軽井沢まで

2024.02.15

今日は、Yさんのキッチンの取付です。一番ドキドキしているのは制作を担当したタケイシさんじゃないかな。

かなり距離が遠いので、あまり無理のないスケジュールを、と思って普通に8時に出発してお昼ごろに向こうに着く予定。

そのタケイシさん、「コンロ下のフィラーが気になってしまいまして。」と言いながら7時ごろに出社してきました。話を聞くとなるほど、どうする形がよいかな、と思っているとヒロセ君が出社してきたので、彼にも参考意見を聞いて、現場での作業がスムーズに行くようにひと加工施すことに。ほどなくしてみんな出社してきたので、さあ出発。

と、出て間もなくタケイシさんから電話が。

「シャチョウ、すみません。図面を置き忘れてしまいまして。」

まだ高速に乗る前だったので、みんなで戻って再び出発。

頑張れ!

そして無事に碓氷軽井沢インターに。雪がないね。暖冬というのは本当なのですね。スタッドレスも要らなかったくらい、路肩に残った雪だけで路面はすっかり乾いているし、電光表示の気温も15度だって。神奈川と変わらないじゃないか。

久しぶりの軽井沢。結構遠いはずなのに、ちょこちょこと来ている町でもあります。

最初に来たのは友人二人と横川駅から寝袋担いで廃線を辿ってハイキング(というのかな)したのが最初だったかな。あれが22歳くらいの夏?だったかな?

そのあとにチアキが3歳くらいだったかな、「au soleil」のFさんのキッチンを作らせてもらいましたね。これは夏だったな。

そのあとは「山の春」のOさんの食器棚。この時は雪が深かったなあ。

アキコと夏に旅行にも来た。石の教会見たりしたっけ。

そのあとにSさんのキッチンを取り付けに来たのは初秋でしたね。あの時はヒロセ君がまだ入社して間もない頃だったかな。

遠いけれど思い出深い町なのです。

そして、軽井沢からひと駅西に向かった信濃追分にYさんの新居の現場があります。

ちょうど予定していた12時30分に到着。Yさんはいつものようにポジティブな笑顔で「こっちこっち。」って迎えてくださいました。大工さんはちょうどお昼で仮眠をとっているところでしたが、作業させてもらえることに。すみません、ありがとうございます。

今日はなぜ5人全員で来たのかというと、厚み20ミリのシーザーストーンを2階のキッチンまで荷揚げしないといけないのです。これがなければ3人で車1台で済んだのかもしれないけれど、たまにはこういう旅行気分の仕事も良いのではないかな。心配していた雪も雨もまだまだ大丈夫そうで、搬入経路も問題なさそうです。

屋内からでもどうにか行けそうでしたが、それよりは障害物が少ないということで足場を使ってバルコニーへ荷揚げすることに。一部足場を崩してサクサク本体たちを揚げていきます。5人いると大変スムーズであります。

そして、天板。今回は天板が割れないようにと木枠で固めてきて、その木枠作りはタケイシさんに任せていたのですが、ちょっと独特の作り方になっていて、すこし搬入しづらい形状になってしまっていたのですが、どうにか2階まで揚げることができました。
口には出さないけれど妙に神妙な顔つきになっているので、彼女もいろいろと考えているのでしょう。
そういうふうにしてひとつずつ勉強していくのです。
頑張れ!

さて、無事に搬入も終わって打ち合わせも終わったので、作業はノガミ君、ワタナベ君、タケイシさんに任せて、私とヒロセ君は先に帰ることにして19時ごろに無事に戻ってきました。

ふう。

トラックのなかをざっと片づけていると「ニャア。」と向こうから聞こえてきました。

アイが帰ってきたようです。「待たせたね。」

トラックを閉めて、アイを中に入れてご飯をあげて、メールを整理して、雨がぽつぽついう音が聞こえてきました、さて今日は帰りましょう。