dream box

「カメラケースのオーダー」

海老名 イマイダイスケ邸

all made by:daisuke imai

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キッチンのコンロの前に立つ壁をうまく利用して、壁と柱の出っ張りピッタリに合わせると、ちょうど17インチのノートパソコンが入るサイズの戸棚ができたのでした。

モノは増やしたくないなって思っていても、いつの間にかだんだんと増えてきてしまって・・。

子供が生まれると、その速度は上がっていくのです。必ずなくてはならないものではなく、どちらかと言うとこういうものがあったらいいなと言う私の好みのものが細々と増えていくのです。
そんなわけで、有線ケーブルがそばにある食卓の上にはパソコンや園に付随するものが座席一人分を占めていて・・。もっと食卓は食卓らしく、さらに北の部屋に置いてあるカメラを今年の冬こそは湿気から守りたい、そんな思いを抱いておりました。でもね、仕事が忙しかったりすると、自分のことは何だか同でも良くなってしまったりして、思いだけでなかなか前に進まないのです。けっこう他の家具屋さんに聞くと、みなそう言う感じです。自分のところまでは作ってられないよ、と。
でもね、1年に一度、秋になると何だか作ろうって思うんですよね。そんなわけで2007年は主に私の持ち物を入れる棚を作りました。私の夢の箱みたいなものです。
必ずしまいたかったのは、ノートパソコン。これが出ていると食卓が狭く、コードが雑然として何だかいけません。その次にカメラ。マンションにはつきものの結露がね、けっこう大変なのです。欲しかったニコンの「D80」を手に入れたので、さらに壊したくないリコーの「GR-1」なんかもあるし・・。できれば憧れだったカメラのショーケースのような感じに。昔安く買ったニコンの廉価版1眼レフ「FM-10」とメガネ型のフィルムを入れるポケットカメラ全部並べると何だか良い感じです。
それから妻が欲しいと言っていた、写真印刷用のプリンタもしまって。さらに小物が置けるように小さな棚を1段取り付けて、何となく良い具合の棚ができましたね。
こうやって作った家具たちを見ていると、うちの家具は本当に色がバラバラ。基本的にその時に余っている素材で作っているからしかたないのです。
テレビボード:タモ、「チェリー色」
キャビネット:チークとタモ、「ナチュラル色」
食卓:ケヤキ、「ナチュラル色」
ローテーブル:ベイマツ、「ウォールナット色」
ハルカの小椅子:ベイマツ、「ナチュラル色」
ハルカの食卓椅子:ナラ、「ナチュラル色」
カウンターの下の本棚:ナラ、「ナチュラル色」
カメラケース:ナラ、「ミディアム色」
一緒の素材できちんとまとまっているものは少ないです。
でもね、これでグルッと部屋を見渡すと、良い感じなのです。それぞれの素材がそれぞれの素材に交わっていろいろな色のグラデーションとなって部屋が柔らかくして見えるのです。
だから私は、私の家具が、私の部屋が、私の暮らしが好きなのです。

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ディスプレイケースの部分はこのようなシンプルな形。

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下は、ちょっと複雑。ルーターを置くスペースを背が高いものが置けるようにしておいて、そのほかは細かくものがしまえるように仕切りを変則的に。ノートパソコンのサイズが戸棚の奥行ギリギリで、背板をなくすことにしたのですが、それだけだと、強度不足で、地板が歪んでしまうので、そこはひと工夫。どんなふうにしたのかは、直接聞きに来てくださいね。

キッチン対面カウンター上のカメラ収納棚

費用については、お問い合わせくださいませ。

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