Kさんにご挨拶

2023.09.01

これは技拓のMさんの親しみやすいお人柄なのかもしれないのですが、そこに住む人と家を作る人の距離がすごく近いと感じるのです。

「Kさんのところにタープの取付に行きますので、イマイさんもいらっしゃいますか。」とお声掛け頂いて、アキコと二人で出掛けてきたのです。Kさんがどのようにキッチンを使っていらっしゃるかをぜひ見てみたかったので。

特にL型のカウンターの下のオープンスペースとそこにつけた真鍮のバーがどのような役割を果たしているのかな、と。

とても気持ちよく吹き抜けていく海風のように気持ちよい使い方をされていて見ていてうれしくなりました。そして、技拓のMさんと施主であるKさんとのやり取りを見ていると、すぐそばで家を作って家を見守っているんだよっていう姿勢がよく分かって、私たちも家具を使ってくださる皆さんとの関係がこのようにいつまでの近いものでいたいなあと、そばでお話を聞いていてとても勉強になったのでした。

ありがとうございました。とても心地の良い時間でした。

帰り道、先ほど稲村ケ崎の駅を降りた時に「今日のランチ」のプレートを外に出して準備していたお店が気になっていました。あらためてプレートを見るとこれは美味しそう。

「いなキッチン」と書かれたお店でカレー屋さんなのかな。あとで調べてみると、いろんな作家さん(といったらいいのかな。)が日替わりでお料理を提供しているようで、今日はk a o k a m a k u r aさんのカレーが食べられるのでした。

https://www.instagram.com/kaokamakura/

オープンちょっと前でしたので、アキコとどうしようかとお店の前で思案していたら、「暑いですから、中でお待ちくださいね。あと5分ほどでご飯が炊けますから。」と案内して頂いて、涼みながらとても優しいけれどもしっかりした味のカレーを頂きました。帰りにそのとてもおいしかった塩麹とお醬油の麹をお土産に注文するとさっそく手際よく包んでくれたのですが、その間はお隣に座る常連さんらしき女性をお待たせすることになってしまっても、「いいんですよ。私はすぐ近所でいつも来ているのだから。」とにこやかに挨拶してくださって。

みんな、どこか距離が近くて、スッと手を差し伸べてくれる町の印象は、とても心地よい時間でした。なんだか何かが懐かしいのでした。