ナラとコーリアンの食器棚とパントリー

2022.07.01

ノガミ君が面白い写真(家具設置前の写真)を撮ってきてくれたので掲載しますね。

昨日は、横須賀のHさんのところまで食器棚の取り付けにノガミ君とヒロセ君とで伺っていたのでした。

真っ白い写真が家具を設置する前の写真です。いつも取り忘れちゃうので、こういう比較はおもしろいですね。元々食器棚スペースとオープンの棚があったのです。でもオープンの棚はリビングから丸見えになっちゃうので、このままだとちょっと淋しいかもしれない・・、ということで今回はパントリー部分も食器棚と素材を揃えることで、心地よく整った空間にしよう、というお話になったのでした。

時々このようなご依頼を頂くのですが(というかお話の流れで「ではここまで作ってみましょう」と私が提案してしまうのですが)、この細工がなかなか大変。

前回のYさんの時は四角いスペースの中に開き扉をつけた形でしたので、もう少しシンプルな細工で済んだのですが、このHさんの場合は、袖壁があるだけのスペースにさらに引き違い戸にするというなかなか複雑な細工です。

先日の日記にも書いたようにどこでもドアのような引き違い戸に地板と右の側板がくっついたものをこのスペースに合わせて加工をしながらはめ込んでいきます。うっかり袖壁に巾木が回っている部分を事前に含めて制作していなかったので、子の巾木に合わせて側板を加工することにかなり時間が掛かってしまって大変だったと日が沈んでから戻ってきたノガミ君が報告してくれました。

それから、今回の突板は万代建材さんに特注で張ってもらって、全体的に良いグラデーションが出て、導管もナラらしく美しい表情で揃えることができました。

こうして苦労した甲斐があってここまできれいに納まりまして、次回は一番左の隙間を塞ぐ作業を残すだけとなりました。

ただ、次回はこの食器棚の手前にあるキッチン周りをナラ材で囲っていくのです。

また、複雑で大変な作業になりそうな予感がするのです。