鎌倉山の空は青い

2025.12.06

野副さんから相談頂いていた鎌倉山のキッチンが間もなくお引き渡しを迎えるということで、最後の調整やクリーニングに行ってきました。

メラミンを使ったキッチンや家具の制作は久しぶりで、最初、野副さんに「イマイさんの作るいつものイメージとは少し異なるかもしれませんが、今このようなキッチンを考えているのです。」と言われた時には、たしかに10年以上は無垢材や突板をつかう形が多いので、私たちらしさはこうして皆さんからの言葉で何となくそうなのかもね、と感じるのですが、たしかにメラミンを使う形はこのところ少なかったかもしれませんので、担当したヒロセ君はまた違った楽しみ方を持って制作に臨んでもらえたのではないかと思います。

そういえば、この日、すぐ近くの技拓さんのところにキッチンカタログを持って挨拶にアキコと出かけていたのでした。

はじめて、技拓さんのオフィスにお邪魔させて頂いたのですが、やはり技拓テイストはすてき。

技拓さんの空気ってその調和がとれた様子がとても独特で美しくて。その独特の存在感はどのように表現されているのだろうって聞いてみたかったのです。

訪ねてみると、分かった気がします。ここにある空気が心地よいのですね。代表の白鳥さんを始めスタッフの皆さんの印象や初めて会うことができた利発な目をしたダックスフントのポゥ。みんながゆったり自然でいる様子がそのまま技拓さんの作る家の印象につながっているんだなあ。

私たちは私たちらしさをどう表現したらよいのかってマネージャーの晴子さんといろいろとお話させて頂いて、「イマイさんはすでにイマイさんらしさがありますから大丈夫ですよ。」とうれしい言葉を頂いて帰ってきたのでした。

いろいろと悩むことは多いのですが、まあとなりにはアキコが居るし、工房にはみんなが居るし、いろいろな皆さんからは大丈夫って言ってもらえているのだから大丈夫かなぁ。