菜の花くさい

2022.04.10

もともと私は車が苦手で、というか車を運転している時に感じる気持ちの落ち着かない感じが苦手で、何というか自分の気持ちの有り様がピリピリしてしまうことに疲れてしまったりします。
できれば、ピリピリせずに水の底に寝転がって、「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」ってずっと言っていたいくらいなのですが、そういうわけにもいかないので、なるべく気持ちがのんびりいられるように、いつもはまだ車が混みあう前に家を出て車が通らない相模川沿いの自転車道に逃げ込むのです。

でも、この自転車道を最初に走り始めた時は、「なんて淋しいところなのだろう・・」という感じがしておりました。道幅が広いのは気持ち良いのですが、みどりが遠いし、圏央道が影になって日が差さないところが多くて、コンクリートに囲まれた匂いがうすい道のように思えたのです。

今では、よく見ると夏の雨のあとはカタツムリがそこら中に歩いていたり、河原のネコたちが寄り合いをしていたりと、夜のカマドウマに脅かされたりと、そこかしこに息づいている様子を感じられるようになりましたが。

ですが、こういう日曜日は交通量も少ないから、やはりむかし通っていた田んぼの真ん中を抜けてくる道が良いのです。

今日ようやく菜の花のあぶらっこい匂いが漂っておりました。
いよいよ夏に季節は向かっていくのですね。

アイも夜通し出掛けて帰らない日が増えてきました。