クルミのテレビボード

2017.07.01

2017070100220170701003先日も大手ハウスメーカーさんにお勤めのUさんがここにいらっしゃって、「おもしろい!」と言ってくださいました。
私はどこか垢抜けない部分があるせいか、自分自身でスタイリッシュにピッとした形を決めることがいまいちできない性格でして、家具を作ってほしいと望んでいる皆さんと、
「こうですかね。」
「うーん、どうでしょうね。」
「ああですかね。」
「そうかもしれませんね。」
なんて、いろいろと宝さがしみたいに少しずつその先の形を探っていくわけですが、私にとってはすべて一人では決められないナヨナヨした部分を皆さんと一緒に決めてゆけるので、大変ありがたく思っているのですが、皆さんにとっては、自分たちで形を作りあげる楽しさを実感して頂けることが、とても「おもしろい!」ということなのです。
うれしい言葉です、おもしろいって。

今回の(こちらは電機メーカーにお勤めの)Uさんも、今までの皆さんと同じく一緒に作りあげたお客様の一人。
Uさんはなるべくコストを抑えたい、という思いもあって、いろんな部分をご自身で経験されました。
私たちが打ち合わせに出掛ければやっぱりその分、何かと費用が掛かってしまうのですが、それを抑えるためにプチリフォームの打ち合わせを全部ご自身で行ない、家具設置の壁の下地の位置も適確に施工会社さんにお願いし、設置場所の採寸も私が測ってほしい位置をすべてチェックしてくださって。
Uさんのお仕事は建築関係とは異なるのですが、全てしっかり行なってくださって。
このように家具の形を考えるだけではない、家具作りの参加のしかたもあるのです。
楽しんでもらえたでしょうか、きっと楽しんでもらえましたよね。
打ち合わせにここに来てくれた時、目がキラキラしていましたから。