見てもらえること

2019.08.27

20190827001昨日、つくばからキッチンを作らせて頂くTさんが工房を見てくださった後に、私の自宅までいらしてくださいました。
シナの無垢材がどんな表情なのか、工房にあるキッチンでは使っていないワイヤーシェルフの動きや調味料用の引き出しに使うスライドレールの動きを確認して頂いたり。
調味料用の引き出しって、キッチンパーツメーカーさんから出ているものを使うと動きも軽快なのですが、サイズがキッチンのスペースに対してちょっと小さかったりするのです。
きちんとたくさんものがしまえるようにするにはやはり引き出しを作ってしまったほうがピタッと納まるのですが、そのコンパクトな引き出しに合うソフトクローズするスライドレールがいまいち良いものが見つかっていないのです。
(具体的にはちょっと動きが硬いのですね。)
どうして、このスライドレールを使わないといけないのかは、実際に見て頂いて、そして触って頂いて動きを確かめてもらいます。
続いて、ワイヤーシェルフのレイアウトをどうするか。
しまいたいもののサイズを優先するか、掃除のしやすさも考慮するか、そういうことって実際に見てもらわないと分からないし、私自身も今まで皆さんから聞かせて頂いた話止まりでしかなかったので、いざこうして実際に使って見るとどう実感するのか、それをここで見ていただけたらと思っているのです。
メリットだけを伝えることはできても、使う人によってはデメリットに感じることを伝えるのってなかなか難しくて、でも物事にはどんなものでも良い面と悪い面はあって、それは使うその人にとってはメリットと感じられても、別の人にはデメリットと感じることもあったりします。
そういう良し悪しは、私たちだけで決めることが難しい場合があります。
そこで実物を見て頂いて、実際使って感じたことも伝えながら、そういういろいろなことをぐるぐると思い巡らせて頂いて、その人なりの答えを出してほしいのです。
自宅はそういうことができる場にしたいな、と思っているのです。
ちなみにTさんは調味料用のスライドレールはちょっと硬いと思うので、毎日使うことを考えるとその硬さよりもソフトクローズしない一般的なレールが良いというお話にまとまりました。

このところ、アキコが家を開ける期間がありまして、この5日間ハルカとチアキと3人で過ごす日々でしたが、彼女たちのサポートもあって、洗濯も食事作りも掃除もスムースに進められて、そしてアキコがいないことであらためて家族みんなでいることの楽しさや心地良さを感じることができたのでした。
そして、家事の大変さも。
写真はクックダインさんの山口さんのお勧めで使っているミートプレス。鶏肉がパリッと仕上がりました。
そして、本日無事にアキコが戻ってきまして、今日はお祝いに小さなハンバークがのったパスタ。
やっぱり、家具に限らず何かを作るって楽しいのです。