本の贈り物

2019.03.23

fim027
一冊の本が届きました。
見覚えのあるお名前です。
藤本夕衣さん
封を開けると、すてきな装丁の本が入っていました。
遠くの声
俳句の本でした。

「… 台所を詠いだ句が入っているので(もちろん今井さんに作っていただいたお台所です)… 」
とお手紙が入っていました。
すてき。
台所の歌はどの句かな、そう探しながら読み進めていきます。
気になる絵が展示されると聞いて、美術館にその展示会を観に行った時の他の絵を見ながら探す感覚に似ていました。
絵も俳句も、これはどういう思いでできたものかなと思いを巡らす時間は似ていて、自分にない感覚を意識的に引き出そうとする感じが心地いいです。
私は写真を撮って文章でその思いを残す表現方法しかわからないので、俳句で思いを残す形を知る藤本さんとそれを共有できる人達の感覚はまた違うものがあるのだろうなと、思いが巡ります。
すてきなひと時を過ごすことができました。贈り物をありがとうございました。