土地探し :家具屋の家づくり

2019.11.07

私達のお家づくりのお話が誰かのお役に立つことがあればと思い書こうと思っていましたが、前回のブログからずいぶん時間が経ってしまっていました。(ちなみに2月17日の続きになります…。)オープンハウスも控えていますし、日記「自由な手たち」で「家具屋の家づくり」を検索していただけると家づくりに関する記事が出てきますので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

私達の家づくりの基準とした同じ学区内での土地探し。
条件通りの場所はすぐには見つからないものです。いい場所だと思っても建築条件があったり、学区外だったり・・・。
難点と言われる部分を飲み込めば、何軒かありました。情報だけ見ても実際に見に行かないことには始まりません。
私達が最優先した点は、子ども達が自分の足で学校や駅に向かえることでしたが・・、あった。イメージしている費用と立地の場所がいくつかありました。
さっそく物件を管理する不動産屋さんに連絡して、家を設計してくれる福原さんにも同行してもらい、見に行くことにしました。
最初に見に行った場所は、80代の高齢のご夫婦の住む平屋でした。ダイスケさんはこの平屋の感じとても気に入っていたようです。
斜面に建ち、けっこう急な階段を登らないと家に辿り着けないという場所にあるので価格が他よりもリーズナブルなのでした。
面会してくださったおばあさまがお話してくださいます。
ここに住み始めて、子供たちがここから独立して、孫たちとどのように楽しく交流しているのかなど、お話ししてくださいました。
初対面の私達にいろいろお話してくださって、ここの場所に暮らせば私達もそういう人生が送れるのかもと思えたのでした。
ですが、いろいろ調べていくと、道路に面している土地の所有権が曖昧になっていることがわかり、新しい暮らしを始めるには家を建てる前に様々な調整が必要なことが分かったのです。
増築という形ならどうにか改装はできるけれど、取り壊して新築を建てるとなるとお隣さんの承諾が必要、という場所だったのです。
折しも見学に来ていた時に、そのお隣さんが初対面の福原さんに「隣地境界のことはしっかり守ってくれないとね。」と一言伝えていったそうで、これはなかなか難しそうな環境だなあと断念したのです。
おばあちゃんごめんなさい。
もう1つは、学区内の住宅街の更地の旗地。
周りを戸建てに囲まれた場所で、俗にいう旗地です。
隣の家が近いので一階は日当たりが良くなさそうですが、学校や駅までも平坦な道で行ける場所でした。
学区内の住宅地なので、近くに娘たちの幼稚園・小学校・中学校の同級生の住む家も数件在ります。道路に面した土地はお隣さんと繋がっていてギリギリ敷地2mの場所なので、車はお隣さんと位置をずらして停めないとならなそうな場所でした。
素直に「いいなぁ。」と思いました。
福原さんに意見を聞くと、「ここでも色々な形は考えられるよ。」とのことでした。
見学2件目で決めてしまうのは性急すぎるかと少し躊躇して、その後もいろいろと情報検索をしていきました。
中古物件でもすてきなところはたくさん在りました。心が揺らぎます。ここでも充分暮らせるよ?場所もなかなかいいし。でも、家を建てるって夢だったから。もし、ここに建てるには壊す費用もみていかなきゃ。
そのお金があるなら、建築の方に少しでも回したいよね。さて、どうするかな。
いろいろ考え悩みました。
福原さんも、ここだったらこの位の家が建てられるよ。あそこだったら、こういうふうにできるよ。といろいろ教えてくださいました。

その後、あの二軒目ほどときめく出会いは無く、私たちはやっぱりあの旗地に気持ちが決まったのでした。
場所が決まりましたので、次はいよいよお家の形を考えていくことになりました。