ご挨拶とメンテナンス

2016.10.28

20161028001201610280032年前にキッチンと背面の食器棚、そして洗面台を作らせて頂いた大塚のIさん。私たちの製作例の「アトリエで暮らすような」でご紹介しているIさんです。
早くももう2年が経ちましたね。
今年の初めに年賀状をお送りしましたら、すぐにお返事をくださって、ハンドルのネジがすぐに緩んでしまうこと、引き出しが奥のほうまで開かなくなってしまったこと、をご連絡頂いていたのでした。
「急いでませんので、お時間のある時に。」とご連絡頂いて、Iさんが忙しいこともあって、(お仕事しながら4人のお子さんを育てているパワフルなママです。)、ようやく本日お会いすることができたのでした。
実はIさん、魅力的に室内のコーディネートや住宅のプロデュースを手掛けるお仕事をされていて、お仕事の様子も詳しくお聞きしたかったので楽しみにしていたのです。
「こうして使っている様子をあらためて写真に撮らせて頂いてもよろしいですか。」
「えっ、全然片付いていないのにいいのですか。ちょっと待って下さいね、少しだけでも片付けますので。」
「いいのです。こういうふうに使っているっていうことがそのほうがよく分かります。それからもし良かったら、Iさんも一緒に入ってもらえるとうれしいなあ。」
「はい、いいですよ。でも、使い込まれたキッチン以上に使い込まれた私が入っちゃっていいのかな。」
と、相変わらずおきれいなIさんですが、そう言って苦笑いされました。(笑)
今はお子さんたちが盛大にキッチンの周りで賑やかにやってくれるので、なかなかきれいな場所を保つのが大変なのですが、Iさんの佇まい同様に、どこか凛とした物静かな空間を作ってくださいます。
そういう方が私たちを選んでくださったというのはとてもうれしい。
またどこかで今度は一緒にお仕事ができたらうれしいなあ、と思いながら冷たい雨の降るなかホクホクした気持ちで帰ってきたのでした。

株式会社プラタナス商会
伊藤けいわ さん
http://platanuscorp.com/
https://www.facebook.com/platanuscorp/

と、そうそう、引き出しとネジの件ですが、今回Iさんのキッチンはゴミ箱をシンクの下に収納するプランにしていたのですが、毎日の開け閉めでネジが徐々に緩んできてしまうのだそうです。そこで少し長めのビスに交換して、ある程度ネジを固着させることにしました。
引き出しが奥まで開かないことについてですが、このスガツネ工業のスライドレール、なかなかリーズナブルで使いやすいのですが、時々引き出しを置くまで引っ張り出して全開させてあげないと、レールの動きが奥の方で少し固くなっちゃうのです。
そこで家具を使い始めてから数か月したら一度引き出しを全開させてあげると硬くなりかけていたレールが滑らかに動きます。
一度全開させちゃえばあとはもうスルスルと動きます。
と、文章だと伝わりにくいのですが、もし使っていて引き出しが奥まで開かないな、ということがありましたら、方法をお伝えしに行きますので、皆さんいつでも気軽にご連絡下さい。