節アリナラ材を使った食器棚とキッチン対面カウンター収納

2017.05.02

2017050200220170502006201705020032017050200420170502005今日は朝から茅ヶ崎のWさんのところまで。
待ちに待った家具の取付でございます。またしても取付日和。
「できたら、ゴールデンウィークまでに食器棚だけでも取り付けてもらえるとうれしいのです。」と言われておりまして、ゴールデンウィーク始まってしまいましたが、どうにか本日取付完了。
今回は2台も家具があるし対面カウンターのほうは納まりがシビアだからきっと夕方までかかるかなって思っていたのですが、大変順調に作業は進みまして、町が暑くなりはじめる9時から始めて、お昼の鐘をきく頃には作業が完了。おぉ、我ながら素晴らしい。
私が食器棚を主に取り付けて、両方の家具の製作を担当したコバヤシ君とカイ君が細かい段取りを打ち合わせながらテキパキとカウンターの収納を設置していきます。
食器棚は今回は電気の細かい工作もなく、吊戸棚も天井まで作らずに右の部屋の入口の高さに揃えたこともさいわいして、作業がとてもはかどったのです。
まずは食器棚が終わると同時に、奥様が「わぁ、見ても良いですか。ふむふむ。」といろいろ使い心地を試してくださって、「うーんレンジはどっちに置こうかな・・。」と悩み始めました。
ふと気がついて、「あぁ、そうですね!もう家電を置いても、食器をしまってくださっても良いですよ。」とお伝えすると、「わぁ、いいんですか。」と言いながら、大変テキパキとあるべき場所に物がしまわれていきます。
そうしているうちにカウンターのほうもほぼ設置が終わって、あとは細かい調整かな、というタイミングで、ご主人が幼稚園帰りのお嬢さんを連れて戻ってきました。
「おぉ!いいですね、いいですね。印象がだいぶ変わりましたね。」とニコニコしながら、キッチンに立ちおもむろに野菜を切りはじめて、フライパンに油を引いて、良い香りが漂ってきて、家具の設置がすべて終わる頃にはお嬢さんのお昼ごはんも完成していたのでした。
おぉ、何もかもスピーディです。
おかげでとても良い写真も撮れました。

それから、家具のご説明をしましょう。
今回は、扉や引き出しの前板には節アリのナラ材を合板と重ねた構造にして反りが出にくいように作っています。本体は節アリのナラの突板を使い、天板は節アリ材だとゴミがたまっちゃうかもしれないので、きれいな柄のナラ材。
最初はすべて普通のナラ材を使う形で考えていたんですが、表情豊かな印象に、ということでこの素材になったのです。
また、最初は食器棚だけのお話だったのですが、リビング側にもある程度収納できるスペースを作りたいというお話になりまして、今回はシステムキッチンを囲うような形で収納も作らせて頂いたのです。
キッチンの天板に揃えてナラのカウンターをつけているので、収納量もありますし、とても優しい印象になりました。
またこのキッチンのそば光ケーブルのコンセントがあって、ルーターを置く場所にも困っておりましたので、ガスファンにーたーを置くスペースの奥にちょっとしたスペースを作ってルーターを隠すようにしました。
配線だけは露出してしまう部部分があるのですが、かなりすっきりした印象になったのではないかと思います。

また家具を使いこんで良い印象になる頃にお邪魔させて頂きたいと思います。
この季節は心地良いのですが、ちょっとこわいのは、すぐそばが海ということもあって、湘南の海風が家具にどんなイタズラをするかです。
家具がこの先どんな風に動くかも見守っていきたいと思います。

今日はありがとうございました。
20170502007ちなみにこちらが、お引越し前の写真になります。だいぶ印象が変わりましたね。