木のキッチン・家具 梅雨に気をつけること

2020.08.08

梅雨が長かったですよね。その間、洗面所の扉が閉じると擦ってしまうなとは思っていたのです。
擦るということは木が湿気を吸って膨らんでいるということはわかっていたのですが、木が湿気を吸っているということは、カビが生える可能性があるということをうっかり忘れてしまっていたのです。気づいた時には扉の内側に現れていました、カビ君たちが。
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現れてもちゃんとケアをしていけば大丈夫。
まず固く絞った雑巾でカビを拭き取ります。
その後除菌アルコールスプレーを吹きかけきれいな布で拭き取ります。
次に蜜蝋ワックスを塗り込みます。スキンケアと同じですね。
ただ気付いた時にはすぐケアしましょう。放っておくと根が深くなってシミのようになってしまう場合もあります。
人のお肌と一緒です。
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どういう状態になったらカビが生えるかは分かったので、これからは扉が擦り始めて雨が続いていたら湿ったタオルも乾きづらいだろうから使わない間は別のところに干しておくとか対策を考えようと思います。
擦っていた扉も梅雨明けと共に擦らなくなりました。かわいい。木って素直です。
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「え、無垢材の扉ってタオル掛けているところカビ生えるの?!そんなのイヤだ。」という方もいらっしゃると思います。
そういうご心配がある方はウレタン塗装をすればオイル塗装よりも塗膜が強いので、カビは映えづらいと思います。
どういう素材でも使っていて、何もお手入れしないで永遠に使い始めのきれいなままのものはないと思っています。
(すごいなとは思いますが、材料を聞いてもわからないものはなんだか居心地が悪いです。)
自分の暮らしにあっていて付き合っていけるものがよいな、信じられるなと思う今日この頃なのです。