ウォールナットを使ったテーラーの什器3日目

2019.12.23

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金曜日、土曜日、そして今日と3日間掛けて行なった大きな什器の設置工事が完了しました。
今回勉強になったのは、テーラーというお仕事とその布地の見せ方。用途やデザインに合わせた生地を選ぶにあたって、その布をうまく見せる必要があって。それを設計の和知さんと相談しながら考えていったのですが、いろいろなお店でいろいろな見せ方がある。
布をぶら下げて見せるところ、布にたるみを持たせてボリュームやいろんな角度の表情で見せるところ、きちんと畳まれた状態のままコンパクトに見せているところ。
生地を見せる工夫に、フワッと取り外しやすくする工夫。
今回はお客様と和知さんとでイメージを積み重ねていって、私はあくまでもバックヤードから声掛けする形でデザインは進んでいったのでした。
最終的に黒い紙管とウォールナット削り出しの紙管受けを作って、それだけでも存在感がきれいに出る形になりました。
引き出しのハンドルはいつものようにKUMA鍛鉄工房さんの角槌目ハンドルで、より良い印象にまとまりました。

あとはトイレの洗面台の制作に年明けからこれから取り掛かります。