
原画を観る
2025.07.12
キッチンを作らせていただいたのはご縁で、イラストレーターさんのSさんご夫婦のとお知り合いになれまして、個展を開かれるということで、絵を描くことが好きなチアキを連れて先日お出かけてきました。
先に画集を拝見させていただいていたので、どういう絵を描かれているのかは拝見していたのですが、気になっていたのは、こういう言い方をすると失礼になるのかもしれませんが、
デジタルで描かれた絵の原画も画集と印象が変わるのかいうことでした。
信濃町駅で降りて、アートコンプレックスセンターへ。

住宅街の中にあるすてきな建物の2階が会場で、いくつかの部屋に分かれていて、他にも数名のイラストレーターさんの作品が展示されていました。
様々な作風の作家さんの作品が展示されていて見応えがありました。
(それなのに入場無料ということで、チアキと2人で、どういうことなのだと驚きましたが。)
原画は本とサイズが異なることもあるのかもしれませんが、色の濃淡や透明感を感じてとてもきれいでした。
けーしんさんは、「細かい部分を書き込むことが好き。」と本に書かれていたこともあって、
花瓶の柄や、細かい小物も、ここまで描かれていたのかと画集では見落としていた部分も知ることができて、隠れていた宝物を見つけられたような気持ちになれてとてもうれしかったです。
チアキと何回「かわいい~。」と言ったかわからないくらいです。
げみさんの作品は、大学で日本画を学ばれていたということで、色遣いがとてもすてきで、雨の日が好きなチアキは、画集でも会場でもその作品を見られて喜んでいました。
デジタルでも原画は美しかったです。観ることができてよかったです。
ここまで心惹かれたのは、げみさんがキッチンを描いた作品があるのですが、(1枚目の写真)
お宅訪問で見た光景がそのまま描かれていてとても感動したのです。
今までイラストというと非現実的な、架空の状況を描かれたものが多いのかと思い込んでいました。そうではないのだと知ることができました。


原画を観てから画集を観るとまた絵の印象が変わり、また楽しめますね。
Sさん、すてきな機会をありがとうございました。個展は7月13日(日)まで開催中だそうです。
絵を描くことを仕事にできるのか考え中のチアキ。今回どう思ったのかは怖くて聞けてはいませんが、
厳しい世界だと思うので、仕事にはしなかったととしても、彼女の描く絵は好きなので続けていってほしいなと思っています。