ナラランダム張り突板を使ったキッチンとリビングボード

2018.01.22

20180122001今朝は、与野のUさんのお引渡しがあってそのあとにオイル塗装をご自身で行なう、ということで、その塗装方法のご説明をしてきたのです。Uさんは建築士さんなので、いつもは家を作る立場、考える立場。その人がにこやかにこうおっしゃってくださいました。
「自分が頼む立場になるなんてね、こうして自分が思い描いていたものができあがるってうれしくて、そしてとても楽しいものです。」
うんうん、分かります。
きれいだなあ、うん、きれいだなあ、ととてもうれしそうにしてくださる姿を見て、私の雪で冷えた体も温まりました。

そうしてさっそく塗り方とコツと引き出しや扉の外し方をお伝えします。
それでですね、ここはこうしてああしてと軽く素地調整をしてオイルを塗る、という方法をお伝えしているうちに先ほどの気持ち以上に私の体はもっと温まるのでした。
オスモは粘度が高いのです。

では、頑張ってくださいね、とお声掛けして、次回お引っ越し後にあらためて伺える時をの楽しみにして帰ってきたとたんに、工房が停電だ!
うちが何かしてしまったのか‥、と思ったらこの一帯が停電だそうです。
雪の降りかたも強くなってきたし、今日は早めにみんな仕事を切り上げて自分も復旧したら安全だけ確認して帰ろう、と待っていたらあたりはもうぼんやりうす暗くなってきて。
電気がないとこれほど静かで時間が柔らかかったんだなあってあらためて感じるのです。
暗がりでできる仕事も限りがあって、あとは雪明りでぼんやりと本を読んでいたら、いつの間にか体が冷えていてアイもまん丸くなっていて、全く暗くなってしまって、気持ちもどこかさみしくなってしまって、困ったねって言っていたら、パチッと戻ってくれました。
電車動いているかな。
今日はこれで帰ります。