかはまたお引っ越し後にお邪魔させて頂きますね。
頑張ってください。

白いデスクとクローゼット

2016.10.21

父がまだ現役でこの仕事を頑張っていた頃からのお付き合いのあるコーディネーターさんからの依頼で、ご自宅の一室を改装するということでそのお手伝いをさせて頂きました。
写真ではとても分かりにくいのですが、デスクの天板はウレタン塗装で仕上げて、そのほかの白い部分はすべてペンキ仕上げです。
ペンキ塗装の仕事をしている弟から教わった方法で、ツヤのない白いペンキを毛の短いローラーでひたすらコロコロと音が軽くなるように塗り広げて仕上げていくのです。
オイルのような自然塗料とは対極のような素材ですが、昔から愛されている塗料ですので、塗り方も難しくなく、硬化後の使い勝手も良く、またローラーの跡がうっすら残ったエンボス調の表情がとても優しいのです。
化粧板の硬質な印象とはまた違った仕上がりで、バレーの練習をするというこの場所が明るく温かみのある場所になりました。

2016.10.20

Fさんのところに家具を設置したあとは、作業が順調に終わったということもありまだ時間も早かったので、久しぶりにkoushaさん(http://kousha-921.com/)にお邪魔させて頂きました。
あいにく飯高さんがしばらく留守にされていたので、カフェで作業着を着た男二人でお茶を頂くことに。
相変わらず、とてもチャーミングな宮崎さんの作るお菓子と飲み物、そしてこの場所が持つやさしい空気に仕事を忘れてボゥとさせて頂きました。
どこかピシピシと尖ってきた気持ちがとろりとバターのように溶けて、ここの空気と馴染んでいく感じ。気持ちが新鮮になる、と言うよりは落ち着いてベターっとなる感じ。
良いのです。

しばらくすると、飯高さんが戻ってきて声を掛けてくださいました。
「イマイさん!遠いところありがとうございます。」
何でしょうね、私はもちろん色々な作家さんの作る作品が好きなのですが、その作品を作る人が好きなのです。
飯高さんはその中でも一番の人。
その良さは作品によく出ておりますが、作品ってみるだけじゃ伝わらない。
やっぱりお話しすると、「この人の作る器を使ってみたい。」あらためて思うのです。
ひとめぼれしちゃうのですねぇ、こういう空気を持つ人に。
それから、お茶を頂ながら飯高さんに越谷という町のお話、koushaというお店のお話、そして自分の作品のお話、と日が暮れ始める頃までいろいろなお話を聞かせて頂きました。

ここ数日、魅力的なお店、魅力的な町、魅力的な人に会う機会がありました。
とても貴重な経験、素晴らしい言葉を皆さんから頂きました。
自分たちの喜びを自分たちだけではなく、みんなが楽しめる方向で良い意味で巻き込んでいくと、もっともっと大きな広がりにつながっていく、それを楽しみなさい。どの皆さんも、そうような印象の言葉を語ってくださいました。
私は寒川と言う町をどのくらい好きになれるのか、どういう広がりが作れるのか、自分が何をしたいのか、もっともっと見つめながら一つのことを形にできたらいいな。
頑張ってみます。

ナラ柾のリビングボードと食器棚

2016.10.19

201610190022016101900320161019004越谷と言うここから少し離れた場所から心温まるお手紙を書いてくださったFさん。そのFさんのご新居の工事がほぼ終わり、ようやく食器棚とリビングボードをお持ちすることができました。
取付後の様子を見て「すてき、すてき!」と大きく喜んでくださって、私も製作を担当したノガミ君もとてもうれしい気持ちでした。
もの作りが好きなFさんだからできあがったこの形。今度は機会があったら、Fさん、その作品を見せてくださいね。