
ハロー
2026.06.21

久しぶりに再会した棚。はアルダーのクルミが分からないくらいに色が焼けていたのでした。
LPACKのオダギリさんから電話がかかってきて、「SSSの椅子を希望している方がいらっしゃって。」とつないでくださりお会いできたのはスタジオテラのイシイさん。
「この椅子には思い出があって、近所にあったSSSに足繁く通っていたので、あのお店が別の形態になるって知った時に、私も家族も座り親しんだ椅子を譲ってもらって事務所でスタッフと一緒に使わせてもらっているのです。」
なるほど。
正直なところ、板座のあの扁平な椅子は作っている当時から座りやすいのだろうか・・と思っていたのだけれど、年とともに腰が痛くなってきた自分のまわりでよく聞くのは、「クッション性の良さだけでは反対に痛めてしまうこともあるのだよ。」という言葉で、なんだかしっくりとイシイさんの言葉が気持ちに入り込んできたのでした。
「座るだけではなくて、座面が広いから資料を奥にもちょうど良くて、そばに置いておきたいのです。」ということで、今回追加の注文を頂けることになったのでした。
「もし、よかったら私の仕事場を見に来て頂いてそこでお話ができればうれしいです。そのあとには良かったらお昼ごはんでもいかがですか。」というお誘いを頂いて、人見知りな私はアキコを引っ張り出して二人で出掛けたのでした。
テラさん、ランドスケープデザインのお仕事をされているので、機会があればぜひと思っていたら、町田で手掛けた場所があるということで、先日内田さんのところにご挨拶に伺った帰りに薬師池公園に立ち寄ったのでした。薬師池公園というと少し古さの混じった公園だった印象を覚えているのですが、その西園は清廉とした印象で風がとても心地よい回廊のような場所だったのです。
そして、このテラさんのアトリエも何というか風が心地よく感じられる清々しい場所でした。そして、そのお二人の人となり、スタッフ皆さんの人となりにすっかり和らいでしまった私は、何だかお酒でも入ったかのようにのべつ幕なしにお話してしまったような気がして、失礼いたしました。しかし、とても興味深い意見を聞くことができて、自分のまわりだけではなく、自分が住む場所のこと、町のこと、そういう中での自分の在り方のようなものをいろいろと教わった気がしました。ありがとうございました。
そして、そのお話というかおしゃべりというかの舞台が、オダギリさんの次のステージでもあるTry Many Times Clubというカフェだったのです。
そして、そこで、元気そうに活躍しているあの懐かしい棚に再会したのでした。
ハロー。
また君のそばに仲間が増えるみたいだ。
