
収納棚を足しました
2017.04.09
1年前に娘たちと作った学習机。進学して色々と物が増えてきて、引き出しや机の上が物でいっぱいになり、結局ダイニングテーブルに持ってきて勉強をする日々になってしまうことが多くなりました。そこで、収納棚を作り足すことに。
今回はスピードが求められていたので、おとうさん作成、無塗装で(笑)。家具屋姫ならではの待遇ですよね。
このありがたさに気付くのは親の立場になった時なのでしょうね、きっと。

2017.04.09
1年前に娘たちと作った学習机。進学して色々と物が増えてきて、引き出しや机の上が物でいっぱいになり、結局ダイニングテーブルに持ってきて勉強をする日々になってしまうことが多くなりました。そこで、収納棚を作り足すことに。
今回はスピードが求められていたので、おとうさん作成、無塗装で(笑)。家具屋姫ならではの待遇ですよね。
このありがたさに気付くのは親の立場になった時なのでしょうね、きっと。

2017.04.07

途中経過の写真です。なかなか細かい作業が大変で、これからようやくレコードプレーヤーのほうに取り掛かれる段取りとなりました。

2017.04.07






「もしご都合が合えばなのですが、さくらが咲いてる時期に来て頂けたらキッチンからさくらを見て頂けるので、そのころにいらっしゃいませんか。」
お引越しが終わってそろそろご挨拶にお伺いしようかなと思って、Sさんにご連絡しましたら、うれしいお返事を頂いたのです。
山手の桜はきれいですものね。
そして、約束の今日。
例年ならもう少し花が開いていて頃だと思うのですが、今年は変わったお天気続きでしたので、満開には3日ほど早い頃でしょうか。
キッチンに案内して頂くと、「本当だ。」さくらが見えました。
「すてきな借景なのですよ。」
「うん、そうですね。前回、キッチンの状況を確認するために現場を見に来る時にこのあたりを歩いたのです。すてきな場所がたくさんありました。」
「そうなのです。私たちもここに来てから歩いてみると、住宅街の中や路地の先や思いがけないところに素敵なお店があって。それも閉じている日よりも開いている日のほうが少なくて、ちょっと不思議な場所に入り込んだみたい。」
「いい場所です。」
「今週末もここに人が集まってくれるのです。お花見しようって。」
お嬢さんの保育園もはじまったばかり、奥様も間もなくここから仕事に戻る暮らしが始まって、新しい暮らしが始まるぞって言うワクワクした空気であふれておりました。

2017.04.05
今日は、次女始業式、午後から長女入学式でした。
在校生有志の合唱団のすてきな歌声で、ちょっと不安な気持ちが和らぐ、よい入学式でした。よかったね。
スタッフのみんな、お休みをありがとう。

2017.04.05
先日、食器棚を作らせて頂いたSさんが声をかけてくださいまして、お引越しされてから、と考えていたリビング家具についてのお話がいよいよ始まることに。
車に乗って出かけると相変わらずすぐに眠くなってしまいますので、電車に乗って出かけようと思い、駅に向かって歩いていると、こちらをじっと見て、しばらくすると「イマイさん。」と声をかけてくださる人が。
「?」
思わずじーっと見つめてしまうのですが、この学生時代の友人にそっくりに見えるひとがどなたか思い出せなくて、(もし友人だとしたら、なんで彼がここにいるのだろう・・。)何て思っていたら、「イマイさん、Uです。」と。
そうでした!Uさんです。どこか髪型が違って雰囲気が違って見えてしまったのですが、ただいま家具を作らせてもらっているのに、顔を思い出せないなんて・・。
15年以上前に家具を作らせて頂いたお客様でも、顔を見るといつでも作った家具と名前を思い出せるぞって自信があったのに、Uさんすみません。大変失礼致しました・・。
そして、温かな春の午後の中Sさんの家に到着。
「まだ片付いていなくて・・。」という室内ですが、Sさんの色がよく出たお部屋になっておりました。
ここからどんなリビングにしていきましょう。
あれこれ、悩んでひとつの形にたどり着きましたが、帰りの電車でもうひとつの形があるかもしれない、と悩み始めてしまいました。
もう少し考えてみてSさんにお伝えしてみよう。

2017.04.02
先週に引き続き、Sさんのテーブル作りの続きの作業が始まりました。今日は脚の組み立てと塗装。
今日で終わらせるのは難しいかな、と思っていましたが、
「磨くの好きなんです。つるつるになっていくのが楽しくて。」「もう腕がプルプルしちゃいますよ。」と言いながら、全部のパーツを午前中に磨き上げ、そして、夕方には脚も組み上げ、膨らみ始めたお腹を抱えながらの作業とは思えないくらい、素晴らしいお仕事ぶりでした。
本当にお疲れさまでした。
その間に打ち合わせにいらしたKさんご夫婦の奥様も大きいお腹をかばいながら、階段を上がっていらしてくださいました。(階段、、すみません。)皆さんそうなのですが、これから始まる新しい暮らしのお手伝いを私たちにさせていただけるなんて、ありがたいことだなとしみじみ感じてしまいました。
オイルの匂いが落ち着いたら、お渡ししますね。

2017.04.01
5年前にリビングダイニングの家具を作らせて頂いた十条のYさん。
引き出しの調子が悪い部分が出てきたということで、メンテナンスにお伺いしてきました。
あの時お子さん一人だったのに、もう3人のちびっ子が居て、大変賑やかな部屋のなか。
ただいまキッチンを作らせて頂いている池袋のKさんのリフォームの設計をされているスタジオコンボの茂呂さんと知り合ったのも、このYさんとのお仕事がきっかけでした。
懐かしい友人に会えたような空気で寒さも和らいだのです。
帰りは、すぐ近くに祖父母のお墓があるお寺さんに立ち寄らせて頂いてお参りしてきたのでした。
何かね、みんなが近いんだよね。

2017.03.30
先日の曲面の箱の下にこの脚がつく予定なのです。
よいバランス。

2017.03.30



だんだんと気持ちもポカポカする陽気になってきましたので、朝から明るく「おはよう。」と外ネコに声を掛けたのですが、いつもと変わらず「ノァー(はやくごはんくれよう)。」と言いながらゴロゴロそのあたりを転げまわるばかりでしたが、どこか毛並みがもっさり落ち着いてきたのは、やはり春だからでしょうか。
昨晩から外で出掛けていたアイも私が自転車で会社に辿り着いたのを見かけると、すかさず駆け寄ってきてくれましたが、「ニャーアー(ごはんくれよう。)」と言って、ご飯を食べ終わるとさっさとショールームの陽だまりで目をつむってしまいました。
春ですね。
つれない仕草の彼らを寒川に残し、世田谷のOさんのご新居にカイ君とナカガワ君とで、食器棚とテレビボードの取付に行ってきました。
ステンレストップ、KUMAさんのロートアイアンのハンドルなど他にはない味のある雰囲気にまとまりました。
また、今回はOさんとのお話の中で、面白い試みをさせて頂くことになったのは、吊戸棚内部は白い化粧板ではなく、濃いグレーの化粧板を使ったこと。
扉を開けた時にしか分からない引き締まった印象でとても美しい形になったのです。
あぁ、テレビボードの写真を撮り忘れてしまったなあ・・。

2017.03.29

少し変わった形の家具を作っております。まずは加工が難しそうな玄関用のコンソールから。下地の箱を組み上げたら、上から仕上げ材を張っていくのです。

2017.03.26
冷たい雨の日曜日の今日。
工房の中では、Sさんが半年前からの計画されていたお子様のテーブル作りが行われていました。
妊娠中の大きくなり始めたお腹を気遣いながらの作業でしたが、予定よりもスムーズに作業が進んだのは、Sさんがこの半年の間にホームセンターで電動ドライバーを購入してDIYを楽しみながら予習をして準備をしていた成果ですね。
この調子でまた来週も頑張りましょう!

2017.03.26
長女の卒業式の翌日はお誕生日ということで、食べたいものを聞くと、「ideeさんの所に行きたい。」というリクエスト。
スタッフの食事会、家族のお誕生会などで、お世話になっている寒川町のフランス家庭料理店です。
ご主人の美味しいお食事と、奥様のおもてなしで、お腹も心も満たされて、「また明日から頑張ろう。」と思えるお気に入りのレストラン。娘にもそれが伝わっていたのかな。
ごちそうさまでした。幸せな時間をありがとうございました。
フランス家庭料理レストランidee





2017.03.22
とても気持ちの良い日で、みな晴れ晴れした表情でした。

2017.03.21


節アリのナラの突板を使って食器棚を作らせて頂きました。雨がしんみり降り続く中の取付でしたが、取付後のお母さんとお嬢さんの表情で気持ちはとても晴れやかなのでした。
帰りに、「イマイさんちょっと待ってね。」と言ってIさんが用意してくださったのは、手づくりのお菓子でした。
「娘がイマイさんが来たら渡すんだってマカロンを作ったの。ちょっと焼きすぎちゃったけれどよかったら食べてくださいな。」と温かいお土産まで頂きました。
うれしいねぇ、小1のお嬢さんからプレゼントを頂けるなんてなかなかないことですもの。

2017.03.18
パーツ自体の強度はある日今度は大丈夫と思って、ナラの試作を組み上げました。表情も当初の表情を崩さずにここまで来れてホッとひと安心。と思っていた、十字の交点で板が裂けた‥。
予想以上の負荷が掛かるようで、ようやく終わりが見えていたのですがもう一度出発し直しとなりました。
良い形はすぐにはあらわれてくれないようです。

2017.03.17
13年前に漫画家さんのデスクを作らせて頂いたことがありました。
あの時は、今まで知らなかった仕事の中身を知ることができてとても楽しい経験でした。
その机を見て、今回も漫画家さんからのご相談を頂いたのです。
うれしいつながりです。
人の仕事場を見させて頂くことってとてもワクワクするのです。特にクリエイティブな作業場って宝物であふれているようです。
そういう魅力的な場所を拝見させて頂いて、打ち合わせをさせて頂きました。
「だんだんね、考えていると楽しくなってきちゃって。」とスケッチを見せてくださいました。
すごいなあ。
何気なく描かれているいるようですが、そこにあるかのような温かさが出るのは、すごいなあ。
実現できるように頑張ります。

2017.03.15

おもしろいキッチンを作らせて頂きました。おもしろいと言ってよいのかな。針葉樹合板という材を使ったキッチンです。当初考えていたFさんのイメージよりももっとラフというのでしょうか、削ぎ落したというのでしょうか、とてもソリッドな印象というのでしょうか、そういうキッチンになりました。
このキッチンを見ていると、最初にFさんがこちらにいらして下さった時の様子がよく思い出されます。
・・・打ち合わせは奥様がいろいろとお話されて、物静かな印象のご主人は、時折言葉を選んでコメントしてくださる、という印象を持っていたのですが、帰り際に奥様がひと言。
「イマイさん、もし良かったら主人の車を見ていってください。」
「?」
そうして階下の駐車場まで降りていくと、とても魅力的なワーゲンバスが。いろんなところがほどよくといってよいのか、傷んで味のある表情になっております。
そして、にこやかにお話を始めるご主人。・・・
初めはどちらかというとこの素材を使うのを躊躇していたのは私でした。ガサガサになったり、匂いがしたり、そういったことはないのかな・・。
今まで使ったことがなかったので、まずはサンプルを取り寄せてウレタン塗装とオイル塗装でサンプルを作って確認。Fさんにも見て頂いて、この仕上がりで良いかをあらためて確認。
それでこの形ができあがりました。
なるほど、これはFさんのキッチンです。
あとは、Fさんが塗装をして完成。

2017.03.13
今日は小平のFさんのところまでキッチンと食器棚の設置に行っておりました。
戸建て住宅の2階ということで、屋内からの搬入が難しいため、4人で出掛けて、雨が降らないうちに大きなキャビネットや天板を上手く階上に揚げられて、二手に分かれて作業ができるように先に食器吊戸棚だけ取り付けたところで、あとはカナイ君、ノガミ君、ナカガワ君の3人に作業を任せて、先に会社に戻ってきたのでした。
あとは事前に工務店さんと段取りしていたので、スムーズに終わるかなと思っていたのですが、夜遅くになっても今回の製作をメインに担当したノガミ君からの連絡がない・・。
どうしたかな・・、と思っていたら、連絡が。
やはり築年数が経っているお住まいということで、床の不陸がキッチン設置の際に大きく影響してきてしまって、水平出しに大きく時間が掛かってしまったようでした。
でも、「最後にきちんとFさんに確認して頂いて、とても喜んで頂けました。」という報告が聞けてホッとひと安心。
みんなお疲れさまでした。
明後日は、国分寺のFさんのキッチンの残工事。
年度末ということで、少しバタバタとしておりますが、みんなで頑張って進んでいきます。

2017.03.11
「リビングで電子工作をしたいのですが、散らかってしまうと良くないので、さっと片づけられるようにライティングデスクのようにしたいのです。」と、Wさんからご相談を頂いていたデスク。本日ようやく納品。
電子工作ってなんだろう・・、ってずっと思っていたのです。
今日の取付が終わって、どんな工作をするのでしょうか、ってお尋ねしたら見せてくださったのが、真空管のアンプ。
これは楽しそう。
ここでハンダ付けしたりして、来客があった時は差ササッと閉まって天板を閉めちゃうと見えなくなるのが良いのです。とうれしそうにお話してくださいました。
これから、機材をしまう棚を考えたり、はんだ付けするスペースにアルミ板を貼ったりと、Wさんのカスタマイズが始まります。
家具というよりもワークデスクですね。
左側のデスクは、お兄ちゃんが大きくなったら、ここで勉強する机になるのです。
二人並んで座る未来は楽しそうです。
ちょっと作業が残ってしまったので、次回、機会があったらその工作の様子を拝見させて頂こうかな。

2017.03.09

久しぶりにNさんにお会いしてきました。
ここ最近、Nさんのお友達で先日キッチンを設置したHさん、1年ちょっと前にキッチンを設置したOさん、ただいまプランを練っている最中のKさんととてもうれしいつながりが続いておりまして、ぜひまた会いに行こう、と思い立ったのでした。
ご自宅で不定期で開いている教室があったりして、みんなでこのキッチンを囲んで使ってくださることが多いとのこと。そのご縁で皆さんとも知り合えたのです。
もっともっと気分よく使ってもらえるようにちょっとくたびれたところを点検して、1か所湿気がこもりやすい引き出しも修理して使いやすくすることに。
こういうお付き合いができるというのはうれしいなあ。
また引き出しをきれいにしたらお伺いします。
お楽しみに。

2017.03.08
やはり声が大きいシキナミさんがお昼過ぎにいらして下さいました。
今計画している大きな住宅のキッチンの相談にいらしてくださったのです。
「イマイさんのような家具屋さんってなかなか居なんですよ。
家具作家さんはキッチンは設備だっていうことでなかなか踏み込んでくださらないし、オーダーキッチンメーカーさんはメーカーさんの色が出てきてしまってフィットする時は良いのですが、あと少し細かいところに手が届きにくい時があったりして、どっちももどかしく感じちゃう時があって、家具らしいキッチンってなかなか難しくて。だから今回、このようなかたちならイマイさんに相談かなって思っていたのです。」
と朗らかに笑いながらそうおっしゃってくださいました。
いまだに自分の立ち位置がよく分からない私は、必要とされるいろいろな形に柔軟に対応できる工房でありたいとだけ思っていましたので、このように言ってもらえるのはうれしいのです。
だから、反対にイマイさんらしさがほしいって言われると困っちゃうわけで・・。
今日も、シキナミさんに「このあたりはイマイさんにお任せします。」って言われた部分がいくつかあって、さてどうしよう・・。

2017.03.08
今まで念願だったことのひとつ。知り合って20年以上経つ友人でもある福原さんの自宅のキッチンを作らせて頂いたこと。それを記事にしました。
平成建設さんからのご依頼で、作らせて頂いたSさんのL型のキッチン。どこか懐かしい印象を受けるのですが、まず私が最初にここに訪れて思ったのは、リスがご飯を食べて眠って、毎日を過ごす温かな巣のような場所だなと感じたのでした。
お料理上手でもてなし上手なMさん。クレミルの時は、手づくりのクリスマスリースを頂いたことのありましたね。そのMさんに3年ぶりにこうして会えたことがとてもうれしかったです。そのキッチンのことをようやく記事にすることができました。
もし、よろしければご覧になってください。

2017.03.08
鶴見 M様
design:Mさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:tatsuya suzuki
painting:yasukazu kanai
「初めまして。Mと申します。
今秋に新築のマンションへ引越しをするのですが、不動産業者紹介のデザイン会社で食器棚を見積もりしてもらったところ、今ひとつピンと来ず、いろいろとネットで探していたときに御社のページに辿り着きました。
せっかくお金を出して作るのであれば、納得のいく形にしたいのです。そういう意味では御社なら叶えられるかな?とページを拝見して思いました。
検討しているのは「北欧風の色とデザイン、炊飯器置き場は扉を持ち上げられるデザインです。ゴミ箱置き場は検討していません。(なくてもいいかな、と。。)
添付写真1枚目(モデルルームにて撮影)は備付けのキッチン。
写真2枚目はデザイン会社から提示された食器棚。(モデルルームにてこちらも撮影)。
左サイドの炊飯器置き場、また下棚の天板は人工大理石で、奥行きを通常450㎜から、500mmに変更するとさらに追加料金が発生します。
持っているスチームオーブンを置くためにはどうしても奥行き500㎜はほしいと思っています。
心配なのは、スチームオーブンの蒸気が後方上面から出るので、上棚の底が傷まないか、ということです。
何か特殊加工をした方がいいのか、通常の無垢材のオイル仕上げで大丈夫なのか…正直、素人の私にはわかりません。
アドバイスいただけますと幸いです。
またもっているカップボードの写真をも併せて送ります。これはリビングダイニング側にアクセントで置く予定です。
なので、オーダーする食器棚も同じような色合いがいいかな・・・と漠然と考えております。
なお、マンションの内覧会が8月に決定しておりますが、今からオーダーしても間に合いますでしょうか?
引渡しは9月末ですが、他の施工業者が入る関係上、引越しは10月後半を予定しています。
お忙しいとは存じますが、お時間ございますときにお返事いただけますと幸いです。
以上よろしくお願いいたします。」

カウンターの様子。今回の家具の樹種、色、デザインは、Mさんが長年ずっと使ってきたチェストに合わせているのです。少しクラシカルなデザインに2色を組み合わせた素材使い。真鍮のツマミなど、今はダイニングに置かれたそのキャビネットと同じ印象にしているので、ダイニングからキッチンがとてもまとまった印象になっているのです。
Mさんから食器棚のご相談を頂きました。拝見させて頂いたデザイン会社さんの図は、キッチンメーカーさんのキャビネットの組み合わせで展開された食器棚の図でした。サイズは一般的なモジュールの組み合わせですので、きちんと納まるようになっているのですが、その人それぞれの要望まで踏み込んだ形にはやっぱりならないのです。
みんなが同じ形を望んでいるわけではないから、一番標準的な形で作られているキャビネットが多いのです。
だから、メールで頂いたような細かな要望となると対応しづらい部分があるのでしょう。
そこでさっそくより具体的にお話をお伺いして形を考えていったのです。
スチームオーブンのヘルシオを使っていて、その蒸気を逃がす形にしたいこと。食器棚設置壁面の左上に梁があること。そういう条件が重なってひとつの形が見えてきたのです。
「空いたスペースは、素人考えですがスチームオーブンの水蒸気および発生する熱を早めに逃がすためと考えています。
そのために上が空くのはもったいない、とデベロッパーからは言われましたが、毎年梅干しを漬けるので梅を干すための盆ざる(直径50センチ)を壁にかけて置きたいと思ったり、ジャムを作るときのレードルや木杓子などを吊り下げておくなどの“空間”を作りたかったためです。変でしょうか?」
全然変じゃないです。楽しみですね。
そこで私は一つ提案をさせて頂いたのです。
以前にKonaSalonの熊崎さんからのご提案で作らせて頂いた「鍋掛」や以前cafeのカウンターに作った「長押」をつけると良い雰囲気になりそうだと思ったのです。
「さっそくのご回答、ありがとうございます!
また素敵なご提案もくださり、とっても参考になりました。
シンプルなのにすごくかわいいですね!
ぜひつけたい、と思いました。
それとは別に、持っているキッチンインテリアの本に載っている壁かけ(?)の中で、これいいなー、と思ったモノがありました。
写真をお送りしますのでお時間あるとで結構ですので、ご覧になっていただきご意見頂戴できればと思います。
写真ではカップがたくさんかかっていますが、もう少しキッチンのツールをかける仕様で、段の幅が広くなったものにできたらいいのかな、とか。。
また、写真の中のサイドの壁についている、上に小物が置けて、その下にフックがつけられる仕様のものもいいかな、とか。。
キッチンの食器棚とコンロの間の壁に、こういうのがあっても便利かなーと思ったりしました。
見せる収納、見えないように隠す収納をバランスよく取り入れられるといいなぁ~と思っています。」
「昨日は、お見積り、図面、スケッチなど、お送りくださり、ありがとうございます!
迅速に対応くださって、なんだか恐縮するとともに、うれしく思いました。
夫はスケッチを見て、かなり感動しており、我が家の今井さまへの信頼がどんどん厚くなっております^^
そして、さっそくすべて拝見させていただきました。
まず左側の吊戸棚を外してくださったことで、見た目の全体感がスッキリしますね。
こうして図面にしていただくとすごくわかりやすいなーと思いました。
またその空いたスペースにつける長押し!
すっごくシンプルかつ機能的に使えそうでいいですね。とっても気に入りました。
季節によって飾るものを変えても素敵だな~と勝手に思ったりしてワクワクします。
あとは実際の木目や色で雰囲気も変わるかな、と思うので材料や色のお打合せが楽しみです。」
とうれしいお返事を頂いたのです。
こうして、形がまとまってできあがった食器棚。実はそのあとなかなか都合がつかなくて、取付の時も参加できず、その後もなかなかお会いする機会がなかったのでした。
そして、納品から2年半後、お便りをいただきました。
「フリーハンド イマイ 今井大輔さま
初夏の日差しが心地よい季節となりました。
いかがお過ごしでしょうか。
時折、フェイスブックで今井さんのお仕事を拝見しています。
相変わらず、今井さんの作られる家具に憧れつつ、なかなか次のものに着手できないでいます。
さて、そんなご相談なども兼ねて、我が家へご招待でも、と思いご連絡致しました。
招待というほど、大したおもてなしもできませんが、今の住まいに入居してから、
作っていただいたキッチンの家具の写真などを撮りたいとおっしゃっていましたので、
遅ればせながら、ご都合をお伺いしたかったのです。
お忙しいと思いますので、ご都合つく頃などをお知らせいただければと存じます。
6月の最終週あたりか7月くらいになるでしょうか?
またお時間ございます時にご連絡くださいね。
それではお返事楽しみにお待ちしています。」
やっとお伺いできそうです。うれしいなあ。
そして、このメールから半年後の冬に差し掛かった頃、ようやくMさんご夫婦と、食器棚と再会。3年ぶりでしょうかね。
うれしいなあ。
「イマイさん!来て下さってありがとうございます。食器棚は大満足です。どこも不具合なくきちんと使えていますし、とても使いやすくてありがとうございます。」と奥様からうれしい言葉を頂きました。
使い込まれた食器棚は、Mさんらしさがそこかしこにあふれております。
「おいしくなあれ。」って食器棚の中のみんながMさんの背中に向かってつぶやいているのが聞こえそうなくらい賑やかな食器棚。
「さあ、イマイさん、ここに座ってくださいね。」
ご挨拶と点検を終えた後、写真を撮らせて頂いてから、Mさんに促されて食卓へ。
「準備ができるまでは、あなたがお話相手よ。」とご主人を促します。
そうあらためて言われちゃうとかしこまっちゃうのですが、ご主人もとてもユニークな方ですので、お話をしているとあっと居間に時間が過ぎていく。
その時間を見計らって、奥様が手際よくお料理を運んでくださいます。
おぉ、ここはレストランだろうか。
美味しいものほどすぐに忘れてしまうもので、ふたを開けるとホクホクになった丸ごとの玉ねぎや、ほろほろになった具合の良いお肉や、・・とそれしか思い出せないのですが、(すみません・・。)大変おいしい料理をおなかいっぱい頂いて、家具の点検しに来たのに最後は街道までお見送りまでして頂くという大変すばらしいおもてなしを頂いてしまって、ありがたいことです。
価格:570,000円(制作費・塗装費)
*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は15,000円から、取付施工費は30,000円から)

2017.04.13
二宮 M様
design:Houseゼロさん
planning:Houseゼロさん/daisuke imai
producer:hideaki kawakami
painting:yasukazu kanai
鵠沼のMさんのキッチンを作らせて頂いた時にお世話になった「Houseゼロ」さん。その大浦さんから、あらためてご連絡がありました。
「イマイさん、今度私の友人が二宮に新築するのだけれど、そこのキッチンをイマイさんにお願いしたいって思っているんですよ。一度お話を聞いて頂けますか。」とうれしいご相談。
大浦さんは、設計士さんというよりは、大工の親方のような温かな印象の人。そういう方からお声掛け頂けるのはとてもうれしいことです。
さっそく、海のそばの事務所にお伺いします。
見せて頂いた図面は、アイランドキッチンで長さ3600mmほどの大きさ。昨日的、というよりは印象を大事にしたイメージ。
「この形を元にイマイさん、細かい部分まで考えてくれますか。」
さっそくその図面を受け取って、プランを考えて費用を考えてみます。
おおよそ細かい部分までまとまったところで、大浦さんにお送りします。
「ほぼこの内容で良いと思いますので、お客様との打ち合わせに同席して頂けますか。その時に墨出しも行ないますので。」
おっと・・。ゆったりと考えていたのですが、もう現場は動いているようでした。
慌てて、いまみんなが作っている家具のスケジュールを照らし合わせて、予定を立てます。
そして、現場にお邪魔させて頂きました。
二宮の駅からしばらく歩くと開けた場所に立つ大きめの現場がMさんのご新居でした。
「ああ、イマイさん、お世話になります。来てくれてありがとう。」
と、2階のリビングまで案内してくださって、しばらくするとMさんの奥様が現場に到着。奥様からおおよその細かなイメージを頂きまして、そしてしばらくするとご主人もいらっしゃいました。
大浦さんのご友人ということで、大浦さんと少し雑談をした後は、キッチンの打ち合わせにはあまり細かく口を差し挟まず、そのまま階下へと降りてゆかれました。
どんな方かな、気難しい方かな・・。
家具の形を考えていくにあたっては、その使う人といろいろなお話をしながら形を決めてゆく、という方法が一番と思っております。
あまり細かくお話ができないと、その人とイメージを合わせることができなくて残念なことになってしまったらいけないな、という思いを抱きながら、いつも家具を丁寧に考えているつもりです。
でも、今回のようにあっさりとお話が終わってしまうと、これで大丈夫かなって少し心配になるのです。
「それでは、これで打ち合わせが終わりましたので、先に失礼させて頂きますね。」と、奥様と大浦さんで打ち合わせしているところを先に階下へと下がらせて頂いたのでした。
そうして、さて、帰ろうかな、と思って居ましたら、この新築現場の隣にすっかりきれいにできあがっているガレージがありまして、そこにご主人がいらっしゃいました。
お話しづらいな‥、なんて思っていたのですが、帰りの挨拶をさせて頂こうと思いまして、「それでは、これで先に失礼させて頂きます。」とガレージに入らせて頂きましたら、ほのかにオイルとガソリンの入り混じった部屋のなかに緑のクラシックカーがとてもきれいに置かれていたのでした。
こちらのブログがその時の様子です。
「この数日は」
「これはね、外装が木製なのですよ。」そう切り出してクラシックカーの良さをいろいろとお話してくださいました。今まで知らなかったことを教えてもらえるのはとても楽しいものです。そして、家具と同じようにきちんと手づくりされている車が美しいことにあらためて気づかされたのでした。
構造、機能、仕上がり、蝶番一つの動き方や、車のそのカーブの由縁、タイヤとスポークの関係など見ていると本当に美しい。
昔から私は自転車が好きで、特にロードバイクと呼ばれる自転車が好きなのです。
子供の時分に載っていた通称「ママチャリ」とは違う、軽さ、姿勢、作り。ほんの少し違うだけで自分で漕ぐスピードがぐんぐん変わっていく。
その魅力に取りつかれた時は、毎月お小遣いを貯めては、小さなパーツを交換したものでした。
ここを変えるとどのくらい乗りやすくなるんだろう、この雑誌を見ればここの調整の仕方が分かる、なんて憑りつかれたように仕事が終わっては油だらけの手で自転車を触っておりました。
今の車は、本当によくできすぎていて、何でここでギアが変わるのかも自分で理解できないから、ただ乗っている、って感覚から抜け出せなくて、好きになりにくいのです。
でも、この車を見ていると、前に向かって早くしっかり走るためにすべてがきちんと成されている。
あの自転車を触っていた時のワクワクした気持ちが思い出されるのでした。
自分で自分のものを作りだすことができるあの感覚は、とても素晴らしいものなのでした。

シンクは、水栓器具がつく部分を1段下げるデッキ付きシンクにして、さらに洗剤ポケットを付けています。デッキを設けることで、水あかなどがつきやすい水栓まわりに水を掛けながら洗いやすくなりますし、デッキに濡れたものをおけるので、カウンターの使い方にメリハリをつけることができました。
「イマイさん、もしできたらこの車の印象をキッチンに取り入れることはできませんか。たとえばこのパネルとか。」
そういってMさんが指し示したのは、運転席の計器類が埋め込まれているインパネ部分でした。
そのマシンのパネルは、アルミの板でできていて、クルット丸く円を描くような模様が描かれているのです。魚のうろこのような。
アルミにうすく入ったうろこ模様が上品に見えて計器類が引き締まって見えます。
「この模様をキッチンのカウンターに入れられますか。」
うーん、どうでしょうか・・。でもご主人から直接頂いたご相談ですから、ぜひ叶えたいところです。
「ちょっと板金屋さんと相談してみますね。」
「ぜひ、よろしくお願いします。」
で、さっそく会社に戻ってキッチンおプランをまとめながら、いつもステンレスカウンターでお世話になっている高橋製作所さんに相談。
「ああ、それはうろこ仕上げっている仕上げだね、イマイさん。そういう仕上げが施された板はあるので、それを使って作ることはできるよ。でも溶接する部分は模様が消えちゃうけれどね。あとはどのくらいの長さまで対応できるかなんだけれど、3600mmかぁ。ちょっと調べてみる。」
「イマイさん、ゴメン。やっぱり長さが足りないや。できても2000mmが良いとこかな。だからつなぐことになっちゃう。」
そうですか・・。それを大浦さんに伝えてMさんにお話して頂くと、やっぱりつなぎ目が入っちゃうのは残念なのですが、どこかに使いたい、ということになり、みんなでいろいろいろいろ考えて、キッチンの一部にその模様を組み込むことにしたのです。
こうして、独創的な形がまた1台できあがりました。
「いやあ、この部屋の空間も良いけれどキッチンもすてきですね。」
Mさんがお招きしたご友人様とカウンター越しにお話する様子が耳に届きます。
「良いでしょ。ほらここもこういうデザインにしてもらったのですよ。」と、うれしそうにうろこ仕上げの説明をしていたり。
私もうれしいです。
ありがとうございました。
| 天板 | ステンレスバイブレーション |
|---|---|
| 扉・前板 | ナラ板目突板練り付け |
| 本体外側 | ナラ板目突板練り付け |
| 本体内側 | ポリエステル化粧板「ホワイト」 |
| 塗装 | ワトコオイル「ダークウォールナット」 |
費用につきましては、お問い合わせくださいませ。