おにぎりコミュニケーション

2020.06.05

おうち時間に、写真の整理をしていました。
娘たちが小さい時の写真が出てきて懐かしんでいたのですが、ハルとおとうさんが2人でお出かけしているの写真はあるのですが、チイとおとうさん2人でどこかに出かけている写真は無いのです。
振り返ってみると、チイが生まれて赤ちゃんの頃まだお出かけできないので、4歳だったハルとおとうさん2人で休日に平塚の海まで自転車で出かけたり(⁉)、小田原城址公園へ電車で出かけたりしていたのでした。
ふと、チイとおとうさんの思い出がハルとの思い出より少なくなってしまっているのかしら、と思ったのです。
でも、あるやり取りを見ていると、そんなことはないなと思えたのでした。
お米・お肉大好きと味の好みが似ているチイとおとうさん。夕食のご飯が残った日には(気が向いた時だけです)おとうさんがおにぎりを作ってくれます。
おとうさん「ちい、おにぎり作るけど何味がいい?」
チイ「ツナ。」
というやり取りがあり、それが翌日2人の朝ごはんになります。おとうさんは朝早く家を出てしまうので会社で食べて、チイは食卓で食べるのです。(2人で食べきってしまうので、私とハルの分は残りません。笑)
ハルは朝パン派で私と2人でパンを食べるので、これはチイとおとうさんだけのやり取り。
その夜帰宅した時に、
おとうさん「ちい、おにぎりちょっとしょっぱかったでしょ?」
チイ「ううん、美味しかったよ。」
おとうさん「なら、よかった。」
傍にで聞いていて、よいねと思えるのです。
お出かけした思い出も非日常的な体験を共有できてすてきなのですが、日々の暮らしの中のやり取りがあるだけで、一緒に過ごしてきたことを実感できて、さみしく感じることはないのではないかと思っています。
しばらく行楽地などにお出かけができない日々が続くことになりそうですが、「こういう時もあったよね。」と振り返れる時間にできるように過ごしていけたらいいなと思います。