できる力

2015.02.19

ノガミ君は、いろんな道を通って昨年末からフリーハンドイマイに参加してもらっているのですが、コバヤシ君と同期の若々しいスタッフです。
彼は、卒業と同時に別の木工所に勤めていたので基本的な作業はきちんとできるわけですが、「そこでは家具の製作を一連の流れごと教わることはまだなかったです。」と、言うことでした。
きちんと各工程ごとにしっかりと教えてもらえることはもちろん大事ですが、私たちのところではもっと実践的に教えていきます。
もちろん、すべての流れがすぐに分かるわけではないので、サポートする偉大なるムラカミ君やスズキ君やカナイ君に叱咤激励されながらその気持ちや技を育んでいくのですが、コバヤシ君にしてもノガミ君にしても、飲み込みがとても良い。
みんなは穏やかに教えているのですが、(大声を出す職人さんは私が好きではないので)トータルに教わっていくということは覚えることがいろいろと多いわけで、新人さんにはそれがとても大変なようで、それをプレッシャーに感じて挫折してしまうスタッフも過去多くいました。
そのような中で、コバヤシ君はもうフリーハンドイマイの大きな力になりつつあるし、ノガミ君も今回初めての大きな箱ものとして任せたこの玄関収納をとてもきれいに仕上げてくれました。
上り坂の歩みを少しずつ進めて自分の大きな糧となっていくことが分かるこの時期は、伸びるのにとても良い時期です。
どんどん知りたい、どんどん作りたい、そういう気持ちを大切に、もちろん凹んでしまう気持ちも大切にして前に進んできてください。
そして、その先に待っている家具の意味へときちんとたどり着いてくださいね。

イマイダイスケ