
隠ぺい配管 暮らし始めて6年目:家具屋の自宅
2025.04.08
我が家のリビングのエアコンは隠ぺい配管にしました。表通りから室外機が丸見えになってしまうのはちょっと淋しいからね、ということで、このような計画にしたので、やはりすっきりした仕上がりで庭に抜ける通路が広々採れたのは心地よい気分です。
しかし、気になっていたのは、配管が壁に隠れている分、不具合などが起きたらどうするのかという点でした。
そして、それが初めて起きたのは、暮らし始めて4年目の冬でした・・。
リビングのエアコンはやはり一番使用する頻度が高いものでしたので。
(最初の不具合が、室外機保証期間内でしたので、その中で対応をしていただいております。ダイキンさん、ありがとうございます。)
そして2回目が昨年の11月末で、今回の4月で3回目。(不具合を起こす間隔が短くなっているのがこわいですが。)
毎回症状は同じで、つけたいたはずなのに、いつの間にか消えていて点滅する運転ランプ。ブレーカーを一度落として、また運転を付けると回って、また2時間ほどすると勝手に消えていて、点滅する運転ランプ。これを3回繰り返して、エラーコードを確認すると、「U0」。
メーカーさんに連絡しました。
冷媒の流れや量が不足しているというサインだそうで、考えられる原因は、冷媒ガス不足、閉鎖弁の開け忘れ、冷媒配管の詰まりということです。
そして、メーカーさんに点検依頼して見ていただくと、特に機器に異常部位は見られなかったのでした。
では、考えられるのは、隠ぺい配管に加え、(室外機を表から見えない位置に置きたかったので、)室外機までの配管の長さが10mを超えているだろう点、また、配管に屈曲部分が多いと思われるので(間取りから見て6・7カ所はありそうですね、とのことでした。)、その部分で圧が変動するので、それによってこのエラーが出ているのではないかということでした・・。
実際ではどのくらい変化しているのかを調べる耐圧検査をする方法もあるそうですが、費用と時間が結構かかってしまうとのこと。(検査の間1週間ほどはエアコンが使えなくなり、おおよそ10~20万円とのことでした。おお。)
実際に隠ぺいの場合は、耐圧検査をしたところで、「壁の中の配管のここから漏れていましたので壁を壊して配管の漏れているところを直しましょう。」という選択をされる方はほとんどいらっしゃらないそうで、その室内機の近くの室外機が置ける壁に向かって配管を作り直す方がほとんどなのだそうです。そうですよね。壁を壊して隠ぺい配管をやり直すってなるのは相当なことですものね・・。
今回の点検で、あらためてガスを補充したり、ガス漏れ防止剤を入れたり、設定圧を基準よりも少し高めにして頂いたりして、とりあえずエラーが出て止まらないように、使えるようにメンテナンスして頂きました。メーカーさん、度々本当にすみません。ありがとうございます。
ということで、いつか限界が来たら、もうあきらめて、配管を作り直すのか、他の方法を考えるのか、覚悟を決めてエアコンを使っている今日この頃です。
ただ、今回同じ不具合で3回目の点検依頼ということで、かなり経験豊富そうな人が来てくださり、「どういう風に使っていますか。こういう風に使ってみてください。」と設定温度から風量まで細かく指示を頂けたので、その通りに使ってみようと思います。ありがたいことです。
家を建てることを考える時、必ず決めなくてはいけないことの1つである空調。エアコンと室外機を置く位置から決めますし、迷われるポイントの一つで出てくる隠ぺい配管。調べてもあまり書かれているものがないので、どなたかの参考になればと思い、書かせていただきました。
あくまで、我が家の場合は、ということで参考程度にとどめて頂ければと思います。

それから、もしまた不具合が起きて、新しくエアコンの室外機を置く場合の候補場所はこの通路。エアコン業者さんにも、「いい場所あるじゃないですか。」と言われましたが、この見通せる感じが好きなので、どうにかここに室外機を置かずに済ませたいのです・・。
また何かありましたら、報告させていただきたいと思います。