タモ柾ホワイトオイル仕上げの食器棚

2018.12.19

201812190022018121900320181219004「お邪魔します。」
使い始めた様子を見させて頂こうと思いまして、Kさんのところに伺ってきました。
いろいろなところで出迎えてくれるトールペイントが施された小物たち。
「主人にはね、少し多いから整理しなさいって言われて、今はここにあるものだけ使っているのです。」
トールペイントのグラデーションってきれいだなっていつも思っていて、私は学生時代には素描の勉強しかしていないので、着彩がとっても苦手でこうして自然な色の重なりが表現できるのを見るとフフンフフンと感心してしまいます。
「この空はね、なかなか難しくて一筆に載せたいろんな色で一度に手早く描くのです。」
なるほど、冬のすこし暗い色の空がきれいに出ているのはとてもきれい。
「葉の表情は、アクリル絵の具を塗った上からスポンジで叩いていくのですよ。」
なるほど、葉のそよぐような動きもそれで出せるんだなあ。
食器棚の使い勝手よりもKさんの手仕事をいろいろと拝見させて頂いて、作っている人の話を聞くのはやはり楽しいし、そして楽しそうに話してくださる。

そして、今取り掛かっているのは、刺し子。
「簡単なんですよ。」と言いながらも、見事な柄を見せてもらって、線が作る魅力って素晴らしいなってここでも教えて頂く。一枚の布にはいろいろな図形が描かれていてとてもロマンチックな柄ばかり。
家具にもどこかで生かせないかな・・。

続いてジャム。
「ちょうどね、秋ごろにルバーブが手に入ったので、それとそのあとには金柑も。さっそく作ったのですけれど、主人は食べてくれないんですよ。」と。
私がおなか減っているような顔をしておりましたね。
「イマイさん、良かった食べてくださいな。」
と、Kさんの素敵な話とジャムをお土産に帰ってきたのでした。
また何かありましたら、いつでも声をかけてくださいね。