ハロウィンは職場体験

2025.10.31

今日はハロウィンですね。工房に茅ヶ崎市内の中学生2名が、お菓子をもらいにではなく、職場体験に来てくれていました。

職場体験の受け入れは社会貢献のひとつだと思っています。今年で9年目になりますが、お声をかけていただける間は、1校1日でしたら、今後も対応していけたらいいなと思っております。

最初の1時間はショールームで座学です。会社の成り立ちや、問い合わせからお見積り・スケッチを作成し、受注できたら図面作成し、担当する制作スタッフが制作に入るという流れを家具や建材のサンプルを見てもらいながらお話しします。

ダイスケさんには、二点透視法を使ったスケッチの描き方と物の見方を伝えてもらいました。

その後は工房に行き、スマホスタンド作りを通して、木工機械・道具を使いながら、それぞれの説明を受けながら実際に動いて体験をしてもらいました。

今年で勤続8年目になるワタナベ君に指導係を担当してもらいました。

まず最初に、平面、直角の部材の作り方。個人的にこの作業が一番大事だと思っております。ここが狂うとすべてが狂いますので。そこから、家具やキッチン作りのすべてが始まると知ってもらえる機会となったのならうれしいです。

その後は、ビス止めで木栓を使ったナラ材のスマホスタンドの制作をしながら、紙やすりを使った研磨の仕方、鉄染めの方法、オイル塗装の種類と方法も体験してもらいました。

ふたりとも「楽しかったです。」と伝えてくれました。

午前中の座学の際、実際のスケッチと図面と制作例の写真を見せて、

「このキッチンと背面収納でいくらだともう?」と聞いたところ、「30万。」「60万。」と話していましたが、実際は360万円と伝えると、「えっ!」「たかっ!」と驚いていました。

そうですよね、キッチンの値段はまだ中学生ではわからないですよね。

実際に自分で手を動かしてみることで、スマホスタンド1つ作るのにも約3時間かかり、様々な機械・加工が必要なのだと振りかえってみてほしいです。そして自分の身の回りにある物の成り立ちを知る機会のひとつになってくれていたらうれしいですね。

今日も一日お疲れさまでした。

お写真の撮影と掲載にご協力いただきまして、ありがとうございました。