在宅ワークの導入

2022.01.26

「家具職人さんが在宅?どうゆうこと?」と思われる方も多いと思います。私もこの言葉を知った当初は私達とは無縁の働き方だと思っていました。

でも、コロナ禍になり、ダイスケさんと自分・スタッフのみんなの平均年齢も上がってきて、今までと全く同じ働き方でずっとやっていけるわけはないから、と色々と考えるようになりました。

まず最初に取り入れたのは、「NO残業デー」を週に1日は取り入れること。一人一台の家具担当制で動きがバラバラなのでどうなのかしら?と思ったのですが、「やはり自分だけ今日の分終わったからってサッサと帰りづらい。みんな同時だと気にしないで済む。」とこれはみんなに好評なので、数年前から続けています。本当は毎日そうできたらいいのですが、納期が間に合わなくなってしまうので厳しいのです。

でも、今年からはがんばって週に2日間はNO残業デーでやってみようということで、この1月はこのタイムスケジュールで進めてきました。限られた時間をうまくしなやかに使っていくことができるというのはみんなの大きな力になりますからね。

そして、もうひとつが今回みんなで話し合って試してみることにしたのが在宅ワーク。家具職人が在宅でできることと言えば、木取り表の作成です。お客様と打ち合わせをして最終的な図面が出来上がったら、担当する職人さんに渡され、必要な材料・段取りを組み立てるために作成するのが木取り表です。

事前にある程度ダイスケさんと打ち合わせはしておいて、途中材料の取り方や、納まり方で不明な点がまた出てくれば、LINEでやり取りをするという形でまずはヒロセ君が試してみました。

「僕はいいなと思いました。」と翌日感想を教えてくれました。片道1時間半くらいかけてここまで通ってくれているので、往復のその時間がないだけでも大きく感じると思います。

そして、「あらすてき!」と思ったのは、「家族そろってご飯が食べられたので、その2時間くらいは実働から引いて日報を書いてますので。」とわざわざ報告してくれたこと。いつもの時間では、夕ご飯の時間にも間に合うように帰宅できないものね。それだけでもヒロセ君にとっては有意義だったのではないかと思えたのでした。

在宅は、家族との時間調整などもあるとは思いますし、環境やタイミングが合わないと無理なこともあるとは思います。ひとまずやってみて、だめならまた他の方法でという考え方で色々やってみて、より働きやすく感じられるようになればいいなと思っています。